自動インボイス・インタフェース表RA_INTERFACE_DISTRIBUTIONS_ALL

この表には、自動インボイスによって作成されたトランザクションの会計配分が格納されます。

自動インボイスでは、トランザクションの会計配分をユーザーが入力する必要はありません。自動会計を使用しない場合はトランザクションの会計配分を手動で入力する必要があります。

会計配分が収益スケジューリング・ルールを使用するトランザクションに対応する場合は、パーセンテージのみを入力できます。金額を入力しても値は自動インボイスによって無視されます。

会計配分が収益スケジューリング・ルールを使用しないトランザクションに対応する場合は、トランザクション・ソースに対して入力した値に応じて、パーセンテージまたは金額を入力できます。

  • ユーザーが金額を入力する場合、配分金額の合計がトランザクションの金額と等しくなることが自動インボイスによって求められます。

  • ユーザーがパーセンテージを入力する場合、ユーザーが渡す勘定科目区分ごとに配分パーセンテージの合計が100になることが自動インボイスによって求められます。

RA_INTERFACE_DISTRIBUTIONS_ALLの配分は、明細トランザクション・フレックスフィールドからRA_INTERFACE_LINES_ALLの該当するトランザクション明細にリンクされます。REC勘定科目区分の配分が請求書レベルにある場合でも、RA_INTERFACE_LINES_ALLの請求書のトランザクション明細にリンクされます。その後、自動インボイスによってすべての配分がRA_CUST_TRX_LINE_GL_DIST_ALLに正しく送られます。

ACCOUNT_CLASS

この会計配分の勘定科目区分を入力します。自動インボイスは、ユーザーがここに入力する勘定科目区分を使用して、この会計配分にユーザーが用意している勘定科目のタイプを判別します。この列には値を入力する必要があります。

検証

有効な値は、REV、FREIGHT、TAX、REC、CHARGES、UNBILLおよびUNEARNです。「前払」請求ルールをトランザクションで使用する場合は、この列にUNBILLを入力しないでください。「未収」請求ルールをトランザクションで使用する場合は、この列にUNEARNを入力しないでください。

宛先

RA_CUST_TRX_LINE_GL_DIST_ALL.ACCOUNT_CLASS

ACCTD_AMOUNT

この列はオプションです。トランザクション・ソースで「収益勘定配賦」オプションとして「金額」を選択した場合、自動インボイスはこの列で渡される値を検証せずに受け入れます。この列がnullの場合、自動インボイスはこの配分明細の計上済金額を計算します。元帳通貨でインポートされた金額の場合、ACCTD_AMOUNT列にユーザーが入力する値が明細金額と等しくないと、明細が拒否されます。

検証

なし。

宛先

なし。

AMOUNT

この会計配分の金額を入力します。

この会計配分が収益スケジューリング・ルールを使用しないトランザクションのものである場合は、トランザクション・ソースの「収益勘定配賦」オプションに入力した値に応じて、この列またはPERCENT列に値を入力する必要があります。「パーセント」を指定した場合、自動インボイスはこの列で金額を計算します。

次のいずれかに該当する場合はこの列に値を入力しないでください。

  • この会計配分が、収益スケジューリング・ルールを使用するトランザクションに対応する場合。

  • この会計配分が売掛/未収金(REC)勘定である場合。この配分が売掛/未収金勘定に対応する場合は、100をRA_INTERFACE_DISTRIBUTIONS_ALL.PERCENTに入力する必要があります。

この明細のAMOUNT_INCLUDES_TAXが「はい」に設定されている場合、販売実績とこの列の明細金額は税金を含む必要があります。

検証

このトランザクションで収益スケジューリング・ルールを使用しない場合は、特定の明細タイプのこのトランザクションのすべての配分金額の合計がこのトランザクションの金額と一致する必要があります。自動インボイスでは、通貨精度が正しくない金額が修正されます。

宛先

RA_CUST_TRX_LINE_GL_DIST_ALL.AMOUNT

ATTRIBUTE1-15

この会計配分の付加フレックスフィールド属性情報を入力します。付加フレックスフィールド属性を使用すると、ユーザーが内容を定義して追加の列に格納できます。これらの列はオプションです。

検証

なし。

宛先

RA_CUST_TRX_LINE_GL_DIST_ALL.ATTRIBUTE1-15

ATTRIBUTE_CATEGORY

この会計配分の付加フレックスフィールド・カテゴリ情報を入力します。付加フレックスフィールド・カテゴリを使用すると、様々なカテゴリの属性を格納できます。この列はオプションです。

検証

なし。

宛先

RA_CUST_TRX_LINE_GL_DIST_ALL.ATTRIBUTE_CATEGORY

CODE_COMBINATION_ID

この会計配分の会計フレックスフィールドのコード組合せIDを入力します。

この列はオプションです。トランザクション・ソースの「会計フレックスフィールド」オプションで選択した値に応じて、この列に値を入力するかSEGMENT1から30列にセグメント値の組合せを入力する必要があります。トランザクション・ソースで「セグメント」を選択した場合、自動インボイスが対応するIDをこの列に入力します。

