財務マイルストン
マイルストンは、期間と工数がゼロの財務プロジェクト・プランまたはプロジェクト・プランの単一のポイントインタイム・イベントです。
マイルストンの概要を次に示します:
- クライアントとの契約上の義務を表します。
- スケジューリング目的でプロジェクト・プランで使用できます。
- 成果物が関連付けられています。
- 請求および収益認識のためにプロジェクト・プランで使用できます。
- コストを直接負うことはできません
- 完了進捗を追跡するステータスがあります。
- 完了前にレビューおよび承認を要求できます。
「財務プロジェクト・プランの管理」または「プロジェクト・プランの管理」ページで、ピアまたは子タスクとして財務マイルストンを作成します。財務マイルストンが作成されると、これらの両方のページで表示できます。
マイルストンに関して次の点に注意してください:
- 賦課できません。
- 常にプロジェクト・プランの最下位レベルにあります。
- リソースを割り当てることができますが、工数を指定できません。これは、マイルストンがプロジェクト内のポイントインタイム・イベントであっても、工数を追跡できないためです。
- 財務マイルストンをタスクに変換するには、「マイルストン」チェック・ボックスの選択を解除します。
- 財務マイルストンの場合、計画開始日と計画終了日は同じです。計画開始日を更新すると、計画終了日が同じ日付に設定され、その逆も同様になります。
- 請求可能マイルストンは、請求および収益認識の目的で契約明細に関連付けることができます。
- 請求可能マイルストン(契約明細に関連付けられていないものを含む)に対して完了承認を要求すると、マイルストン完了承認ワークフローが開始されます。
- 請求可能マイルストンの手動承認を必要としない場合は、マイルストン完了承認ワークフローに自動承認ルールを構成できます。
- プライマリ・プロジェクト・マネージャは、マイルストン完了承認ワークフローのデフォルト承認者です。プライマリ・プロジェクト・マネージャがマイルストン完了承認の要求を送信すると、マイルストンが自動的に「完了」ステータスに更新されます。
- タスク詳細の添付を使用して、マイルストンの添付または成果物を追跡します。これらの添付は、マイルストン完了承認中に承認者に送信されます。
- 完了進捗を追跡するステータスがあります。
マイルストン
ステータス
請求不可マイルストン
- 未開始
- 進行中
- 完了
請求可能マイルストン(ワークフローが有効な場合)
- 未開始
- 進行中
- 完了承認要求済
「財務プロジェクト・プランの管理」ページで、「マイルストン・ステータスの変更」ダイアログ・ボックスを使用して、マイルストン・ステータスおよび実績日付を更新します。請求可能マイルストンの場合、「完了承認要求済」ステータスを選択してマイルストン完了承認を開始できます。承認者に表示されるコメントを入力して、追加のコンテキストを提供できるため、承認プロセスが容易になります。承認者(プライマリ・プロジェクト・マネージャ)は、マイルストン詳細をレビューし、マイルストン完了を承認できます。さらに、マイルストンのステータス変更履歴が維持され、変更されたステータス値、変更の発生日および変更者の監査が提供されます。
ノート: Microsoft Project Integration with Project Financial Managementを使用している場合は、Microsoft Projectとプロジェクト財務管理間で財務マイルストンをエクスポートおよび同期できます。