プロジェクト原価計算に関するよくある質問

Oracle Fusion ERP Analyticsのよくある質問(FAQ)は、分析エクスペリエンスに関するよくある質問に対する回答を提供します。

プロジェクト原価計算のトピック:

「計上済直接費」、「計上済間接費」および「計上済総コスト」メトリックにゼロの値が表示されるのはなぜですか。

「PPM - プロジェクト・コスト」サブジェクト領域にある「計上済直接費」、「計上済間接費」および「計上済総コスト」メトリックには、「GL勘定科目組合せ」属性が必要です。「GL勘定科目組合せ」属性が含まれていない場合、借方エントリおよび貸方エントリは相互に否定され、メトリック値はゼロとして表示されます。

「プロジェクト・コスト」および「プロジェクト取引約定」サブジェクト領域で、品目詳細はどのようにフェッチされますか。

1つの品目を複数の在庫組織に割り当てることができます。「プロジェクト・コスト」および「プロジェクト取引約定」サブジェクト領域で品目詳細をフェッチするには、単一のマスター組織またはプロジェクト在庫組織をフィルタとして追加して、複数の在庫組織とレコードが重複しないようにします。

PPM - プロジェクト労務配分サブジェクト領域についてすべての労務スケジュールがフェッチされないのはなぜですか。

PPM - プロジェクト労務配分サブジェクト領域には、労務費を配分するために使用されるスケジュールおよびバージョンのみが表示されます。労務費が関連付けられていないすべての労務スケジュールを問い合せるには、労務費配分のメジャーとともにPPM労務スケジュール・サブジェクト領域の労務スケジュールの属性およびメジャーを含めます。

特定の労務スケジュール・バージョンがFusion Applicationsにあっても「PPM - プロジェクト労務スケジュール」サブジェクト領域に表示されていないのはなぜですか。

スケジュール・バージョンに配分明細が定義されていない場合、「PPM - プロジェクト労務スケジュール」サブジェクト領域で「新規」ステータスになっている労務スケジュール・バージョンは表示されません。

「PPM - プロジェクト労務スケジュール」サブジェクト領域のデータ検証中に、ピボット属性の労務スケジュール名およびバージョン名を使用するにはどうすればよいですか。

PPM労務スケジュール・サブジェクト領域でメトリックのデータ検証を実行する場合、ピボット属性のスケジュール名およびバージョン名を選択するときには、それぞれのスケジュールIDおよびバージョンIDを選択してメトリックを照合する必要があります。

「労務配分コスト詳細」の「配分明細番号」とプレゼンテーション・フォルダ「労務スケジュール詳細」の「配分ルール明細」について異なる値が表示されているのはなぜですか。

労務配分コスト・サブジェクト領域では、「労務スケジュール詳細」プレゼンテーション・フォルダの「配分ルール明細」に、差分のために「労務配分コスト詳細」プレゼンテーション・フォルダの「配分明細番号」とは異なる値が表示されます。

これは、差分明細が労務配分コストで処理された後、配分明細番号について-1として表示および格納された場合に発生します。労務スケジュールには差分明細がないため、労務スケジュールの配分ルール明細は0として表示されます。

「PPM - プロジェクト・コスト」サブジェクト領域でGL勘定科目およびGLセグメント関連の属性を使用すると、合計値のみが表示されるのはなぜですか。

GL勘定科目およびGLセグメント関連の属性と階層は、会計関連のメトリックの分析にのみ使用されるため、これらの属性は、「PPM - プロジェクト・コスト」サブジェクト領域の「プロジェクト会計コスト」フォルダにあるメトリックでのみ使用できます。その他のすべてのメトリックは、GL勘定科目およびGLセグメント関連の属性を使用して分析できません。

Fusion Applicationsの「労務スケジュールの管理」ページに表示できない労務スケジュールが「PPM - プロジェクト労務スケジュール」サブジェクト領域に表示されるのはなぜですか。

Fusion Applicationsの「労務スケジュールの管理」ページの労務スケジュールは、割り当てられた職責範囲によって保護され、「PPM - プロジェクト労務スケジュール」サブジェクト領域はビジネス・ユニットによって保護されます。ユーザーの職責範囲セキュリティとビジネス・ユニット・セキュリティの間に不一致がある場合、データ検証中に違いが生じる可能性があります。

PPM - プロジェクト原価計算サブジェクト領域の集計ファクト表はどのようにリフレッシュされますか。

「PPM - プロジェクト・コスト」サブジェクト領域では、集計ファクト表は期間レベルの単位で保守されます。これらの表の現行期間および前期間のデータは、支出トランザクションが基本ファクトに追加されたときに、送り側GL記帳日に基づいて増分アップロード中にリフレッシュされます。これらの2つの期間より前の期間の支出トランザクションを考慮する必要がある場合は、機能リセットを実行するか、増分レコードを処理するようにJMCパラメータを更新する必要があります。

これらの2つの期間より前のトランザクションの計上を常に想定している場合は、Oracle Supportでサービス・リクエストをオープンしてパラメータを更新してください。