What-If減価償却分析

異なるシナリオで、What-If減価償却分析を使用して資産のグループの減価償却を予測します。入力する情報は分析のみを目的としており、Oracle Assetsのデータには影響しません。

What-If減価償却分析を実行する際には、次の点に注意してください:

  • 減価償却見積計算は、実際の減価償却費のみを見積もります。

  • What-if減価償却分析を実行した後、プロセスIDをメモしてから、What-if減価償却分析レポートを実行して結果を表示します。

  • What-If減価償却分析を実行できるシナリオの数には、制限がありません。What-If減価償却分析を実行するたびに、個別のレポートが起動されます。前回の分析結果が、上書きされることはありません。

  • 任意の減価償却台帳の減価償却費、およびパラメータとして入力した開始期間以降の任意の期間数の減価償却費を見積もることができます。

次のいずれかの減価償却費を予測できます。

  • 既存の資産: 既存の資産に対してWhat-If減価償却分析を実行すると、自動的に「What-If減価償却分析の準備」プロセスが起動されます。

  • 仮資産: 仮資産に対してWhat-If減価償却分析を実行すると、「仮減価償却分析の準備」プロセスが自動的に起動されます。

減価償却の予測

次の表に、減価償却を予測する2つの方法の違いを示します。

分析タイプ

説明

要件

制限事項

既存の資産(現在の減価償却ルールを使用)

Assetsにすでに存在する資産を分析します。

  • 台帳、開始期間、通貨および期間数を入力します。

  • オプションで、資産固有のパラメータを入力します。すべてのパラメータが空白の場合、現在のすべてのパラメータを使用して減価償却が見積もられます。

グループ資産または建設仮勘定資産のプロジェクト減価償却に対してはWhat-If減価償却分析を実行できません。

既存の資産(新しい減価償却ルールを使用) 新しいルールを使用して、Assetsにすでに存在する資産を分析します。
  • 台帳、開始期間、通貨および期間数を入力します。

  • オプションで、資産固有のパラメータを入力します。すべてのパラメータが空白の場合、現在のすべてのパラメータを使用して減価償却が見積もられます。

グループ資産または建設仮勘定資産のプロジェクト減価償却に対してはWhat-If減価償却分析を実行できません。

仮資産

Assetsでまだ定義されていない資産を分析します。

  • 台帳、開始期間、通貨および期間数を入力します。

  • カテゴリ、事業供用日、および取得価額も入力する必要があります。

  • 減価償却ルールを入力しないと、「カテゴリの作成」または「カテゴリの編集」ページにすでに指定されているルールが適用されます。

仮グループ資産にはWhat-If減価償却分析を実行できません。