重複する名前の解決
モデルまたはコントロールの名前がターゲット・インスタンスにすでに存在するモデルまたはコントロールの名前と一致する場合、そのモデルまたはコントロールはインポートできません。これは直接選択した項目と選択が依存する項目の両方に該当します。
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ユーザー定義オブジェクトを指定するフィルタでトランザクション・モデルまたはコントロールを選択すると、インポート対象としてそのオブジェクトとそのデータ・セット・コントロールも自動的に選択されます。(ユーザー定義オブジェクトのデータを生成するコントロールは、データ・セット・コントロールと呼ばれます。)
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資格/権利を呼び出すアクセス・モデルまたはアクセス・コントロールを選択すると、インポート対象として資格/権利も選択されます。
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インポート済オブジェクトを呼び出す提供されたコンテンツ・トランザクション・モデルを選択すると、インポート対象としてそのオブジェクトも選択されます。
ほとんどの重複する名前のコンフリクトは、インポート・プロセス中に解決できます。
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モデル、コントロールおよびユーザー定義オブジェクトの名前を変更できます。インポート・プロセスでは、モデルとそのユーザー定義オブジェクトが以前のバージョンの改訂かどうかを検出できます。その場合は、モデルをインポートするときに、そのオブジェクトの名前を変更する必要があります。
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資格/権利またはインポート済オブジェクトの名前は変更できません。名前が一致するこれらの項目のいずれかがターゲット・インスタンスに存在する場合、インポート・ファイルの項目はインポートされず、すでに存在する項目が引き続き使用されます。
ただし、既存の資格/権利を編集して更新することはできます。別のインポート・プロセスを使用して、インポート済オブジェクトをリフレッシュすることもできます。
「重複する名前の違反の解決」ページを使用して、解決できる名前のコンフリクトに対処します。このページでは、モデルまたはコントロールを個別にリストすることも、ユーザー定義オブジェクトとそのデータ・セット・コントロールをペア項目としてリストすることもできます。
「重複する名前の違反の解決」ページから移動する前に、これらの名前のコンフリクトをすべて解決する必要があります。「ステータス」列をレビューし、注意が必要なコンフリクトを特定します。項目ごとに、処理を選択します。
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「名前の変更」は、指定した一意の名前で、インポート・ファイルから項目をインポートすることを意味します。これは「新規レコード名」フィールドで実行します。
ユーザー定義オブジェクトとそのデータ・セット・コントロールをインポートする際には、これらを別個の名前に変更できます。これは、モデルからデータ・セット・コントロールをデプロイする場合に、そのユーザー定義オブジェクトが自動的に作成され、コントロールとオブジェクトが必然的に同じ名前を共有する場合でもです。
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「既存の使用」は、インポート・ファイルから項目をインポートしないことを意味します。ターゲット・インスタンスにすでに存在する項目は、インポートする他の項目との依存関係を満たします。「既存の使用」オプションを選択すると新しい名前を指定する必要がないため、「新規レコード名」フィールドは非アクティブになります。
ユーザー定義オブジェクトまたはそのデータ・セット・コントロールに「既存の使用」を選択した場合は、ペアの他の項目にも「既存の使用」を選択する必要があります。
場合によっては、「名前の変更」は使用できる唯一の処理です。
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インポート・モデルでユーザー定義オブジェクトが指定されており、そのモデルの名前が既存のモデルの名前と一致する場合は、インポート・モデルの名前を変更するか、インポート・ジョブから削除する必要があります。「名前の変更」オプションを使用してモデルの名前を変更するか、「項目の選択」ページに戻って削除します。
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ユーザー定義オブジェクトまたはそのデータ・セット・コントロールのいずれかの名前が既存の名前と重複しているが、一方の名前が一意の場合は、両方の名前を変更する必要があります。再度、オブジェクトとそのデータ・セット・コントロールに別個の名前を指定できます。
名前のコンフリクトを解決した後、「検証」をクリックします。これにより、インポート項目の新しい名前が既存の項目名との新しいコンフリクトを引き起こすかどうかがわかります。その場合は、解決する必要があります。