拡張コントロールのレコードの状態およびステータス
モデル、コントロールおよびインシデントには、ステータス値と状態値が割り当てられます。これらの値を使用して、オブジェクト・レコードをリストするページおよびOracle Transaction Business Intelligence (OTBI)分析のレコードをフィルタできます。
アプリケーションにより、ステータス値がモデルに割り当てられます。ユーザーやアプリケーションは、コントロール・ステータスを設定できます。インシデントを解決するには、何を実行する必要があるかを示すステータス値を(もしあれば)結果調査員が割り当てることが一般的です(ただし、一部の値はアプリケーションによって設定されます)。状態値は通常、オブジェクトに割り当てられたステータス値と相関関係にあります。
オブジェクト・レコードに適用されるステータスおよび状態の値を次に示します。
モデル
モデルのステータス値は「アクティブ」および「非アクティブ」で、モデルの状態値は「承認済」および「無効」です。モデルは「アクティブ」で「承認済」となるか、「非アクティブ」で「無効」となる場合があります。モデルの状態とステータスが他の組合せとなることはありません。これらの値は、アプリケーションによって各モデルに設定されます。
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ステータスが「アクティブ」で状態が「承認済」であるということは、モデル・フィルタで有効な現行のビジネス・オブジェクトおよびそれらのオブジェクトの属性が使用されていることを示します。このモデルを使用して結果を生成し、コントロールとしてデプロイできます。
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ステータスが「非アクティブ」で状態が「無効」であるということは、モデル・フィルタで廃止されたビジネス・オブジェクトまたはオブジェクトの属性が少なくとも1つ使用されていることを示します。このモデルを使用して結果を生成したり、コントロールとしてデプロイですることはできません。
コントロール
コントロールのステータス値も「アクティブ」および「非アクティブ」で、コントロールの状態値も「承認済」および「無効」です。何も選択しない場合は、各コントロールのステータスと状態の値が、モデルの場合と同じ組合せおよび事由で設定されます。
ただし、状態が「承認済」の場合は、コントロールをデプロイまたは編集するときにステータス値を選択できます。(コントロールをデプロイすると、状態はデフォルトで「承認済」になります。)
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予約しておくコントロールや使用しないコントロールについては「非アクティブ」を選択します。コントロールによって生成されたすべてのインシデントは、「コントロール非アクティブ」ステータスに設定されます。非アクティブなコントロールは、コピー、エクスポート、実行またはスケジュールできません。
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使用するコントロールについては「アクティブ」を選択します。アクティブなコントロールはコピー、エクスポート、実行またはスケジュールできます。
ただし、コントロールが「無効」状態に設定されている場合は、そのステータスが「非アクティブ」に設定され、変更できません。
インシデント
インシデント・ステータスの選択はインシデントの解決に不可欠な側面であるため、「インシデントのステータスおよび状態」というトピックでこれらの項目について詳しく説明します。ただし、次の表に、ステータス名、ユーザーが選択できるのかそれともアプリケーションによって設定されるのか、および対応する状態を示します。(状態値は、インシデントに対して選択されたステータスとの相関関係によりアプリケーションによって設定されます。)
ステータス |
選択者 |
状態 |
---|---|---|
割当済 |
アプリケーションまたはユーザー |
調査中 |
改善 |
ユーザー |
調査中 |
受入済 |
アプリケーションまたはユーザー |
承認済 |
解決済 |
ユーザー |
承認済 |
コントロール非アクティブ |
アプリケーション |
クローズ済 |
クローズ済 |
アプリケーション |
クローズ済 |