1 データベース・インスタンス

この章では、データベース・インスタンス・メトリックに関する情報を提供します。

メトリック情報には、メトリック名、説明、ターゲット・バージョン、デフォルトの収集頻度、デフォルトの警告のしきい値、デフォルトのクリティカルのしきい値、およびアラート・テキストのすべてまたは一部が含まれています。

アラート・ログ

ノート:

「アラート・ログ」のメトリックのかわりに、「DBアラート・ログ」のメトリックを使用することをお薦めします。

DBアラート・ログのメトリックの詳細は、「DBアラート・ログ」を参照してください。

このカテゴリのメトリックは、データ・ブロック破損、セッション終了などの、データベース・アラート・ログを解析してアラートを作成するために使用されます。「アラート・ログ」のメトリックはエラー・テキストを含むアラートを生成します。また、関連性のある場合は、「メトリックとポリシー設定」で定義したメトリックが返した各エラーのカテゴリに定義された警告またはクリティカルのしきい値に一致するが、アラート・ログのフィルタ式には一致しないアラート・ログで報告された各ORAエラーのトレース・ファイルへのリンクを生成します。

ノート:

「アラート・ログ」および「アラート・ログ・エラー・ステータス」メトリックはアラート・ログからORAエラーのみを返します。エラーがORAエラーではない場合は、このメトリックでは認識されません。アラート・ログにORAエラー以外のエラーのアラートが必要な場合、その目的に応じたUDMを作成してください。詳細は、My Oracle Supportノート735137.1を参照してください。

アラート・ログのフィルタ式

アラート・ログのフィルタ式は、無視できるエラーが原因でEnterprise Managerでアラートが生成されることを防ぐために(そのターゲットを担当するEnterprise Manager管理者の判断により)使用されます。この式はPerlの正規表現でアラート・ログ・メトリックが返したすべての行をフィルタするために使用します。

フィルタリングはアラート・ログからのエラーの検索中に実行されるため、「アラート・ログ」のメトリック、または定義上「アラート・ログ・エラー・ステータス」のメトリックでは、エラーは式に一致するとみなされません。アラート・ログのフィルタ式と一致しないエラーのみが「アラート・ログ」のメトリックのしきい値と比較されるか、「アラート・ログ・エラー・ステータス」のメトリックに含まれます。

各ターゲットに対してEnterprise Manager内の複数の場所でアラート・ログのフィルタ式を構成できます。たとえば、アラート・ログのフィルタ式を構成するには、次のいずれかを実行します。

  • DBターゲット・ホームページから「診断サマリー」の下にある「アラート・ログ」の横のリンクをクリックし、「関連リンク」の下にある「一般的なアラート・ログ・エラーのモニタリング構成」をクリックします。

  • 各メトリックの各カテゴリのしきい値を構成する「メトリックとポリシー設定」ページを使用します。

ノート:

アラート・ログのフィルタ式はターゲット・レベルで設定されます。どのページを使用して構成しても、同じ式が構成されます。

アラート・ログ・エラーのトレース・ファイル

このメトリックは、ログに記録されたエラーに関連付けられたトレース・ファイル(ある場合)の名前を報告します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

15分ごと

データ・ソース

このメトリックのデータ・ソースは、次のコマンドです(ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームを指します)。

$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.pl

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

アラート・ログ名

このメトリックは、アラート・ログ・ファイルの名前を報告します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

15分ごと

データ・ソース

このメトリックのデータ・ソースは、次のコマンドです(ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームを指します)。

$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.pl

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

アーカイバのアラート・ログ・エラー

このメトリックは、最後のサンプル時間以降に監視中のデータベースでアーカイバ・エラーが発生したことを示します。

データベースがARCHIVELOGモードで稼働中の場合、アーカイバ・エラー(ORA-00257とORA-16038)が発生し、メッセージがALERTファイルに書き込まれると、アラートが表示されます。ALERTファイルは、メッセージやエラーの発生順のログが含まれる特殊なトレース・ファイルです。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15分ごと

定義なし

ORA-

時間/行番号: %timeLine%でアーカイバ・エラーが発生しました。

複数のしきい値

このメトリックでは、時間/行番号オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの時間/行番号オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

時間/行番号オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックのデータ・ソースは、次のコマンドです(ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームを指します)。

$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.pl

ユーザーの処理

アラート・ログおよびアーカイバ・トレース・ファイルで詳細を確認します。ただし、ほとんどの場合は、アーカイブ先のデバイスでREDOログ・ファイルを格納する領域が不足していることが原因で、このメッセージが生成されます。初期化パラメータARCHIVE_LOG_DESTで指定されているデバイスが、アーカイブ用に適切に設定されているかどうか確認します。

ノート:

問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的にはクリアされません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動でクリアする必要があります。

データ・ブロック破損のアラート・ログ・エラー

このメトリックは、最後のサンプル時間以降に、モニター中のデータベースでALERTファイルに対して破損ブロックのエラーが生成されたことを示します。ALERTファイルは、メッセージやエラーの発生順のログが含まれる特殊なトレース・ファイルです。データ・ブロック破損メッセージ(ORA-01157、ORA-01578およびORA-27048)がALERTファイルに書き込まれると、アラート・イベントがトリガーされます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15分ごと

定義なし

ORA-

時間/行番号: %timeLine%でデータ・ブロックが破損しました。

複数のしきい値

このメトリックでは、時間/行番号オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの時間/行番号オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

時間/行番号オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックのデータ・ソースは、次のコマンドです(ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームを指します)。

$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.pl

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。

ノート:

問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的にはクリアされません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動でクリアする必要があります。

一般的なアラート・ログ・エラー

このメトリックは、最後のサンプル時間以降に、モニター中のデータベースでALERTログ・ファイルに対してエラーが生成されたことを示します。ALERTログ・ファイルは、メッセージやエラーの発生順のログが含まれる特殊なトレース・ファイルです。Oracle例外(ORA-006xx)メッセージがALERTログ・ファイルに書き込まれると、アラート・イベントがトリガーされます。ALERTログ・ファイルにその他のORAメッセージが書き込まれると、警告が表示されます。

  • Enterprise Managerリリース10.2.0.4の管理エージェントによってモニターされるすべてのサポート対象データベースの場合:

    アラート・ログ・フィルタ - 最大1024文字

    警告またはクリティカルのしきい値 - 最大256文字

  • Enterprise Managerリリース10.2.0.5の管理エージェントによってモニターされるすべてのサポート対象データベースの場合:

    アラート・ログ・フィルタ - 最大4000文字

    警告またはクリティカルのしきい値 - 最大4000文字

アーカイバ・エラー(ORA-00257)およびデータ・ブロック破損(ORA-01578)のメッセージが別々のメトリックとして送信されます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15分ごと

ORA-0*(600?|7445|4[0-9][0-9][0-9])[^0-9]

定義なし

%alertLogName%でORA-エラー・スタック(%errCodes%)が記録されました。

複数のしきい値

このメトリックでは、時間/行番号オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの時間/行番号オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

時間/行番号オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックのデータ・ソースは、次のコマンドです(ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームを指します)。

$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.pl

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。

ノート:

問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的にはクリアされません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動でクリアする必要があります。

メディア障害のアラート・ログ・エラー

このメトリックは、メディア障害のアラート・ログ・エラーを示します。メッセージORA-01242およびORA-01243がALERTファイルに書き込まれると、アラート・イベントがトリガーされます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15分ごと

定義なし

ORA-

時間/行番号: %timeLine%でメディア障害が検出されました。

複数のしきい値

このメトリックでは、時間/行番号オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの時間/行番号オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

時間/行番号オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

セッション終了のアラート・ログ・エラー

このメトリックは、最後のサンプル時間以降に、セッションが突然終了したことを示します。ALERTファイルは、メッセージやエラーの発生順のログが含まれる特殊なトレース・ファイルです。予期しないセッション終了(ORA-00603)のメッセージがALERTファイルに書き込まれると、アラートが表示されます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15分ごと

ORA-

定義なし

時間/行番号: %timeLine%でセッションが終了しました。

複数のしきい値

このメトリックでは、時間/行番号オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの時間/行番号オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

時間/行番号オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックのソースは、$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plです(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle Management Agentのホームを指します)。

ユーザーの処理

ALERTログおよびセッション・トレース・ファイルに追加情報がないか調べます。

ノート:

問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的にはクリアされません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動でクリアする必要があります。

アラート・ログ・エラー・ステータス

ノート:

「アラート・ログ・エラー・ステータス」のメトリックのかわりに、「DBアラート・ログ・エラー・ステータス」のメトリックを使用することをお薦めします。

DBアラート・ログ・エラー・ステータスのメトリックの詳細は、「DBアラート・ログ・エラー・ステータス」を参照してください。

アラート・ログのフィルタ式は考慮されたが、アラート・ログ・エラー・メトリックのしきい値は考慮されなかった場合、このカテゴリのメトリックは、アラート・ログ・エラー・メトリックにより各カテゴリに返されたエラーの数を合計し、この数が各カテゴリに指定した警告またはクリティカルのしきい値を超えた場合、アラートを生成します。このため、「アラート・ログ・エラー」メトリックによりエラーが生成されない可能性がありますが、(「アラート・ログ・エラー」メトリックに指定したしきい値と一致しない場合でも)「アラート・ログ・エラー・ステータス」メトリックがアラートを生成する可能性があります。アラート・ログのフィルタ式の詳細は、「アラート・ログのフィルタ式」を参照してください。

アーカイバのアラート・ログ・エラー・ステータス

このメトリックは、Enterprise Managerで最後にアラート・ログをスキャンしたときに発見されたアーカイバのアラート・ログ・エラーの数を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15分ごと

0

定義なし

アラート・ログでアーカイバ・エラーが検出されました。

データ・ソース

このメトリックのソースは、アラート・ログ・メトリックです。

ユーザーの処理

アラート・ログを調べます。

データ・ブロック破損のアラート・ログ・エラー・ステータス

このメトリックは、Enterprise Managerで最後にアラート・ログをスキャンしたときに発見されたデータ・ブロック破損のアラート・ログ・エラーの数を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15分ごと

0

定義なし

アラート・ログで、データ・ブロック破損エラーが見つかりました。

データ・ソース

このメトリックのソースは、アラート・ログ・メトリックです。

ユーザーの処理

アラート・ログを調べます。

一般的なアラート・ログ・エラー・ステータス

このメトリックは、Enterprise Managerで最後にアラート・ログをスキャンしたときに発見された一般的なアラート・ログ・エラーの数を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15分ごと

0

定義なし

アラート・ログで%value%の明確なORA-エラーが検出されました。

データ・ソース

このメトリックのソースは、アラート・ログ・メトリックです。

ユーザーの処理

アラート・ログを調べます。

メディア障害のアラート・ログ・エラーのステータス

このメトリックは、メディア障害のアラート・ログ・エラーのステータスを示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15分ごと

0

定義なし

アラート・ログでメディア障害エラーが見つかりました。

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

セッション終了のアラート・ログ・エラー・ステータス

このメトリックは、Enterprise Managerで最後にアラート・ログをスキャンしたときに発見されたセッション終了のアラート・ログ・エラーの数を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15分ごと

0

定義なし

アラート・ログで、セッション終了が見つかりました。

データ・ソース

このメトリックのソースは、アラート・ログ・メトリックです。

ユーザーの処理

アラート・ログを調べます。

アーカイブ領域

このメトリック・カテゴリには、データベース・アーカイブREDOログの保存先の使用率を追跡するメトリックが含まれます。

データベースがARCHIVELOGモードで実行されている場合、これらのメトリックは、データベース・アーカイブREDOログの保存先(LOG_ARCHIVED_DEST_n初期化パラメータで指定)の領域使用率を調べます。ARCHIVELOGモードでデータベースが実行されていない場合、これらのメトリックは適用されず、収集は実行されません。アーカイブREDOログの保存先ごとに、このメトリック・カテゴリは、合計領域、使用済領域および空き領域を返します。この情報の収集に使用される方法は、保存先の構成が従来のファイルシステムを使用するかASMディスクグループを使用するかによって異なります。

ノート:

「高速リカバリ領域」にアーカイブするよう構成されたデータベースの場合、「アーカイブ領域」メトリックを適用することはできません(つまり、「アーカイブ領域使用率(%)」、「アーカイブ領域使用量(KB)」、「空きアーカイブ領域(KB)」および「合計アーカイブ領域(KB)」を適用できません)。かわりに、「高速リカバリ領域」の使用状況をモニターする「リカバリ領域空き領域(%)」メトリックを使用します。

このメトリック・グループ内のすべてのメトリックの計算に使用される式は、次の条件によって異なります:

  • LOG_ARCHIVE_DEST_nパラメータ設定で割当てが構成されているかどうか。

  • ASMディスクグループまたは通常のファイルシステムの場所を使用するようにアーカイブREDOログの保存先が構成されているかどうか。

これらの条件を適用すると、次のメトリックが対応する必要がある可能性のある3つのアーカイブ領域シナリオが生成されます:

  • 割当てが設定されている

  • 割当てが設定されていない

    • 通常のファイルシステム上のアーカイブ領域

    • ASMディスクグループのアーカイブ領域

アーカイブ領域使用率(%)

「アーカイブ領域使用率(%)」メトリックは、アーカイブREDOログの保存先で使用されている領域の割合を返します。使用済領域がしきい値引数で指定したしきい値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15分ごと

80

定義なし

アーカイブ領域%archDir%の%value%%が使用されています。

複数のしきい値

このメトリックでは、アーカイブ領域保存先オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告のしきい値またはクリティカルのしきい値が設定されているアーカイブ領域保存先オブジェクトがある場合は、このメトリックの「メトリック詳細」ページでそれらのしきい値を表示できます。

アーカイブ領域保存先オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

3つのアーカイブ領域の各シナリオで使用される式は次のとおりです:

  • 割当てが設定されている: 保存先がASMを使用するか、従来のファイルシステムの場所を使用するかに関係なく、関連するLOG_ARCHIVE_DEST_nパラメータにQUOTA_SIZE属性が指定されている場合(つまり、保存先に割当てが指定されている場合)、割合は次の式を使用して計算されます:

    Archive Area Used (%) = (QUOTA_USED/QUOTA_SIZE) * 100
  • 割当てが設定されていない:

    • 通常のファイルシステムのアーカイブ領域: アーカイブ領域内の空き領域と使用済領域は、アーカイブ領域が存在するファイルシステムに対してUNIXのdf -kコマンドを実行することによって決定されます。

    • ASMディスクグループのアーカイブ領域: アーカイブ領域で使用される領域は、最初に合計ディスクグループ・サイズ(冗長性管理に必要な領域を差し引いたもの)を決定し、それをディスクグループの冗長性係数(外部の場合は1、標準の場合は2、高の場合は3)で除算して、"安全に使用できる合計"領域に到達することで計算されます。次に、ミラー化および冗長性のニーズを考慮して安全に利用できる空き領域である"安全に使用可能な空き"領域が決定されます。これらの値の決定に使用されるSQLは次のとおりです:

      select (((NVL(dg.total_mb,0) -            
      NVL(dg.required_mirror_free_mb,0))*1024)/decode(dg.type,'EXTERN',1,'NORMAL',2,'HIGH',3,1)) 
      TotalSafelyUsable,NVL(dg.usable_file_mb,0)*1024 SafelyUsableFree from V$ASM_DISKGROUP_STAT dg 
      where state in ('CONNECTED', 'MOUNTED') and name='$diskGroup'";

      この問合せの値を使用して、「アーカイブ領域使用率(%)」は次のように計算されます:

      Archive Area Used (%) = [(TotalSafelyUsable – SafelyUsableFree)/TotalSafelyUsable] * 100

ユーザーの処理

データベースのアーカイブREDOログの保存先パラメータが正しく構成されていることを確認します。詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』アーカイブ保存先の指定を参照してください。

アーカイブ領域使用量(KB)

このメトリックは、アーカイブREDOログの保存先ディレクトリを含むデバイスの合計使用済領域(KB)を返します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

15分ごと

データ・ソース

3つのアーカイブ領域の各シナリオで使用される式は次のとおりです:

  • 割当てが設定されている: 「アーカイブ領域使用率(%)」メトリックで前述した基礎となる方法と同様ですが、次の式を使用します:

    Archive Area Used (KB) = QUOTA_USED
  • 割当てが設定されていない:

    • 通常のファイル・システムのアーカイブ領域: 「アーカイブ領域使用率(%)」メトリックで前述した基礎となる方法と同様です。

    • ASMディスクグループのアーカイブ領域: 「アーカイブ領域使用率(%)」メトリックで前述した基礎となる方法と同様ですが、次の式を使用します(「アーカイブ領域使用率(%)」メトリックでSQL問合せの値を参照します)。

