セグメント値摘要のみをレポートに表示

「GL: セグメント値摘要にのみキューブ別名を設定」プロファイル・オプションで、一般会計の残高キューブでのメンバー別名の表示を制御します。

「設定および保守」作業領域で、「一般会計プロファイル・オプションの管理」タスクを使用します:
  • オファリング: 財務
  • 機能領域: 一般会計
  • プロファイル・オプション・コード: GL_DISPLAY_SEGMENT_VALUE

この表は、プロファイル値の設定について説明しています。値を変更したら、階層を再公開する必要があります。

GL_DISPLAY_SEGMENT_VALUEプロファイル・オプション・コードのプロファイル値

プロファイル値 説明
いいえ

デフォルト値です。セグメント値とセグメント値摘要(1110 Cashなど)が表示されます。

同じ値セット内に重複するセグメント値摘要がある場合は、この設定を使用する必要があります。摘要は、キューブの「別名」に格納されます。別名はキューブ内のディメンションで一意である必要があります。たとえば、「コスト・センター」値セットの複数のセグメント値に「West」という摘要が存在する場合、キューブの作成プロセス全体が失敗します。

ノート: Oracle Essbaseキューブでは、摘要の最初の80文字のみが表示されるため、摘要の最初の80文字が一意である必要があります。

重複するセグメント値摘要が存在する場合は、このプロファイルを「いいえ」に設定すると、キューブを作成できます。重複を削除した後の任意の時点で、プロファイルの値を「はい」に変更できます。その際は、勘定科目階層(ツリー・バージョン)をキューブに公開または再公開する必要があります。

はい

セグメント値摘要(Cashなど)のみが表示されます。

このプロファイル値を「はい」に設定した場合は、キューブを再構築したり、会計構成を発行してキューブを作成したときに、重複する摘要が存在すると、キューブの作成プロセスでエラーが発生します。この時点では、次の2つのオプションがあります:
  • プロファイル値を「いいえ」に設定して、「キューブの作成」プロセスを実行します。新しい勘定体系と会計カレンダの組合せが設定された新しい元帳に対して、会計構成を発行します。
  • 単一のセグメントのみでなく、すべてのディメンションにわたって重複を削除します。その後、「キューブの作成」プロセスを実行するか、会計構成を再発行します。