HR担当者による内部候補者処理の合理化
HR担当者がほとんどの内部候補者の処理を合理化できる一連の機能を有効にすると、HR担当者はHRシステム内の新しいアサイメントに迅速、効率的かつ柔軟に移動できます。
HRフェーズでの内部候補者の自動処理
ジョブ・オファーを受け入れてHRフェーズに移動された内部候補者は、提示開始日が近づくと、新しいロールになるようにHRシステムで自動的に処理されます。
自動処理機能が有効になっている場合、ほとんどの内部候補者は「自動処理待ち」状態のHRフェーズに到達します。提示開始日が近づくと、新しいアサイメントがオファーから自動的に作成されます。アサイメントが正常に作成されると、各候補者の状態は「処理中」になり、アサイメントが承認されて候補者の新規ジョブとしてコミットされると「処理中」になります。
デフォルトでは、すべての内部候補者は、アサイメントの提示開始日が本日から7日以下になると自動的に処理されます。開始日の前に必要な日数を構成できます。
オファーを新規アサイメントに自動的に処理中に問題が発生した場合、候補者のジョブ応募は、「自動処理待ち」状態から「処理中のエラー」状態に自動的に移動します。これらのエラーは、オファーの目的のポジションが突然「凍結」の採用ステータスになったり、オファーの約束事業所が非アクティブ化されたりするなど、通常の理由で発生する可能性があります。エラーの原因となった状況を解決できる場合、採用ユーザーは、手動プロセスまたは「オファーのクイック処理」処理を使用して候補者の処理を再試行できます。ただし、このオファーは、開始日が近づいているかどうかに関係なく、再度自動的に処理されません。
複雑な採用状況にある内部候補者の場合は、引き続き「手動処理待ち」状態になり、採用ユーザーはそれらを手動で処理する必要があります。自動処理機能が有効になっている場合でも、複雑な採用状況の候補者は通常、「手動処理待ち」状態のHRフェーズに到達します。これらのオファーは自動的に処理されません。通常どおり手動で処理する必要があります。
HRフェーズでの内部候補者のクイック処理
HR担当者は、「ジョブ・オファーの管理」ページの「オファーのクイック処理」処理を使用して、採用ライフ・サイクルの最終HRフェーズに移動したほとんどの内部候補者に対する新しいアサイメントを1回のクリックで処理できます。HR担当者は、各候補者の自動処理日まで待機する必要がなく、候補者を早期に処理できます。このプロセスにより、各オファーからの一貫した値が新しい各アサイメントおよび給与に確実に移入されます。
HR担当者は「オファーのクイック処理」処理を使用する場合、新規アサイメントの作成中にすべてのオファー情報をレビューすることはなく、いずれの値も変更できません。これにより、受諾された各オファーからの一貫性のある情報が、新しい各アサイメントおよび給与に同じようにコピーされます。
HR担当者は、次のHRフェーズの状態のほとんどの内部候補者に対して「オファーのクイック処理」処理を使用できます。
- HR - 自動処理待ち
- HR - 手動処理待ち
- HR - 処理中にエラー
オファーのクイック処理は、この機能が有効になっている場合でも、複雑な採用状況の候補者には使用できません。これらのオファーは、通常どおり手動で処理する必要があります。
提示開始日の変更
HR担当者は、内部候補者が提示されたジョブ・オファーを受諾した後に、提示開始日を変更できます。これは、新しいアサイメントが処理される前に提示された日付を調整する必要がある場合にかぎります。
HR担当者は、「開始日の変更」処理を使用して、ジョブ・オファーに指定されていた合意済開始日を修正できます。この新しい日付は、自動処理オプションまたは「オファーのクイック処理」処理を使用するか、HR担当者がガイド付きプロセスをクリックしてオファーのすべての値をレビューする方法を使用してオファーを新規アサイメントに変換する際に使用されます。この日付変更は、すでに受け入れられた候補者のジョブ・オファー・レターには影響しません。
処理およびHR状態
自動処理機能が有効になっている場合、HR担当者は「ジョブ・オファーの管理」ページから「オファーの書直し」、「雇用主により否認済」および「候補者により取下げ済」処理を使用できます。
「オファーの書直し」、「候補者の否認」および「候補者の取下げ」処理は、次のHR状態で使用できます:
- 自動処理待ち
- 処理中のエラー
- 手動処理待ち
- 雇用主により否認済
- 候補者により取下げ済