決済バッチの処理方法
Oracle Fusion Receivablesが精算プロセスを開始し、Oracle Fusion Paymentsがトランザクションを精算します。PaymentsがReceivablesから受け取った精算は格納され、プロセッサまたは支払システムに伝送するために後で精算バッチに組み込まれます。決済プロセス中に取得された資金は、
ゲートウェイ支払システムを使用した場合、精算バッチではなく、個別の精算が支払システムに直接発行されます。
精算バッチに影響する設定
次の表では、精算バッチ処理に影響するオプションをリストします。
ページ |
タブ |
セクション |
ユーザー・インタフェース要素 |
---|---|---|---|
「資金取得プロセス・プロファイルの作成」または「資金取得プロセス・プロファイルの編集」 |
フォーマット |
決済 |
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「資金取得プロセス・プロファイルの作成」または「資金取得プロセス・プロファイルの編集」 |
フォーマット |
決済応答処理 |
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「資金取得プロセス・プロファイルの作成」または「資金取得プロセス・プロファイルの編集」 |
作成ルール |
決済グループ化ルール |
すべてのチェック・ボックス |
「資金取得プロセス・プロファイルの作成」または「資金取得プロセス・プロファイルの編集」 |
作成ルール |
決済限度 |
|
「資金取得プロセス・プロファイルの作成」または「資金取得プロセス・プロファイルの編集」 |
口座 |
決済伝送 |
|
精算バッチの処理方法
精算プロセス・フローのパート1には、図に示しているように、Receivables送金プロセス中の精算トランザクションの作成が含まれています。ここでは、承認が既に実行済みであると想定しています。
パート2には、図に示しているように、バッチへの個別精算のグループ化と支払システムへのその発行が含まれています。パート2はパート1から切り離されており、「精算バッチの作成」プロセスが手動で実行されるかスケジュールされたときに開始します。
パート3には、図に示しているように、精算バッチ承認の受領が含まれています。パート3はパート2から切り離されており、精算バッチの取得プロセスが手動で実行されるかスケジュールされたときに開始します。

プロセッサ支払システムの精算プロセスには、次の表で説明しているステップが含まれています。
ステップ |
説明 |
---|---|
入金を送金します。 |
Receivablesは、入金送金時(具体的には送金バッチの承認時)に資金取得プロセス要求として、対応する精算要求をPaymentsに発行します。 |
資金取得プロセス要求を受信します。 |
Paymentsが受信する資金取得プロセス要求には、次のものがあります。
資金取得プロセス要求には、電子取得された資金を必要とする精算が含まれます。 |
精算ごとに資金取得プロセス・プロファイルおよび支払システムを読取ります。 |
精算ごとに、Paymentsは、初期承認トランザクションのルーティング中に決定されたように、資金取得プロセス・プロファイルおよび支払システム情報を読取ります。Paymentsは、後続の処理でこの情報を使用します。 |
決済を検証します。 |
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個別の精算をバッチにグループ化します。 |
決済バッチは、フォーマットされて決済のために支払システムに伝送される、1つ以上の資金取得プロセス要求からの決済情報です。 Paymentsは、発行されたすべての資金取得プロセス要求からの精算を処理し、支払システムおよび他のグループ化ルールによって精算をグループ化して、精算バッチを作成します。オプションのグループ化ルールは、資金取得プロセス・プロファイルで設定されます。 |
精算バッチ・データを抽出してフォーマットします。 |
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精算バッチを支払システムに伝送します。 |
精算バッチはフォーマット後に、プロファイルの指定に従って資金の処理および取得を行うために支払システムに伝送されます。 |
承認を取得します。 |
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ステータスを処理し、精算を更新します。 |
Paymentsは、承認ファイルを読取り、該当する精算のステータスを更新します。Receivablesは、この情報に基づいて入金ステータスを更新しませんが、払戻などの後続トランザクションを制限します。 |