ビジネス・オブジェクトの概要

トランザクション・モデル・フィルタは、ビジネス・オブジェクトとそのオブジェクトの属性を示し、分析のためのデータを提供します。ビジネス・オブジェクトにはいくつかのタイプがあります。

  • Oracleには、提供済のビジネス・オブジェクトがあります。それぞれがビジネス・アプリケーションからの関連データ・フィールドのセットであり、各フィールドはオブジェクトの属性です。
  • これらを、インポートされたオブジェクト(XMLファイルからインポートされたデータ)、ユーザー定義オブジェクト(特別に構成された拡張コントロールによって返されるデータ)、およびシステム生成オブジェクト(特定のトランザクション・フィルタによって返されるデータ)で補足できます。

通常、提供済、インポート済およびユーザー定義のオブジェクトにアクセスできるのは、自分に割り当てられている場合のみです。管理者は、「リスク管理データ・セキュリティ」作業領域で使用可能な「ビジネス・オブジェクト・セキュリティ」機能を使用して、使用可能なオブジェクトを割り当てます。例外: インポートしたオブジェクトおよびデプロイしたコントロールによって生成されたユーザー定義オブジェクトへのアクセス権は、自動的に付与されます。また、オブジェクト・セキュリティは、システム生成オブジェクトには適用されません。これは、それぞれが定義するモデルまたはコントロールに固有であるためです。

ビジネス・オブジェクトは他のビジネス・オブジェクトに関連している場合があります。これらの関係を理解しておくと、モデルの作成または編集時にオブジェクトを選択するのに役立ちます。ビジネス・オブジェクト・ビジュアライザでは、オブジェクト間の関係のグラフィック表現を生成できます。