常勤換算およびヘッドカウントの自動計算
勤務メジャーは、アサイメントでの就業者の時間を計算する方法です。勤務メジャーには、FTEとヘッドカウントという2つのタイプがあります。
デフォルトでは、標準勤務時間に変更があると就業者の勤務メジャーが自動的に計算されます。標準勤務時間の変更は、ポジション、ジョブ、事業所、部門または雇用主の変更が原因で発生する可能性があります。
場合によっては、勤務メジャーの自動計算を回避する場合があります。たとえば、派遣就業者のFTE値をゼロに上書きします。就業者の部門が変わった場合でも、この手動上書きが自動的に再計算されないようにします。上書きされた値を維持するには、就業者アサイメントで「常勤換算およびヘッドカウントの自動計算」チェック・ボックスの選択を解除する必要があります。
デフォルトで、このチェック・ボックスは勤務時間の変更フロー以外のフローでは非表示です。デフォルトでは、勤務メジャーの自動計算属性の値は「Y」です。属性値がYまたはnullの場合、自動的に勤務メジャーが計算されます。チェック・ボックスの選択を解除してこの値をNに変更すると、勤務メジャーが自動計算されず、ユーザーが入力した値が維持されます。
「常勤換算およびヘッドカウントの自動計算」チェック・ボックスが選択されている場合、トリガー属性を変更すると、計算値が0であっても常勤換算値が移入されます。
属性の値は、そのPER_ASSIGN_WORK_MEASURES_F表のFTE行のCALCULATE_WORKMEASURE_FLAG列に格納されます。たとえば、FTEおよびヘッドカウントの値が1で、「常勤換算およびヘッドカウントの自動計算」チェック・ボックスが選択されている場合、表には次の値が格納されます。
アサイメント番号 |
ユニット |
値 |
CALCULATE_WORKMEASURE_FLAG |
---|---|---|---|
アサイメント1 |
FTE |
1 |
Y |
アサイメント1 |
ヘッドカウント |
1 |
Null |
FTEを計算するための勤務時間の換算
標準勤務時間数とアサイメント勤務時間の周期が異なる場合、最小分母の周期時間(1日)に換算されます。この表には、FTEを計算するための換算方法が示されています。
周期 |
勤務時間の換算方法 |
前提 |
---|---|---|
週次 |
標準勤務時間 * 0.2 アサイメント勤務時間 * 0.2 |
40勤務時間 |
隔週 |
標準勤務時間 * 0.1 アサイメント勤務時間 * 0.1 |
80勤務時間 |
月2回 |
標準勤務時間 * 0.093023256 アサイメント勤務時間 * 0.093023256 |
88勤務時間 |
月次 |
標準勤務時間 * 0.046511628 アサイメント勤務時間 * 0.046511628 |
176勤務時間 |
年次 |
標準勤務時間 * 0.003875969 アサイメント勤務時間 * 0.003875969 |
2080勤務時間 |