収益トランザクションの修正

収益トランザクションの確認および修正は、収益作業領域またはOracle Fusion Project Costingの支出項目から直接実行できます。収益の修正の方法は次のとおりです。

  • トランザクションを収益保留に設定

  • トランザクションの請求可能ステータスの変更

  • 収益認識に影響を与える契約の遡及的修正

  • 請求の修正(請求時収益について)

トランザクションを収益保留に設定

トランザクションの収益を無期限で保留にし、収益認識されないようにします。トランザクションの保留ステータスが更新されます。トランザクションがそれまでに収益認識されていた場合、収益ステータスは修正保留となります。Oracle Fusion Project Billingでは、保留を解除するまで、収益生成時に収益を認識しません。

収益トランザクションを保留にした後、次に収益を生成すると、Oracle Fusion Project Billingでは元の配分と同じ属性および元の配分の負の金額に等しい値で戻し処理収益配分を作成します。トランザクションの収益が戻し処理されると、収益ステータスが未認識に変更されます。

支出項目の請求可能ステータスの変更

支出項目を請求不可ステータスに設定し、収益認識されないようにします。ステータスを請求可能に変更するまで、支出項目は収益認識から除外されます。収益が支出項目についてすでに認識されている場合、収益ステータスは修正保留となります。

支出項目を請求不可に設定した後、次に収益を生成すると、Oracle Fusion Project Billingでは元の配分と同じ属性および元の配分の負の金額に等しい値で戻し処理収益配分を作成します。戻し処理支出項目の値は、元の支出項目の負の金額と等しくなります。支出項目の収益が戻し処理されされると、収益ステータスが未認識に変更されます。

収益認識に影響を与える契約の遡及的修正

契約を修正中にすると、既存の収益金額に影響を与える変更を契約に加えることができます。収益に影響のある変更を契約に行い、修正が承認されて受け入れられると、トランザクション日が修正有効日以降の処理済トランザクションの収益ステータスが修正保留になります。修正保留中のトランザクションは、契約の収益を次回生成する際に処理されます。

請求書の修正

請求額を変更するように請求書を修正すると、請求時収益が自動的に修正されます。請求額を変更するように請求書を修正し、請求時収益が認識済の場合、修正済支出項目の収益ステータスは修正保留に変更されます。これらの支出項目は、契約の収益を次回生成する際に処理されます。