合弁企業トランザクション処理の上書き
「トランザクション」作業領域では、合弁企業トランザクションに関連付けられている設定を上書きして、トランザクションの処理方法を変更できます。
Excelスプレッドシートを使用して、合弁企業トランザクションの値を上書きすることもできます。「合弁企業トランザクション」作業領域からスプレッドシートをダウンロードし、スプレッドシートの指示に従って必要に応じて値を上書きし、変更を作業領域にアップロードします。詳細は、「Microsoft Excelでの合弁企業データの管理」を参照してください。
「合弁企業配分の作成」プロセスによってまだ処理されていないトランザクションのみを上書きできます。上書きできる内容は次のとおりです:
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トランザクション・ステータス
将来において一切配分および請求しないトランザクションについては、「プロセスに使用可能」ステータスを「配分不可」に変更できます。後で配分するトランザクションについては、「保留中」ステータスに変更できます。疑問が提示されたトランザクションに対してこのことを行う必要がある場合があります。トランザクションを処理するかどうか、および処理方法を決定したら、ステータスを「プロセスに使用可能」にリセットできます。「トランザクション日なし」、「所有権なし」、「所有権が有効でない」および「非アクティブな利害関係者」のエラー・ステータスのトランザクションについては、エラーを訂正した後、ステータスを「プロセスに使用可能」に変更できます。
次のトランザクションのステータスに追加の変更を加えることができます:
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全額支払われておらず、かつこれらのトランザクションについてパートナに請求しないように合弁企業定義が設定されている買掛/未払金のトランザクション
「買掛/未払金の未払トランザクションの管理」を参照してください。
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Oracle Joint Venture Managementが特定の資産プロジェクトに関連するトランザクションを配分するように設定されている場合のプロジェクト関連トランザクション
「合弁企業のプロジェクト関連トランザクションの管理」を参照してください。
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所有権定義
「合弁企業トランザクション」作業領域に表示されるトランザクションは、所有権定義に関連付けられており、それは「当初所有権定義」列に表示されます。所有権定義を別の所有権定義で上書きできます。詳細は、トランザクションへの別の所有権定義の割当の例を参照してください。
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直接請求利害関係者
所有権定義を使用して配分を作成するかわりに、所有権定義を1つの直接請求利害関係者で上書きして、トランザクション金額全体を単一の利害関係者に適用できます。
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トランザクション日
有効日が異なる複数のバージョンの所有権定義が存在する場合があります。トランザクションの処理に使用する所有権定義の有効日と一致するように、トランザクション日を変更できます。「合弁企業配分の作成」プロセスが実行されると、トランザクション日と使用可能な所有権定義の有効日が比較され、トランザクションの配分の作成に使用するデフォルト所有権定義が決定されます。
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配分のみ
合弁企業トランザクションを配分する前に、それらの「配分のみ」設定を変更できます。
上書きの事由を入力する必要があります。最後に行われた変更の監査証跡が提供されます。
合弁企業トランザクション処理を上書きするには:
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上書きするトランザクションを選択します:
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1つ以上の行を手動で選択します。
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または、フィルタ基準に基づいてすべてのトランザクションを更新する場合は、最初の行の上にある「すべて選択」チェック・ボックスをクリックします。
注意: 「すべて選択」を使用すると、表に表示されている最初の100個のトランザクションのみが選択されます。 -
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「編集」をクリックします。
「合弁企業トランザクションの編集」ダイアログ・ボックスには、選択したトランザクションの数が表示されます。
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「合弁企業トランザクションの編集」で、必要に応じて新しい値を選択します。
ノート: 更新するために選択したレコードが別の合弁企業のレコードである場合、「所有権定義」フィールドおよび「直接請求利害関係者」フィールドは表示されません。これらのフィールドを更新するには、各トランザクションを個別に選択して更新できます。または、検索および提示フィルタを使用して、特定の合弁企業に属する合弁企業トランザクションを表示し、「すべて選択」チェック・ボックスを使用して、すべてのフィールドを更新できます。「変更事由」フィールドに入力し、必要に応じてトランザクションを更新する事由を説明する追加情報を入力する必要があります。
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「更新」をクリックします。