売掛管理に関するよくある質問

Oracle Fusion ERP Analyticsのよくある質問(FAQ)は、分析エクスペリエンスに関するよくある質問に対する回答を提供します。

売掛管理のトピック:

「入金会計日」では「入金額」がサポートされていないため、会計期間別入金額を取得するにはどのメジャーを使用する必要がありますか。また、貸借一致セグメントにはどのメジャーが推奨されますか。

「入金会計日」および「貸借一致セグメント・コード」については、「入金額」と平均入金額を除くすべてのメトリックがサポートされています。会計期間別入金額はサポートされていませんが、次の2つの期間列によって入金額を問い合せることができます:
  1. 財務 - AR入金と消込.時間.会計期間
  2. 財務 - AR入金と消込.入金詳細.入金日.入金会計期間

「AR未計上トランザクション」機能領域の目的は何ですか。

「AR未計上トランザクション」機能領域には、未計上トランザクションを含むすべての完了済トランザクションのARトランザクション、明細および配分データが取り込まれます。売掛/未収金サブジェクト領域には、計上済トランザクションのデータのみが取り込まれます。

「AR未計上トランザクション」機能領域がアクティブ化され、このデータがAR収益サブジェクト領域のトランザクション金額および明細金額の計算にも使用される場合、ARトランザクションおよびAR収益には未計上トランザクションおよび配分が含まれます。したがって、「売掛/未収金」機能領域がアクティブ化された後、「AR未計上トランザクション」機能領域をアクティブ化してください。

「AR未計上トランザクション」機能領域には未計上トランザクションが含まれるため、顧客がOracle Fusion Cloud Applicationsで完了済トランザクションを未完了としてマークし、削除すると、Oracle Fusion ERP Analyticsに孤立したレコードが残され、日次増分パイプライン実行の一部として処理されます。このような場合は、機能領域をリセットしてください。

売掛管理サブジェクト領域でマルチファンド会計に関連するトランザクションおよび入金がないのはなぜですか。

Fusion Data Intelligenceの売掛/未収金のサブジェクト領域では、マルチファンド会計、詳細売掛/未収金配分およびMFARは現在サポートされていません。

売掛/未収金未計上トランザクションを使用できないのはなぜですか。

ARトランザクションおよびAR収益を除くすべての売掛/未収金サブジェクト領域は、計上済トランザクションのみをサポートします。ARトランザクションおよびAR収益のサブジェクト領域は、「AR未計上トランザクション」機能領域がアクティブ化されている場合に未計上トランザクションをサポートします。

プライマリ元帳のAR調整およびARクレジット・メモ消込のデータを検証できないのはなぜですか。

AR調整の「修正金額」メトリックおよび非プライマリ元帳のARクレジット・メモ消込の「クレジット・メモ消込金額」メトリックでデータ検証を実行すると、値が存在していてもソース値はnullになります。これらのデータ検証では、プライマリ元帳のみがサポートされます。

AR収益サブジェクト領域にプロジェクト契約請求書のプロジェクト属性または関連タスク属性が表示されないのはなぜですか。

Fusion Accounts Receivablesモジュールでは、契約の請求書グループ・ルールがこれらの属性で明細をグループ化するように設定されている場合のみ、「プロジェクト」および「関連タスク」属性がプロジェクト請求書の売掛/未収金明細レベルで格納されます。「プロジェクト」および「関連タスク」属性が請求書グループで使用されていない場合、これらの属性は売掛管理に渡されず、AR収益サブジェクト領域でも使用できなくなります。

ARトランザクションおよびAR収益のサブジェクト領域に未計上トランザクションが表示されるのはなぜですか。

「AR未計上トランザクション」機能領域は、リリース22.R4の新機能です。この機能領域をアクティブ化すると、トランザクションが完了して収益スケジュールが生成されていれば、ARトランザクションおよびAR収益のサブジェクト領域に、計上済トランザクションと未計上トランザクションの両方が表示されます。ARトランザクションの合計トランザクション金額とAR収益の配分金額のデータ検証では、計上済データと未計上データの両方がソースからフェッチされます。「AR未計上トランザクション」機能領域がアクティブ化されていない場合、ウェアハウスには計上済トランザクションのみが含まれるため、ソースとウェアハウスの間に不一致があります。

この問題を回避するには、データ検証で「計上済インジケータ」属性を「はい」に設定します。

特定の元帳に対してクレジット・メモ消込金額が移入されないのはなぜですか。

ARクレジット・メモ消込サブジェクト領域の「ファクト - 元帳通貨」フォルダのクレジット・メモ消込金額は、プライマリ元帳に対してのみ移入されます。非プライマリ元帳ではサポートされていません。消込配分金額は、プライマリ元帳と非プライマリ元帳に移入されます。

AR年齢調べおよびAP年齢調べからの月末スナップショットがないのはなぜですか。また、「売掛/未収金」および「買掛/未払金」機能領域のパイプライン・データ抽出は、どれくらいの頻度で実行する必要がありますか。

「売掛/未収金」機能領域のパイプライン増分実行を毎日行うようにスケジュールする必要があります。AR年齢調べのファクト表(それぞれ「売掛/未収金」機能領域に含まれる)は、日次増分実行用に設計されています。

増分実行が会計月終了日の後に行われると、月末データを使用して前月の履歴スナップショットが作成されます。増分スナップショットが週次ベースで実行され、月終了日がスケジュールが実行されない日に当たる場合、その月の月末スナップショットは正確ではありません。その月の増分実行の最終日にスナップショットを作成しても、そのスナップショットに属するオープン・トランザクションは含まれません。この問題を回避するには、機能領域をリセットして、月終了日を含むスナップショットを作成します。

年齢調べメトリックの一部が、すべての年齢調べバケットで同じ値になるのはなぜですか。

AR年齢調べおよびAP年齢調べでは、次のメトリックのみが年齢調べバケットに基づいて未回収残高を計算します。

  • 年齢調べ金額 - 請求書日付基準
  • 年齢調べ件数 - 請求書日付基準
  • 年齢調べ金額 - スケジュール日付基準
  • 年齢調べ件数 - スケジュール日付基準
その他のすべての年齢調べメトリックは、年齢調べバケットに基づいて機能するように設計されていません。それらは、年齢調べサブジェクト領域の他のディメンションおよび属性による分析に使用する必要があります。

「AR年齢調べ」サブジェクト領域でリスク入金を識別するにはどうすればよいですか。それは未回収の計算に含まれますか。

「AR年齢調」べには、リスクあり入金を識別するための「リスク・インジケータ」属性があります。これには、「決済済」、「リスク消去」または「戻し処理済」でないすべての入金が「Y」として表示されます。このような入金の入金額は、「リスク金額」メトリックにリスク金額として表示されます。

「未消込」、「不明」および「対顧客勘定」の入金は、未回収合計と年齢調べの計算にのみ含まれます。リスク入金は、年齢調べの計算に別途含まれません。