請求プランの更新の考慮事項

契約がアクティブになった後、一部の請求プラン属性は変更管理下に置かれ、残りの属性は編集可能のままになります。

請求プランの一部の属性を変更すると、請求トランザクションの金額および請求額に影響するため、既存の請求に影響が及ぶことがあります。このトピックでは、請求プラン属性が請求額に及ぼす影響を説明します。

ノート:

契約ステータスが取消済またはクローズ済の場合、請求プランは編集できません。

請求額に影響を与える請求プラン属性

請求額に影響を与える請求プラン属性には次のものがあります。

  • 請求方法

  • 請求通貨タイプ

  • 関連契約明細

  • 請求拡張

  • スケジュールおよび上書き

請求プラン属性への一部の遡及変更は、トランザクションの処理に影響します。このような遡及変更が実行された場合、トランザクション日が修正有効日以降の処理済トランザクションは自動的に修正されるように設定されます。次回契約の請求書を生成すると、Oracle Fusion Project Billingによって元の請求書配分をクレジット処理する新規の戻し処理請求書配分が作成されます。また、新規請求額用に新規請求書配分が作成され、修正された請求プラン値が反映されます。

ノート:

アクティブな契約の請求プラン全体を編集するには、契約に変更管理プロセスを実行する必要があります。契約ステータスが修正中のときにすべての請求プラン属性を編集できます。

請求額に影響のない請求プラン属性

請求プラン属性への一部の遡及変更は、トランザクションの処理に影響しません。そのような遡及変更が実行されると、それまでに処理されたトランザクションは自動的に修正されません。未リリースの請求書に修正済請求プラン属性を反映する場合、「下書き、承認済、および承認棄却済請求書の削除」オプションを選択して請求書を再度生成する必要があります。再度請求書を生成すると、自動的に前回の請求書が削除されて、修正値で新規請求書が作成されます。

請求書をリリース済の場合、既存の請求書を取り消し、修正済請求プラン値を反映するよう新規請求書を生成します。または、リリース済の請求書を再生成し、修正済請求プラン値を反映させます。