      Archive Area Used (KB) = TotalSafelyUsable – SafelyUsableFree

ユーザーの処理

データベースのアーカイブREDOログの保存先パラメータが正しく構成されていることを確認します。詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』アーカイブ保存先の指定を参照してください。

空きアーカイブ領域(KB)

このメトリックは、アーカイブREDOログの保存先ディレクトリを含むデバイスの空き領域(KB)を返します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15分ごと

定義なし

定義なし

アーカイブ領域%archDir%には、%value%KBの空きがあります。

複数のしきい値

このメトリックでは、アーカイブ領域保存先オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告のしきい値またはクリティカルのしきい値が設定されているアーカイブ領域保存先オブジェクトがある場合は、このメトリックの「メトリック詳細」ページでそれらのしきい値を表示できます。

アーカイブ領域保存先オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

3つのアーカイブ領域の各シナリオで使用される式は次のとおりです:

  • 割当てが設定されている: 「アーカイブ領域使用率(%)」メトリックで前述した基礎となる方法と同様ですが、次の式を使用します:

    Free Archive Area (KB) = QUOTA_SIZE - QUOTA_USED
  • 割当てが設定されていない:

    • 通常のファイル・システムのアーカイブ領域: 「アーカイブ領域使用率(%)」メトリックで前述した基礎となる方法と同様です。

    • ASMディスクグループのアーカイブ領域: 「アーカイブ領域使用率(%)」メトリックで前述した基礎となる方法と同様ですが、次の式を使用します(「アーカイブ領域使用率(%)」メトリックでSQL問合せの値を参照します)。

      Free Archive Area (KB) = SafelyUsableFree

ユーザーの処理

データベースのアーカイブREDOログの保存先パラメータが正しく構成されていることを確認します。詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』アーカイブ保存先の指定を参照してください。

合計アーカイブ領域(KB)

このメトリックは、アーカイブREDOログの保存先ディレクトリを含むデバイスの合計領域(KB)を返します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

15分ごと

データ・ソース

3つのアーカイブ領域の各シナリオで使用される式は次のとおりです:

  • 割当てが設定されている: 「アーカイブ領域使用率(%)」メトリックで前述した基礎となる方法と同様ですが、次の式を使用します:

    Total Archive Area (KB) = QUOTA_SIZE
  • 割当てが設定されていない:

    • 通常のファイル・システムのアーカイブ領域: 「アーカイブ領域使用率(%)」メトリックで前述した基礎となる方法と同様です。

    • ASMディスクグループのアーカイブ領域: 「アーカイブ領域使用率(%)」メトリックで前述した基礎となる方法と同様ですが、次の式を使用します(「アーカイブ領域使用率(%)」メトリックでSQL問合せの値を参照します)。

      Total Archive Area (KB) = TotalSafelyUsable

ユーザーの処理

データベースのアーカイブREDOログの保存先パラメータが正しく構成されていることを確認します。詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』アーカイブ保存先の指定を参照してください。

可用性通知(サーバー生成アラート)

この項では、可用性通知(サーバー生成アラート)カテゴリのメトリックに関する情報を提供します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度
すべてのバージョン 該当なし
メトリック名 説明
データベース停止 データベースが停止したときに通知します。

SQLレスポンス時間の収集

このカテゴリのメトリックは、SQLレスポンス時間を示します。

SQLレスポンス時間(%)

このメトリックは、SQLレスポンス時間を示します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

5分ごと

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

データ障害

Enterprise Managerは、このカテゴリのメトリックを使用して、アラート・ログに報告されたチェッカ障害を通知します。検出されたチェッカ障害の数を含みます。また、これらの問題がアラート・ログで見つかった場合は、デフォルトでクリティカル・アラートが生成されます。

アラート・ログ・ファイルはこのデータを提供します。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます。ここで、$ORACLE_HOMEは管理エージェントのホームです。

アラート・ログ名

このメトリックは、アラート・ログ・ファイルの名前を報告します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

5分ごと

データ・ソース

データのソースは、$AGENT_BASE/plugins/oracle.sysman.db.agent.plugin_n.n.n.n/scripts/alertlogAdr.plです。

前述のディレクトリ・パスで、$AGENT_BASEはOracle Management Agentのホームを指し、n.n.n.nはプラグイン・リリース13.1.0.0などOracle Databaseプラグインのリリース・バージョンを指します。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

データ障害の検出

このメトリックは、データベース・ヘルス・チェッカが1つ以上の永続データ障害を検出したことを示します。データ障害の例として、欠落ファイル、破損ファイル、不整合ファイル、破損ブロックなどがあります。アラートには、チェッカ実行によって検出されたデータ障害の数が表示されます。個々のデータ障害の詳細には、Enterprise Managerの「リカバリの実行」ページからアクセスできます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

定義なし

.脚注 1

チェッカ実行によって%numberOfFailures%の新規永続データ障害が見つかりました。

脚注1

このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動でクリアする必要があります。

しきい値の設定

次のいずれかのメトリックのしきい値を編集するには、Enterprise Manager UIから、ターゲット名を右クリックし、「モニタリング」「メトリックと収集設定」の順に選択します。次に、可能な設定の例をいくつか示します。

  • 警告のしきい値:定義されていません; クリティカルのしきい値:.*

    この場合、管理エージェントは、データ障害が発生したときにEnterprise Managerにクリティカル・エラー・アラートを生成します。

  • 警告のしきい値:.*; クリティカルのしきい値:定義されていません

    この場合、管理エージェントは、データ障害が発生したときにEnterprise Managerに警告アラートを生成します。

  • 警告のしきい値:定義されていません; クリティカルのしきい値:定義されていません

    この場合、管理エージェントは、データ障害が発生したときにEnterprise Managerに警告アラートを生成しません。

データ・ソース

データのソースは、$AGENT_BASE/plugins/oracle.sysman.db.agent.plugin_n.n.n.n/scripts/alertlogAdr.plです。

前述のディレクトリ・パスで、$AGENT_BASEはOracle Management Agentのホームを指し、n.n.n.nはプラグイン・リリース13.1.0.0などOracle Databaseプラグインのリリース・バージョンを指します。

ユーザーの処理

個々のデータ障害の詳細には、Enterprise Managerの「リカバリの実行」ページからアクセスできます。

ノート:

問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的にはクリアされません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動でクリアする必要があります。

Data Guardファスト・スタート・フェイルオーバー

この項では、ファスト・スタート・フェイルオーバー発生後に新しいプライマリ・データベースを通知するアラートを生成するData Guardファスト・スタート・フェイルオーバー・カテゴリのメトリックに関する情報を提供します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度
すべてのバージョン 5分ごと
メトリック名 説明
ファスト・スタート・フェイルオーバーの発生 過去15分間にファスト・スタート・フェイルオーバーが発生したかどうかを示します。
前回のファスト・スタート・フェイルオーバーの理由 ファスト・スタート・フェイルオーバーの発生理由。
前回のファスト・スタート・フェイルオーバーの時間 前回のファスト・スタート・フェイルオーバーのタイムスタンプ

データ・ソース

このメトリックのデータ・ソースはv$fs_failover_statsビューです。

Data Guardファスト・スタート・フェイルオーバー・オブザーバ - Oracle Database 11gR2から18c

このカテゴリのメトリックは、Data Guard構成のファスト・スタート・フェイルオーバー・オブザーバのステータスを監視します。

オブザーバのステータス

このメトリックは、ファスト・スタート・フェイルオーバー(FSFO)構成が監視されていない状態である場合、プライマリ・データベースに対して、FSFOが現在使用不可能であることを示すクリティカル・アラートを生成します。

表1-1 メトリック・サマリー表

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

11gR2、11gR202、12c、12cR102、12cR2、18c

1分ごと

定義なし

エラー

Data Guardファスト・スタート・フェイルオーバー・オブザーバのステータスは%value%です。

ユーザーの処理

自動オブザーバ再起動機能を使用するようにData Guard構成がEnterprise Managerで構成されている場合は、新しいオブザーバ・プロセスの再起動後にアラートはクリアされます。それ以外の場合は、監視されていない状態の原因を特定し、必要に応じてオブザーバ・プロセスを再起動します。

Data Guardファスト・スタート・フェイルオーバー・オブザーバ - Oracle Database 19c以降

この項では、Oracle Database 19c以降のData Guardファスト・スタート・フェイルオーバー・オブザーバ・カテゴリのメトリックについて説明します。これらのメトリックは、Data Guard構成のすべてのファスト・スタート・フェイルオーバー・オブザーバのステータスを監視します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
19c以降 5分ごと

定義なし

エラー

Data Guardファスト・スタート・フェイルオーバー・オブザーバのステータスは%value%です。

メトリック名 説明 データ・ソース
マスター・オブザーバ このオブザーバがマスター・オブザーバかどうか(YESまたはNO)。 v$fs_failover_observers
オブザーバ登録済 オブザーバが登録済かどうか(YESまたはNO)。 v$fs_failover_observers
オブザーバのホスト オブザーバが実行されているサーバー。 v$fs_failover_observers
オブザーバ・ログ・ファイル オブザーバ・ログ・ファイル。

ノート: このメトリックは、Oracle Database 21cでのみ使用できます。Oracle Database 19cの場合、このメトリック列は空です。

v$fs_failover_observers
オブザーバ名 オブザーバの名前。 v$fs_failover_observers
オブザーバ状態ファイル オブザーバ状態ファイル。

ノート: このメトリックは、Oracle Database 21cでのみ使用できます。Oracle Database 19cの場合、このメトリック列は空です。

v$fs_failover_observers
オブザーバのステータス オブザーバのステータス。

ノート: このメトリックは、「オブザーバのホスト」「アクティブ・ターゲットをping中」および「プライマリをping中」メトリックから取得されます。

v$fs_failover_observers
アクティブ・ターゲットをping中 オブザーバが現在アクティブ・ターゲットに接続されているかいるかどうか(YESまたはNO)。 v$fs_failover_observers
プライマリをping中 オブザーバが現在プライマリ・データベースに接続されているかどうか(YESまたはNO)。 v$fs_failover_observers

Data Guardパフォーマンス

このカテゴリのメトリックは、Data Guardのパフォーマンスを報告します。

適用ラグ(秒)

このメトリックは、スタンバイがプライマリからどのくらい遅れているかを(秒単位で)示します。

データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルでモニターされます。

表1-2 メトリック・サマリー表

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

定義なし

定義なし

スタンバイ・データベースはプライマリ・データベースから約%value%秒遅れています。

データ・ソース

このメトリックのデータ・ソースは、次のコマンドです。

v$dataguard_stats ('apply lag')

推定フェイルオーバー時間(秒)

データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルでモニターされます。

このメトリックは、スタンバイ・データベースへのフェイルオーバーに必要なおおよその秒数を示します。この値には、起動時間と、必要に応じて、スタンバイですべての使用可能なREDOを適用するのに必要な残り時間が計上されます。バウンスが不要な場合は、残りの適用時間のみです。

表1-3 メトリック・サマリー表

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

定義なし

定義なし

推定フェイルオーバー時間は約%value%秒です。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

v$dataguard_stats ('estimated startup time','apply finish time','standby has been open')

REDO適用率(KB/秒)

このメトリックは、スタンバイでのREDO適用率をKB/秒で示します。

データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルでモニターされます。

表1-4 メトリック・サマリー表

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

定義なし

定義なし

REDO適用率は%value%KB/秒です。

REDO生成率(KB/秒)

データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルでモニターされます。

表1-5 メトリック・サマリー表

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

定義なし

定義なし

REDO生成率は%value%KB/秒です。

トランスポート・ラグ(秒)

スタンバイ・データベースまたは遠隔同期インスタンスでまだ使用できないREDOのおよその秒数。REDOがまだ転送されていないか、またはギャップがある可能性があります。

データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルでモニターされます。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

v$dataguard_stats('transport lag')

表1-6 メトリック・サマリー表

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

定義なし

定義なし

スタンバイ・データベースはプライマリ・データベースから約%value%秒遅れています。

トランスポート・ラグ・データのリフレッシュ時間

トランスポート・ラグ・メトリックは、プライマリ・データベースから定期的に受信されるデータに基づいて計算されます。複数の問合せにおいてこの列の値が変化しない場合は、スタンバイ・データベースまたは遠隔同期インスタンスがプライマリ・データベースからデータを受信していないことを示しています。

データ・ソース

DATUM_TIME in v$dataguard_stats

Data Guardステータス

このカテゴリのメトリックは、Data Guard構成のデータベースについて、ステータス、未受信のデータ、および未適用のデータを調べます。

Data Guardステータス

データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルでモニターされます。

Data Guard構成の各データベースのステータスを調べるには、「Data Guardステータス」メトリックを使用します。

デフォルトでは、クリティカルおよび警告のしきい値がこのメトリック列に設定されています。しきい値に達すると、アラートが生成されます。必要に応じて、しきい値を編集できます。特定のORA-エラーは、Data Guardステータス・フィルタ式でORA-エラーを指定することで無視できます。

表1-7 メトリック・サマリー表

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

警告

エラー

%dg_name%のData Guardステータスは%value%です。

ユーザーの処理

  1. 詳細は、プライマリ・データベースおよびスタンバイ・データベースの「プロパティの編集」ページの「一般」を調べてください。

  2. 追加情報は、データベース・アラート・ログおよびData Guard Brokerのログを調べます。

データベース・ファイル

このカテゴリのメトリックは、データベース・ファイルの平均ファイル読取り時間および平均ファイル書込み時間を示します。

平均ファイル読取り時間(センチ秒)

このメトリックは、平均ファイル読取り時間を100分の1秒単位で測定して示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注2

脚注2

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

複数のしきい値

このメトリックでは、ファイル名オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかのファイル名オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

ファイル名オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

平均ファイル書込み時間(センチ秒)

このメトリックは、平均ファイル書込み時間を100分の1秒単位で測定して示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注3

脚注3

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

複数のしきい値

このメトリックでは、ファイル名オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかのファイル名オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

ファイル名オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

データベース・ジョブ・ステータス

このカテゴリのメトリックは、DBMS_SCHEDULERインタフェースにより登録されたデータベース・ジョブの状態を表します。

中断したジョブ数

Oracleサーバー・ジョブ・キューは、ローカル・ジョブに関する情報(ジョブを実行する時期などの、ジョブのために実行するPL/SQLコールなど)を格納したデータベース表です。データベース・レプリケーションも、Oracleジョブ・キューのメカニズムを使用して管理されます。このメカニズムでは、遅延トランザクションをリモート・マスター・サイトに送信するジョブ、適用済トランザクションを遅延トランザクション・キューからパージするジョブ、またはスナップショット・リフレッシュ・グループをリフレッシュするジョブが使用されます。

ジョブは次の2つの状態で中断する可能性があります。

  • ジョブに定義されている指定された数の試行後にジョブを正常に実行できなかった場合。

  • ジョブに、DBMS_ JOB.BROKENプロシージャを使用して、明示的に中断のマークが付けられている場合。

このメトリックでは、中断したDBMSジョブがないか調べます。中断したジョブの数が、しきい値引数で指定した値を超えると、クリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

0

定義なし

%value%ジョブが破損しています。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

SUM(broken)
  FROM (SELECT DECODE(broken, 'N', 0, 1) broken
         FROM dba_jobs
  UNION ALL
         SELECT DECODE(STATE, 'BROKEN', 1, 0) broken
          FROM dba_scheduler_jobs

ユーザーの処理

Enterprise Managerコンソールから、スケジューラ・ジョブ履歴ページを確認するか、エラー情報をALL_SCHEDULER_JOB_RUN_DETAILSビューに問い合せます。

ジョブの実行を妨げている問題を修正します。DBMS_SCHEDULER.RUNをコールして、ジョブを強制的に即時に再実行します。

失敗したジョブ数

Oracleサーバー・ジョブ・キューは、ローカル・ジョブに関する情報(ジョブを実行する時期などの、ジョブのために実行するPL/SQLコールなど)を格納したデータベース表です。データベース・レプリケーションも、Oracleジョブ・キューのメカニズムを使用して管理されます。このメカニズムでは、遅延トランザクションをリモート・マスター・サイトに送信するジョブ、適用済トランザクションを遅延トランザクション・キューからパージするジョブ、またはスナップショット・リフレッシュ・グループをリフレッシュするジョブが使用されます。

