定型請求プランによる請求書の生成方法

定型請求プランを作成して、指定された期間にわたり、顧客に対して一連の請求書を生成します。

請求プランの定義には、納品される商品または提供されるサービスに関して顧客との間で交わされた契約の交渉済条件が反映されます。請求プランには、請求頻度、契約の開始日と終了日、支払条件、各請求書に含める品目またはメモ明細などの詳細が含まれます。定型請求プランを作成したら、自動インボイスを使用して、請求プランの定義に従って所定の請求期間の請求書を生成します。

定型請求プランに影響する設定

次の設定は、請求プランの作成と請求書の自動生成において重要です。

  • 入金方法: 請求プランの作成対象の顧客ごとに少なくとも1つの入金方法を作成します。この入金方法は、請求プランの最初のトランザクション日においてアクティブである必要があります。

  • 「定型請求プランの作成」ページ: 請求プランの作成において重要な設定には次のものがあります。

    • 「トランザクション・ソース」フィールド: 事前定義済のトランザクション・ソースORA_RecurringBillingを使用するか、請求プランで使用するように定義されたインポート済トランザクション・ソースを入力します。

    • 「トランザクション・タイプ」フィールド: 事前定義済の「請求書」トランザクション・タイプを使用するか、請求プランで使用するように定義された請求書トランザクション・タイプを入力します。

    • 「請求頻度」フィールド: 請求プランの請求頻度を選択します。請求頻度およびトランザクションと請求期間の日付に基づいて請求書が生成されます。

    • 請求プランの日付:

      • 契約日のフィールド: 契約の開始日と終了日を入力します。契約開始日は、最初の請求期間の日付です。契約終了日は、契約の終了、つまり請求プランの終了を示します。契約終了日の後は請求書を生成できません。

      • 「最初のトランザクション日」フィールド: 請求プランによって作成される最初のトランザクションの日付を入力します。この日付は最初の請求期間に含まれている必要があります。「第2のトランザクション日」フィールドと「第2の請求期間開始日」フィールドを使用する場合を除き、残りのトランザクションはこの日付と請求頻度に従って生成され、日付設定されます。

      • 「第2のトランザクション日」フィールド: 必要に応じて、請求プランによって作成される2番目とそれ以降のすべてのトランザクションの日付を入力します。残りのトランザクションは、この日付と請求頻度に従って生成され、日付設定されます。

      • 「第2の請求期間開始日」フィールド: 必要に応じて、請求プランの残りの請求期間の日付を入力します。残りの請求期間は、この日付と請求頻度に従って日付設定されます。

    • 「顧客」タブ: 請求プランの請求先顧客を入力します。I必要に応じて別の出荷先顧客を入力します。

    • 「支払」タブ:

      • 「支払条件」フィールド: 請求プランの支払条件を入力します(出荷先顧客の選択時にまだデータが移入されていない場合)。

      • 「入金方法」フィールド: 請求プランによって生成された請求書に入金を消し込むために使用する入金方法を入力します。

      • 支払方法がクレジット・カードまたは銀行口座振替の場合は、支払手段の必須フィールドに入力してください。

    • 「その他」タブ:

      • 「法的エンティティ」フィールド: 必要に応じてこの請求プランの法的エンティティを入力します。

      • 「請求の生成」オプション: 「請求の生成」オプションが有効であることを確認します。

    • 「明細」セクション: 各請求書に表示する請求書明細を入力します。請求プランを保存するには請求書明細を少なくとも1つ入力する必要があります。

請求プランの請求書の生成方法

請求プランの請求書を生成するには、次のステップを実行します。

  1. 顧客との契約の詳細を反映する請求プランを作成します。

  2. 定型請求データの生成プログラムを実行します。プログラムにより次の処理が実行されます。

    1. プログラム発行日にアクティブなすべての請求プランを選択します。

    2. トランザクション日と請求頻度に基づいて、請求の対象として適格な請求プランを識別します。

    3. 各請求プランの詳細に従って、これらの請求プランの請求書明細を生成します。

    4. 請求書明細を自動インボイス明細インタフェース表(RA_INTERFACE_LINES_ALL)にアップロードします。

  3. 「自動インボイスのインポート」プログラムを実行します。プログラムにより次の処理が実行されます。

    1. 請求書明細を、顧客、請求プラン名および請求プラン期間ごとに請求書にグループ化します。

    2. 自動インボイス・インポート・プロセスに失敗した請求書明細をグループ化します。

  4. 必要に応じて請求書明細のエラーを修正し、「自動インボイスのインポート」を再発行します。

    ノート:

    請求書明細の更新はこの請求書にのみ適用されます。自動インボイスでは、これらの更新は請求プラン自体には適用されません。

  5. トランザクションの印刷プログラムを実行して請求プランの請求書を印刷し、顧客に送信します。