現金仮払金付加フレックスフィールドの作成方法
現金仮払金付加フレックスフィールドを有効にすることで、現金仮払金に関する会社固有の情報を取得するようにOracle Expensesを構成できます。付加フレックスフィールドは、追加情報を取得する構成可能なフィールドです。
作成できる付加フレックスフィールドのタイプには次のものがあります:
-
グローバル
-
ビジネス・ユニット固有
-
現金仮払金タイプ固有
-
ユーザー定義、コンテキスト依存
作成する付加フレックスフィールドのタイプごとに、フィールドのレンダリング方法を決定します。まず、「設定および保守」の「経費精算書付加フレックスフィールドの管理」ページで、「現金仮払金」という名前の事前定義済の付加フレックスフィールドを検索して選択し、「編集」アイコンをクリックします。この事前定義済の付加フレックスフィールドを使用すると、任意の付加フレックスフィールドを作成して現金仮払金要求に配置できます。
グローバル付加フレックスフィールドの作成
グローバル付加フレックスフィールドは、すべての現金仮払金を横断して取得する共通情報を識別します。「付加フレックスフィールドの編集: 現金仮払金」ページの「グローバル・セグメント」セクションで、ビジネス要件に従ってグローバル付加フレックスフィールドを作成できます。
ビジネス・ユニット固有の付加フレックスフィールドの作成
ビジネス・ユニット固有の付加フレックスフィールドは、特定のビジネス・ユニット全体で取得する共通情報を識別します。「付加フレックスフィールドの編集: 現金仮払金」ページの「コンテキスト・セグメント」セクションで、次のことを行います:
-
「プロンプト」フィールドに表示名を入力します。
ノート:表示名は、次のステップで選択する値セットのビジネス・ユニット名と一致している必要があります。そうでないと、作成したビジネス・ユニット固有の付加フレックスフィールドは機能しません。たとえば、ビジネス・ユニットVision Operationsの付加フレックスフィールドを作成する場合、Vision Operationsという名前のコンテキストを作成する必要があります。
-
「値セット」選択リストから、ORA_EXM_BUSINESS_UNITSという名前の事前定義済の値セットを選択します。
この値セットには、組織内のすべてのビジネス・ユニットの名前が含まれています。
次に、「コンテキストの管理」をクリックして、特定の付加フレックスフィールドを必要とするビジネス・ユニットごとにコンテキストを作成します。
現金仮払金タイプ固有の付加フレックスフィールドの作成
現金仮払金タイプに固有の付加フレックスフィールドは、特定の現金仮払金タイプ全体で取得する共通情報を識別します。「付加フレックスフィールドの編集: 現金仮払金」ページの「コンテキスト・セグメント」セクションで、次のことを行います:
-
「プロンプト」フィールドに表示名を入力します。
ノート:表示名は、次のステップで選択する値セットの現金仮払金タイプ名と一致している必要があります。そうでないと、作成した現金仮払金タイプ固有の付加フレックスフィールドは機能しません。たとえば、タイプ「出張」の付加フレックスフィールドを作成する場合、「出張」という名前のコンテキストを作成する必要があります。
-
「値セット」選択リストから、ORA_EXM_CASH_ADVANCE_TYPEという名前の事前定義済の値セットを選択します。
この値セットには、組織内の現金仮払金タイプが含まれています。
次に、「コンテキストの管理」をクリックして、特定の付加フレックスフィールドを必要とする現金仮払金タイプごとにコンテキストを作成します。
ユーザー定義の付加フレックスフィールドの作成
ユーザー定義の付加フレックスフィールドは、それぞれの現金仮払金について取得するコンテキスト依存情報を識別します。たとえば、ユーザー定義のコンテキストをCash Advance Purposeとし、営業や研修、移転、その他に関連する追加の摘要情報を取得します。「付加フレックスフィールドの編集: 現金仮払金」ページの「コンテキスト・セグメント」セクションで、次のことを行います:
-
「プロンプト」フィールドに表示名(Cash Advance Purposeなど)を入力します。
ノート:表示名は、次のステップで選択する値セットのユーザー定義フィールド名と一致している必要があります。そうでないと、作成したユーザー定義の付加フレックスフィールドは機能しません。たとえば、Cash Advance Purposeの付加フレックスフィールドを作成する場合、Cash Advance Purposeという名前のコンテキストを作成する必要があります。
-
「値セット」選択リストから、ユーザー定義の付加フレックスフィールドの値が含まれている値セットを選択します。
ノート:値セットがまだ存在しない場合は作成する必要があります。この値セットには、関心のある様々なコンテキストの名前が含まれています。
次に、「コンテキストの管理」をクリックして、特定の付加フレックスフィールドを必要とするユーザー定義フィールドごとにコンテキストを作成します。
現金仮払金フレックスフィールドについてグローバル・セグメントとコンテキスト・セグメントの両方を定義できます。この付加フレックスフィールドについて構成できるコンテキスト値セットは1つのみです。たとえば、現金仮払金付加フレックスフィールドについてビジネス・ユニット・コンテキストとユーザー定義のコンテキストを同時に構成することはできません。