Oracleでジョブの実行を試行中に、ジョブからエラーが返されると、ジョブは失敗します。Oracleでは、試行の間隔を2倍にしながら、ジョブを実行するために試行を繰り返します。ジョブ定義で指定されている指定された回数の実行後にジョブが失敗した場合、ジョブが自動的に中断とマークされ、実行を試行しなくなります。

このメトリックでは、失敗したDBMSジョブがないか調べます。失敗したジョブの数が、しきい値引数で指定した値を超えると、アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

0

定義なし

%value%ジョブが破損しています。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

SELECT SUM(failed)
          FROM (SELECT DECODE(NVL(failures,0), 0, 0, 1) failed
                  FROM dba_jobs
        UNION ALL
                SELECT DECODE(STATUS ,'FAILED',DECODE(STATE,'BROKEN',0,'DISABLED',0,1),0) failed FROM (SELECT all_jobs.OWNER,
                               all_jobs.JOB_NAME,
                               all_runs.STATUS,
                               all_jobs.STATE
                         FROM (SELECT OWNER,
                                      JOB_NAME, MAX(ACTUAL_START_DATE) AS START_DATE
                                 FROM DBA_SCHEDULER_JOB_RUN_DETAILS
                             GROUP BY OWNER,JOB_NAME) last_run , DBA_SCHEDULER_JOB_RUN_DETAILS all_runs,
                             DBA_SCHEDULER_JOBS all_jobs
                        WHERE all_runs.OWNER(+)=all_jobs.OWNER
                          AND all_runs.JOB_NAME(+)=all_jobs.JOB_NAME
                          AND last_run.OWNER(+)=all_jobs.OWNER
                          AND last_run.JOB_NAME(+)=all_jobs.JOB_NAME
                          AND all_runs.ACTUAL_START_DATE=last_run.START_DATE))

ユーザーの処理

Enterprise Managerコンソールから、スケジューラ・ジョブ履歴ページを確認するか、エラー情報をALL_SCHEDULER_JOB_RUN_DETAILSビューに問い合せます。ジョブの実行を妨げている問題を修正します。

データベース制限

このカテゴリのメトリックは、稼働しているOracleサーバーのリソース制限の割合を示します。

現在のログオン数

このメトリックは、現在のログオン数を示します。

ノート:

しきい値を実数として受け入れる大部分のメトリックとは異なり、このメトリックは整数のみをしきい値として受け入れます。
ターゲット・バージョン 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注4

脚注4

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します

データ・ソース

データは、現在のログオンから導出されます。

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

現在のオープン・カーソル数

このメトリックは、現在のオープン・カーソル数を示します。

ノート:

しきい値を実数として受け入れる大部分のメトリックとは異なり、このメトリックは整数のみをしきい値として受け入れます。
ターゲット・バージョン 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注5

脚注5

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します

データ・ソース

データは、現在のオープン・カーソルから導出されます。

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

ロック制限使用率(%)

DML_LOCKS初期化パラメータは、DMLロックの最大数を指定します。DMLロックの目的は、複数のユーザーが同時にアクセスするデータの整合性を保証することです。DMLロックは、同時に競合するDML操作とDDL操作の相殺的な干渉を防止します。

このメトリックでは、しきい値引数により指定した値(パーセント)に対する、ロック・リソースの使用率を調べます。DML_LOCKS初期化パラメータで設定した制限に対するすべてのアクティブDMLロックの割合が、しきい値引数で指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

DML_LOCKSが0の場合、このテストは登録できません。0の値は、エンキューが使用不可であることを示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15分ごと

定義なし

定義なし

%target%がロック制限の%value%%に達しました。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

SELECT resource_name name, 
  100*DECODE(initial_allocation, ' UNLIMITED', 0, current_utilization / 
  initial_allocation) usage 
FROM v$resource_limit 
WHERE LTRIM(limit_value) 
  != '0' AND LTRIM(initial_allocation) != '0' AND resource_name = 'dml_locks'

ユーザーの処理

DML_LOCKSインスタンス・パラメータを10%増やします。

プロセス制限使用率(%)

PROCESSES初期化パラメータは、1つのデータベースに同時に接続できるオペレーティング・システム・ユーザー・プロセスの最大数を指定します。この数には、そのインスタンスで利用されるバックグラウンド・プロセスも含まれます。

このメトリックでは、しきい値引数により指定した値(パーセント)に対するプロセス・リソースの使用率を調べます。PROCESSES初期化パラメータで設定した制限に対するすべての現行プロセスの割合が、しきい値引数で指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注6

脚注6

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

リリースに応じて、次のいずれかがデータを導出します。

5番目の列はプロセス使用量を示します。プラグイン・インストール・ディレクトリ(plugins/oracle.sysman.db.agent.plugin_version/metadata)にあるinst_perf.xmlpファイルからこの情報を取得できます。

   SELECT /*+ ORDERED */
       TO_CHAR( FROM_TZ( CAST(m.end_time AS TIMESTAMP), 
              TO_CHAR(systimestamp, 'tzr') ) 
       AT TIME ZONE sessiontimezone,
       'YYYY-MM-DD HH24:MI:SS'),
       SUM(CASE WHEN a.internal_metric_name = 'logons'
           THEN m.value ELSE 0 END) logons,
       SUM(CASE WHEN a.internal_metric_name = 'opencursors'
           THEN m.value ELSE 0 END) opencursors,
       SUM(CASE WHEN a.internal_metric_name = 'user_limit'
           THEN m.value ELSE 0 END) user_limit,
       SUM(CASE WHEN a.internal_metric_name = 'process_usage'
           THEN m.value ELSE 0 END) process_usage,
       SUM(CASE WHEN a.internal_metric_name = 'session_usage'
           THEN m.value ELSE 0 END) session_usage
      FROM v$alert_types a, v$threshold_types t, v$sysmetric m
     WHERE a.internal_metric_category = 'Database_Resource_Usage'
       AND a.reason_id = t.alert_reason_id
       AND t.metrics_id = m.metric_id
       AND m.group_id = 2
       AND :1 != 'BASIC'
       AND m.end_time <= SYSDATE
      GROUP BY m.end_time
      ORDER BY m.end_time ASC

ユーザーの処理

現在のPROCESSESインスタンス・パラメータの設定が、オペレーティング・システム依存の最大値を超えていないことを確認します。プロセスの数を、少なくともそのインスタンスにサイン・インすると予想される同時ユーザーの最大数+6になるように増やします。

セッション制限使用率(%)

SESSIONS初期化パラメータは、データベースで許可される同時接続の最大数を指定します。

このメトリックでは、しきい値引数により指定した値(パーセント)に対する、セッション・リソースの使用率を調べます。SESSIONS初期化パラメータで設定した制限に対する、バックグラウンド・プロセスを含むセッション数の割合が、しきい値引数で指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注7

脚注7

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

SELECT resource_name name, 
  100*DECODE(initial_allocation, ' UNLIMITED', 0, current_utilization) != '0' 
  AND resource_name = 'sessions' 

ユーザーの処理

SESSIONSインスタンス・パラメータを増やします。XA環境の場合、SESSIONSが少なくとも2.73×PROCESSESであることを確認します。共有サーバー環境の場合、SESSIONSが少なくとも1.1×接続の最大数であることを確認します。

ユーザー制限使用率(%)

LICENSE_MAX_SESSIONS初期化パラメータは、同時に許可される同時ユーザー・セッションの最大数を指定します。

このメトリックは、ログオン・ユーザー数が、ライセンス制限に達しているかどうかを調べます。LICENSE_MAX_SESSIONS初期化パラメータで設定した制限に対する、同時ユーザー・セッション数の割合が、しきい値引数で指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。LICENSE_MAX_SESSIONSに値が明示的に設定されていない場合、テストはトリガーされません。

ノート:

このメトリックは、セッション・ライセンスが有効な場合に、最も役立ちます。LICENSE_MAX_SESSIONSおよびLICENSE_MAX_USERSの詳細は、Oracle Server リファレンス・マニュアルを参照してください。

ノート:

しきい値を実数として受け入れる大部分のメトリックとは異なり、このメトリックは整数のみをしきい値として受け入れます。
ターゲット・バージョン 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注8

脚注8

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

SELECT 'user' name, 
  100*DECODE(session_max, 0, 0, sessions_current/session_max) usage 
  FROM v$license 

ユーザーの処理

これは通常、データベースのライセンス制限に達していることを示します。追加のライセンスを取得し、LICENSE_MAX_ SESSIONSの値を増やして新しい値を反映させる必要があります。

データベース・リプレイ

このカテゴリのメトリックは、データベース・ワークロードの取得およびリプレイの現行のステータス(オン/オフ)を示します。

ワークロードの取得ステータス

このメトリックは、データベース・ワークロードの取得が進行中であるかどうかを表示します。

このメトリックはすべてのバージョンで使用できます。

データ・ソース

データのソースは、取得開始時にターゲット・データベースによってトリガーされる、サーバーで生成されたアラートです。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

ワークロードのリプレイ・ステータス

このメトリックは、データベース・ワークロードのリプレイが進行中であるかどうかを表示します。

このメトリックはすべてのバージョンで使用できます。

データ・ソース

データのソースは、リプレイ開始時にターゲット・データベースによってトリガーされる、サーバーで生成されたアラートです。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

データベース・リプレイ・クライアント

このカテゴリのメトリックは、データベース・ワークロードのリプレイ中のリプレイ・クライアントのリソース使用率を表示します。

平均I/O待機時間(ミリ秒)

このメトリックは、データベース・リプレイ・クライアントの単一I/Oに対する平均レスポンス時間を示します。

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

null

データ・ソース

データのソースは、リプレイ・クライアントで警戒すべき状態が検出されるとターゲット・データベースによってトリガーされる、サーバーで生成されたアラートです。

ユーザーの処理

リプレイ・クライアントの測定ユーティリティを実行し、必要な容量を備えたマシン間で分散されるリプレイ・クライアントの提案数を使用してリプレイを再開します。

I/Oを実行するリプレイ・スレッド(%)

このメトリックは、I/O操作を同時に実行するリプレイ・クライアント接続数を示します。

この項の残りの情報は、このメトリックがEnterprise Managerに表示される場合のみ有効です。次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

null

データ・ソース

データのソースは、リプレイ・クライアントで警戒すべき状態が検出されるとターゲット・データベースによってトリガーされる、サーバーで生成されたアラートです。

ユーザーの処理

リプレイ・クライアントの測定ユーティリティを実行し、必要な容量を備えたマシン間で分散されるリプレイ・クライアントの提案数を使用してリプレイを再開します。

CPUを使用したリプレイ・スレッド(%)

このメトリックは、CPUを同時に使用するリプレイ・クライアント接続数を示します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

null

データ・ソース

データのソースは、リプレイ・クライアントで警戒すべき状態が検出されるとターゲット・データベースによってトリガーされる、サーバーで生成されたアラートです。

ユーザーの処理

リプレイ・クライアントの測定ユーティリティを実行し、必要な容量を備えたマシン間で分散されるリプレイ・クライアントの提案数を使用してリプレイを再開します。

データベースのスケジューラ・ジョブ

この項では、DBMS_SCHEDULERインタフェースを介して登録されたDBMSジョブの現在のステータスをレポートするデータベースのスケジューラ・ジョブ・カテゴリのメトリックについて説明します。これらのメトリックを使用して、長時間実行されているジョブをモニターし、個々のジョブに関するアラートを取得できます。

実行経過時間(分)

現在のDBMSジョブが実行されている時間(分)。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
すべてのバージョン 5分ごと 5分未満 30分未満 %owner%のDBMSジョブ%job_name%が%value%分間実行されました。

失敗回数

最後の収集期間にDBMSジョブが失敗した回数。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
すべてのバージョン 5分ごと > 0 定義なし 最後の収集期間に、%owner%のDBMSジョブ%job_name%が%value%回失敗しました。

状態

DBMSジョブの現在の状態。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト
すべてのバージョン 5分ごと DISABLED BROKEN %owner%のDBMSジョブ%job_name%は%state%状態です。

データベース・サービス

このカテゴリのメトリックには、サービスCPU時間およびサービス・レスポンス時間があります。

サービスCPU時間(ユーザー・コール当たり)(マイクロ秒)

このメトリックは、特定のデータベース・サービスへのコールの平均CPU時間(マイクロ秒単位)を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注9

脚注9

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

複数のしきい値

このメトリックでは、サービス名オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかのサービス名オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

サービス名オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

サービス・レスポンス時間(ユーザー・コール当たり)(マイクロ秒)

このメトリックは、特定のデータベース・サービスへのコールの平均経過時間(マイクロ秒単位)を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注10

脚注10

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

複数のしきい値

このメトリックでは、サービス名オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかのサービス名オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

サービス名オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

Database Vault違反未遂 - コマンド・ルール

このカテゴリのメトリックは、Database Vaultデータベースに対する違反行為をモニターします。

Database Vault違反未遂数 - コマンド・ルール

このメトリックは、Database Vaultデータベースに対する違反行為をDatabase Vault Security Analystが監視するよう設定するために使用されます。Database Vault Security Analystは、通知を受けて違反が発生するSQLコマンドと一致する別のしきい値を示すことで異なるタイプの試行に基づいてさらにフィルタ処理できるコマンド・ルールを選択できます。

このメトリックは、初期状態では有効になっていません。メトリックおよびポリシーの設定ページで有効化する必要があります。デフォルトでは、このメトリックは1時間ごとに収集されますが、収集頻度を変更することもできます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

1時間ごと

定義なし

定義なし

%VIOLATIONTIMESTAMP%で%ACTION_OBJECT_NAME%の違反がありました

複数のしきい値

このメトリックでは、Database Vaultコマンド・ルール・オブジェクトと違反時間オブジェクトの一意の組合せごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、Database Vaultコマンド・ルール・オブジェクトと違反時間オブジェクトのいずれかの一意の組合せに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

Database Vaultコマンド・ルール・オブジェクトと違反時間オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

違反未遂は、ターゲットのDatabase Vault監査証跡から取得されます。SQLの実行に失敗した試行を示す、コマンド・ルールに関連する監査エントリのみが選択されます。指定されたしきい値は、コマンド・ルール違反が発生するSQLコマンドと一致する必要があります。

ユーザーの処理

違反が検出されたコマンドや、違反をトリガーしたデータベース・ユーザー、違反をトリガーしたアクション、違反の発生時刻など、違反の詳細を確認するには、ターゲットのDatabase Vaultホームページにログインし、違反未遂グラフを使用します。

Database Vault違反未遂 - レルム

このカテゴリのメトリックは、Database Vaultデータベースに対する違反行為をモニターします。

Database Vault違反未遂 - レルム

このメトリックは、Database Vaultデータベースに対する違反行為をDatabase Vault Security Analystが監視するよう設定するために使用されます。Database Vault Security Analystは、通知を受けて違反が発生するSQLコマンドと一致する別のしきい値を示すことで異なるタイプの試行に基づいてさらにフィルタ処理できるレルムを選択できます。

このメトリックは、初期状態では有効になっていません。メトリックおよびポリシーの設定ページで有効化する必要があります。デフォルトでは、このメトリックは1時間ごとに収集されますが、収集頻度を指定することもできます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

1時間ごと

定義なし

定義なし

%VIOLATIONTIMESTAMP%で%ACTION_OBJECT_NAME%の違反がありました

複数のしきい値

このメトリックでは、Database Vaultレルム・オブジェクトと違反時間オブジェクトの一意の組合せごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、Database Vaultレルム・オブジェクトと違反時間オブジェクトのいずれかの一意の組合せに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

Database Vaultレルム・オブジェクトと違反時間オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

違反未遂は、ターゲットのDatabase Vault監査証跡から取得されます。SQLの実行に失敗した試行を示す、レルムに関連する監査エントリのみが選択されます。指定されたしきい値は、コマンド・ルール違反が発生するSQLコマンドと一致する必要があります。

ユーザーの処理

違反が起こったレルムや、違反をトリガーしたデータベース・ユーザー、違反をトリガーしたアクション、違反の発生時刻など、違反の詳細を確認するには、ターゲットのDatabase Vaultホームページにログインし、違反未遂グラフを使用します。

Database Vault構成の問題 - コマンド・ルール

このカテゴリのメトリックは、ユーザー・アクションを追跡し、管理者の注意を必要とする構成ミスがコマンド・ルールに存在する場合、アラートを生成します。

DV(コマンド・ルール) - 構成の問題数

データベースを保護するようにDatabase Vaultポリシーを定義および構成した後のユーザー・アクションによって、時間とともにこれらの構成が侵害される場合があります。このメトリックは、ユーザー・アクションを追跡し、管理者の注意を必要とする構成ミスがコマンド・ルールに存在する場合、アラートを生成します。このメトリックは、初期状態で有効です。デフォルトでは、このメトリックは1時間ごとに収集されますが、収集頻度を変更することもできます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

