サードパーティ経費払戻の処理方法
経費精算書は、Oracle Fusion Payablesまたはレガシー・アプリケーションやサードパーティ・アプリケーションを介して払戻できます。レガシー・アプリケーションやサードパーティ・アプリケーションを介して経費払戻を発行する場合、サードパーティ経費払戻プロセスを使用できます。
サードパーティ経費払戻に影響を与える設定
「経費システム・オプションの管理」ページで、「経費精算書支払方法」オプションを使用して、次のいずれかの経費払戻を選択できます。
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買掛管理
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サードパーティ・アプリケーション
サードパーティ・アプリケーションは、会社や外部サプライヤ内でレガシー・アプリケーションになる可能性があります。
サードパーティ経費払戻の処理方法
次の図は、Oracle Fusion Expensesからレガシー・アプリケーションまたはサードパーティ・アプリケーションへの経費精算書データのエクスポート、レガシー・アプリケーションまたはサードパーティ・アプリケーションによる払戻支払の発行、およびExpensesへの払戻支払データのインポートを示しています。
次の図は、Oracle Fusion Expensesからレガシー・アプリケーションまたはサードパーティ・アプリケーションへの経費精算書データのエクスポート、レガシー・アプリケーションまたはサードパーティ・アプリケーションによる払戻支払の発行、およびExpensesへの払戻支払データのインポートを示しています。

次の表に、レガシーまたはサードパーティの経費精算書払戻アプリケーションを使用する場合の経費精算書データのフローを示します。
順序 |
処理 |
結果 |
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1. |
Expensesで、従業員は経費精算書を作成し、それが承認および監査されます。 |
経費精算書は払戻の対象です。 |
2. |
Expensesで、次のプロセスをスケジュールして、経費精算書データをExpensesからレガシー・アプリケーションまたはサードパーティ・アプリケーションに.xml形式で自動的にエクスポートできます。
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エクスポートされた経費精算書データ・ファイルには、支払を発行し、レガシー・アプリケーションまたはサードパーティ・アプリケーションに会計仕訳を記録するために必要なすべての情報が含まれています。Expensesのプロセスによって、経費精算書データはExpensesから次の場所に自動的にエクスポートされます。
UCMによって、経費精算書データ・ファイルを簡単に追跡およびダウンロードできます。 |
3. |
fin/expenses/exportディレクトリから、経費精算書データ・ファイルを.xml形式でダウンロードし、レガシー・アプリケーションまたはサードパーティ・アプリケーションに転送できます。 |
レガシー・アプリケーションまたはサードパーティ・アプリケーションは、経費精算書データ・ファイルを処理します。 |
4. |
レガシー・アプリケーションまたはサードパーティ・アプリケーションによる経費精算書払戻支払の発行先は、次のとおりです。
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従業員およびクレジット・カード会社は支払を受領します。 |
5 |
レガシー・アプリケーションまたはサードパーティ・アプリケーションから払戻支払データを転送するには、経費精算書払戻データをfin/expenses/importディレクトリにアップロードします。 |
経費精算書払戻情報は、レガシー・アプリケーションまたはサードパーティ・アプリケーションからExpensesに、特定の.xml形式(拡張子.txtまたは.xml)で転送されます。 特定の.xml形式は、会社がコーポレート・カード・トランザクションに対して選択した経費精算書支払オプション、およびデータ・ファイルが現金仮払金用かどうかに応じて異なります。 |
6 |
Expensesから、「経費精算書ステータスの更新」プロセスをスケジュールします。 |
「経費精算書ステータスの更新」プロセスによって自動的に行われる処理は次のとおりです。
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