プロセス・パラメータ
福利厚生プロセス・パラメータは、Oracle Fusion Benefitsの評価プロセスやレポート・プロセスの機能を制御します。ユーザーはパラメータを選択して、適格評価、選択肢および登録情報の処理対象となる個人や福利厚生オブジェクトを制限できます。
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各プロセスについて表示されるパラメータのリストは、選択したプロセスによって変わります。
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必須パラメータには、説明の前にアスタリスクが付けられます。
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一部のパラメータには、ユーザーが必要に応じて上書きできるデフォルト値が含まれます。
個人や福利厚生オブジェクトは、ユーザーが選択したパラメータに応じてすべての基準を満たす必要があります。基準を満たしていない場合、それらは評価プロセスの結果に表示されません。
次の表は、福利厚生プロセスのパラメータについて説明したものです。
福利厚生プロセスのパラメータ |
説明 |
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共通処理パラメータ |
これらのパラメータは、多くの福利厚生評価とレポート・プロセスに共通のものです。 有効日 適格と選択肢を決定するために使用されるほか、登録、補償範囲およびレートの開始日と停止日を抽出するための参照として使用されます。
検証 データベースをプロセス結果で更新するかどうかを指定します。 オプションは次のとおりです。
ベスト・プラクティスは、データベースを更新せずにプロセスを実行し、その結果を監査ログに表示することです。満足な結果が得られた後、プロセスを再実行して、結果をデータベースに保存するパラメータ・オプションを選択します。 組織名 プライマリ・アサイメントが選択した組織名に関連付けられている従業員(および関連する個人)に、処理の対象を制限します。 福利厚生グループ 処理の対象を、選択した福利厚生グループ内の個人に制限します。 事業所 プライマリ・アサイメントが選択した事業所内にある従業員(および関連する個人)に、処理の対象を制限します。 法的エンティティ 処理の対象を、選択した法的エンティティに属するアクティブな従業員(および関連する個人)に制限します。 個人名 処理の対象を識別済の個人に制限します。 Personタイプ 処理の対象を、選択したPersonタイプに制限します。 個人選択Formula 処理の対象を、選択したFormulaによって識別された個人に制限します。 個人番号 処理の対象を、指定した個人番号に制限します。 郵便番号域 プライマリ・アサイメント事業所が指定された郵便番号域に含まれている従業員(および関連する個人)に、処理の対象を制限します。 |
ライフ・イベント・パラメータ |
次のパラメータは、ライフ・イベント、日付およびステータスに関連するものです。 ライフ・イベント 選択したライフ・イベントを持つ個人に処理の対象を制限します。 ノート:
このパラメータは、ライフ・イベント・プロセスと時間的処理にのみ適用されます。 ライフ・イベント発生日 選択した日付に発生したライフ・イベントを持つ個人に、処理の対象を制限します。 発生日:自 次のプロセスの日付範囲の開始日です。
発生日:至 次のプロセスの日付範囲の終了日です。
デフォルトの適用 評価プロセス時にデフォルトの福利厚生オブジェクトを加入者に割り当てるかどうかを指定します。 結果ステータス 「ライフ・イベントのバックアウト」プロセスが完了した後のライフ・イベント・ステータスです。 オプションは次のとおりです。
適格の喪失ライフ・イベントのトラッキング プロセスによって被指名人が不適格であることが決定された後の、トラッキング・ライフ・イベントのステータスです。 オプションは次のとおりです。
時間的イベントの検出 時間的イベントをプロセス内に含めるかどうかと、時間的イベントのタイプを指定します。 |
オープン登録ウィンドウの調整パラメータ |