検証

GL_CODE_COMBINATIONS.CODE_COMBINATION_IDに存在する必要があります。

宛先

税金が繰り延べられる場合はRA_CUST_TRX_LINE_GL_DIST_ALL.COLLECTED_TAX_CCID、それ以外の場合はRA_CUST_TRX_LINE_GL_DIST_ALL.CODE_COMBINATION_ID。

COMMENTS

この会計配分のコメントを入力します。この列はオプションです。

検証

なし。

宛先

RA_CUST_TRX_LINE_GL_DIST_ALL.COMMENTS

INTERFACE_DISTRIBUTION_ID

この列は自動インボイスによって使用されます。nullのままにしておいてください。自動インボイスでは連番RA_CUST_TRX_LINE_GL_DIST_Sを使用してこの列に値が入力されます。これはRA_INTERFACE_DISTRIBUTIONS_ALLの主キーです。

検証

なし。

宛先

RA_CUST_TRX_LINE_GL_DIST_ALL.CUST_TRX_LINE_GL_DIST_ID

INTERFACE_LINE_ATTRIBUTE1-15

この会計配分を関連付けるトランザクションに対して同じ明細トランザクション・フレックスフィールドを入力します。明細トランザクション・フレックスフィールドで有効にした各属性の値を入力する必要があります。

検証

なし。

宛先

なし。

INTERFACE_LINE_CONTEXT

これは自動インボイスの必須列です。INTERFACE_LINE_ATTRIBUTE1-15列に入力した明細トランザクション・フレックスフィールドのコンテキストを入力します。

検証

グローバル・コンテキストを含む明細を渡す場合は、この列を「グローバル・データ要素」に設定します。

宛先

RA_CUSTOMER_TRX_LINES_ALL.INTERFACE_LINE_CONTEXT

INTERFACE_LINE_ID

この列は自動インボイスによって使用されます。nullのままにしておいてください。自動インボイスはINTERFACE_LINE_ATTRIBUTE1-15およびINTERFACE_LINE_CONTEXTを使用してこの列に値を入力します。

検証

なし。

宛先

RA_CUST_TRX_LINE_GL_DIST_ALL.CUSTOMER_TRX_LINE_ID

INTERFACE_STATUS

この列は自動インボイスによって使用されます。nullのままにしておいてください。

検証

なし。

宛先

なし。

INTERIM_TAX_CCID

この列は、繰延税額で使用される税勘定を識別します。

検証

なし。

宛先

RA_CUST_TRX_LINE_GL_DIST_ALL.CODE_COMBINATION_ID

INTERIM_TAX_SEGMENT1-30

Receivablesで有効化する各セグメントの会計フレックスフィールド値を入力します。このフレックスフィールドは中間(繰延)税勘定を表します。たとえば、6つの会計フレックスフィールド・セグメントを有効にする場合、列SEGMENT1から6に6つの値を入力する必要があります。必ず正しいセグメント値を入力してください。たとえば、値01は1とは異なります。

トランザクション・ソースの「会計フレックスフィールド」オプションで選択した値に応じて、ここにセグメント値の組合せを入力するか、CODE_COMBINATION_ID列に値を入力する必要があります。

検証

会計フレックスフィールド・セグメント値の有効な組合せがGL_CODE_COMBINATIONSに存在する必要があります。

宛先

なし。

LAST_UPDATE_LOGIN

この列は自動インボイスによって使用されます。nullのままにしておいてください。自動インボイスは、処理のためにRA_INTERFACE_DISTRIBUTIONS_ALL表の行を選択するときに、この列を更新します。

検証

なし。

宛先

なし。

PERCENT

この会計配分のパーセントを入力します。

この会計配分が収益スケジューリング・ルールを使用しないトランザクションのものである場合は、トランザクション・ソースの「収益勘定配賦」オプションに入力した値に応じて、この列またはAMOUNT列に値を入力する必要があります。「金額」を指定した場合、自動インボイスはこの列でパーセンテージを計算します。

この会計配分が収益スケジューリング・ルールを使用するトランザクションに対応する場合は、この列に値を入力する必要があります。

検証

トランザクションのすべての会計配分率の合計は、勘定科目区分に対して合計100になる必要があります。

宛先

RA_CUST_TRX_LINE_GL_DIST_ALL.PERCENT

REQUEST_ID

この列は自動インボイスによって使用されます。nullのままにしておいてください。

検証

なし。

宛先

なし。

SEGMENT1-30

Receivablesで有効化する各セグメントの会計フレックスフィールド値を入力します。たとえば、6つの会計フレックスフィールド・セグメントを有効にする場合、列SEGMENT1から6に6つの値を入力する必要があります。必ず正しいセグメント値を入力してください。たとえば、値01は1とは異なります。

トランザクション・ソースの「会計フレックスフィールド」オプションで選択した値に応じて、ここにセグメント値の組合せを入力するか、CODE_COMBINATION_ID列に値を入力する必要があります。

検証

会計フレックスフィールド・セグメント値の有効な組合せがGL_CODE_COMBINATIONSに存在する必要があります。

宛先

なし。