排出ファクタ・マップ付加フレックスフィールドの構成

Oracle Fusion Cloud Sustainabilityでアクティビティ・タイプをモデル化するには、排出ファクタ・マップ付加フレックスフィールドを構成する必要があります。

「アクティビティ・タイプ」アクセラレータ・スプレッドシートにリストされているアクティビティ・タイプごとに、付加フレックスフィールド・コンテキストを作成します。また、これらの各アクティビティ・タイプについて、対応するアクティビティ・タイプ属性(次の表を参照)を特定し、コンテキスト依存セグメントとして作成します。次に、これらのコンテキスト依存セグメントの値セットを作成して移入します。

次の表に、付加フレックスフィールドを使用して構成できる最も一般的なアクティビティ・タイプと可能な属性を示します。これらのアクティビティ・タイプおよび対応する属性はすべて、アクセラレータ・スプレッドシートにも含まれています。

アクティビティ・タイプとその属性

ユース・ケースアクティビティ・タイプアクティビティ・タイプ属性

燃料消費データを取得し、スコープ1の定常燃焼の排出を計算

定常燃焼

燃料タイプ

スコープ1の移動燃焼の排出を計算するために、燃料またはエネルギーの消費および移動した距離を取得

移動燃焼

  • エネルギー・ソース

  • 車両タイプ

  • 積載率

エネルギー消費を取得し、スコープ2の排出を計算

購買エネルギー

  • グリッド・リージョン

  • エネルギー・タイプ

商品およびサービスの購買に関するデータを取得

購買商品およびサービス

費用タイプ

水の消費量を取得

取水量

水源タイプ

生成された廃棄物を取得

工程で生成された廃棄物

  • 廃棄物タイプ

  • 廃棄物処理方法

  • 処理方法

たとえば、「定常燃焼」アクティビティ・タイプを排出ファクタ・マップ付加フレックスフィールドのコンテキストとして構成します。次に、燃料タイプを定常燃焼のコンテキスト依存セグメントとして定義します。さらに、燃料タイプの値セットを作成し、燃料タイプ値を移入します。次に、排出ファクタ・マップ付加フレックスフィールドを構成する一連のステップを示します:

  1. サステナビリティ値セットの作成および移入

    アクティビティ・タイプの属性ごとに、値セットを作成し、その値を移入します。

  2. コンテキストおよびコンテキスト依存セグメントの作成

    アクティビティ・タイプをコンテキストとして作成し、その属性をコンテキスト依存セグメントとして作成します。

  3. 付加フレックスフィールドのデプロイ

    付加フレックスフィールドをデプロイして変更を表示します。

  4. 検索索引の構成

    検索索引を構成して、検索結果にアクティビティ・タイプ属性を表示できるようにします。