1時間ごと

定義なし

0

%ACTION_OBJECT_NAME%には構成の問題があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、Database Vaultコマンド・ルール・オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかのDatabase Vaultコマンド・ルール・オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

Database Vaultコマンド・ルール・オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

構成の問題は、レルムおよびコマンド・ルールの定義をスキャンして取得されます。

ユーザーの処理

コマンド・ルールの構成ミスの原因を把握するには、ターゲットのDatabase Vaultのホームページにナビゲートし、Database Vault Administratorを起動して「Database Vault構成の問題のレポート」を表示します。これらのアラートは、構成の問題が解決すると自動的にクリアされます。

Database Vault構成の問題 - レルム

このカテゴリのメトリックは、ユーザー・アクションを追跡し、管理者の注意を必要とする構成ミスがレルムに存在する場合、アラートを生成します。

Database Vault構成の問題数 - レルム

データベースを保護するようにDatabase Vaultポリシーを定義および構成した後のユーザー・アクションによって、時間とともにこれらの構成が侵害される場合があります。このメトリックは、ユーザー・アクションを追跡し、管理者の注意を必要とする構成ミスがレルムに存在する場合、アラートを生成します。このメトリックは、初期状態で有効です。デフォルトでは、このメトリックは1時間ごとに収集されますが、収集頻度を変更することもできます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

1時間ごと

定義なし

0

%ACTION_OBJECT_NAME%には構成の問題があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、Database Vaultレルム・オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかのDatabase Vaultレルム・オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

Database Vaultレルム・オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。「しきい値の編集」ページへのアクセスの詳細は、「しきい値の編集」を参照してください。

データ・ソース

構成の問題は、レルムとルール・セット定義をスキャンすることによって検出されます。

ユーザーの処理

レルムの構成ミスの原因を把握するには、ターゲットのDatabase Vaultのホームページにナビゲートし、Database Vault Administratorを起動して「Database Vault構成の問題のレポート」を表示します。これらのアラートは、構成の問題が解決すると自動的にクリアされます。

Database Vaultポリシー変更

このカテゴリのメトリックは、Database Vaultポリシーを追跡します。

Database Vaultポリシー変更数

Database Vaultポリシーの定義後のポリシーへの追加変更は、このメトリックで追跡されます。Database Vaultポリシーに対するすべての変更について、このメトリックはアラートを生成します。このメトリックは、初期状態で有効です。デフォルトでは、このメトリックは1時間ごとに収集されますが、収集頻度を変更することもできます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

1時間ごと

定義なし

0

%POLICY_CATEGORY_NAMES%にはポリシー変更があります

複数のしきい値

このメトリックでは、DVポリシー変更カテゴリ・オブジェクトとDVポリシー変更時間オブジェクトの一意の組合せごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、DVポリシー変更カテゴリ・オブジェクトとDVポリシー変更時間オブジェクトのいずれかの一意の組合せに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

DVポリシー変更カテゴリ・オブジェクトとDVポリシー変更時間オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。しきい値の編集ページへのアクセス方法の詳細は、「しきい値の編集」を参照してください

データ・ソース

ポリシー変更は、Database Vaultスキーマに関連するデータベース監査証跡のレコードをスキャンして取得されます。

ユーザーの処理

変更されたオブジェクト、ポリシーを変更したデータベース・ユーザー、ユーザー・アクションの内容、このポリシーが変更された時間など、ポリシー変更の詳細を把握するには、ターゲットのDatabase Vaultのホームページにログインしてポリシー変更レポートを表示します。

データファイルの割当て

この項では、データファイルの割当てカテゴリのメトリックに関する情報を提供します。

割り当てられた領域は、データファイルの現在のサイズです。この割当て済領域には、データの保存に使用される部分と空き領域の部分があります。このカテゴリのメトリックでは、使用済領域の量および各データファイルに割り当てられた領域の量を調べます。使用済領域と割当て済領域の量を比較すると、データファイルでの未使用領域の量が特定できます。このメトリックの目的は、アラートの生成ではありません。むしろ、レポートの作成を目的としています。DBAは、未使用の割当て済空き領域の履歴ビューを使用し、無駄な領域をなくしてデータファイルのサイズを正しく設定できます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度
すべてのバージョン 24時間ごと
メトリック名 説明 データ・ソース
割当て済ファイル・サイズ(MB) データファイルに割り当てられた領域。このメトリックは、「使用済ファイル・サイズ(MB)」メトリックとともに使用して、各データファイルで使用中および未使用の領域量の履歴ビューを生成します。
  • データファイル: dba_data_files
  • 一時ファイル: dba_temp_files
使用済ファイル・サイズ(MB) データファイルで使用されている領域。このメトリックは、「割当て済ファイル・サイズ(MB)」メトリックとともに使用して、各データファイルで使用中および未使用の領域量の履歴ビューを生成します。
  • データファイル: 割当済ファイル・サイズ(dba_data_files)から割当済空き領域(dba_lmt_free_spaceおよびdba_dmt_free_space)を減算します。
  • 一時ファイル: gv$temp_extent_pool.bytes_used

DBアラート・ログ

このカテゴリのメトリックは、データ・ブロック破損、セッション終了などの、データベース・アラート・ログを解析してアラートを作成するために使用されます。「DBアラート・ログ」のメトリックはエラー・テキストを含むアラートを生成します。また、関連性のある場合は、「メトリックとポリシー設定」で定義したメトリックが返した各エラーのカテゴリに定義された警告またはクリティカルのしきい値に一致するが、アラート・ログのフィルタ式には一致しないアラート・ログで報告された各ORAエラーのトレース・ファイルへのリンクを生成します。

ノート:

同じエラー・コードの1つ以上のORA-エラーまたは1つの収集にエラー・コードの組合せがある場合、1つのエラーのみがアップロードされます。重複は削除されます。単一イベントへの収集間の同じ問題の繰返しイベントの重複排除がこのメトリックに対してのみ実行されます。

アラート・ログのフィルタ式

アラート・ログのフィルタ式は、無視できるエラーが原因でEnterprise Managerでアラートが生成されることを防ぐために(そのターゲットを担当するEnterprise Manager管理者の判断により)使用されます。この式はPerlの正規表現で「アラート・ログ」メトリックが返したすべての行をフィルタするために使用します。

フィルタリングはアラート・ログからのエラーの検索中に実行されるため、「アラート・ログ」のメトリック、または定義上「アラート・ログ・エラー・ステータス」のメトリックでは、エラーは式に一致するとみなされません。アラート・ログのフィルタ式と一致しないエラーのみが「アラート・ログ」のメトリックのしきい値と比較されるか、「アラート・ログ・エラー・ステータス」のメトリックに含まれます。

各ターゲットに対してEnterprise Manager内の複数の場所でアラート・ログのフィルタ式を構成できます。アラート・ログのフィルタ式を構成するには、次のいずれかを実行します。

  • DBターゲット・ホームページから「診断サマリー」の下にある「アラート・ログ」の横のリンクをクリックし、「関連リンク」の下にある「一般的なアラート・ログ・エラーのモニタリング構成」をクリックします。

  • 各メトリックの各カテゴリのしきい値を構成する「メトリックとポリシー設定」ページを使用します。

アーカイバのアラート・ログ・エラー

このメトリックは、最後のサンプル時間以降に監視中のデータベースでアーカイバ・エラーが発生したことを示します。

データベースがARCHIVELOGモードで稼働中の場合、アーカイバ・エラー(ORA-00257とORA-16038)が発生し、メッセージがALERTファイルに書き込まれると、アラートが表示されます。ALERTファイルは、メッセージやエラーの発生順のログが含まれる特殊なトレース・ファイルです。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15分ごと

定義なし

ORA-

時間/行番号: %timeLine%でアーカイバ・エラーが発生しました。

データ・ソース

このデータのソースは、$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plです(ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームを指します)。

ユーザーの処理

アラート・ログおよびアーカイバ・トレース・ファイルで詳細を確認します。ただし、ほとんどの場合は、アーカイブ先のデバイスでREDOログ・ファイルを格納する領域が不足していることが原因で、このメッセージが生成されます。初期化パラメータARCHIVE_LOG_DESTで指定されているデバイスが、アーカイブ用に適切に設定されているかどうか確認します。

ノート:

問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的にはクリアされません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動でクリアする必要があります。

データ・ブロック破損のアラート・ログ・エラー

このメトリックは、最後のサンプル時間以降に、モニター中のデータベースでALERTファイルに対して破損ブロックのエラーが生成されたことを示します。ALERTファイルは、メッセージやエラーの発生順のログが含まれる特殊なトレース・ファイルです。データ・ブロック破損メッセージ(ORA-01157、ORA-01578およびORA-27048)がALERTファイルに書き込まれると、アラート・イベントがトリガーされます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15分ごと

定義なし

ORA-

時間/行番号: %timeLine%でデータ・ブロックが破損しました。

データ・ソース

このデータのソースは、$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plです(ここで、$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentのホームを指します)。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。

ノート:

問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的にはクリアされません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動でクリアする必要があります。

一般的なアラート・ログ・エラー

このメトリックは、最後のサンプル時間以降に、モニター中のデータベースでALERTログ・ファイルに対してエラーが生成されたことを示します。ALERTログ・ファイルは、メッセージやエラーの発生順のログが含まれる特殊なトレース・ファイルです。Oracle例外(ORA-006xx)メッセージがALERTログ・ファイルに書き込まれると、アラート・イベントがトリガーされます。ALERTログ・ファイルにその他のORAメッセージが書き込まれると、警告が表示されます。

  • Enterprise Managerリリース10.2.0.4の管理エージェントによってモニターされるすべてのサポート対象データベースの場合:

    アラート・ログ・フィルタ - 最大1024文字

    警告またはクリティカルのしきい値 - 最大256文字

  • Enterprise Managerリリース10.2.0.5の管理エージェントによってモニターされるすべてのサポート対象データベースの場合:

    アラート・ログ・フィルタ - 最大4000文字

    警告またはクリティカルのしきい値 - 最大4000文字

アーカイバ・エラー(ORA-00257)およびデータ・ブロック破損(ORA-01578)のメッセージが別々のメトリックとして送信されます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15分ごと

ORA-0*(600?|7445|4[0-9][0-9][0-9])[^0-9]

定義なし

%alertLogName%でORA-エラー・スタック(%errCodes%)が記録されました。

メディア障害のアラート・ログ・エラー

このメトリックは、最後のサンプル時間以降に、モニター中のデータベースでALERTファイルに対してメディア障害のエラーが生成されたことを示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15分ごと

定義なし

ORA-

時間/行番号: %timeLine%でメディア障害が検出されました。

セッション終了のアラート・ログ・エラー

このメトリックは、最後のサンプル時間以降に、モニター中のデータベースでALERTファイルに対してセッション終了のメッセージが生成されたことを示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15分ごと

ORA-

定義なし

時間/行番号: %timeLine%でセッションが終了しました。

DBアラート・ログ・エラー・ステータス

アラート・ログのフィルタ式は考慮されたが、DBアラート・ログ・エラーのメトリックのしきい値は考慮されなかった場合、このカテゴリのメトリックはDBアラート・ログ・エラーのメトリックにより各カテゴリに返されたエラーの数を合計し、この数が各カテゴリに指定した警告またはクリティカルのしきい値を超えた場合、アラートを生成します。このため、DBアラート・ログ・エラー・カテゴリのメトリックによりエラーが生成されない可能性がありますが、(DBアラート・ログ・エラーのメトリックに指定したしきい値と一致しない場合でも)DBアラート・ログ・エラー・ステータスのメトリックがアラートを生成する可能性があります。

アーカイバのアラート・ログ・エラー・ステータス

このメトリックは、Enterprise Managerで最後にアラート・ログをスキャンしたときに発見されたアーカイバのアラート・ログ・エラーの数を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15分ごと

0

定義なし

アラート・ログで%value%の明確なORA-エラーが検出されました。

データ・ブロック破損のアラート・ログ・エラー・ステータス

このメトリックは、Enterprise Managerで最後にアラート・ログをスキャンしたときに発見されたデータ・ブロック破損のアラート・ログ・エラーの数を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15分ごと

0

定義なし

アラート・ログで、データ・ブロック破損エラーが見つかりました。

一般的なアラート・ログ・エラー・ステータス

このメトリックは、Enterprise Managerで最後にアラート・ログをスキャンしたときに発見された一般的なアラート・ログ・エラーの数を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15分ごと

0

定義なし

アラート・ログで%value%の明確なORA-エラーが検出されました。

メディア障害のアラート・ログ・エラーのステータス

このメトリックは、メディア障害のアラート・ログ・エラーのステータスを示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15分ごと

0

定義なし

アラート・ログでメディア障害エラーが見つかりました。

セッション終了のアラート・ログ・エラー・ステータス

このメトリックは、Enterprise Managerで最後にアラート・ログをスキャンしたときに発見されたセッション終了のアラート・ログ・エラーの数を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15分ごと

0

定義なし

アラート・ログで、セッション終了が見つかりました。

シングル・インスタンスによって管理されているDB

このカテゴリのメトリックは、単一インスタンス高可用性(HA)のOracle Database登録に関する構成情報を収集します。

CRSHomeディレクトリ

このメトリックは、マシンに単一インスタンスHAがインストールされている場合に、そのOracleホーム・ディレクトリを報告します。

シングル・インスタンスHAによって管理されているDB

このメトリックは、データベースが単一インスタンスHAによって管理されているかどうかを示します。Oracle Databaseが単一インスタンスHAによって管理されていない場合は、単一インスタンスHAがOracle Database登録で使用可能かどうかを示します。

遅延トランザクション

このカテゴリのメトリックは、この分散データベースの遅延トランザクションに関連するメトリックです。

遅延トランザクション数

Oracleでは、アドバンスト・レプリケーション・システムのマスター・サイト間で、および更新可能なスナップショットからそのマスター表へ、データ・レベルの変更を非同期的に伝播するために、遅延トランザクションを使用します。

このメトリックでは、遅延トランザクションの数を調べます。遅延トランザクションの数が、しきい値引数で指定した値を超えると、アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

100

定義なし

遅延トランザクション数は%value%です。

データ・ソース

データのソースは、次の計算式です。

SELECT count(*) FROM sys.deftran 

ユーザーの処理

アドバンスト・レプリケーション機能では、リモート・サイトに遅延トランザクションを送信すると、分散トランザクションを使用して、遅延トランザクションがローカル・サイトのキューで削除される前に、リモート・サイトで正しくコミットされていることを保証します。トランザクションが指定したリモート・サイトに送信されていない場合、トランザクションの宛先が正しく指定されているかどうか確認します。DBLINKパラメータを使用してDBMS_DEFER_SYS.SCHEDULE_EXECUTIONをコールする際またはDESTINATIONパラメータを使用してDBMS_DEFER_SYS.EXECUTEをコールする際に宛先データベースを指定する場合、完全なデータベース・リンクが指定されていることを確認してください。

誤ったビューの宛先は、誤った遅延トランザクション動作の原因になる可能性があります。DEFCALLESTビューおよびDEFTRANDESTビューは、CATREPC.SQLからの定義で、CATDEFER.SQLからの定義ではないことを確認します。

遅延トランザクション・エラー数

Oracleでは、アドバンスト・レプリケーション・システムのマスター・サイト間で、および更新可能なスナップショットからそのマスター表へ、データ・レベルの変更を非同期的に伝播するために、遅延トランザクションを使用します。トランザクションのリモート・サイトへの伝播が失敗した場合、Oracleではトランザクションをロールバックし、リモートの宛先データベース内のSYS.DEFERRORビューにそのトランザクションを記録します。

このメトリックでは、SYS.DEFERRORビュー内のトランザクション数を調べ、しきい値引数で指定した値を超えると、アラートを生成します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

0

定義なし

エラーのあった遅延トランザクション数は%value%です。

データ・ソース

データのソースは、次の計算式です。

SELECT count(*) FROM sys.deferror 

ユーザーの処理

遅延トランザクションを適用する際のエラーは、表の使用可能領域不足を更新する必要があるなどのデータベースの問題、あるいは未解決の挿入、更新または削除の競合に原因がある可能性があります。SYS.DEFERRORビューには、適用できなかったトランザクションのIDが表示されます。このIDを使用して、キューに入っているそのトランザクション関連のコールを検索します。これらのコールは、SYS.DEFCALLビューに格納されています。DBMS_DEFER_QUERYパッケージ内のプロシージャを使用して、SYS.DEFCALLビューのリストに表示されたプロシージャに対する引数を確認できます。

