プログラム管理で使用される主な用語

ここでは、プログラム管理アプリケーションおよびユーザー支援で広く使用されている用語をいくつか示します。

プログラム

プログラムは、関連するプロジェクトおよびプログラムの集合です。

プログラム・マネージャ

プログラム・マネージャは、複数のプログラムとプロジェクトを調整して監視し、プログラムとプロジェクトの進捗を追跡して、プログラムの利害関係者にプログラムの健全性を連絡します。プログラム・マネージャは、プログラム・ユーザー・インタフェースを使用して、プログラムを作成、編集、削除および分析し、潜在的なリスクおよび問題に対処するための処理プランを作成します。所有するプログラム、および自分がコントリビュータであるプログラムにアクセスできます。

プログラムの利害関係者

プログラムの利害関係者は、プログラムに関心があり、その成功に影響を与えることができる個人です。プログラムの利害関係者は、プログラムの利害関係者ユーザー・インタフェースを使用して、招待されたメンバーである公開済レポートを表示します。各レポート・バージョンに入力するコメントを使用して、プログラム・マネージャや仲間の利害関係者とインサイトを共有し、ガイダンスを提供し、コラボレーションできます。

プロジェクト

プロジェクトは、特定の目標を達成する期限付きの取り組みです。この目標は、新しい建物、ソフトウェア・アプリケーション、または特定のタスクを実行する方法など、どのようなものでもかまいません。プロジェクトには通常、計画、人、設備、資材および予算が必要であり、プロジェクトを成功させるには、それぞれを効率的に管理する必要があります。

プログラム・メンバー

プログラム・メンバーは、プログラムに貢献する利害関係者およびその他のプログラム・マネージャです。プログラム・メンバーは、プログラム管理と追跡に関するガイダンスを提供し、プログラム・マネージャがプログラムの進捗レポートを公開すると進捗レポートを表示できます。

プログラムの利害関係者は、取り組みに関心のある会社のエグゼクティブです。その主な関心事は、通常、プログラムに関連するタイムライン、範囲、工数および予算です。

プログラム管理アプリケーションでは、プログラム・マネージャがプログラム・レポートを公開すると、利害関係者はプログラム・レポートを表示できます。プログラム・レポートをレビューした後に、プログラムにコメントを追加することもできます。

プログラム・カレンダ

プログラム・カレンダを使用して、プログラム分析の期間を定義します。これは通常、財務プロジェクト会計カレンダと同じカレンダです。プロジェクト・アプリケーション管理者は、プロジェクト・カレンダ・マッピング方法を使用して、プロジェクトの会計カレンダ期間とプログラム・カレンダが異なる場合にどのようにマップするかを決定します。

プログラム・ヘッドライン

「見出し」タブを使用すると、プログラム・マネージャは次のことを実行できます。

  • プログラムの全体的な健全性を迅速に評価できる主要なパフォーマンス・メジャーを選択して監視します。
  • 処理プランを作成およびレビューします。

ウォッチリスト

分析時に、関心のあるプログラムおよびプロジェクトをウォッチリストに追加します。

プログラム通貨

プログラム通貨は、プログラム分析のためにプロジェクト金額が換算される通貨です。プログラム・マネージャは、「プログラム・ヘッドライン」および「分析」タブでプログラムに対して有効な通貨から選択して、通貨プリファレンスを設定します。また、プログラム・マネージャは、利害関係者連絡レポートのプログラム通貨も指定します。管理者は、プログラムの通貨を有効にし、プロジェクト通貨とプログラム通貨の間に通貨換算レートが存在することを確認します。

プログラム分析

プログラム分析タブで、プログラム・マネージャは、実績コストおよび工数、請求不可合計、予算および予測、取引約定、資産計上、アーンド・バリュー、マージンおよび収益パフォーマンスを含む、プログラムまたはプロジェクトの詳細なパフォーマンスを表示できます。プログラム・マネージャは、プログラムの進捗および財務パフォーマンスのレビュー中に表示するパフォーマンス・メジャーを柔軟に選択できます。また、ウォッチリスト、ノートおよび処理プランを表示および管理することもできます。

プログラム・パフォーマンス・メジャー

プログラム・パフォーマンス・メジャーは、プログラムの健全性を示します。プログラムに対して約145個のメジャーが有効になり、デフォルトで15個が表示されるように設定されます。プログラム・マネージャは、「見出し」タブで表示するメジャーを指定できます。また、「分析」ページで、プログラムの進捗および財務パフォーマンスに関連付けられたパフォーマンス・メジャーを識別することもできます。

プログラム・マネージャがレビューする必要があるメジャーのリストを減らすために、管理者は「プロジェクト財務管理」オファリングの「パフォーマンス・メジャーの管理」タスクを使用して、不要なメジャーを無効にできます。また、同じタスクを使用して、メジャー名とそのデフォルトの表示設定を変更することもできます。

処理プラン

処理プランを使用して、プログラムの管理時に発生する様々な状況を追跡します。たとえば、予期しないイベントから発生するリスクを軽減したり、業務処理のエラーを迅速に修正するための処理プランを作成します。また、これらはプログラムの展開、要員配置マネージャとの連携、全体レビューの完了などのプログラム管理アクティビティにも役立ちます。

プロジェクト・マネージャおよびチーム・メンバーは、自分のプロジェクトに関連付けられている処理プランをプロジェクト管理の課題ページおよび自分の作業の課題ページで表示できます。

新しい処理プランの割当および進捗の更新が所有者に通知されます。プロジェクト・マネージャおよびチーム・メンバーは、受信する通知の通知プリファレンスを設定できます。

処理プランとそのクローズ事由および解決コメントでプログラム全体を振り返ることができるので、現在および将来の両方のプログラムに関するインサイトが得られます。

処理プランには、1つ以上の処理項目が含まれます。

処理項目

処理項目は、処理プランに含まれる特定のタスクです。処理項目には、その処理項目の完了を担当する所有者が割り当てられます。

プログラム連絡

プログラム連絡ページで、プログラム・マネージャはレポートを構成、作成および公開できます。利害関係者は、プログラムの利害関係者作業領域を使用して公開済レポートを表示します。

プログラム連絡レポートおよびテンプレート

プログラム・マネージャは、プログラム・テンプレートを作成して、プログラム・レポートのコンテンツとレイアウトを設計します。テンプレートには、メトリック、テキスト・ブロックおよびその他の要素が含まれており、プログラム・マネージャは、これらを再利用可能なコンテンツ・グループとして編成して保存したり、テンプレート内でそのまま使用できます。