Oracle Fusion Financial Applicationsのダッシュボードおよび作業領域の概要
Oracle Fusion Financial Applicationsは、必要な作業とそれを行うために必要な情報にユーザーが集中できるようにダッシュボードの概念を採用しています。
すべてのOracle Fusion Financialsアプリケーションが、ダッシュボードを配置しています。ダッシュボードでは、所定のロールが割り当てられているユーザーが遂行する必要があるタスクが作業領域に表形式で表示されます。これらは、自分に割り当てられる新たな作業が発生するとリアルタイムで更新されます。たとえば買掛管理では、新たにスキャンされた請求書は買掛管理担当者が処理できるよう表形式化されます。一般会計で、経理担当によってモニターされる勘定科目は、それぞれの仕訳転記時に更新されます。売掛管理では、新規請求書と保留中の入金は、請求スペシャリストと売掛管理スペシャリストが処理できるよう一覧にされます。
表は、使用者のニーズにあわせて様々な形で簡単に調整できるよう設計されており、変更したり優先度を付けたり、置き換えることもできます。他のOracleおよびOracle以外のソースへのポートレットを追加できます。
作業領域ではプロセスがモニターされ、ステータスの更新が行われます。たとえば承認待ちの項目は、不完全な請求書や転記されていない仕訳といった問題がある項目と同様にワークエリアにリストされます。ソーシャル・ツールが使用可能であるため、アクションをとってもらう必要がある個人(たとえば承認者)にはただちに連絡をとることができます。表では、例による検索、保存済検索、スプレッドシートへのエクスポートをはじめ、様々な操作をサポートしているため、メニューを使用したり作業領域から離れることなく作業を進めることができます。