ダンプ領域

このカテゴリのメトリックは、ダンプ先デバイスの使用済領域の割合をチェックします。

ダンプ領域ディレクトリ

このメトリックは、メトリック索引のダンプ先で示されるディレクトリを報告します。

各サーバーおよびバックグラウンド・プロセスでは、メッセージやエラーを記録するために、関連のトレース・ファイルへの書込みができます。

バックグランド・プロセスおよびALERTファイルが、BACKGROUND_DUMP_DESTで指定した宛先に書き込まれます。サーバー・プロセスのトレース・ファイルは、USER_DUMP_DESTで指定した宛先に書き込まれます。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

データのソースは、v$parameterビューです。

ユーザーの処理

初期化パラメータBACKGROUND_DUMP_DEST、USER_DUMP_DESTおよびCORE_DUMP_DESTで指定されているデバイスが、アーカイブ用に正しく設定されていることを確認します。

BACKGROUND_DUMP_DEST、USER_DUMP_DESTおよびCORE_DUMP_DEST初期化パラメータが正しく設定されていて、このメトリックがトリガーされた場合、ダンプ先のパラメータにより指定された宛先でより多くの領域を解放します。

ダンプ領域使用率(%)

このメトリックは、ダンプ領域保存先の使用済領域の割合を返します。

使用済領域がしきい値引数で指定したしきい値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

30分ごと

95

定義なし

%dumpType%ダンプ領域の%value%%が使用されています。

複数のしきい値

このメトリックでは、ダンプ領域のタイプ・オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかのダンプ領域のタイプ・オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

ダンプ領域のタイプ・オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

UNIXのdf -kコマンドを使用して計算されます。

  • クリティカルのしきい値: クリティカル・アラートのための、空き領域の割合のしきい値。

  • 警告のしきい値: 警告アラートのための、空き領域の割合のしきい値。

ユーザーの処理

初期化パラメータBACKGROUND_DUMP_DEST、USER_DUMP_DESTおよびCORE_DUMP_DESTで指定されているデバイスが、アーカイブ用に正しく設定されていることを確認します。

BACKGROUND_DUMP_DEST、USER_DUMP_DESTおよびCORE_DUMP_DEST初期化パラメータが正しく設定されていて、このメトリックがトリガーされた場合、ダンプ先のパラメータにより指定された宛先でより多くの領域を解放します。

ダンプ領域使用量(KB)

このメトリックは、ダンプ先ディレクトリのあるデバイスでの合計使用済領域(KB単位)を示します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

データは、UNIXのdf -kコマンドを使用して計算されます。

ユーザーの処理

初期化パラメータBACKGROUND_DUMP_DEST、USER_DUMP_DEST、USER_DUMP_DESTおよびCORE_DUMP_DESTで指定されているデバイスが、アーカイブ用に正しく設定されていることを確認します。

BACKGROUND_DUMP_DEST、USER_DUMP_DESTおよびCORE_DUMP_DEST初期化パラメータが正しく設定されていて、このメトリックがトリガーされた場合、ダンプ先のパラメータにより指定された宛先でより多くの領域を解放します。

空きダンプ領域(KB)

各サーバーおよびバックグラウンド・プロセスでは、メッセージやエラーを記録するために、関連のトレース・ファイルへの書込みができます。バックグランド・プロセスおよびALERTファイルが、BACKGROUND_DUMP_DESTで指定した宛先に書き込まれます。

サーバー・プロセスのトレース・ファイルは、USER_DUMP_DESTで指定した宛先に書き込まれます。

このメトリックでは、これらのダンプ先デバイスに使用可能な空き領域がないか調べます。使用可能な領域がしきい値引数で指定したしきい値より少ない場合、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

30分ごと

定義なし

定義なし

%dumpType%ダンプ領域には、%value%KBの空きがあります。

複数のしきい値

このメトリックでは、ダンプ領域のタイプ・オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかのダンプ領域のタイプ・オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

ダンプ領域のタイプ・オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データは、UNIXのdf -kコマンドを使用して計算されます。

ユーザーの処理

初期化パラメータBACKGROUND_DUMP_DEST、USER_DUMP_DESTおよびCORE_DUMP_DESTで指定されているデバイスが、アーカイブ用に正しく設定されていることを確認します。

BACKGROUND_DUMP_DEST、USER_DUMP_DESTおよびCORE_DUMP_DEST初期化パラメータが正しく設定されていて、このメトリックがトリガーされた場合、ダンプ先のパラメータにより指定された宛先でより多くの領域を解放します。

合計ダンプ領域(KB)

このメトリックは、ダンプ先ディレクトリのあるデバイスで使用可能な合計領域(KB単位)を示します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

データは、UNIXのdf -kコマンドを使用して計算されます。

ユーザーの処理

初期化パラメータBACKGROUND_DUMP_DEST、USER_DUMP_DESTおよびCORE_DUMP_DESTで指定されているデバイスが、アーカイブ用に正しく設定されていることを確認します。

BACKGROUND_DUMP_DEST、USER_DUMP_DESTおよびCORE_DUMP_DEST初期化パラメータが正しく設定されていて、このメトリックがトリガーされた場合、ダンプ先のパラメータにより指定された宛先でより多くの領域を解放します。

効率

このメトリック・カテゴリには、従来リソースの効率を示すとみなされてきたメトリックが含まれます。待機インタフェースの解釈は、効率を測定するためのはるかに正確な方法と一般に認められており、これらのヒット率にかわる方法としてお薦めします。

バッファ・キャッシュ・ヒット(%)

このメトリックは、データ・ブロック・バッファ・キャッシュ効率を示し、問合せにより要求されたデータ・ブロックがメモリー内にある回数の割合で測定されます。

バッファ・キャッシュの効率的な使用により、データベースでのI/O負荷を大幅に減らすことができます。バッファ・キャッシュが小さすぎると、頻繁にアクセスされるデータがバッファ・キャッシュからすぐにフラッシュされてしまい、情報がディスクから再フェッチされることになります。ディスク・アクセスはメモリー・アクセスよりもはるかに低速であるため、アプリケーションのパフォーマンスが低下します。さらに、I/Oサブシステムに余分な負荷がかかるため、1つ以上のデバイスでボトルネックが発生する可能性があり、それによりさらにパフォーマンスが低下します。

このテストでは、すでにバッファ・キャッシュにあるバッファ・リクエストの割合を調べます。値がしきい値引数で指定したしきい値以下で、発生数が発生数パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注11

脚注11

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、((DeltaLogicalGets - (DeltaPhysicalReads - DeltaPhysicalReadsDirect)) / DeltaLogicalGets) * 100の計算式(各変数の意味は次のとおり)で導出されます。

  • DeltaLogicalGets: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='session logical reads'の差

  • DeltaPhysicalReads: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='physical reads'の差

ユーザーの処理

低いバッファ・キャッシュ・ヒット率は、問合せに応じるために必要なバッファを取得しに、サーバーが何度もディスクにアクセスする必要があることを意味します。最も多くの物理読取りを実行する問合せは、この統計の数値を低下させます。通常、全表スキャンを実行する問合せでは、大量のバッファが強制的にキャッシュに読み込まれ、後から他の問合せで必要になる可能性のある他のバッファが古いものとして削除されてしまいます。「物理読取り」でソートした「上位セッション」ページでは、最も多くの読取りを実行しているセッションが表示され、さらにドリルダウンすることで、それらに関連する問合せを特定できます。同様に、「物理読取り」でソートした「上位SQL」ページでは、最も多くの物理読取りを実行しているSQL文が表示されます。最も多くのI/Oを実行する文は、チューニングのために観察する必要があります。

2つのページの違いは、「上位セッション」のグラフには、いつでも物理読取りの原因であるセッションが表示されるのに対し、「上位SQL」ビューには、キャッシュにまだ残っているすべてのSQLが表示される点です。「上位SQL」ビューは、キャッシュ内にまだ存在しているすべてのSQLを示します。上位の文は現在実行されていない場合があるため、現在のバッファ・キャッシュ・ヒット率の低下の原因ではない可能性があります。

問合せが適切にチューニングされているように思われる場合は、バッファ・キャッシュのサイズにより、バッファをディスクからフェッチする必要のある頻度も決まります。DB_BLOCK_BUFFERS初期化パラメータは、バッファ・キャッシュで使用可能なデータベース・バッファの数を決定します。このパラメータは、インスタンス上のSGAの合計メモリー要件に関係するプライマリ・パラメータの1つです。DB_BLOCK_BUFFERSパラメータおよびDB_BLOCK_SIZEパラメータでは、バッファ・キャッシュの合計サイズを制御します。DB_BLOCK_SIZEは、データベースが最初に作成される際にのみ指定できるため、通常、バッファ・キャッシュ・サイズはDB_BLOCK_BUFFERSパラメータを使用して制御されます。

バッファ・キャッシュのサイズを増やすために、DB_BLOCK_BUFFERS初期化パラメータを増やすことを検討します。このパラメータを増やすと、Oracleサーバーではメモリーに保存できる情報が増え、現行のキャッシュ・サイズを使用して同等の量の作業を実行するために必要なI/O操作の数が削減されます。

CPU使用率/秒

このメトリックは、データベース・プロセスによる1秒当たりのCPU使用率を、100分の1秒単位で測定して示します。データベースによって実行されているワークロード・ミックスまたはワークロード・スループットのいずれかが変わることで、メトリックの値が変わる可能性があります。このメトリックには正しい値というものはありませんが、システムの動作における変化を検出するために使用できます。たとえば、データベースCPUの使用量が500から750に増えると、データベースでのCPUの使用が50%増えていることを示します。(正しい値がないとは、任意のデータベースに適用できる単一の値がないという意味です。この値は、システムや、システムで実行されるアプリケーションに特有のものです。)

ターゲット・バージョン 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注12

脚注12

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。ADDMは、CPUを消費しているデータベース操作の特定に役立ちます。ADDMレポートは、データベースのホームページおよびセントラル・アドバイザを含む多くの場所から入手できます。

CPU使用率/トランザクション

このメトリックは、1トランザクション当たりの平均CPU使用率を示し、CPU時間の秒数で表されます。システムでのワークロードの変更(新規モジュールの追加など)、またはデータベースでワークロードが実行される方法の変更(SQL文の計画での変更など)のいずれかが原因で、このメトリックの値が変わる場合があります。このメトリックのしきい値は、システムで観察された実際の値に基づいて設定する必要があります。

ターゲット・バージョン 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注13

脚注13

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。ADDMでは、どの操作がCPUリソースを使用しているかの情報が提供されます。

カーソル・キャッシュ・ヒット(%)

このメトリックは、セッション・カーソル・キャッシュ内で満たされたソフト解析の割合を示します。

ターゲット・バージョン 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注14

脚注14

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データのソースは、次の計算式です。

session cursor cache hits / (parse count (total) - parse count (hard))

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

データ・ディクショナリ・ヒット(%)

このメトリックは、ディクショナリ・キャッシュ効率を表します。これは、メモリー内にすでに存在するディクショナリ・データに対する要求の割合で測定されます。データ・ディクショナリのミスが実際にOracleサーバーのパフォーマンスに影響しているかどうか判断することが重要です。共有プールは、共有SQL要求のライブラリ・キャッシュ、ディクショナリ・キャッシュおよび特定のインスタンス構成に固有のその他のキャッシュ構造を含むSGA内の領域です。

場合によっては、データ・ディクショナリ・キャッシュ上でミスが発生します。インスタンス起動直後には、データ・ディクショナリ・キャッシュにデータはなく、その結果、発行されたSQL文はすべてキャッシュ・ミスとなる可能性があります。キャッシュに読み取られるデータが増えるに従い、キャッシュ・ミスの可能性は低くなります。最終的にデータベースは、最も頻繁に使用されるデータがキャッシュに入っているという安定した状態になります。この時点では、キャッシュ・ミスはほとんど発生しません。キャッシュをチューニングするには、アプリケーションの実行後にのみ、アクティビティを検査します。

このテストでは、共有プールで見つかったリクエストのデータ・ディクショナリに対する割合を調べます。値がしきい値引数で指定したしきい値以下で、発生数が発生数パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注15

脚注15

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データのソースは、(1 - Misses/Gets) * 100で、各変数の意味は次のとおりです。

  • Misses: select sum(getmisses) from v$rowcache

  • Gets: select sum(gets) from v$rowcache

ユーザーの処理

取得の割合が90%未満から85%までならば、SHARED_POOL_SIZEを増やして、新規データに場所を空けるために共有プールからディクショナリ・データがフラッシュされる頻度を減らすことを検討します。キャッシュに使用可能なメモリーを増やすには、SHARED_POOL_SIZE初期化パラメータの値を増やします。

データベースCPU時間(%)

このメトリックは、CPUで費やされるデータベース・コール時間の割合を示します。このメトリックには正しい値というものはありませんが、システムの動作における変化(データベースCPU時間が50%から25%に低下など)を検出するために使用できます。(正しい値がないとは、任意のデータベースに適用できる単一の値がないという意味です。この値は、システムや、システムで実行されるアプリケーションに特有のものです。)

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注16

脚注16

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

「自動データベース診断モニター(ADDM)」を使用して、CPU使用率の変化があるかどうかを調べます。ADDMレポートは、データベースのホームページおよびセントラル・アドバイザを含む多くの場所から入手できます。待機イベントで費やされる時間が増えていないか、レポートで調べます。

ライブラリ・キャッシュ・ヒット(%)

このメトリックは、ライブラリ・キャッシュ効率を示し、完全に解析またはコンパイルされた表現のPL/SQLブロックおよびSQL文がすでにメモリー内に存在している回数の割合により測定されます。

共有プールとは、共有SQLリクエストのライブラリ・キャッシュ、ディクショナリ・キャッシュ、および特定のインスタンス構成に固有のその他のキャッシュ構造体が含まれるSGA内の領域です。

共有プールのメカニズムにより、少なくとも次の3つの点で、システム・リソースの消費を大幅に減らすことができます。SQL文がすでに共有プールにある場合は、解析時間は不要になります。

すべてのアプリケーションが、同じプールの共有SQL文およびディクショナリ・リソースを使用するため、アプリケーション・メモリーのオーバーヘッドが少なくなります。

共有プールのディクショナリ要素はアクセスが不要であるため、I/Oリソースが節約されます。

共有プールが小さすぎる場合、ユーザーはデータベース操作を完了するために、追加のリソースを消費することになります。ライブラリ・キャッシュ・アクセスの場合、オーバーヘッドは主に、SQL文を再解析するために必要な追加のCPUリソースです。

このテストでは、カーソルがすでにキャッシュ内にある解析要求の割合を調べます。値がしきい値引数で指定したしきい値以下で、発生数が発生数パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注17

脚注17

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データのソースは、(DeltaPinHits / DeltaPins) * 100の計算式で、各変数の意味は次のとおりです。

  • DeltaPinHits: サンプル期間の終了時と開始時のselect sum(pinhits) from v$librarycacheの差

  • DeltaPins: サンプル期間の終了時と開始時のselect sum(pins) from v$librarycacheの差

ユーザーの処理

「ハード解析」でソートした「上位セッション」ページには、最も多くのハード解析が発生するセッションのリストが表示されます。ハード解析は、サーバーで問合せを解析し、ライブラリ・キャッシュに問合せの完全一致が見つからない場合に発生します。ハード解析は、SQL文を効率的に共有することにより回避できます。問合せでリテラルのかわりにバインド変数を使用することは、共有を増やすための1つの方法です。

最も多くのハード解析が発生しているセッションが表示されることで、このページでSQLのリライトの最有力候補であるアプリケーションまたはプログラムを特定できます。

また、共有SQLプール・メモリーの使用を最適化するために変更可能なSQL文を調べ、文の不要な再解析を回避します。この種の問題は、一般にスペース、大/小文字、あるいは両方が違う類似のSQL文が書かれていることが原因で発生します。可能であれば、文で明示的に指定された定数ではなくバインド変数を使用することを検討してもかまいません。

SHARED_POOL_SIZE初期化パラメータは、共有プールの合計サイズを制御します。SHARED_POOL_SIZEを増やして、新規リクエストに場所を空けるために共有プールからSQLリクエストをフラッシュする頻度を減らすことを検討します。

共有SQL領域に使用可能な追加メモリーを利用するには、セッションごとに許可されるカーソル数を増やすことも必要になる可能性があります。この制限は、初期化パラメータOPEN_CURSORSの値を増やすことで増加できます。

ライブラリ・キャッシュ・ミス(%)

このメトリックは、カーソルがキャッシュにない解析リクエストの割合を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注18

