経費精算書ヘッダー付加フレックスフィールドの作成方法

経費精算書レベルで付加フレックスフィールドを有効にすることで、それぞれの経費精算書について会社固有の情報を取得するようにOracle Expensesを構成できます。付加フレックスフィールドは、追加情報を取得する構成可能なフィールドです。

それぞれの経費精算書について、最大27の追加フィールドの情報を取得できます。

作成できる付加フレックスフィールドのタイプには次のものがあります:

  • グローバル

  • ビジネス・ユニット固有

  • ユーザー定義、コンテキスト依存

作成する付加フレックスフィールドのタイプごとに、フィールドのレンダリング方法を決定します。まず、「設定および保守」の「経費精算書付加フレックスフィールドの管理」ページで、「経費精算書ヘッダー」という名前の事前定義済の付加フレックスフィールドを選択し、「編集」アイコンをクリックします。この事前定義済の付加フレックスフィールドを使用すると、任意の付加フレックスフィールドを作成して経費精算書のヘッダー・セクションに配置できます。

グローバル付加フレックスフィールドの作成

グローバル付加フレックスフィールドは、すべての経費精算書を横断して取得する共通情報を識別します。「付加フレックスフィールドの編集: 経費精算書ヘッダー」ページの「グローバル・セグメント」セクションで、ビジネス要件に従ってグローバル付加フレックスフィールドを作成できます。

ビジネス・ユニット固有の付加フレックスフィールドの作成

ビジネス・ユニット固有の付加フレックスフィールドは、特定のビジネス・ユニット全体で取得する共通情報を識別します。「付加フレックスフィールドの編集: 経費精算書ヘッダー」ページの「コンテキスト・セグメント」セクションで、次のことを行います:

  1. 「プロンプト」フィールドにビジネス・ユニットを入力します。

  2. 「値セット」選択リストから、ORA_EXM_BUSINESS_UNITという名前の事前定義済の値セットを選択します。

    この値セットには、組織内のすべてのビジネス・ユニットの名前が含まれています。

次に、「コンテキストの管理」をクリックして、特定の付加フレックスフィールドを必要とするビジネス・ユニットごとにコンテキストを作成します。たとえば、ビジネス・ユニットVision Operationsの付加フレックスフィールドを作成する場合、Vision Operationsという名前のコンテキストも作成する必要があります。

ノート:

コンテキストの表示名として入力するビジネス・ユニット名は、「値セット」選択リストから選択するビジネス・ユニット名と一致している必要があります。そうでないと、作成したビジネス・ユニット固有の付加フレックスフィールドは機能しません。

ユーザー定義の付加フレックスフィールドの作成

ユーザー定義の付加フレックスフィールドは、それぞれの経費精算書について取得するコンテキスト依存情報を識別します。たとえば、ユーザー定義のコンテキストをExpense Purposeとし、営業や研修、移転、その他に関連する追加の摘要情報を取得するとします。「付加フレックスフィールドの編集: 経費」ページの「コンテキスト・セグメント」セクションで、次のことを行います:

  1. 「プロンプト」フィールドに、ユーザー定義のコンテキストExpense Purposeを入力します。

  2. 「値セット」選択リストから、付加フレックスフィールドを作成する値が含まれている値セットを選択します。

    ノート:

    値セットがまだ存在しない場合は作成が必要な場合があります。

    この値セットには、関心のある様々なコンテキストの名前が含まれています。

次に、「コンテキストの管理」をクリックして、特定の付加フレックスフィールドを必要とするビジネス・ユニットごとにコンテキストを作成します。コンテキストの表示名として入力するユーザー定義名は、「値セット」選択リストから選択する名前と一致している必要があります。そうでないと、作成したユーザー定義の付加フレックスフィールドは機能しません。

ノート:

経費精算書ヘッダーでは、ビジネス・ユニット固有の付加フレックスフィールドまたはユーザー定義の付加フレックスフィールドを作成できます。経費精算書ヘッダーに両方を同時に含めることはできません。グローバル付加フレックスフィールドは、ビジネス・ユニット固有の付加フレックスフィールドまたはユーザー定義の付加フレックスフィールドとともに常に表示できます。

ノート:

経費精算書レベルの付加フレックスフィールドの表示は、「経費システム・オプションの管理」ページの「付加フレックスフィールドの使用可能」オプションに依存しません。