会社間消込レポート

このトピックでは、会社間消込レポートについて説明します。

概要

会社間消込レポートでは、会社間売掛/未収金勘定および会社間買掛/未払金勘定を消し込み、欠落しているトランザクションを識別できます。これらのレポートは、「会社間消込レポート情報の準備」プロセスを実行すると自動的に生成されます。消込インフォレット機能を使用して、レポートを実行します。会社間消込インフォレットには消込のデフォルト・ビューが表示され、消込レポートにドリルダウン可能で、消込抽出プロセスも実行できます。

これらの消込レポートに表示されるデータを生成するには、このスケジュール済プロセスを最初に実行する必要があります。

  • 会社間突合せレポート情報の準備

会社間消込レポートは、次を含みます。

  • 会社間消込期間要約レポート: 期間別に要約された会社間売掛/未収金勘定および会社間買掛/未払金勘定に関する情報が含まれます。

  • ソース別の会社間消込要約レポート: 仕訳ソース別に要約された会社間売掛/未収金勘定および会社間買掛/未払金勘定に関する情報が含まれます。

  • 会社間消込仕訳明細レポート: 会社間売掛/未収金勘定または会社間買掛/未払金勘定に転記済の仕訳明細に関する情報が含まれます。

ノート:

これらのレポートを個別に実行することはできません。これらは相互にリンクされており、「会社間消込レポート情報の準備」プロセスとして実行する必要があります。

重要な知見

会社間消込レポートには、送り側法的エンティティと受け側法的エンティティのペアの会社間売掛/未収金勘定および会社間買掛/未払金勘定に記帳された、会計仕訳の入力済金額またはトランザクション金額が表示されます。計上済金額の換算レートが会社間売掛/未収金と会社間買掛/未払金で異なることがあるため、すべての金額を比較の共通通貨に変換する追加通貨および換算レートを使用してレポートを実行できます。

会社間突合せプロセスは、「会社間突合せレポート情報の準備」プロセスを実行することで開始されます。様々なパラメータから選択して、レポートのデータを決定します。たとえば、消込を実行する送り側法的エンティティおよび受け側法的エンティティを選択します。

「会社間消込レポート情報の準備」プロセスが正常に完了したら、「会社間消込」作業領域にナビゲートして、会社間消込期間要約レポートを表示します。このレポートには、ある期間について要約した会社間売掛/未収金残高および会社間買掛/未払金残高と、それらの間の差異が表示されます。ドリルダウンして残高をソースおよび仕訳明細別に表示します。総勘定元帳仕訳、補助元帳会計仕訳およびソース売掛/未収金トランザクションまたはソース買掛/未払金トランザクションに対して完全なドリルダウンを実行できます。

レポートには次の詳細が含まれます。

  • 会社間貸借一致機能によって生成された会社間売掛/未収金明細または会社間買掛/未払金明細

  • 各会社間トランザクションの送り側および受け側用に生成された会社間売掛/未収金明細または会社間買掛/未払金明細

また、レポートには次の詳細は含まれません。

  • プライマリ貸借一致セグメント値が残高一致になっているが、第2貸借一致セグメントまたは第3貸借一致セグメントが残高不一致になっている場合に生成された元帳貸借一致明細

  • 精算会社貸借一致明細

レポートのパラメータ

この表に、会社間消込レポートのパラメータの一部を示します。

名前

説明

送り側元帳

レポート用の送り側組織の元帳を示します。

送り側法的エンティティ

送り側組織の法的エンティティを示します。消込抽出プロセスの法的エンティティ・プロバイダを選択します。

送り側会計期間

送り側元帳に対して消込抽出プロセスが実行される送り側会計期間を選択します。

受け側法的エンティティ

受け側組織の法的エンティティを示します。消込抽出プロセスの法的エンティティの受け側を選択します。

受け側元帳

レポート用の受け側組織の元帳を示します。

受け側会計期間

受け側元帳に対して消込抽出プロセスが実行される受け側会計期間を選択します。

追加通貨

消込抽出プロセスの元帳通貨とは異なる追加通貨での表示データを指定します。

換算レート・タイプ

消込抽出プロセスが追加通貨に対して実行される場合、金額の換算に使用される換算レート・タイプを指定します。

換算日

消込抽出プロセスが追加通貨に対して実行される場合、金額の換算に使用される換算日を指定します。

FAQ

この表は、会社間消込レポートのよくある質問をリストしたものです。

FAQ

回答

どうすればレポートが見られますか。

「ナビゲータ」メニューの「スケジュール済プロセス」ワークエリアでこのレポートをスケジュールおよび実行します。

これらのレポートは誰が使用しますか。

会社間会計士

これらのレポートを使用するのはいつですか。

次のことに使用します。

  • 会社間残高をレビューします。

  • ある期間の会社間売掛/未収金残高および会社間買掛/未払金残高の差異を特定します

  • ドリルダウンして残高をソースおよび仕訳明細別に表示します

これらはどのようなタイプのレポートですか。

Oracle Business Intelligence Publisher