クレジット・メモ要求承認中に入金の消込取消

クレジット・メモ承認プロセスで、請求書の未回収残高より大きい係争額が承認された場合、既存の入金消込を自動的に戻し処理するように消込済クレジット・メモを設定できます。

この手順は、請求書が一部支払済であるが、後で顧客が現行の未回収残高よりも多い当初請求書金額の一部を係争する場合などに使用します。

クレジット・メモ承認プロセスでは、次のステップを実行します。

  1. 承認済クレジット・メモ金額に対応するために、請求書から1つ以上の全額または一部の入金額の消込を取り消します。

  2. 請求書をクローズするには、クレジット・メモを作成して消し込みます。

  3. 入金を再度消し込み、顧客の残りの入金額を対顧客勘定にします。

このプロセスでは、修正およびクレジット・メモなどの他のアクティビティを請求書に対して戻し処理しません。使用可能なすべての入金を戻し処理して、承認済クレジット・メモを消し込んでも引き続きマイナスの請求書残高になる場合、承認プロセスはエラーで終了します。

ノート:

当初の係争が、クレジット・メモ再請求プロセスを開始するために「消込および貸方未回収残高の戻し処理」オプションを使用可能にして作成された場合、そのプロセスが優先され、入金の消込取消プロセスは適用されません。

クレジット・メモ承認を設定し、入金の消込取消およびクレジット・メモの消込を行うには:

  1. 次の設定を使用してクレジット・メモ・トランザクション・ソースを作成します。

    • タイプ: 手動

    • クレジットの入金処理: 対顧客勘定

    ノート:

    これらの設定は、事前定義済のトランザクション・ソースのクレジット・メモに割り当てることもできます。

  2. 請求書に割り当てられたトランザクション・ソースで、作成したクレジット・メモ・トランザクション・ソースか、「クレジット・トランザクション・ソース」フィールドで事前定義済トランザクション・ソースの「クレジット・メモ」を選択します。

  3. 請求書に割り当てられたトランザクション・ソースで、「標準トランザクション・タイプ」フィールドで使用するトランザクション・タイプを選択します。

    ノート:

    選択するトランザクション・タイプで、「超過消込不可」オプションが使用可能になっている必要があります。入金の消込取消が必要なクレジット・メモ承認では、超過消込は使用できません。

入金履歴を使用して、請求書およびクレジット要求の詳細で入金の消込取消および再消込をレビューできます。