次のパラメータは、「オープン登録ウィンドウの調整」プロセスについてのみ表示されます。 新規登録終了日 個人がプログラムやプランに登録できる最終の日付です。 新規処理終了日 福利厚生管理者が選択を適用できる最終の日付です。 新規デフォルト登録日 プログラムやプラン内の個人が選択を正しく行っていない場合に、それらの個人をどの日付で登録するかを指定します。 延長日数 従業員が選択を行えるように、現在のオープン登録終了日を何日間延長するかを指定します。 |
福利厚生オブジェクト・パラメータ |
次のパラメータは、福利厚生プログラム、プランおよびオプションと、給与に関連するものです。 プログラム名 処理の対象を、指定したプログラムに対して適格な加入者と個人に制限します。 ノート:
処理の対象となるのは、プログラムと、そのプログラム内のプラン、そしてそのプログラム内のプランに含まれているオプションです。 プラン名 処理の対象を、指定したプランに対して適格な加入者と個人に制限します。 プラン・タイプ 処理の対象を、指定したプラン・タイプに対して適格な加入者と個人に制限します。 ノート:
処理の対象となるのは、すべてのアクティブ・プランと、選択したプラン・タイプのプランに含まれているオプションです。 プログラム外のプラン プログラムに含まれていないプランに対して適格な加入者と個人に対する評価処理を制限します。 プログラムのみ 評価処理の対象を、すべてのプログラムに対して適格な加入者と個人だけに制限します。 オプション名 処理の対象を、指定したオプションに対して適格な加入者と個人に制限します。 給与 プライマリ・アサイメントが選択した給与名に関連付けられている従業員(および関連する個人)に、処理の対象を制限します。 報酬オブジェクト選択ルール 処理の対象を、指定したFormulaを使用して報酬オブジェクトによって制限します。 |
ライフ・イベント・データのパージ・パラメータ |
次のパラメータは、「バックアウト・ライフ・イベント・データまたは無効ライフ・イベント・データのパージ」プロセスにのみ適用されます。 ライフ・イベント・タイプ 指定されたタイプのライフ・イベントを削除します。 バックアウト・ステータス パージ対象となるライフ・イベント・ステータスです。 オプションは次のとおりです。
ノート:
「バックアウト」を選択した場合、「バックアウト」と「無効」の両方のライフ・イベントに関連するデータが処理時にパージされます。 ライフ・イベントの削除 「無効」または「バックアウト」ステータスのライフ・イベントを削除します。 無効潜在的ライフ・イベントの削除 「無効」ステータスの潜在的ライフ・イベントを削除します。 ステータスの潜在的ライフ・イベントの無効化 次のいずれかのステータスの潜在的ライフ・イベントを無効化します。
監査レポートおよびログ・ファイルには、削除されたライフ・イベントの合計数に関する統計が含まれます。また、個人番号、削除されたライフ・イベント、ライフ・イベント名、ライフ・イベント発生日およびライフ・イベント・ステータスに関する情報も含まれます。 |
管理パラメータ |
次のパラメータは、注記があるものを除き、様々なプロセスで使用されます。 ライフ・イベント割当日 予定されたライフ・イベントが加入者に割り当てられる日付です。 例: オープン・ライフ・イベントや管理ライフ・イベントなど 監査ログ プロセスの監査ログを作成します。 コンカレント要求 パージされるデータが含まれているレコード実行要求の識別番号を処理します。 ノート:
この説明は、「加入評価監査データのパージ」プロセスにのみ適用されます。 |
登録処理項目のクローズ |
次のパラメータは、「登録処理項目のクローズ」プロセスにのみ適用されます。 バッチ名 「登録証明のアップロード」ワークブックを使用して作成したバッチを選択し、そのワークブック内のすべての処理項目をクローズします。 処理項目 クローズする特定の処理項目を選択します。 前のオプション処理項目のクローズ 「はい」を選択して、休止が生じないオプション処理項目をクローズします。たとえば、クローズ前に証明を必ずしも参照する必要がない参考情報タイプの処理項目をクローズする場合があります。 ノート:
プロセスを正しく実行するには、「バッチ名」パラメータ、または「処理項目」と前のオプション処理項目のクローズ・パラメータのいずれかを使用します。 |