請求書オプションのガイドライン
請求書オプションは、請求書ビジネス・ユニットに対する請求書の処理方法を制御する設定およびデフォルト値です。「請求書オプションの管理」ページで請求書オプションを設定します。
請求書入力オプション
次の表は、請求書入力オプションを示しています。これらのオプションの一部をサプライヤに対して設定することもできます。サプライヤに異なるデフォルト値が設定されている場合を除いて、請求書オプションが使用されます。
オプション |
サプライヤ設定 |
説明 |
---|---|---|
請求書グループが必要 |
いいえ |
請求書の作成時にグループ名を入力する必要があります。 |
文書カテゴリ上書きの許可 |
いいえ |
「連番基準」元帳オプションが「元帳」または「法的エンティティ」に設定されている場合に、請求書文書カテゴリの上書きを許可します。 注意:
元帳オプションが「連番なし」に設定されている場合、次のようになります:
|
支払済請求書修正の許可 |
いいえ |
支払済請求書の明細の取消または追加が許可されます。また、最終照合されていない購買オーダーとの照合を取り消して、請求書を別の購買オーダーと照合することもできます。 注意:
会計に影響するため、配分は変更できません。 |
第三者支払における送金先サプライヤ上書きの許可 |
いいえ |
サードパーティ関係があるサプライヤについて、請求書賦払の送金先サプライヤ名および住所の上書きを許可します。 |
請求書賦払の再計算 |
いいえ |
請求書検証プロセス中に賦払を再計算します。 |
未照合請求書の保留 |
はい |
購買オーダーまたは受入と照合されていない請求書に、「照合が必要」保留を適用します。 ノート:
このオプションは、サプライヤに対して「はい」、「いいえ」、「買掛管理オプションからデフォルト」に設定できます。 |
請求書勘定科目コード付けワークフロー使用可能 |
いいえ |
請求書が配分差異保留になると、勘定科目コード付けワークフローが開始します。 |
請求書添付の削除の防止 |
いいえ |
承認が有効になっている場合、または請求書が検証されている場合、請求書が承認されると、添付の削除は許可されません。 |
検証中に重複請求書保留を評価 |
いいえ |
重複請求書保留条件を自動的に再評価し、重複条件が適用されなくなった場合は重複保留を解除します。 |
入金受入日数 |
いいえ |
賦払の再計算時に商品受入日に追加する日数を指定します。 |
請求書通貨 |
はい |
デフォルトの請求書通貨を指定します。 |
支払通貨 |
はい |
デフォルトの支払通貨を指定します。 |
支払グループ |
はい |
請求書の支払時に使用するデフォルト・グループを指定します。 |
支払優先度 |
はい |
請求書支払のデフォルトの優先度を指定します。 |
支払条件 |
はい |
デフォルトの支払条件を指定します。 |
支払起算日 |
はい |
支払起算日を決定するためのデフォルト基準を指定します。 |
支払期日基準 |
はい |
支払日を決定するためのデフォルト基準を指定します。 |
会計日ベース |
いいえ |
会計日を決定するためのデフォルト基準を指定します。 |
予算日ベース |
いいえ |
予算日を決定するためのデフォルト基準を指定します。 |
照合オプション
次の表は、請求書を購買オーダー、受入および消費通知文書と照合するためのオプションを示しています。これらのオプションの一部をサプライヤに対して設定することもできます。サプライヤに異なるデフォルト値が設定されている場合を除いて、請求書オプションが使用されます。
オプション |
サプライヤ設定 |
説明 |
---|---|---|
最終照合の許可 |
いいえ |
購買オーダーと照合するとき、または照合済の請求書配分を修正するときに、最終照合を実行できます。 |
照合配分上書きの許可 |
いいえ |
請求書と購買オーダーとの照合から作成された請求書配分の上書きを許可します。 注意:
受入時計上の場合、照合済請求書の配分を上書きできません。購買オーダーがプロジェクト関連であり、購買オーダー配分の品目搬送先が在庫である場合も、配分を上書きできません。 |
購買オーダー配分追加情報の転送 |
いいえ |
購買オーダーと照合すると、購買オーダー配分から請求書配分に付加フレックスフィールド情報が転送されます。 ノート:
このオプションを有効にする場合は、購買オーダー配分と請求書配分のフレックスフィールド体系が同じであることを確認してください。 |
数量許容範囲 |
はい |
デフォルトの数量ベース許容範囲セットを指定します。 |
金額許容範囲 |
はい |
デフォルトの金額ベース許容範囲セットを指定します |
割引
