平均残高元帳の決算整理仕訳

「損益計算書決算整理仕訳の作成」プロセスおよび「貸借対照表決算整理仕訳の作成」プロセスにより、平均残高処理が使用可能な元帳の標準勘定残高の仕訳が作成されます。

クローズする会計年度末に、2つの調整期間を含む会計カレンダを作成します。これら2つの調整期間は会計年度の最終日を表し、これらの期間によって平均残高計算が影響を受けなくなります。

  • 第1調整期間: この期間では、決算整理仕訳プロセスを実行します。

  • 第2調整期間: この期間では、決算整理仕訳を逆仕訳します。

決算整理仕訳の有効日は、指定した期間の最終日です。「仕訳ソース」ページで、決算整理仕訳という仕訳ソースの有効日ルールを割り当てることができます。

ノート:
決算整理仕訳を転記すると、標準残高と平均残高が更新されます。
  • 損益計算書勘定として決算整理仕訳を指定すると、収益と費用の勘定残高がこの決算整理仕訳に転送されます。平均残高には影響しません。

  • 会計年度の最終期間として期間を定義している場合に貸借対照表勘定として決算整理仕訳を指定すると、決算整理仕訳の平均残高が更新されます。純利益勘定の平均残高とすべての損益計算書勘定の純平均も更新されます。