脚注18

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

The source of the data is the following formula:
1 - pinhits / pins 

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

25%以上低下したパラレル実行/秒

パラレル実行が要求され、パラレル実行サーバーが不十分なために、並列度が25%以上低下した1秒当たりの回数。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注19

脚注19

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データのソースは、次の計算式です。

(parallel operations downgraded 25 to 50 percent 
+ parallel operations downgraded 50 to 75 percent 
+ parallel operations downgraded 75 to 99 percent) 
/ time

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

50%以上低下したパラレル実行/秒

このメトリックは、パラレル実行が要求され、パラレル実行サーバーが不十分なために並列度が50%以上低下した、1秒当たりの回数を報告します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注20

脚注20

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データのソースは、次の計算式です。

(parallel operations downgraded 50 to 75 percent 
+ parallel operations downgraded 75 to 99 percent) 
/ time 

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

75%以上低下したパラレル実行/秒

このメトリックは、パラレル実行が要求され、パラレル実行サーバーが不十分なために並列度が75%以上低下した、1秒当たりの回数を報告します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注21

脚注21

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データのソースは、次の計算式です。

(parallel operations downgraded 75 to 99 percent) / time 

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

シリアルまで低下したパラレル実行/秒

このメトリックは、パラレル実行が要求されたにもかかわらず、パラレル実行サーバーが不十分なために実行がシリアルになった、1秒当たりの回数を報告します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注22

脚注22

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データのソースは、次の計算式です。

シリアルまで低下したパラレル操作/時間

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

シリアルまで低下したパラレル実行/トランザクション

このメトリックは、パラレル実行が要求されたにもかかわらず、パラレル実行サーバーが不十分なために実行がシリアルとなった、1トランザクション当たりの回数を報告します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

定義なし

データ・ソース

データのソースは、次の計算式です。

シリアルまで低下したパラレル操作/トランザクション

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

PGAキャッシュ・ヒット(%)

このメトリックは、PGAで処理された合計バイト数と、処理されたバイトにその他のパスで読取り/書込みが行われた追加のバイトを加えた合計バイト数との比較を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注23

脚注23

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

REDOログ割当てヒット(%)

REDOログ・エントリには、データベース・ブロック・バッファに加えられた変更の記録が含まれています。ログ・ライター・プロセス(LGWR)では、REDOログ・エントリをログ・バッファからREDOログ・ファイルに書き込みます。ログ・バッファは、REDOログへのアクセスが多いときでも、ログ・バッファに新規エントリ用の領域があるように、サイズを設定する必要があります。ログ・バッファのサイズが小さい場合、LGWRによりREDOログ・バッファで領域が解放されるまで待機するため、ユーザー・プロセスが遅れます。

ヒット率で測定されるREDOログ・バッファ効率は、ログ・ライターによりREDOログ・バッファで領域が解放されるまでユーザーが待機する必要のなかった回数の割合を記録します。

このメトリックは、しきい値引数により指定した値に対するREDOログ・バッファ・ヒット率(成功の割合)をモニターします。発生数が指定した値より少ないと、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注24

脚注24

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データのソースは、次の計算式です。

100 * (redo_entries_delta - redo_space_requests_delta) 
/redo_entries_delta 
where: 
  • redo_enties_delta: 間隔の最初と最後でのSELECT value FROM v$sysstat WHERE name = 'redo entries'の差

  • redo_space_requests_delta: 間隔の最初と最後でのSELECT value FROM v$sysstat WHERE name = 'redo log space requests'の差

ユーザーの処理

LOG_BUFFER初期化パラメータにより、REDOエントリをREDOログ・ファイルにバッファリングするときに使用されるメモリー量が決まります。

REDOログ・バッファのサイズを増やすために、LOG_BUFFER初期化パラメータを増やすことを検討します。REDOログ・エントリには、データベース・ブロック・バッファに加えられた変更の記録が含まれています。ログ・ライター・プロセス(LGWR)では、REDOログ・エントリをログ・バッファからREDOログに書き込みます。REDOログ・バッファは、REDOログへのアクセスが多いときでも、ログ・バッファに新規エントリ用の領域があるように、サイズを設定する必要があります。

レスポンス時間/トランザクション

このメトリックは、データベース操作に要する1トランザクション当たりの時間を表します。データベースでユーザー・コールに要した時間(データベース時間)の合計、およびコミットおよびロールバックの実行回数から算出されます。この値の変化は、ワークロードが変化したか、リソース制約または競合のいずれかが原因で、データベースのワークロード処理能力が変化したことを示しています。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注25

脚注25

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。1トランザクション当たりのレスポンス時間の変化は、CPUまたは待機イベントのいずれかで、データベースで費やされた時間の増加として現れ、ADDMでは、ハードウェアおよびソフトウェアの両リソースについて、競合するソースが報告されます。

行キャッシュ・ミス率(%)

このメトリックは、行キャッシュ・ミス率の割合を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・メッセージを生成します。

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

メモリー内のソート(%)

このメトリックは、ソート効率を示し、ディスクに対してではなく、メモリー内で実行されたソートの回数の割合で測定されます。

最良のパフォーマンスの場合、ディスクに対するソートは効率が悪いため、ほとんどのソートがメモリー内で行われます。ソート領域が小さすぎると、ソート操作中に、余分なソートの実行が必要になります。その結果、CPUおよびI/Oリソースの消費が増えます。

このテストでは、ディスクに対してではなく、メモリー内で実行されたソートの割合を調べます。値がしきい値引数で指定したしきい値以下で、発生数が発生数パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注26

脚注26

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データのソースは、(DeltaMemorySorts / (DeltaDiskSorts + DeltaMemorySorts)) * 100で、各変数の意味は次のとおりです。

  • DeltaMemorySorts: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='sorts (memory)'の差

  • DeltaDiskSorts: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='sorts (disk)'の差

ユーザーの処理

最も多くのソートを実行しているセッションを特定することで、さらにそれらのセッションで実行されているSQLを特定できます。データベースのソート領域のサイズが正しく設定されていて、アプリケーションのSQLが不要あるいは過剰なソートを実行している可能性があります。最も多くのソートを実行しているセッションは、「ディスク・ソート」でソートした「上位セッション」ページに表示されます。

「現行のSQL」ページで最も多くのディスク・ソートを実行しているセッションをさらにドリルダウンすると、ディスク・ソートの原因であるSQL文が表示されます。

「ソート」でソートした「上位SQL」ページは、キャッシュ内のSQL文を、それらのソート操作数によるソート順で素早く表示する仕組みになっています。これは、現在のセッションのソートを表示する別の方法です。SQL文を介してソート・アクティビィティを表示し、その文のすべての実行の累積統計を含めることができます。

ディスク上で過剰なソートが実行されており、問合せが正しい場合は、SORT_AREA_SIZE初期化パラメータの値を増やして、ソート領域のサイズを拡張することを検討します。ソート領域を広げると、Oracleサーバーではメモリーでソートを維持でき、現行のソート領域サイズを使用して同等の量の作業を実行するために必要なI/O操作の数が削減されます。

Exadataモジュール・バージョンの失敗

このメトリック・カテゴリは、Exadataモジュール・バージョン・エラーの発生回数に関する情報を示します。

エラー数

このメトリックは、エラーの発生回数を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

24時間ごと

0

定義なし

%errorCount%の発生数は%errorCode%です。

失敗したログイン

このカテゴリのメトリックは、ターゲット・データベースの失敗したログインの数をチェックします。このチェックは収集頻度で指定された間隔で実行され、過去30分間に失敗したログインの数を戻します。このメトリックは、audit_trail初期化パラメータがDBまたはXMLに設定されており、セッションが監査対象であるデータベースに対してのみ機能します。

失敗したログイン数

このメトリックでは、ターゲット・データベースでの失敗したログインの数を調べます。このチェックは収集頻度で指定された間隔で実行され、過去30分間に失敗したログインの数を戻します。このメトリックは、audit_trail初期化パラメータがDBまたはXMLに設定されており、セッションが監査対象であるデータベースに対してのみ機能します。

失敗したログイン数が、しきい値引数で指定した値に達すると、警告またはクリティカルのアラートが生成されます。失敗したログインのかなりの数がシステムで発生するたびに認識することが重要であるため、収集ごとに、このメトリックは過去30分間で失敗したログイン試行の数を決定し、新しいアラートのかわりに現在のアラートをオーバーライドします。これらのアラートは手動でクリアできます。これらは、次の収集後に自動的にクリアされることはありません。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

30分ごと

150

300

過去%failed_login_interval_min%分に失敗したログイン試行回数は%value%です。

複数のしきい値

このメトリックでは、時間オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの時間オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

時間オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データベースでは、audit_trail設定に基づいてログイン情報を異なるビューに保存します。使用されるデータベース・ビューは、DBまたはDB_EXTENDED: DBA_AUDIT_SESSIONです。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

高速リカバリ

「高速リカバリ」メトリックは、高速リカバリ領域に関連するメトリックです。

高速リカバリ領域

以前はフラッシュ・リカバリ領域と呼ばれていたこのカテゴリのメトリックは、リカバリ関連のファイル(制御ファイルおよびオンラインREDOログのコピー、アーカイブREDOログ・ファイル、フラッシュバック・ログおよびRMANバックアップ)の格納に使用できる任意のディスクの場所を返します。

高速リカバリ領域内のファイルは、Oracle DatabaseおよびRMANによって自動的に管理されます。高速リカバリ領域の最大サイズは、ディスク割当て制限で指定できます。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

15分ごと

データ・ソース

データのソースは、次の計算式です。

SELECT value 
  FROM v$parameter 
  WHERE name='db_recovery_file_dest';

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

高速リカバリ領域のサイズ

このメトリックは、高速リカバリ領域のサイズを返します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

15分ごと

データ・ソース

データのソースは、次の計算式です。

SELECT value 
  INTO 1_fast_recovery_size
  FROM v$parameter 
  WHERE name='db_recovery_file_dest_size';

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

フラッシュバック

このメトリックは、フラッシュバック・ロギングが有効かどうか(YES、NOまたはRESTORE POINT ONLY)を返します。RESTORE POINT ONLYオプションの場合、フラッシュバックはONですが、保証付きリストア・ポイントにしかフラッシュバックできません。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

15分ごと

データ・ソース

データのソースは、次の計算式です。

SELECT flashback_on 
  FROM v$database;

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

ログ・モード

このメトリックは、データベースのログ・モード(ARCHIVELOGまたはNOARCHIVELOG)を返します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

15分ごと

データ・ソース

データのソースは、次の計算式です。

SELECT log_mode 
  FROM v$database;

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

再生不可能な高速リカバリ領域

このメトリックは、高速リカバリ領域の再生不可能な領域(使用済領域 - 再生可能領域)の割合を示します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

15分ごと

データ・ソース

データのソースは、次の計算式です。

Non-reclaimable = space used - space reclaimable

Space Used:
  SELECT SUM(PERCENT_SPACE_USED 
     FROM v$fast_recovery_area_usage;

Space Reclaimable:
  SELECT SUM(PERCENT_SPACE_RECLAIMABLE) 
     FROM v$fast_recovery_area_usage;

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

最も古いフラッシュバック時間

このメトリックは、データベースをフラッシュバックできる最も古いPoint-in-Timeを返します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

15分ごと

データ・ソース

データのソースは、次の計算式です。

SELECT to_char(oldest_flashback_time, 'YYYY-MM-DD HH24:MI:SS') 
  FROM v$flashback_database_log;

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

再生可能な高速リカバリ領域(%)

このメトリックは、高速リカバリ領域の再生可能な領域の割合を示します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

15分ごと

データ・ソース

データのソースは、次の計算式です。

Space Reclaimable:
  SELECT SUM(PERCENT_SPACE_RECLAIMABLE) 
     FROM v$fast_recovery_area_usage;

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

使用可能な高速リカバリ領域(%)

このメトリックは、高速リカバリ領域の使用可能な領域の割合を示します。使用可能な領域は、空き領域と再利用可能領域から構成されます。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

15分ごと

データ・ソース

データのソースは、次の計算式です。

SELECT (CASE WHEN PERCENT_USED > 100 THEN 0 ELSE (100-PERCENT_USED) END) 
PERCENT_FREE
   FROM (SELECT (SUM(PERCENT_SPACE_USED)-SUM(PERCENT_SPACE_RECLAIMABLE)) 
PERCENT_USED
   FROM V$FAST_RECOVERY_AREA_USAGE);

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

断片化されたテキスト索引

このメトリック・カテゴリは、警告を超えて断片化されたデータベースのテキスト索引の数およびユーザーが指定したクリティカルの割合しきい値を表します。デフォルトでは、コレクションは無効です。このメトリックを有効化してテキスト索引の数のメトリックしきい値を指定する前に、「テキスト索引の断片化の評価および修正」ジョブをデータベース・ターゲットに対して発行する必要があります。次の詳細をジョブ・パラメータの一部として指定できます。
  • テキスト索引が評価される警告/クリティカルの割合しきい値。

  • 評価するテキスト索引のリスト(すべての索引、特定のスキーマまたは完全修飾名のリスト)。

  • 修正するテキスト索引のリスト(すべての索引、特定のスキーマまたは完全修飾名のリスト)。スケジュールされたDBMSジョブは、最適化(警告のしきい値を超えた場合)または再作成(クリティカルのしきい値を超えた場合、シャドウ作成を使用)して、断片化されたテキスト索引を修正します。

  • DBMSジョブ・スケジュール。

断片化されたテキスト索引の数

このメトリックは、ユーザーが指定した断片化割合しきい値を超えたテキスト索引の合計数を収集します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

24時間ごと

該当なし

該当なし

該当なし

クリティカルのしきい値を超えた断片化されたテキスト索引の数

このメトリックは、ユーザーが指定したクリティカルの断片化割合しきい値を超えたテキスト索引の数を収集します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

24時間ごと

定義なし

定義なし

クリティカルのしきい値を超えた断片化されたテキスト索引の数は%value%です

データ・ソース

各索引または索引パーティションの断片化割合は、DBA_IND_PARTITIONS、CTXSYS.CTX_INDEX_PARTITIONSおよび関連するテキスト索引メタデータ表のデータを計算して導出されます。断片化を評価するテキスト索引およびクリティカルの割合しきい値のリストは、「テキスト索引の断片化の評価および修正」ジョブの一部としてユーザーが指定します。

ユーザーの処理

メトリックしきい値を設定して、「テキスト索引の断片化の評価および修正」ジョブで指定したクリティカルの断片化しきい値を超えたテキスト索引の数でインシデントを生成できます。スケジュールされたDBMSジョブは、再作成(シャドウ作成を使用)して、該当するテキスト索引を自動的に修正します(修正リストに指定されている場合)。また、インシデントにより、ユーザーはEnterprise Managerコンソールから断片化されたテキスト索引を修正することもできます。

警告のしきい値を超えた断片化されたテキスト索引の数

このメトリックは、ユーザーが指定したクリティカルの割合しきい値ではなく警告の断片化割合しきい値を超えたテキスト索引の合計数を収集します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

24時間ごと

定義なし

定義なし

警告のしきい値を超えた断片化されたテキスト索引の数は%value%です

データ・ソース

各索引または索引パーティションの断片化割合は、DBA_IND_PARTITIONS、CTXSYS.CTX_INDEX_PARTITIONSおよび関連するテキスト索引メタデータ表のデータを計算して導出されます。断片化を評価するテキスト索引および警告の割合しきい値のリストは、「テキスト索引の断片化の評価および修正」ジョブの一部としてユーザーが指定します。

ユーザーの処理

メトリックしきい値を設定して、「テキスト索引の断片化の評価および修正」ジョブで指定したクリティカルのしきい値ではなく警告の断片化しきい値を超えたテキスト索引の数でインシデントを生成できます。スケジュールされたDBMSジョブは、最適化して、該当するテキスト索引を自動的に修正します(修正リストに指定されている場合)。また、インシデントにより、ユーザーはEnterprise Managerコンソールから断片化されたテキスト索引を修正することもできます。

グローバル・キャッシュ統計

このカテゴリのメトリックは、グローバル・キャッシュ統計に関連するメトリックです。

グローバル・キャッシュ平均CRブロック・リクエスト時間(センチ秒)

このメトリックは、CRブロック受信の平均時間を100分の1秒単位で測定して示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

1

2

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注27

脚注27

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データのソースは、次の計算式です。

グローバル・キャッシュCRブロック受信時間×10/受信済グローバル・キャッシュ現行ブロック

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

グローバル・キャッシュ平均現行ブロック・リクエスト時間(センチ秒)

このメトリックは、現行ブロックを取得する平均時間を100分の1秒単位で測定して示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

