Oracle Digital Assistantを使用したプロジェクト管理
プロジェクト管理スキルが有効な場合、プロジェクト・マネージャおよびチーム・メンバーは、Oracle Digital Assistantを使用して、プロジェクト、タスク、成果物および課題の表示および更新などのプロジェクト管理アクティビティを実行できます。
自分のプロジェクトの表示
自分が管理するプロジェクトの概要情報を表示します。この情報には、プロジェクト実行の進捗、過去2週間以内に完了および開始が遅れたタスクの数、実績コストと確定コスト、承認済請求済合計、実績収益合計、およびプロジェクトが予算を超過しているか下回っているかが示されます。
対象ユーザー: プロジェクト・マネージャ
使用可能なフレーズの例:
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How are my projects doing?
-
Show my projects
-
Show project
<your project name>
-
What's the status of my projects?
-
What's happening with my projects?
-
What's the cost for project
<your project name>
? -
What's the invoice amount for project
<your project name>
? -
What's the revenue for project
<your project name>
?
考慮事項: 財務プロジェクトの財務詳細のみを表示できます。このフローを使用してプロジェクトの課題を作成することもできます。
自分のプロジェクト・タスクのリスト
自分に割り当てられたタスクを表示します。デジタル・アシスタントでは、タスクがグループ化され、完了としてマークする準備ができているタスク、開始済としてマークする準備ができているタスク、進行中および今後のタスクの3つのカテゴリに表示されます。表示されるタスクのリストから、タスクを開始済または完了済としてマークすることもできます。
対象ユーザー: チーム・メンバー
使用可能なフレーズの例:
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List my project tasks
-
What are my project tasks?
考慮事項: 表示できるのは、自分がプロジェクト実行管理のプライマリ・リソースであるタスクのみです。
自分のプロジェクト・タスクの更新
自分に割り当てられたタスクを開始済または完了としてマークします。これは、2つの方法で実行できます。
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タスクのリストを要求し、デジタル・アシスタントのプロンプトに従って、必要なタスクを開始または完了します。
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処理およびタスク名を含む直接要求を使用して、特定のタスクを開始済または完了としてマークするようにデジタル・アシスタントに指示します。
対象ユーザー: プロジェクト・マネージャ、チーム・メンバー
使用可能なフレーズの例:
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Mark project task
<your task name>
as started -
Mark project task
<your task name>
as completed -
Mark project task
<your task name>
as done -
Mark project task
<your task name>
as finished -
Complete project task
<your task name>
-
Update project task
<your task name>
to started -
List my project tasks
次に、完了または開始済としてマークするタスクのリストの番号を応答します。
考慮事項: 自分がプロジェクト実行管理のタスクのプライマリ・リソースであるタスクのみを更新できます。
自分の成果物のリスト
自分が所有する成果物の詳細を表示します。デジタル・アシスタントは、オープン・プロジェクトの成果物をステータス別にグループ化し、必要期日でソートします。特定の優先度の成果物のみをリストするようにデジタル・アシスタントに依頼することもできます。
対象ユーザー: 成果物所有者
使用可能なフレーズの例:
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List my deliverables
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Show high priority deliverables
自分の成果物の更新
自分に割り当てられたプロジェクト成果物を開始済または完了としてマークします。これは、2つの方法で実行できます。
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成果物のリストを要求し、デジタル・アシスタントのプロンプトに従って、必要な成果物を開始または完了します。
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処理および成果物名を含む直接要求を使用して、特定の成果物を開始済または完了としてマークするようにデジタル・アシスタントに指示します。
考慮事項: デジタル・アシスタントは、成果物を更新するために3つの情報(処理動詞、特定の成果物および新しい属性値)が必要です。
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update、adjust、markまたはmoveなどの処理動詞を使用して要求を開始します。
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成果物を特定するには、成果物名のキーワードを入力します。デジタル・アシスタントは、「deliverable」という単語の後の最初の単語を使用して成果物を検索します。複数の成果物が検索基準に一致すると、成果物のリストがアシスタントに表示され、更新する必要がある成果物を選択できます。
-
属性値に関するフレーズを入力します。ほとんどの場合、指定された値に基づいて更新する属性をアシスタントが認識します。たとえば、フレーズに「in progress」や「completed」などのステータス値が含まれている場合、アシスタントは成果物のステータスを更新する必要があることを認識します。
対象ユーザー: 成果物所有者
使用可能なフレーズの例:
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Mark deliverable
<your deliverable name>
as completed -
Update deliverable
<your deliverable name>
to in progress
自分の課題のリスト
自分が所有するオープン・プロジェクトの課題を表示します。さらに、課題の処理項目のステータスおよび現在の所有者を表示できます。課題に処理項目を追加することもできます。
対象ユーザー: 課題所有者
使用可能なフレーズの例:
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Show the issues
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List the issues
課題および処理項目の作成
自分のプロジェクトの課題および処理項目を作成します。最初にプロジェクトの表示を要求し、課題の作成プロンプトに応答して課題を作成するか、「create an issue」と要求すると、デジタル・アシスタントによってプロジェクトのリストが提示され、そこから選択できます。短い要約を入力するように求められ、オプションで詳細な説明を追加できます。課題が作成されると、デジタル・アシスタントによって処理項目の入力が求められます。そのときに処理項目を入力することも、所有する課題のリストから後で入力することもできます。
対象ユーザー: プロジェクト・マネージャ
使用可能なフレーズの例:
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Create an issue
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Record an issue
次に、課題を作成するプロジェクトに対応する番号を応答します。
次の同じフレーズを使用できます。
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List my projects
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Show project
<your project name>
次に、目的のプロジェクトに「create an issue」プロンプトで応答します。
考慮事項: 作成する課題および処理項目のデフォルト所有者は自分になります。プロジェクト管理の「自分の作業」作業領域を使用して、所有権を再割当できます。