US 1099レポートの使用方法

米国(US)では、US 1099レポート可能サプライヤに対して行う特定のタイプの支払を国税庁にレポートする必要があります。

サプライヤ設定でサプライヤを連邦レポート可能として指定できます。サプライヤに対して請求書を入力するときに、「所得税タイプ」フィールドを使用して、US 1099その他タイプで請求書配分を分類します。年度末に、国税局、その他の税務機関およびサプライヤに対して、累積されたUS 1099支払情報を標準書式でレポートできます。

合同ファイリングを使用している場合、US 1099電子フォーマットによってKレコードとBレコードが生成されます。Kレコードは、合同ファイリングに参加している、適格な支払がある税リージョンまたは州の情報を提供します。Bレコードは、適格な州の、税リージョン・レポート制限以上のUS 1099支払金額があるサプライヤ用に生成されます。

US 1099レポートの概要

次の図は、設定からレポートまでのUS 1099レポートのステップを示しています。
この図は、US 1099レポート設定を示しています。
  1. US 1099レポート用のPayablesの設定: 詳細は、次のセクションを参照してください。

  2. サプライヤのUS 1099詳細の入力: 「サプライヤ」ページの「所得税」タブで、連邦および州の情報を指定できます。

  3. US 1099請求書の入力、計上および支払: 該当する各請求書配分で所得税タイプおよび所得税リージョンを指定するか、またはサプライヤからのデフォルト値を受け入れることができます。

    請求書配分を自動的に作成するには、配分セットを入力するか、または購買オーダーと照合します。所得税タイプがない配分セットを使用している場合、請求書配分はサプライヤから所得税タイプを取得します。配分セットにサプライヤとは異なる所得税タイプが設定されている場合、配分セットの税タイプが使用されます。配分を手動で入力することもできます。

    各請求書配分の「所得税タイプ」および「所得税リージョン」を修正できます。連邦レポート可能ではない配分の「所得税タイプ」フィールドを消去することもできます。「サプライヤ税リージョンの使用」税オプションを使用可能にした場合、デフォルト・リージョンは、請求書のサプライヤ・サイト住所の州になります。または、税金の管理オプションのページでデフォルトの所得税リージョンを指定することもできます。所得税リージョンは、US 1099レポートでタイプおよびリージョン別に配分をグループ化するために使用されます。合同ファイリングを有効にしている場合、US 1099レポートを実行すると、レポート可能なすべての配分が州別にグループ化されます。

  4. US 1099例外の識別および解決: US 1099請求書例外レポートおよびUS 1099サプライヤ例外レポートを発行します。税識別番号または税レポート・リージョンが提供または確認されていない各サプライヤに対して、税金情報検証レターを生成します。

  5. (オプション)サプライヤからの税金の源泉徴収: 税識別番号(TIN)が無効であるか存在せず、有効なTINを要求する法的要件が満たされていない場合に、税金を源泉徴収できます。

  6. US 1099支払情報の更新: 「配分の管理」ページで請求書配分を手動で修正するか、「所得税詳細の更新および報告」プロセスを発行できます。

  7. US 1099レポートの生成:

    • US 1099フォーム: US 1099サプライヤに対するUS 1099その他支払の合計がレポートされ、組織内の税金レポート・エンティティごとにUS 1099フォームが生成されます。

    • US 1096フォーム: アメリカ合衆国国税庁による要求に応じて、書類で転送される各US 1099フォーム・タイプが要約されます。レポートは、国税庁の事前フォーマット済フォームで生成されます。

    • US 1099電子メディア: アメリカ合衆国国税庁による要求に応じて、要約されたUS 1099情報が電子フォーマットで生成されます。

    • US 1099支払レポート: US 1099レポート可能サプライヤに対して行われた支払がリストされます。

US 1099レポート用のPayablesの設定

この図は、PayablesのUS 1099レポートを設定するステップを示しています。
この図は、US 1099レポート用のPayablesのステップを 示しています。
  1. 合同ファイリングの有効化: 連邦政府と州の合同US 1099ファイリングを使用するには、税金の管理オプションのページで「合同ファイリング・プログラムの使用」オプションを選択します。

    ノート:

    US 1099税情報を電子的に提出するが、合同ファイリング・プログラムに参加しない場合は、合同ファイリング・オプションを使用不可のままにします。

  2. 源泉徴収税配分の有効化: 源泉徴収税配分を自動的に作成するには、税金の管理オプションのページで「所得税レポートに源泉徴収税配分を含める」オプションを選択します。これらの配分の所得税タイプは、自動的に「MISC4」に設定されます。合同ファイリングを使用する場合は、所得税リージョンも提供されます。

  3. 所得税リージョンの定義: 合同ファイリングを使用する場合は、「税リージョンの管理」ページで税リージョンを定義します。

  4. レポート・エンティティの定義: 「レポート・エンティティの管理」ページでレポート・エンティティを設定します。各レポート・エンティティに、1つ以上の貸借一致セグメント値を割り当てます。税金エンティティに対してUS 1099レポートを発行すると、勘定科目内の貸借一致セグメント値を含む支払済請求書配分が一緒に追加されます。