1

2

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注28

脚注28

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データのソースは、次の計算式です。

グローバル・キャッシュ現行ブロック送信時間×10/処理済グローバル・キャッシュ現行ブロック

ユーザーの処理

必要なアクションはサイト固有です。

グローバル・キャッシュ・ブロック破損

このメトリックは、ユーザー定義の監視期間の相互接続中に、破損またはチェックサム障害が発生したブロックの数を示します。

ノート:

しきい値を実数として受け入れる大部分のメトリックとは異なり、このメトリックは整数のみをしきい値として受け入れます。
ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

0

0

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注29

脚注29

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データのソースは、次の計算式です。

破損したグローバル・キャッシュ・ブロック

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

グローバル・キャッシュ・ブロック消失

このメトリックは、ユーザー定義の監視期間に損失したグローバル・キャッシュ・ブロックの数を表します。

ノート:

しきい値を実数として受け入れる大部分のメトリックとは異なり、このメトリックは整数のみをしきい値として受け入れます。
ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

1

3

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注30

脚注30

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データのソースは、損失したグローバル・キャッシュ・ブロックです。

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

高可用性(RMAN構成)

この項では、RMANの永続的な構成設定が示された高可用性(RMAN構成)カテゴリのメトリックについて説明します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度
すべてのバージョン 24時間ごと
メトリック名 説明
構成番号 所属先のターゲット・データベース内で、RMAN構成レコードを識別する一意のキー。
名前 構成の名前またはタイプ。
CONFIGUREコマンドの設定。たとえば、RETENTION POLICY TO RECOVERY WINDOW OF 10 DAYSなどです。
コンテナID データ(構成番号、名前および値)が関連するコンテナのID。使用可能な値は次のとおりです。
  • 0: この値は、コンテナ・データベース(CDB)全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。
  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される。
  • n: この値は、nがデータを含む行に適用可能なコンテナIDである場合に使用される。

高可用性バックアップ

この項では、高可用性バックアップ・カテゴリのメトリックに関する情報を提供します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度
すべてのバージョン 12時間ごと
メトリック名 説明 データ・ソース
コマンドID このバックアップ・ジョブに対応するバックアップ・コマンドの一意のコマンドID。 v$rman_backup_job_details
終了時間 ジョブ内の最後のバックアップ・コマンドの終了時刻。 v$rman_backup_job_details
入力ファイルのサイズ このジョブでバックアップされたすべての入力ファイルの合計サイズを表す文字列。 v$rman_backup_job_details
入力タイプ 入力タイプ。DB FULL、RECVR AREA、DB INCR、DATAFILE FULL、DATAFILE INCR、ARCHIVELOG、CONTROLFILE、SPFILEのいずれかの値が含まれています。 v$rman_backup_job_details
出力ファイルのサイズ このジョブによって生成されたすべてのピースの出力サイズを表す文字列。 v$rman_backup_job_details
出力バイト/秒 このバックアップの出力ピースの生成率を表す文字列。 v$rman_backup_job_details
出力デバイス・タイプ このバックアップ・ジョブのメディア・デバイス・タイプ。 v$rman_backup_job_details
セッション・キー このバックアップ・ジョブのセッション・キー。 v$rman_backup_job_details
セッションRECID このバックアップ・ジョブのセッションRECID。 v$rman_backup_job_details
セッション・スタンプ このバックアップ・ジョブのセッション・スタンプ。 v$rman_backup_job_details
開始時間 ジョブ内の最初のバックアップ・コマンドの開始時刻。 v$rman_backup_job_details
ステータス バックアップ・ジョブのステータス。 v$rman_backup_job_details
所要時間 このバックアップ・ジョブに要した時間。 v$rman_backup_job_details

高可用性バックアップ履歴

この項では、高可用性バックアップ履歴カテゴリのメトリックに関する情報を提供します。

ノート:

これらのメトリックはデフォルトでは有効になっておらず、メトリックと収集設定ページで有効にする必要があります。デフォルトでは、これらのメトリックは12時間ごとに収集されますが、収集頻度を変更することもできます。
ターゲット・バージョン 評価および収集頻度
12c以上 12時間ごと
メトリック名 説明 データ・ソース
Oracle Storage Container バックアップがOracle Cloudの記憶域にある場合に、バックアップが格納されているCloud記憶域コンテナを示します。 v$backup_piece_details
圧縮済 バックアップ・ピースが圧縮されているかどうかを示します。 v$backup_piece_details
圧縮率 バックアップが圧縮されている場合に、バックアップの圧縮率を示します。 v$rman_backup_job_details
コンテナID バックアップがOracle Cloudの記憶域にある場合に、バックアップが格納されているCloud記憶域コンテナのIDを示します。 v$rman_backup_job_details
経過時間(秒) バックアップ・ジョブが完了するまでにかかった秒数。 v$rman_backup_job_details
暗号化 バックアップが暗号化されているかどうかを示します(YESまたはNO)。 v$backup_piece_details
終了時間 ジョブ内の最後のバックアップ・コマンドの終了時刻。 v$rman_backup_job_details
増分レベル このバックアップ・セットの増分レベルを示します。 v$backup_set_details
入力ファイルのサイズ(バイト) このジョブでバックアップされたすべての入力ファイルの合計サイズ(バイト)。 v$rman_backup_job_details
入力ファイルのサイズ このジョブでバックアップされたすべての入力ファイルの合計サイズを表す文字列。 v$rman_backup_job_details
入力タイプ 入力タイプ。DB FULL、RECVR AREA、DB INCR、DATAFILE FULL、DATAFILE INCR、ARCHIVELOG、CONTROLFILE、SPFILEのいずれかの値が含まれています。 v$rman_backup_job_details
保持 このバックアップ・セットに保持ポリシーがあるかどうかを示します。 v$backup_set_details
保持オプション このバックアップ・セット用の追加保存オプション。 v$backup_set_details
保持期限 バックアップの保存期限を示します。 v$backup_set_details
メディア バックアップ・ピースが保管されるメディア名。 v$backup_piece_details
名前 このバックアップ・ジョブに対応するバックアップ・コマンドの一意のコマンドID。 v$rman_backup_job_details
出力ファイルのサイズ(バイト) このジョブにより生成されるすべてのピースの出力サイズ(バイト)。 v$rman_backup_job_details
出力ファイルのサイズ このジョブによって生成されたすべてのピースの出力サイズを表す文字列。 v$rman_backup_job_details
出力バイト/秒(バイト/秒) このバックアップの出力ピースの生成率(バイト/秒)。 v$rman_backup_job_details
出力バイト/秒 このバックアップの出力ピースの生成率を表す文字列。 v$rman_backup_job_details
出力デバイス・タイプ このバックアップ・ジョブのメディア・デバイス・タイプ。 v$rman_backup_job_details
セッション・キー このバックアップ・ジョブのセッション・キー。 v$rman_backup_job_details
セッションRECID このバックアップ・ジョブのセッションRECID。 v$rman_backup_job_details
セッション・スタンプ このバックアップ・ジョブのセッション・スタンプ。 v$rman_backup_job_details
開始時間 ジョブ内の最初のバックアップ・コマンドの開始時刻。 v$rman_backup_job_details
ステータス バックアップ・ジョブのステータス。 v$rman_backup_job_details
タグ このバックアップ・ジョブのタグ。 v$backup_piece_details
所要時間 このバックアップ・ジョブに要した時間。 v$rman_backup_job_details

高可用性クライアント・リカバリ・ウィンドウ

この項では、高可用性クライアント・リカバリ・ウィンドウ・カテゴリのメトリックに関する情報を提供します。

これらのメトリックのデータ・ソースはデータベース制御ファイルであり、これらのメトリックの収集はデフォルトで無効にされます。データベースをリカバリ・アプライアンスにバックアップしている場合、これらのメトリックを適用することはできず、収集は無効のままになります。データベースをリカバリ・アプライアンスにバックアップしていない場合に、データベース・リカバリ・ウィンドウをモニターするときは、収集を有効にできます。この場合、これらのメトリックのデータは、関連する高可用性リカバリ・ウィンドウ・メトリック・カテゴリのソース・データとして使用されます。高可用性リカバリ・ウィンドウを参照してください。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度
12c以上 15分ごと
メトリック名 説明 データ・ソース
ディスク・リカバリ・ウィンドウ(秒) ディスク・バックアップのリカバリ・ウィンドウ。 v$disk_restore_range
ディスクの保護されていないデータ・ウィンドウ(秒) ディスク・バックアップの潜在的データ損失の現在の量。 v$disk_restore_range
最終完全ディスク・バックアップ日 完全なディスク・バックアップがこのデータベース内のすべてのデータファイルに使用可能である最新のポイント・イン・タイム。 v$disk_restore_range
最終完全メディア・バックアップ日 完全なメディア・バックアップがこのデータベース内のすべてのデータファイルに使用可能である最新のポイント・イン・タイム。 v$sbt_restore_range
メディア・リカバリ・ウィンドウ(秒) メディア・バックアップのリカバリ・ウィンドウ。 v$sbt_restore_range
メディアの保護されていないデータ・ウィンドウ(秒) メディア・バックアップの潜在的データ損失の現在の量。 v$sbt_restore_range

高可用性Data Guardターゲット・サマリー

この項では、高可用性Data Guardターゲット・サマリー・カテゴリのメトリックに関する情報を提供します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度
すべてのバージョン 24時間ごと
メトリック名 説明
ソース・タイプ データ行のソースだったデータベースのロール(プライマリまたはスタンバイ)。
行タイプ 行のデータが関連するデータベースのロール(プライマリまたはスタンバイ)。
ブローカの使用 行によって指定されたデータベースのData Guard構成がData Guard Brokerを使用しているかどうか。
アクティブ・スタンバイ 行によって指定されたデータベースがActive Data Guardスタンバイ・データベースかどうか。
一意のデータベース名 行によって指定されたデータベースのDB_UNIQUE_NAME初期化パラメータの値。
データベースID 行によって指定されたデータベースのDBIDの値(v$databaseで検出)。
プライマリ・データベースの一意名 行によって指定されたデータベース(スタンバイ・データベースの場合)に関連付けられたプライマリ・データベースのデータベース一意名。
プライマリ・データベースID 行によって指定されたデータベースに関連付けられたプライマリ・データベースのデータベースID。
ロール 行によって指定されたデータベースのData Guardロール。
スタンバイ・データベース・リスト 行によって指定されたデータベース(プライマリ・データベースの場合)に関連付けられたスタンバイ・データベースのリスト。
保護モード 行によって指定されたデータベースの保護モード。
ファスト・スタート・フェイルオーバーのステータス 行によって指定されたデータベースのファスト・スタート・フェイルオーバー・ステータス。
ステータス 行によって指定されたデータベースのData Guardステータス。
REDOソース 行によって指定されたデータベースにREDOを送信しているデータベースの一意のデータベース名。
Data Guardの接続識別子 データベースの接続に使用されるNet接続識別子。

高可用性ディスク・バックアップ

この項では、高可用性ディスク・バックアップ・カテゴリのメトリックに関する情報を提供します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度
すべてのバージョン 30分ごと
メトリック名 説明 データ・ソース
最終正常全体バックアップからの時間(時間) 最終正常全体ディスク・バックアップからの時間(時間)。

デフォルトの警告のしきい値: 定義されていません

デフォルトのクリティカルのしきい値: 定義されていません

アラート・テキスト: 最終正常全体データベース・ディスク・バックアップは%value%時間前でした。

v$rman_backup_job_details
最終正常増分バックアップからの時間(時間) 最終正常増分ディスク・バックアップからの時間(時間)。

デフォルトの警告のしきい値: 定義されていません

デフォルトのクリティカルのしきい値: 定義されていません

アラート・テキスト: 最終正常増分データベース・ディスク・バックアップは%value%時間前でした。

v$rman_backup_job_details
最終正常アーカイブ・ログ・バックアップからの時間(分) 最終正常アーカイブ・ログ・ディスク・バックアップからの時間(分)。

デフォルトの警告のしきい値: 定義されていません

デフォルトのクリティカルのしきい値: 定義されていません

アラート・テキスト: 最終正常アーカイブ・ログ・ディスク・バックアップは%value%分前でした。

v$rman_backup_job_details
最終実行全体バックアップ・ステータス 最終実行全体ディスク・バックアップのステータス。

デフォルトの警告のしきい値: 定義されていません

デフォルトのクリティカルのしきい値: 定義されていません

アラート・テキスト: 最終実行全体データベース・ディスク・バックアップ・ステータスは%value%でした。

v$rman_backup_job_details
最終実行増分バックアップ・ステータス 最終実行増分ディスク・バックアップのステータス。

デフォルトの警告のしきい値: 定義されていません

デフォルトのクリティカルのしきい値: 定義されていません

アラート・テキスト: 最終実行増分データベース・ディスク・バックアップ・ステータスは%value%でした。

v$rman_backup_job_details
最終実行アーカイブ・ログ・バックアップ・ステータス 最終実行アーカイブ・ログ・ディスク・バックアップのステータス。

デフォルトの警告のしきい値: 定義されていません

デフォルトのクリティカルのしきい値: 定義されていません

アラート・テキスト: 最終実行アーカイブ・ログ・ディスク・バックアップ・ステータスは%value%でした。

v$rman_backup_job_details
リカバリ・ウィンドウ(秒) この列は廃止されており、移入されません。このデータは、高可用性クライアント・リカバリ・ウィンドウ・メトリック・カテゴリで使用できるようになりました。 v$disk_restore_range
最終正常アーカイブ・ログ・バックアップ日 最終正常アーカイブ・ログ・ディスク・バックアップの日付。 v$rman_backup_job_details
最終正常アーカイブ・ログ・バックアップ・サイズ(バイト) 最終正常アーカイブ・ログ・ディスク・バックアップのサイズ(バイト)。 v$rman_backup_job_details
最終完全バックアップ日 完全なディスク・バックアップがすべてのデータファイルに使用可能である最新のポイント・イン・タイム。 v$disk_restore_range
最終正常全体バックアップ日 最終正常全体ディスク・バックアップの日付。 v$rman_backup_job_details
最終正常全体バックアップ・サイズ(バイト) 最終正常全体ディスク・バックアップのサイズ(バイト)。 v$rman_backup_job_details
最終実行アーカイブ・ログ・バックアップ日 最終実行アーカイブ・ログ・ディスク・バックアップの日付。 v$rman_backup_job_details
最終実行全体バックアップ日 最終実行全体ディスク・バックアップの日付。 v$rman_backup_job_details
最終実行増分バックアップ日 最終実行増分ディスク・バックアップの日付。 v$rman_backup_job_details
最終実行増分レベル0バックアップ・ステータス 最終実行増分レベル0ディスク・バックアップのステータス。 v$rman_backup_job_details
最終実行増分レベル1バックアップ・ステータス 最終実行増分レベル1ディスク・バックアップのステータス。 v$rman_backup_job_details
最終正常増分バックアップ日 最終正常増分ディスク・バックアップの日付。 v$rman_backup_job_details
最終正常増分バックアップ・サイズ(バイト) 最終正常増分ディスク・バックアップのサイズ(バイト)。 v$rman_backup_job_details
最終正常増分レベル0バックアップからの時間(時間) 最終正常増分レベル0ディスク・バックアップからの時間(時間)。 v$rman_backup_job_details
最終正常増分レベル0バックアップ・サイズ(バイト) 最終正常増分レベル0ディスク・バックアップのサイズ(バイト)。 v$rman_backup_job_details
最終正常増分レベル1バックアップからの時間(時間) 最終正常増分レベル1ディスク・バックアップからの時間(時間)。 v$rman_backup_job_details
最終正常増分レベル1バックアップ・サイズ(バイト) 最終正常増分レベル1ディスク・バックアップのサイズ(バイト)。 v$rman_backup_job_details
保護されていないデータ・ウィンドウ(秒) この列は廃止されており、移入されません。このデータは、高可用性クライアント・リカバリ・ウィンドウ・メトリック・カテゴリで使用できるようになりました。 v$disk_restore_range

高可用性メディア・バックアップ

この項では、高可用性メディア・バックアップ・カテゴリのメトリックに関する情報を提供します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度
すべてのバージョン 30分ごと
メトリック名 説明 データ・ソース
最終正常全体バックアップからの時間(時間) 最終正常全体メディア・バックアップからの時間(時間)。

デフォルトの警告のしきい値: 定義されていません

デフォルトのクリティカルのしきい値: 定義されていません

アラート・テキスト: 最終正常全体データベース・メディア・バックアップは%value%時間前でした。

v$rman_backup_job_details
最終正常アーカイブ・ログ・バックアップからの時間(分) 最終正常アーカイブ・ログ・メディア・バックアップからの時間(分)。

