所有権方法の遡及的変更による成功報酬の逆仕訳の処理方法
ほとんどの場合、標準配分と成功報酬配分は同じ方法で逆仕訳および再配分されます。修正プロセスでは、両方のタイプの配分に対して次の処理が実行されます:
- 「配分明細タイプ」列で、配分を「取消済」としてマークします。
- 取り消された配分ごとに、逆仕訳された金額で逆仕訳済配分を作成し、配分明細タイプを「逆仕訳済」に設定します。
- 新しい成功報酬所有権定義に従って配分を再配分します。再配分のステータスが「プロセスに使用可能」に設定され、配分明細タイプが「再配分済」に設定されます。
- 「配分のみ」の利害関係者の所有割合が変更されなかった「配分のみ」の配分の場合、どちらのタイプの配分も同じように処理されます。修正プロセスにより、標準配分および成功報酬配分の配分明細タイプが「再配分済」に変更されます。
ただし、ここで説明するように、標準配分と成功報酬配分の逆仕訳が異なる条件がいくつかあります。
条件 | 標準配分 | 成功報酬配分 |
---|---|---|
ステータスが「プロセスに使用可能」、つまり、請求または仕訳されたことがない標準配分。 | 修正プロセスによって配分が削除されます。 | 関連付けられている成功報酬配分が支払レポートで利害関係者に送信された可能性があるため、修正プロセスでは削除されません。かわりに、成功報酬配分を逆仕訳して再配分します。 |
再交渉された条件により新しい所有権定義で所有割合が変更された利害関係者の「配分のみ」の配分。 | 修正プロセスによって配分が削除されます。 | 関連付けられている成功報酬配分が支払レポートで利害関係者に送信された可能性があるため、修正プロセスでは削除されません。かわりに、成功報酬配分を逆仕訳して再配分します。 |