請求書承認の簡易ルール構成の例

この例では、請求書承認サンプル・テンプレート1を使用して、サンプル・ルール・データのコンポーネントを示して説明します。

請求書承認サンプル・テンプレート1

ローカル・ドライブにテンプレートをダウンロードする方法は、次のとおりです。

  1. 「スプレッドシートのワークフロー・ルールの管理」ページに移動します。

  2. 「請求書承認」ワークフローを選択します。

  3. 「ダウンロード」アイコンをクリックします。使用可能なテンプレートのリストを含むダイアログ・ボックスが開きます。各テンプレートには、参照用のサンプル・ルールがいくつかあります。

    ノート:

    サンプル・テンプレートに関連付けられている概略で、テンプレート内のサンプル・ルールに関するシナリオを把握できます。

  4. 使用可能なテンプレートのリストから、「請求書承認サンプル・テンプレート1」を選択します。

  5. 選択したテンプレートをローカル・ドライブに保存します。

承認ルールを作成するための作業用コピーができました。保存されたテンプレートには、次の4つのワークシートがあります。

  • インストラクション: ルール・テンプレートの使用方法に関するヘルプ・コンテンツへのリンクが表示されます。ルール・ファイルの生成ボタンもあります。

  • 請求書要求承認ルール: 買掛/未払金請求書要求の承認ルールを定義します。

  • 請求書承認ルール: 買掛/未払金請求書のルールを定義します。

  • データ・セット: 可変属性をデータにマップできます。

ユースケース、ビジネス・ルールおよび説明

このテンプレートには、次の承認ポリシーの強制に必要なサンプル・ルールが含まれています。承認ポリシーの各ビジネス・ルールは、テンプレート内の1つのブロックで表されます。

  • 請求書要求承認

  • すべての請求書要求には、請求書ヘッダー・レベルの依頼人による承認が必要。

  • 請求書承認

このテンプレートのシナリオには、次のビジネス要件があります。

  1. 購買オーダーと照合されないすべての請求書には、監督承認が必要です。依頼者の詳細がない未照合請求書は、自動的に否認されます。購買オーダーと照合された請求書は、このルールでの承認を必要としません。

  2. 請求書金額がUSD 5000以上のすべての請求書には、財務承認グループによる承認が必要です。請求書を承認する必要がある財務承認グループは、請求書配分コスト・センターと請求書のビジネス・ユニットに基づいて異なります。請求書金額がUSD 5000未満の請求書は、自動的に承認されます。

次の表は、スプレッドシートでビジネス要件をルールに変換する方法を示しています。

ビジネス・ルール

ルール名

承認ルーティング

承認条件属性

承認条件

データ・セット名

データ・セットの可変条件

ビジネス・ルール1

未照合請求書

監督階層

購買オーダー照合済

依頼人名

いいえ

Nullでない

該当なし

該当なし

ビジネス・ルール1

照合済請求書のスキップ・ルール

承認をスキップ

購買オーダー照合済

はい

該当なし

該当なし

ビジネス・ルール1

依頼者のない未照合請求書を否認

自動拒否

購買オーダー照合済

依頼人名

いいえ

Null

該当なし

該当なし

ビジネス・ルール2*

USD 5000を超える請求書

シリアルのグループ

請求書金額

>=5000

FINAPPROVALGROUPS

配分コスト・センター・セグメント、ビジネス・ユニット

ビジネス・ルール2

USD 5000未満の請求書を自動承認

自動承認

請求書金額

ルール評価通貨

<5000

USD

該当なし

該当なし

ノート:

*ビジネス・ルール2では、トランザクションを承認する必要がある承認グループは、「ビジネス・ユニット」と配分コスト・センター・セグメントの値の組合せに応じて異なります。承認者のこのような変動はデータ・セットに記録され、データ・セットはルールのグループ/ユーザー/ロール名列で参照されます(USD 5000を超える請求書)。