リソースの目標時間の計算方法
リソースの目標時間は、稼働可能時間をリソースの目標稼働率で乗算した値です。リソース・プールのターゲット時間には、プール内のすべての現行リソースのターゲット時間が含まれます。
「リソース稼働率データの更新」プロセスでは、現行週および次の2週間、4週間、8週間および13週間の個々のリソースおよびリソース・プールの目標時間が更新されます。
次に対応するのに十分な頻度で「リソース稼働データの更新」プロセスを実行します。
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新規リソースまたは割当
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リソース・プール・メンバーシップの日付の変更
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リソース・カレンダの変更
リソースの目標時間に影響を及ぼす要因
リソースの目標時間には、次の要因が影響を及ぼします。
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リソースの稼働可能時間はリソース・カレンダに基づいています。たとえば、リソース・カレンダは、月曜日から金曜日、1日当たり8時間に設定できます。リソースの稼働可能時間を決定する際に、会社の休日は考慮されません。
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「リソース稼働率データの更新」プロセスでは、週が日曜日から土曜日までと定義されています。プロセスを実行する日に関係なく、現行週には日曜日から土曜日までの7日間すべてが含まれます。
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「リソース稼働率データの更新」を日曜日より後に実行すると、現行週の最初の日は前の日曜日になります。
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日曜日にプロセスを実行すると、現行週はその日から始まります。
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リソースの目標時間の計算方法
現行週および次の12週間の週次間隔でリソースの目標時間を計算するために、「リソース稼働率データの更新」プロセスでは、リソースのターゲット稼働率がその週のリソース・カレンダの稼働可能時間で乗算されます。
リソース・プールの目標時間を計算するために、リソース・プール内のすべてのリソースの目標時間の加重平均が合計されます。
このプロセスには、リソース・プールのリソースの日付範囲内である日数に対してのみリソースの稼働可能時間数が含まれます。
例
次の例は、1週間の3人のリソースおよびリソースが属するリソース・プールの目標時間の計算を示しています。
リソースおよびリソース・プール |
リソースの目標稼働率 |
リソース・カレンダで稼働可能な時間数 |
リソースの目標時間の計算 |
プールの目標稼働率 |
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リソースA |
75% |
40 |
30 |
適用なし |
リソースB |
80% |
40 |
32 |
適用なし |
リソースC |
80% |
30 |
24 |
適用なし |
リソース・プール |
適用なし |
40 + 40 + 30 = 110 |
30 + 32 + 24 = 84 |
84 / 110 = 76% |