ジョブ・オファーでのジョブ求人およびポジションのヘッドカウントの反映

候補者がライフサイクルを移動する際に、ビジネスに追加の就業者が必要かどうか、または機会が使用不可になっているかどうかを確認するために検証が実行されます。これには、求人にまだ空席があるかどうかのチェックと、ポジションベースのオファーの場合は、オファーの予定開始日時点で、ポジションにまだ十分なオープン・ヘッドカウントと欠員常勤換算があるかどうかのチェックが含まれます。

管理者は、オファーが様々な限度を超えないように求人およびポジションを管理する方法を完全に制御するため、アプリケーションを構成できます。

  • 求人制限を無視したジョブ・オファーの連絡: この求人関連の権限により、採用ユーザーは、求人の空席数よりも多くの候補者を採用できます。

  • 在職者数の検証: このポジション関連の設定は、すべてのポジションのヘッドカウントが組織全体で強制されるかどうかを制御します。この設定が無効の場合、いずれかのポジションにオープン・ヘッドカウントと欠員常勤換算がまだあるかどうかをチェックする検証は行われません。

  • 重複の許可: このオプションは、各ポジションで、ヘッドカウントおよび常勤換算の制限に達したときに、追加で個人を採用できるかどうかを制御するために使用できます。

これらの制限に達した見なされる時期

  • ポジションでは、採用ライフサイクルでジョブ応募が「オファー - 提示済」ステータス(および任意のフェーズの「候補者により取下げ済」または「雇用主により否認済」状態を除く、それ以降のすべての状態)になるとすぐに、候補者が提示開始日時点の在職者であるとみなされます。

  • 採用ライフサイクルの最終フェーズであるHRフェーズに候補者が達するとすぐに、求人の採用者数が増加します(そのフェーズの「候補者により取下済」または「雇用主により否認済」または「自動処理待ち」の状態でない場合)。

検証が実行されるタイミング

ジョブ応募のライフサイクルで検証が実行されるタイミングを次に示します。

  • 「送信」ボタンの使用時: 制限に関係なく候補者のジョブ応募に対してジョブ・オファーを下書きできますが、ユーザーが承認サイクルに送信する準備が完了すると、これらの検証が実行されます。「オファーの作成」または「オファーの編集」フローで「送信」ボタンをクリックすると、ユーザーに警告またはエラー・メッセージが表示される場合があります。求人に空席が残っていない場合、この制限を無視する権限がユーザーにないかぎり、ジョブ・オファーを送信できないため、承認者の時間が節約されます。下書きオファーのポジションに十分なオープン・ヘッドカウントまたは十分な欠員常勤換算がない場合も、下書きオファーを送信できません(在職者数の検証が無効になっている場合を除く)。ただし、重複を許可するようにポジションが構成されている場合、この候補者によってオファー開始日時点でポジションが過剰に充足されることがユーザーに警告されますが、続行して承認のために下書きオファーを送信できます。

  • 「オファーの提示」処理を使用する場合: ユーザーが下書きジョブ・オファーを候補者に提示する準備ができた時点で、求人またはポジションが更新または充足されたため、この候補者に空きが残らない場合があります。ステータスを「オファー - 提示済」に移動する前に同じ検証が実行され、関連する権限、設定および前述のオプションに従って、求人およびポジションに基づく適切なエラーまたは警告が表示されます。

  • 候補選択プロセスで自動処理「オファーの提示」がトリガーされた場合: 求人の候補者選択プロセスがジョブ・オファーを提示するように構成されている場合、即座にまたは少し遅れて、これらの検証が実行されます。ただし、警告を考慮する採用ユーザーはいないため、処理を防止し、ジョブ応募を「オファー - 承認済」ステータスのままにできるのはエラーのみになります。採用済候補者の求人数はデフォルトではチェックされませんが、求人が充足されている場合はオファーを提示しないように自動進捗を構成できます。ポジションに基づくオファーでは、ポジションの在職者数がチェックされて、ポジションに空きがある場合や重複が許可されている場合は、自動処理が正常に実行されます。空きがなく、ポジションの重複が許可されていない場合、候補者のジョブ応募はステータス「オファー - 承認済」のままになります。

  • 受諾時にはなし: ジョブ・オファーが「提示済」状態であるかぎり、候補者がオファーを受諾できなくなることはありません。これは、候補者のかわりにオファーを受諾できる採用ユーザーにも当てはまります。求人またはポジションが更新されたか、その間に充足された場合でも、候補者とユーザーにはこれらの制限は通知されません。この時点の後の問題を調整するのは、HR担当者の責任です。

  • メニュー処理や自動候補者選択プロセス処理を使用したHRへの移動時: 候補者がHRフェーズに移動したときは、求人の制限に対して、さらなる検証は行われません。ポジションのヘッドカウントおよび常勤換算を過剰に充足しないことは引き続き重要であるため、オファーにポジションがある場合は、これらの検証が実行されます。HRフェーズへの移動は常に成功します。ただし、採用ユーザーには、HR担当者による、その間のポジション変更から発生した問題の調整が必要になります。オファーの開始日時点でポジションにすでに十分なヘッドカウントまたは常勤換算がある場合、候補者はHRフェーズには移動しますが、「処理中のエラー」状態になります。ポジションで重複が許可されている場合、候補者は問題なくHRフェーズに移動しますが、「オファー」ページの「エラー」セクションに警告が表示されます。HRへの移動が(手動ではなく)プロセスを使用して自動的に行われる場合は、警告メッセージ・アラートが採用マネージャに送信されます。