ポジションに基づくジョブ・オファーの作成
候補者に対するジョブ・オファーを作成するときに、「アサイメント情報」セクションでポジションを選択し、オファーを特定のポジションに関連付けることができます。オファーの「アサイメント情報」セクションには、選択したポジションからフィールド値が取得されます。
ポジションに基づいてジョブ・オファーを作成すると、組織がワークフォース内の就業者の配置を計画していることが保証されます。
ポジションは、オファーのジョブ求人から取得することも、オファーで直接選択することもできます。
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ジョブ・オファーを、ポジションが指定されたジョブ求人から作成する場合、ジョブ・オファーの「ポジション」フィールドは必須です。ジョブ・オファーの「ポジション」フィールドは、デフォルトでジョブ求人のポジションに設定されます。ただし、この特定のジョブ・オファーの値は変更できます。
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ジョブ求人にポジションがない場合、ジョブ・オファーの「ポジション」フィールドはオプションです。
オファーのポジションを検索する際には、オファーの開始時点で使用可能なポジションから選択できます。ポジションには、アクティブになる時期や非アクティブになる時期を制御する有効日が設定されています。ほとんどのオファーでは、オファーの下書きを最初に作成した日と候補者の提示開始日が同じ日付になるため、使用可能なポジションのリストは、下書き日付の時点でアクティブなものになります。後日、たとえば、オファーの提示開始日時点でアクティブになるポジションは表示されません。選択可能な表示ポジションは、オファー・アサイメントの下書きを最初に作成した時点でアクティブなものになります。オファーの下書きを最初に作成した日より前の日付が提示開始日になるような特殊なオファーの場合は、提示開始日にすでにアクティブだったポジションが表示されます。
オファーに表示される、関連付けられたポジションからのフィールド値のリストを次に示します。選択したポジションにこれらのフィールドの値がある場合は、その値がオファーにコピーされます。これらのフィールドのいずれかで、ポジションの値がnullの場合、オファーで求人内の値が取得されます。
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マネージャ
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部門
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ジョブ
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事業所
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等級ラダー
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等級
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試用期間
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フルタイムまたはパートタイム
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正社員または臨時
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アサイメント・カテゴリ
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勤務時間(オファーの常勤換算の計算に必要)
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開始時間および終了時間
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組合、交渉団体および労働協約
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マップ済フレックスフィールド。ポジションの各フレックスフィールドは、アサイメントのフレックスフィールドに関連付けるように構成できます。これらの値はここにコピーされます。
会社がポジションの採用ステータスを反映するようにシステム全体の設定を構成している場合は、ユーザーがアクセスでき、オファーの開始日時点で採用ステータスが「承認済」のポジションのみを選択できます。「下書き」や「凍結済」などの他の採用ステータス値のポジションが表示されるように使用可能なポジションのリストを展開する方法はありません。
承認済ポジションが選択された後でも、その採用ステータス値は、ポジションのヘッドカウントがすでにチェックされているライフサイクル内の同じ3つのポイントでチェックされます。これらの3つの処理のいずれかを実行しようとするときに、選択したポジションの採用ステータス値がオファーの開始日時点で「承認済」でなくなっている場合、処理は成功しません。
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承認のためにジョブ・オファーを送信すると、オファーは「下書き」状態のままになります。
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候補者にジョブ・オファーを提示する際、オファーは「承認済」状態のままになります。
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「HRに移動」処理を使用すると、オファーはHRフェーズに移動しますが、「処理中のエラー」状態になります。
ポジション同期化
管理者によるポジション同期化の構成方法に応じて、ポジションから取得したオファーの値を変更できます。
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ポジション同期化が有効でない場合は、「アサイメント情報」セクションのオファーの一部のフィールドにポジションの値がデフォルトで事前入力されます。値は変更できます。
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ポジション同期化が有効で、ポジションの様々なフィールドが同期化されるように構成されている場合、これらのフィールドは、ジョブ・オファーの「アサイメント情報」セクションに読取り専用として表示されます。ジョブ・オファーのそれらの値は変更できません。これにより、値がポジションの値と常に同期化されます。ただし、個々のアサイメントでそれらのポジションを上書きできるように管理者が構成している場合、このジョブ・オファーには、これらのフィールドを編集可能にするオプションが表示され、値を変更できます。残りのフィールドが同期化されるように構成されていない場合、これらのフィールドはジョブ・オファーのデフォルト値として表示されます。オファーの「アサイメント」セクションでこれらのデフォルト値をポジションの開始点とは異なる値に変更できます。
同期化されるポジション値の変更
ジョブ・オファーのアサインメントと同期化されるポジションのフィールド値に変更が加えられると、候補者のライフサイクルの様々な時点でオファー・アサインメントの値が更新される可能性があります。
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ポジション同期化が有効になっていないフィールドでポジションの値が更新された場合、候補者のオファー・アサインメント・フィールドは更新されません。
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ポジション同期化が有効になっているフィールドでポジションの値が更新された場合、オファーがまだ候補者に通知されていないかぎり、候補者のオファーが自動的に更新されます。つまり、オファー・フェーズ内で「下書き」、「承認待ち」および「承認済」の状態の間は、オファー・アサインメントの関連フィールドが変更されます。ポジションの変更後の値は、オファーの作成時点で、すでに有効日が開始している必要があることに注意してください。
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候補者がジョブ・オファーを確認した後は、ポジションが更新されても、オファーの各フィールドは変更されません。これは、ジョブ応募の状態が「オファー - 提示済」または後続のアクティブな状態であるときは、オファー・アサインメントの値がポジションの更新に関係なく変更されないままになることを意味します。これには、オファー・フェーズの「提示済」と「受諾済」の状態、およびHRフェーズまたは構成可能なその他のカスタム・フェーズのアクティブな状態が含まれます。このとき、ポジションはジョブ・オファーとは少し異なる値になるため、候補者がHRフェーズに移動した後に、HR担当者が差異を調整する必要がある場合があります。
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ジョブ応募がアクティブでなくなった後は、ポジションの値が更新されても、オファーの各フィールドは変更されません。つまり、オファー・フェーズ内の「承認否認済」、「候補者により取下げ済」、「否認済」、またはそれ以降のすべてのフェーズのすべての状態で、オファーの「アサイメント情報」セクションの値は変更されないままになります。ただし、ジョブ・オファーが書き直された場合、オファーが作成された時点でポジションの変更が有効であった同期化対象フィールドは、オファーが再び「下書き」状態になると、ポジションの変更後の値に一致するように自動的に更新されます。