1 ソフトウェアの入手
Enterprise Managerの入手可能なリリース
表1-1に、Enterprise Managerのこれまでのリリースを示します。
表1-1 Enterprise Managerのリリース
リリース番号 | リリース・タイプ | リリース日 | 実装方法 | 説明 |
---|---|---|---|---|
Oracle Enterprise Manager 24aiリリース1 |
メジャー・リリース |
2024年12月 |
|
最初の24aiリリース。 |
Oracle Enterprise Manager Cloud Control 13cリリース5 |
メジャー・リリース |
2021年3月 |
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13cの5回目のリリース。 |
Oracle Enterprise Manager Cloud Control 13cリリース4 |
メジャー・リリース |
2020年1月 |
|
13cの4回目のリリース。 |
Oracle Enterprise Manager Cloud Control 13cリリース3 |
メジャー・リリース |
2018年5月 |
|
13cの3回目のリリース。 |
Oracle Enterprise Manager Cloud Control 13cリリース2 |
メジャー・リリース |
2016年6月 |
|
13cの2回目のリリース。 |
Oracle Enterprise Manager Cloud Control 13cリリース1 |
基本リリース |
2015年12月 |
|
13cの最初のリリース。 |
ノート:
これらのリリースと、それらでサポートされているプラットフォームの詳細は、Enterprise Manager動作保証マトリックスにアクセスしてください。このマトリックスにアクセスする手順は、『Oracle Enterprise Manager基本インストレーション・ガイド』を参照してください。
Enterprise Managerソフトウェアの入手
Enterprise Managerソフトウェアは、製品DVDまたはOracle Software Downloadsサイトで入手できます。この項では、これらのソースとその入手方法について説明します。
DVDからEnterprise Managerソフトウェアにアクセスする方法
Enterprise Managerソフトウェアは、オラクル社のサービス統括責任者または販売代理店を通して入手可能な、製品DVDから取得できます。このソフトウェアは、オペレーティング・システムに応じて1枚または複数のDVDに収録されています。
この項の内容は次のとおりです。
DVDからソフトウェアへのアクセス
ソフトウェアが1枚のDVDに収録されている場合は、そのDVDをDVDドライブに挿入し、.bin
ファイルを実行します。
ソフトウェアが複数のDVDに収録されている場合は、アーカイブされているソフトウェアを各DVDからローカル・ディスク内にコピーします。その後、.bin
ファイルを実行します。アーカイブされたファイル(ZIP)を抽出する必要はありません。.bin
ファイルおよび.zip
ファイルとして保持します。
DVDのマウント・ポイントの設定
共有DVDドライブからDVDにアクセスする場合、DVDドライブのマウント・ポイントを設定します。
ほとんどのLinuxオペレーティング・システムでは、DVDをDVDドライブに挿入するとディスクが自動的にマウントされます。ただし、一部のLinuxオペレーティング・システムでは、ディスクを手動でマウントする必要があることがあります。ディスクが自動的にマウントされるかどうかを確認し、自動的にマウントされない場合はディスクを手動でマウントするには、次のステップを実行します。
-
DVDをディスク・ドライブに挿入します。
-
ディスクが自動的にマウントされるかどうかを確認するには、次のコマンドを実行します。
-
Red Hat Enterprise Linuxで:
# ls /mnt/cdrom
-
SUSE Linux Enterprise Serverで:
# ls /media/cdrom
-
-
ステップ(2)のコマンドによりディスクの内容が表示されない場合は、次のコマンドを実行します。
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Red Hat Enterprise Linuxで:
# mount -t nfs <host name>:/mnt/<full path to the dvdrom>
-
SUSE Linux Enterprise Serverで:
# mount -t nfs <host name>:/media/<full path to the dvdrom>
-
ほとんどのAIXオペレーティング・システムでは、DVDをDVDドライブに挿入するとディスクが自動的にマウントされます。ただし、一部のAIXオペレーティング・システムでは、ディスクを手動でマウントする必要があることがあります。ディスクが自動的にマウントされず、手動でマウントする場合、次のステップに従います。
OracleからEnterprise Managerソフトウェアを入手する方法
Enterprise Managerソフトウェアは、Oracle Software Downloadsサイトで入手できます。入手可能なソフトウェアは、Info-ZIPの移植性の高いZIPユーティリティを使用してアーカイブされています。ソフトウェアは、ZIPファイルに収録されています。ソフトウェアをダウンロードした後、ファイルを抽出するためにUNZIPユーティリティが必要になります。
この項の内容は次のとおりです。
Enterprise Manager Zipファイルのファイル・サイズの確認
ZIPファイルをダウンロードした後、そのZIPファイルに対してcksum
コマンドを実行し、ダウンロードしたソフトウェアのファイル・チェックサムと、Oracle Software Downloadsサイトで表示されているファイル・チェックサムが同じであるかどうかを確認します。
UNIXプラットフォーム用の24aiリリース1の場合の、リリースされているZIPファイル形式を次に示します。ここで、<platform>はオペレーティング・システム、NはZIPファイルの番号です。たとえば、em24100_linux64-2.zip、em24100_linux64-3.zip、em24100_linux64-4.zip
およびem24100_linux64-5.zip
です。
em24100_<platform>-N.zip (<value> bytes) (cksum - <value>)
同様に、Microsoft Windowsプラットフォーム用の24aiリリース1の場合の、リリースされているZIPファイルの形式を次に示します。ここでNはZIPファイルの番号です。たとえば、setup_em24100_win64-2.zip、setup_em24100_win64-3.zip、setup_em24100_win64-4.zip
およびsetup_em24100_win64-5.zip
です。
setup_em24100_win64-N.zip (<value> bytes) (cksum - <value>)
(cksum - <value>)の値が、確認する必要のあるファイル・チェックサムです。最初のZIPファイルのチェックサムを確認するには、次のコマンドを実行します。
$ cksum em24100_<platform>-N.zip
たとえば、
Oracle Management Agentソフトウェアの入手
Oracle Management Agent (管理エージェント)は、Enterprise Managerのコア・コンポーネントの1つです。そのため、そのソフトウェアは、Enterprise Managerソフトウェアの一部です。Enterprise Managerをインストールするときに、インストール・ウィザードによって自動的に管理エージェントが1つインストールされます。
管理エージェントをさらにインストールするには、Enterprise Managerコンソール(コンソール)に組み込まれている「ホスト・ターゲットの追加」ウィザードを使用します。ウィザードでは、OMSホームにすでに存在する管理エージェント・ソフトウェアを使用します。
ただし、OMSホームにすでに存在する管理エージェント・ソフトウェアは常に、OMSが実行されているバージョンおよびプラットフォーム用のものです。たとえば、OMSがOracle Management Service 24aiリリース1であり、それがLinuxプラットフォームで実行されている場合は、そこにあるOracle Management Agentソフトウェアも、そのリリース用でありそのプラットフォーム用です。
OMSが実行されているのとは別のプラットフォーム用の管理エージェントをインストールする必要がある場合は、必ず「自己更新」コンソール(Enterprise Managerコンソールに組み込まれている)を使用してそのソフトウェアをダウンロードしてください。
自己更新については、『Oracle Enterprise Manager管理者ガイド』を参照してください。