BIカタログでの分析の作成例

期限超過のアセスメントを追跡する必要があるとします。

アセスメントのレコードを識別する列を選択する必要があります。また、期日が現在の日付より前の未完了のアセスメントのみが分析に含まれるようにするために、これらのレコードをフィルタするための値が指定された列も必要です。

BIカタログでは相対日付を指定できるため、この分析はBIカタログで作成します。これにより、分析を表示する日付までの任意の時点で期限超過になったアセスメントのレコードを分析に追加できます。

  1. BIカタログを開き、「ツール」 > 「レポートおよび分析」に移動します。「カタログのブラウズ」ボタンをクリックします。カタログで、「新規」 > 「分析」をクリックします。

  2. 「サブジェクト領域の選択」で、「リスク管理クラウド - アセスメント結果リアルタイム」サブジェクト領域を選択します。「基準」タブがデフォルトで選択された状態で分析が開きます。

  3. 「サブジェクト領域」リストで、アセスメント結果リアルタイムの「アセスメント詳細」フォルダを展開します。そこから、「アセスメント名」、「アセスメント・バッチの状態」および「アセスメント結果期限」の3つの列を選択します。各列を「選択された列」領域にドラッグし、そこにドロップします。

  4. 「アセスメント・バッチの状態」列の非表示: そのメニュー(歯車の表示)をクリックし、「列のプロパティ」を選択します。「列書式」タブを選択し、「非表示」チェック・ボックスを選択して「OK」をクリックします。

    まだ処理中のアセスメントのみを含めるように状態でフィルタするために、「アセスメント・バッチの状態」列が必要です。ただし、分析のビューアには状態値を表示する必要がないため、この列は非表示にできます。この分析の目的は、期限超過のアセスメントを表示することなので、ビューアは当然すべてのアセスメントが未完了状態であると考えています。

  5. フィルタの作成:

    • 「アセスメント・バッチの状態」列のメニューをクリックし、その「フィルタ」オプションをクリックします。「新規フィルタ」ダイアログの「演算子」フィールドで、「次と等しくない/次に存在しない」を選択します。「値」フィールドに、却下済; クローズ済; 完了; 取消済を挿入します。次に、「OK」をクリックしてダイアログを閉じます。

      「値」フィールドでリストを展開して、そこから値を選択できることに注意してください。ただし、一部の値がリストから欠落している可能性があります。「値」フィールドに値を直接入力することもできます。値のデリミタとしてセミコロンを使用してください。(状態およびステータスの定義については、拡張コントロールのレコードの状態およびステータスおよび財務レポート・コンプライアンスのレコードの状態およびステータスを参照してください。)

    • 「アセスメント結果期限」列のメニューをクリックし、その「フィルタ」オプションをクリックします。「新規フィルタ」ダイアログで、「演算子」フィールドで「次以下である」を選択します。「詳細オプションの追加」リストを展開し、「SQL式」を選択します。「SQL式」フィールドが表示されるので、その中にCURRENT_DATEと入力します。「OK」をクリックしてダイアログを閉じます。

  6. 分析をソートして、最も古い期限超過のアセスメントから最新のものにレコードを並べ替えます。「アセスメント結果期限」列のメニューをクリックします。次に、「ソート」 > 「昇順ソート」を選択します。

  7. 「分析の保存」アイコンをクリックします。「別名保存」ダイアログで、「名前」フィールドに「期限超過のアセスメント」という名前を入力し、分析を保存するフォルダを選択します。次に「OK」をクリックします。

  8. 「結果」タブをクリックして分析を表示します。アセスメント名と期日の列が表示されますが、状態列は表示されず、アセスメントが日付順に表示されて、すべての期日が現在の日付より前になっています。