次の表は、割引オプションを示しています。これらのオプションの一部は、サプライヤに対して「はい」、「いいえ」、「買掛管理オプションからデフォルト」に設定できます。
オプション |
サプライヤ設定 |
説明 |
---|---|---|
計算から税金を除く |
はい |
賦払の割引可能金額の計算時に請求書から税額を減算します。 注意:
「割引配賦方法」オプションを「税金明細および単一配分」に設定することはできません。 |
計算から運送費を除く |
はい |
賦払の割引可能金額の計算時に請求書から運送費を差し引きます。 |
割引配賦方法 |
いいえ |
請求書配分間での割引の配賦方法を決定します。 |
割引常時計上 |
はい |
請求書の支払時期に関係なく、サプライヤに対して有効な割引を適用します。 |
前払金
次の表は、前払金オプションを示しています。
オプション |
サプライヤ設定 |
説明 |
---|---|---|
支払条件 |
いいえ |
前払金のデフォルト支払条件を指定します。 |
決済日数 |
はい |
決済日を計算するためにシステム日付に追加する日数を指定します。 ノート:
決済日まで、または決済日がすぎるまで、請求書に前払金を消し込むことはできません。 |
購買オーダーからの配分の使用 |
いいえ |
サプライヤおよび購買オーダーの情報を使用して、照合済請求書配分の配分組合せを作成します。サプライヤの前払金配分によって勘定科目セグメントが提供され、購買オーダーの配分組合せによって残りのセグメント値が提供されます。 |
請求書入力中に充当可能前払金を表示 |
いいえ |
請求書入力中に充当可能な前払金を表示します。 |
承認
請求書承認ワークフローを使用すると、請求書承認プロセスを自動化できます。このワークフローでは、請求書に承認が必要かどうかを判断して、必要な場合は請求書を承認者にルーティングします。承認者は請求書を承認または否認できます。
次の表は、承認オプションを示しています。
オプション |
説明 |
---|---|
請求書承認を使用可能に設定 |
承認ワークフローを通じて請求書を送信します。請求書は、承認されるまで支払できません。 |
承認前の検証が必要 |
検証プロセスで請求書の完全性をチェックした後、承認ワークフローを通じて請求書を送信します。 |
会計プリファレンス |
請求書の会計プリファレンスを選択します。
|
強制承認の許可 |
マネージャに、ワークフローの上書きおよび請求書の手動承認を許可します。たとえば、ワークフローが完了していない場合や、ワークフローを使用せずに支払う権限がある場合に、強制承認を行うことができます。 |
請求書承認ルールの属性のトピックで、属性の完全なリストとそれらが属するオブジェクトを参照できます。
利息
この表は、期限超過請求書の利息に設定できるオプションを示しています。
オプション |
サプライヤ設定 |
説明 |
---|---|---|
利息請求書の作成 |
はい |
期限超過請求書の利息を計算し、利息請求書を作成します。このオプションは、サプライヤに対して「はい」、「いいえ」、「買掛管理オプションからデフォルト」に設定できます。 |
最低利息額 |
いいえ |
利息請求書を作成するためのしきい値を設定する計算済利息の最低金額。最低利息額を満たさない利息請求書は作成されません。 |
利息配賦方法 |
いいえ |
請求書配分全体で利息を配賦します。 |
支払利息配分 |
いいえ |
支払利息を単一配分に配賦する場合に使用する配分組合せを識別します。 |
支払要求
次の表は、支払要求オプションを示しています。
オプション |
説明 |
---|---|
支払条件 |
デフォルトの支払条件を指定します。 |
支払グループ |
前払金を支払うときに使用されるデフォルト支払グループを指定します。 |
支払優先度 |
前払金を支払うときに使用されるデフォルトの支払優先度を指定します。 |
セルフサービス請求書
次の表は、Oracle Fusion Supplier Portalで作成された請求書に設定できるオプションを示しています。
オプション |
説明 |
---|---|
請求書を単一購買オーダーに制限 |
請求書を、単一の購買オーダーに属するスケジュールに制限します。 |
請求書への過去の日付の入力を許可 |
サプライヤが過去の日付の請求書を入力できるようにします。 |
数量に基づく照合における単価変更の許可 |
サプライヤが、購買オーダーの単価とは異なる単価を請求書に入力できるようにします。 |
添付が必要 |
サプライヤ・ユーザーは、添付なしで請求書を送信できません。これは、照合済請求書と未照合請求書の両方に適用されます。 |
「スプレッドシートでの勘定体系、元帳、法的エンティティおよびビジネス・ユニットの作成」タスクを使用すると、請求書オプションの設定を自動化できます。