定型請求プランの請求書の作成方法

定型請求では、自動インボイスによって請求書明細が生成され、定型請求プランの請求書が作成されます。

まず、「定型請求データの生成」プロセスを実行して請求書明細を生成します。その後に「自動インボイスのインポート」プロセスを実行して、請求書明細から請求書を作成します。必要な場合は、自動インボイス・ワークブックを使用してエラーを修正し、データを再ロードできます。

「定型請求データの生成」プロセス

アクティブな請求プランの請求書明細を生成するには、「定型請求データの生成」プロセスを実行します。デフォルトでは、このプロセスによって、すべてのビジネス・ユニットに属するすべての適格請求プランの請求書明細が生成されます。プロセス・パラメータを使用すると、ビジネス・ユニット、請求プラン名、請求頻度および顧客別の請求プランのサブセットを選択できます。

「定型請求データの生成」プロセスでは、選択したパラメータによってアクティブな請求プランが検索され、請求対象として適格な請求プランが識別されます。請求プランが請求対象として適格であるのは、最初のトランザクション日または第2のトランザクション日(使用されている場合)がシステム日付以降かつ請求期間内である場合です。

次に例を示します。

  • BillPlan1は1月1日に作成済みであり、トランザクション日は月の初日、請求頻度は「月次」です。

  • BillPlan2は1月1日に作成済みであり、トランザクション日は月の初日、請求頻度は「週次」です。

  • BillPlan3は2月1日に作成済みであり、トランザクション日は月の15日、請求頻度は「四半期次」です。

  • 「定型請求データの生成」プロセスは、毎月5日に実行するようにスケジュールされています。

このプロセスにより、2月5日に次の処理が実行されます。

  • BillPlan1: 2月に対する単一の請求書の請求書明細が生成されます。

  • BillPlan2: 1月後半の3週間と2月最初の1週間に対する4つの請求書の請求書明細が生成されます。

  • BillPlan3: 請求書明細は生成されません。

請求書明細の生成後、このプロセスによってそれらの明細が自動インボイス明細インタフェース表(RA_INTERFACE_LINES_ALL)にアップロードされます。

「自動インボイスのインポート」プロセス

請求プラン請求書明細を定型請求書にグループ化するには、「自動インボイスのインポート」プロセスを実行します。インポート・プロセスでは、自動インボイス・グループ・ルールの必須パラメータ「請求プラン名」および「定型請求プラン期間」と、指定したオプション・パラメータを使用して、請求書明細が定型請求書にグループ化されます。

請求プラン請求書明細のエラーを修正し、プロセスを再発行するには、自動インボイス・ワークブックを使用します。請求プラン請求書明細の更新には次の要素が適用されます。

  • 自動インボイス・ワークブックには、エラーで終了した請求プラン請求書明細のみが含まれます。未処理のままの請求プランからの請求書明細は含まれません。

  • 自動インボイス・ワークブックを使用して、請求プランによって生成された請求書明細に行う更新は、それらのトランザクションにのみ適用され、請求プラン自体には反映されません。

  • 請求書の必須の詳細が変更されるような更新を請求書明細に行わないでください。

請求書明細から定型請求プラン請求書を作成すると、「売掛/未収金トランザクションの印刷」プロセスを使用して請求書を印刷し、顧客に送信できます。