グローバル条件

グローバル条件は、すべてのアクセス・モデルおよびアクセス・コントロールに適用されるアクセス分析からの除外を定義します。

特定のモデルまたはコントロールが、アクセス分析の対象となるレコードのプールを定義します。つまり、アクセス・ポイントと資格/権利フィルタによって指定されるアクセス・ポイント関連レコードから、モデルまたはコントロールに固有の条件フィルタによって除外されるレコードを引いた分です。また、グローバル条件は追加の除外を実装します。各モデルまたはコントロールのプールからレコードを選択し、選択していないレコードすべてを除外します。

ただし、各グローバル条件はデータ・ソースに固有です。そのため、実際には、そのデータ・ソースによって提供されるデータを分析するモデルおよびコントロールにのみ作用します。

1つのグローバル条件に、任意の数の条件フィルタを含めることができます。特定のフィルタによって、アクセス・モデル内で選択されるレコードとまったく同じレコードが選択されます。

  • 通常の条件フィルタは、属性の値が(「「ビジネス・ユニット」が「家庭用電化製品」と等しい」などの)条件を満たすアクセス割当のレコードを選択します。

  • 「同一内」条件フィルタは、ビジネス・ユニットなどのエンティティ内のみ、または異なるエンティティ間のみでのアクセス割当のレコードを選択します。

グローバル条件を作成、編集または非アクティブ化すると、環境内のモデルおよびコントロールに対する除外が追加または削除される可能性があることに注意してください。グローバル条件を作成または変更した後でコントロールを実行すると、既存のインシデントがクローズされたり、クローズされたインシデントが「割当済」ステータスで自動的に再オープンされる場合があります。

アクセス・モデルを作成および編集するページの「アクセス・グローバル条件」パネルに、環境内でアクティブになっているグローバル条件が表示されます。これらは表示専用です。これらのページでは、グローバル条件の作成も編集もできません。

グローバル条件を操作するには、「モデル」ページの「処理」メニューから「アクセス・グローバル条件」を選択します。「アクセス・グローバル条件」ページの各行には、グローバル条件に関する要約情報が表示されます。グローバル条件の名前をクリックすると、その構成の完全な詳細が表示されたページが開きます。