プロジェクトまたはタスクへの資産割当に関する考慮事項

プロジェクトまたはタスクに資産を割り当てる際には、次の考慮事項に留意する必要があります。

  • プロジェクト資産はプロジェクト・レベルで割り当てることができますが、コストはタスク・レベルで収集する必要があります。たとえば、1つの資産のみ、または2棟の同一の建物など、非常に類似するいくつかの資産を作成する場合、通常はプロジェクト・レベルでそれらを定義します。資産はプロジェクト・レベルでリストできますが、コストはタスク・レベルで取得する必要があり、これにより、特定のフロアなどの建設に費やした金額を把握できます。
  • プロジェクト資産はタスク・レベルで割り当てることができます。たとえば、病院の建物には多数の資産が作成されていることがあり、多数の資産がある場合、プロジェクト・タスク体系を使用すると、各資産に固有のプロジェクト・コストを取得できるようになり、後でそれを資産に割り当てることができます。
  • 複数のプロジェクト資産を同じレベル(プロジェクトまたはタスク)で割り当てることができます。たとえば、テニス・クラブ内に同一のテニス・コートを4面建設できるとすると、4つの資産はすべて、テニス・コートの建設という同じタスクに割り当てられます。
  • プロジェクト資産は。プロジェクト内の複数のタスクに割り当てることができます。たとえば、レストランのキッチンの建設には、収納庫やキャビネットに加え、床材や、レンジ、オーブン、冷蔵庫といった調理用の必需品に関するタスクが含まれる場合があります。キッチンの資産は、これらの各タスクに割り当てられます。
  • タスク・レベルでプロジェクト資産を割り当てる場合、最上位または最下位のタスクに資産を割り当てることができますが、両方を行うことはできません。プロジェクト資産を中間レベルのタスクに割り当てることもできません。「どのタスク・レベルでプロジェクト資産を割り当てることができますか。」を参照してください

  • 共通コストを収集してプロジェクト資産に配賦することもできます。

    共通コストは、いずれのプロジェクト資産にも簡単に割り当てることができないコストです。これらのよい例として、許可料や建築費などの一般コストがあげられます。このようなコストを取得するタスクを作成した場合、プロジェクト資産をそれらに割り当てることはできません。共通コストをグループ化して資産明細を作成する際に、「タスク詳細の編集」画面で「共通コスト」コスト・グループ化レベル・タイプを使用する必要があります。