トランザクション・モデルの結果の解釈
トランザクション・モデルによって返される結果は、そのモデルにパターン・フィルタが含まれているかどうかによって異なります。
定義済モデル
モデルにパターン・フィルタが含まれていない場合は、グリッドが返されます。各行は、モデルに違反するトランザクションのレコードですが、単一の違反には複数の行が含まれる場合があります。たとえば、重複する請求書を検出するモデルでは、重複する請求書ごとに1行が返されます。
各レコードには、モデルに対して選択された結果属性の値と、モデルで計算可能な導出属性の値が含まれます。グリッドには次の列が含まれる場合もあります。
- インシデント情報。各レコードについて、これは、疑わしいトランザクションを特徴付けるものとして選択した属性の中の最初の属性の値です。
- 「グループ」および「グループ値」。これらの列の値は、次のとおりです。
- フィルタでは、「次と等しい」条件を使用して、ビジネス・オブジェクトの属性がそれ自体に等しいと設定できます。グループ・フィルタは、ビジネス・オブジェクトと属性をレポートします。「グループ値」フィールドには、属性の値がレポートされます。
- フィルタでは、指定した属性に類似した値を持つトランザクションが検出される場合があります。「グループ」フィールドには、「類似」という単語と、指定された属性が表示されます。「グループ値」フィールドには、属性の値が表示されます。
- 関数フィルタでは、トランザクションのグループ全体に指定された属性の値を計算できます。「グループ」フィールドは、関数と指定された属性を識別します。「グループ値」フィールドには、計算済値が表示されます。
パターン・モデル
モデルにパターン・フィルタが含まれている場合、通常はグラフィックと表形式の両方の結果が生成されます。グラフには、モデルによって生成された統計パターンが示され、表には、グラフに示されているデータが表示されます。(「正規化」パターンと「字句トークン化」パターンは例外です。それぞれ、表形式の結果のみを生成します。)
たとえば、「平均」パターンを使用するモデルのグラフには2つのプロットが表示されます。一方は、属性の値の平均を表します。他方は、それらの値の指定されたサブセットの平均をトラッキングし、全体の平均からの距離によって外れ値を明らかにします。
パターン分析で複数の属性が使用されている場合、結果ページには複数の結果タブが生成されます。それぞれに、いずれかの属性に関連するグラフと表が表示されます。グラフ内のデータ・ポイント上にマウス・カーソルを置くと、そのポイントを定義する値がボックスに表示されます。データ・ポイントをクリックすると、表がリフレッシュされて、選択したデータ・ポイントの値のみが表示されます。