デフォルトの警告のしきい値: 定義されていません

デフォルトのクリティカルのしきい値: 定義されていません

アラート・テキスト: 最終正常アーカイブ・ログ・メディア・バックアップは%value%分前でした。

v$rman_backup_job_details
最終正常増分バックアップからの時間(時間) 最終正常増分メディア・バックアップからの時間(時間)。

デフォルトの警告のしきい値: 定義されていません

デフォルトのクリティカルのしきい値: 定義されていません

アラート・テキスト: 最終正常増分データベース・メディア・バックアップは%value%時間前でした。

v$rman_backup_job_details
最終実行アーカイブ・ログ・バックアップ・ステータス 最終実行アーカイブ・ログ・メディア・バックアップのステータス。

デフォルトの警告のしきい値: 定義されていません

デフォルトのクリティカルのしきい値: 定義されていません

アラート・テキスト: 最終実行アーカイブ・ログ・メディア・バックアップ・ステータスは%value%でした。

v$rman_backup_job_details
最終実行全体バックアップ・ステータス 最終実行全体メディア・バックアップのステータス。

デフォルトの警告のしきい値: 定義されていません

デフォルトのクリティカルのしきい値: 定義されていません

アラート・テキスト: 最終実行全体データベース・メディア・バックアップ・ステータスは%value%でした。

v$rman_backup_job_details
最終実行増分バックアップ・ステータス 最終実行増分メディア・バックアップのステータス。

デフォルトの警告のしきい値: 定義されていません

デフォルトのクリティカルのしきい値: 定義されていません

アラート・テキスト: 最終実行増分データベース・メディア・バックアップ・ステータスは%value%でした。

v$rman_backup_job_details
リカバリ・ウィンドウ(秒) この列は廃止されており、移入されません。このデータは、高可用性クライアント・リカバリ・ウィンドウ・メトリック・カテゴリで使用できるようになりました。 v$sbt_restore_range
最終正常アーカイブ・ログ・バックアップ日 最終正常アーカイブ・ログ・メディア・バックアップの日付。 v$rman_backup_job_details
最終正常アーカイブ・ログ・バックアップ・メディア 最終正常アーカイブ・ログ・バックアップが格納されているメディアの名前。 v$backup_piece_details
最終正常アーカイブ・ログ・バックアップ・サイズ(バイト) 最終正常アーカイブ・ログ・メディア・バックアップのサイズ(バイト)。 v$rman_backup_job_details
最終完全バックアップ日 完全なメディア・バックアップがすべてのデータファイルに使用可能である最新のポイント・イン・タイム。 v$sbt_restore_range
最終正常全体バックアップ日 最終正常全体メディア・バックアップの日付。 v$rman_backup_job_details
最終正常全体バックアップ・メディア 最終正常全体バックアップが格納されているメディアの名前。 v$backup_piece_details
最終正常全体バックアップ・サイズ(バイト) 最終正常全体メディア・バックアップのサイズ(バイト)。 v$rman_backup_job_details
最終実行アーカイブ・ログ・バックアップ日 最終実行アーカイブ・ログ・メディア・バックアップの日付。 v$rman_backup_job_details
最終実行全体バックアップ日 最終実行全体メディア・バックアップの日付。 v$rman_backup_job_details
最終実行増分バックアップ日 最終実行増分メディア・バックアップの日付。 v$rman_backup_job_details
最終実行増分レベル0バックアップ・ステータス 最終実行増分レベル0メディア・バックアップのステータス。 v$rman_backup_job_details
最終実行増分レベル1バックアップ・ステータス 最終実行増分レベル1メディア・バックアップのステータス。 v$rman_backup_job_details
最終正常増分バックアップ日 最終正常増分メディア・バックアップの日付。 v$rman_backup_job_details
最終正常増分バックアップ・メディア 最終正常増分バックアップが格納されているメディアの名前。 v$backup_piece_details
最終正常増分バックアップ・サイズ(バイト) 最終正常増分メディア・バックアップのサイズ(バイト)。 v$rman_backup_job_details
最終正常増分レベル0バックアップからの時間(時間) 最終正常増分レベル0メディア・バックアップからの時間(時間)。 v$rman_backup_job_details
最終正常増分レベル0バックアップ・メディア 最終正常増分レベル0バックアップが格納されているメディアの名前。 v$rman_backup_job_details
最終正常増分レベル0バックアップ・サイズ(バイト) 最終正常増分レベル0メディア・バックアップのサイズ(バイト)。 v$rman_backup_job_details
最終正常増分レベル1バックアップからの時間(時間) 最終正常増分レベル1メディア・バックアップからの時間(時間)。 v$rman_backup_job_details
最終正常増分レベル1バックアップ・メディア 最終正常増分レベル1バックアップが格納されているメディアの名前。 v$rman_backup_job_details
最終正常増分レベル1バックアップ・サイズ(バイト) 最終正常増分レベル1メディア・バックアップのサイズ(バイト)。 v$rman_backup_job_details
保護されていないデータ・ウィンドウ(秒) この列は廃止されており、移入されません。このデータは、高可用性クライアント・リカバリ・ウィンドウ・メトリック・カテゴリで使用できるようになりました。 v$sbt_restore_range

高可用性リカバリ・ウィンドウ

この項では、高可用性リカバリ・ウィンドウ・カテゴリのメトリックに関する情報を提供します。

これらのメトリックのデータ・ソースは、データベースのバックアップ先によって異なります。データベースをリカバリ・アプライアンスにバックアップしている場合、リカバリ・アプライアンスがすべてのデータのソースとして使用され、リカバリ・アプライアンスの場合にのみ適用されるメトリックが記録されます。データベースをリカバリ・アプライアンスにバックアップしていない場合、高可用性クライアント・リカバリ・ウィンドウ・メトリック・カテゴリがすべてのデータのソースとして使用され、このカテゴリはローカル・データベースの制御ファイルからデータを取得します。この場合、これらのメトリックにデータがないときの原因は、高可用性クライアント・リカバリ・ウィンドウの収集が無効になっていためである可能性があります。高可用性クライアント・リカバリ・ウィンドウを参照してください。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度
すべてのバージョン 15分ごと
メトリック名 説明 データ・ソース
リカバリ・アプライアンス・ダウンストリーム1 このデータベースのレプリケートされたバックアップを受信する最初のダウンストリーム・リカバリ・アプライアンスの名前。(これはリカバリ・アプライアンスにバックアップされるデータベースにのみ適用されます。)
リカバリ・アプライアンス・ダウンストリーム2 このデータベースのレプリケートされたバックアップを受信する2番目のダウンストリーム・リカバリ・アプライアンスの名前。(これはリカバリ・アプライアンスにバックアップされるデータベースにのみ適用されます。)
最終変更番号 リカバリ・アプライアンスで提供されるバックアップとREDOログを使用する場合に、このデータベースをリカバリできる最も大きいSCN。(これはリカバリ・アプライアンスにバックアップされるデータベースにのみ適用されます。) リカバリ・アプライアンス上のrc_database
最終完全ディスク・バックアップ 完全なディスク・バックアップがこのデータベース内のすべてのデータファイルに使用可能である最新のポイント・イン・タイム。データベースをリカバリ・アプライアンスにバックアップしている場合、これはリカバリ・アプライアンスのディスク記憶域に格納されているバックアップに基づいています。 v $ disk_restore_range (データベースがディスクにバックアップされるように構成されている場合)。

ra_database (リカバリ・アプライアンスにバックアップするようにデータベースが構成されている場合)。

最終完全メディア・バックアップ 完全なメディア・バックアップがこのデータベース内のすべてのデータファイルに使用可能である最新のポイント・イン・タイム。データベースをリカバリ・アプライアンスにバックアップしている場合、これはリカバリ・アプライアンスによってテープまたはクラウド・ストレージにコピーされたバックアップに基づいています。 v$sbt_restore_range
リカバリ・アプライアンス このデータベースが現在バックアップされているリカバリ・アプライアンス(ある場合)。
リカバリ・アプライアンス・レプリケーション・サーバー・リスト リカバリ・アプライアンスでこのデータベースに対して構成されているレプリケーション・サーバーのリスト。(これはリカバリ・アプライアンスにバックアップされるデータベースにのみ適用されます。) リカバリ・アプライアンス上のra_protection_policy
ディスク・リカバリ・ウィンドウ目標(秒) このデータベースに適用されるリカバリ・アプライアンス保護ポリシー内に指定されているリカバリ・ウィンドウ目標。(これはリカバリ・アプライアンスにバックアップされるデータベースにのみ適用されます。) リカバリ・アプライアンス上のra_protection_policy
ディスクの保護されていないデータ・ウィンドウのしきい値(秒) このデータベースに適用されるリカバリ・アプライアンス保護ポリシー内に指定されている、保護されていないデータ・ウィンドウのしきい値。(これはリカバリ・アプライアンスにバックアップされるデータベースにのみ適用されます。) リカバリ・アプライアンス上のra_database
ディスクの保護されていないデータ・ウィンドウ(秒) ディスク・バックアップの潜在的データ損失の現在の量。データベースをリカバリ・アプライアンスにバックアップしている場合、これはリカバリ・アプライアンスのディスク記憶域に格納されているバックアップに存在しないデータの量です。

デフォルトの警告のしきい値: 定義されていません

デフォルトのクリティカルのしきい値: 定義されていません

アラート・テキスト: ディスクの保護されていないデータ・ウィンドウは、%value%秒です。

v $ disk_restore_range (データベースがディスクにバックアップされるように構成されている場合)。

ra_database (リカバリ・アプライアンスにバックアップするようにデータベースが構成されている場合)。

ディスク・リカバリ・ウィンドウ(秒) 現在のデータベースのディスク・バックアップのリカバリ・ウィンドウ。データベースをリカバリ・アプライアンスにバックアップしている場合、これはリカバリ・アプライアンスのディスク記憶域に格納されているバックアップに基づいて、リカバリ・アプライアンスがこのデータベースについて報告した現在のディスク・リカバリ・ウィンドウです。

デフォルトの警告のしきい値: 定義されていません

デフォルトのクリティカルのしきい値: 定義されていません

アラート・テキスト: ディスク・リカバリ・ウィンドウは、%value%秒です。

v $ disk_restore_range (データベースがディスクにバックアップされるように構成されている場合)。

ra_disk_restore_range (リカバリ・アプライアンスにバックアップするようにデータベースが構成されている場合)。

メディア・リカバリ・ウィンドウ(秒) 現在のデータベースのメディア・バックアップのリカバリ・ウィンドウ。データベースをリカバリ・アプライアンスにバックアップしている場合、これは接続されているテープまたはクラウド・ストレージにリカバリ・アプライアンスがコピーしたバックアップに基づいて、リカバリ・アプライアンスがこのデータベースについて報告した現在のメディア・リカバリ・ウィンドウです。

デフォルトの警告のしきい値: 定義されていません

デフォルトのクリティカルのしきい値: 定義されていません

アラート・テキスト: メディア・リカバリ・ウィンドウは、%value%秒です。

v$sbt_restore_range
メディアの保護されていないデータ・ウィンドウ(秒) メディア・バックアップの潜在的データ損失の現在の量。データベースをリカバリ・アプライアンスにバックアップしている場合、これはリカバリ・アプライアンスによってテープまたはクラウド・ストレージにコピーされたバックアップに存在しないデータの量です。

デフォルトの警告のしきい値: 定義されていません

デフォルトのクリティカルのしきい値: 定義されていません

アラート・テキスト: メディアの保護されていないデータ・ウィンドウは、%value%秒です。

v$sbt_restore_range

インシデント

このメトリック・カテゴリには、一般的な内部エラー、アクセス違反など、データベース・アラート・ログ・ファイルに記録されるインシデントを示すメトリックが含まれます。インシデントは、自動診断リポジトリ(ADR)インシデントが作成される問題を参照します。これらのタイプの問題では、調査や診断データ収集が通常は必要になり、また、解決するためにOracleサポートとのやり取りもおそらく必要になります。アラート・ログ・ファイルには、メッセージやエラーの発生順のログが含まれます。

各メトリックは、最後のサンプル時間以降に、モニター中のデータベースでデータベースに関するクリティカル・エラー状態が検出され、アラート・ログ・ファイルに対してインシデントが生成されたことを示します。Enterprise Managerのサポート・ワークベンチには、生成された各インシデントに関する詳細が含まれます。

ノート:

「インシデント」メトリックおよび「操作エラー」メトリックの詳細は、My Oracle Supportにサイン・インし、次のOracle Supportノートを検索してください。

12cのデータベース・アラート・ログ・モニタリングの説明(ドキュメントID 1538482.1)

https://support.oracle.com/

「インシデント」メトリックのしきい値の設定

次のいずれかのメトリックのしきい値を編集するには、Enterprise Manager UIから、ターゲット名を右クリックし、「モニタリング」「メトリックと収集設定」の順に選択します。次に、可能な設定の例をいくつか示します。

  • 警告のしきい値:定義されていません; クリティカルのしきい値:.*

    この場合、管理エージェントは、インシデントが発生したときにEnterprise Managerにクリティカル・エラー・アラートを生成します。

  • 警告のしきい値:.*; クリティカルのしきい値:定義されていません

    この場合、管理エージェントは、インシデントが発生したときにEnterprise Managerに警告アラートを生成します。

  • 警告のしきい値:定義されていません; クリティカルのしきい値:定義されていません

    この場合、管理エージェントは、インシデントが発生したときにEnterprise Managerに警告アラートを生成しません

アクセス違反

このメトリックは、なんらかのメモリー・アクセス違反のためにデータベースでインシデントが生成されたことを示します。このタイプのインシデントは通常、Oracle例外メッセージ(ORA-3113やORA-7445など)に関連しています。また、データベースでSIGSEGVシグナルまたはSIGBUSシグナルが検出されると、このタイプのインシデントが生成されることがあります。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

定義なし

.*

時間/行番号: %timeLine%でアクセス違反が%alertLogName%で検出されました。

複数のしきい値

デフォルトでは、Enterprise Managerはクリティカルとしてこのタイプのインシデントを報告します。しきい値の変更の詳細は、「「インシデント」メトリックのしきい値の設定」を参照してください。

データ・ソース

データのソースは、$AGENT_BASE/plugins/oracle.sysman.db.agent.plugin_n.n.n.n/scripts/alertlogAdr.plです。

前述のディレクトリ・パスで、$AGENT_BASEはOracle Management Agentのホームを指し、n.n.n.nはプラグイン・リリース13.1.0.0などOracle Databaseプラグインのリリース・バージョンを指します。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

ノート:

問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的にはクリアされません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動でクリアする必要があります。

アラート・ログ・エラーのトレース・ファイル

このメトリックは、ログに記録されたインシデントに関連付けられたトレース・ファイル(ある場合)の名前を報告します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

5分ごと

データ・ソース

データのソースは、$AGENT_BASE/plugins/oracle.sysman.db.agent.plugin_n.n.n.n/scripts/alertlogAdr.plです。

前述のディレクトリ・パスで、$AGENT_BASEはOracle Management Agentのホームを指し、n.n.n.nはプラグイン・リリース13.1.0.0などOracle Databaseプラグインのリリース・バージョンを指します。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

アラート・ログ名

このメトリックは、アラート・ログ・ファイルの名前を報告します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

5分ごと

データ・ソース

データのソースは、$AGENT_BASE/plugins/oracle.sysman.db.agent.plugin_n.n.n.n/scripts/alertlogAdr.plです。

前述のディレクトリ・パスで、$AGENT_BASEはOracle Management Agentのホームを指し、n.n.n.nはプラグイン・リリース13.1.0.0などOracle Databaseプラグインのリリース・バージョンを指します。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

クラスタ・エラー

このメトリックは、クラスタ・データベースのメンバーによってグループから削除されたメンバーのためにデータベースでインシデントが生成されたことを示します。このタイプのインシデントは通常、Oracle例外メッセージORA-29740に関連しています。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

定義なし

.*

時間/行番号: %timeLine%でクラスタ・エラーが%alertLogName%で検出されました。

複数のしきい値

デフォルトでは、Enterprise Managerはクリティカルとしてこのタイプのインシデントを報告します。しきい値の変更の詳細は、「「インシデント」メトリックのしきい値の設定」を参照してください。

データ・ソース

データのソースは、$AGENT_BASE/plugins/oracle.sysman.db.agent.plugin_n.n.n.n/scripts/alertlogAdr.plです。

前述のディレクトリ・パスで、$AGENT_BASEはOracle Management Agentのホームを指し、n.n.n.nはプラグイン・リリース13.1.0.0などOracle Databaseプラグインのリリース・バージョンを指します。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

ノート:

問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的にはクリアされません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動でクリアする必要があります。

デッドロック

このメトリックは、ライブラリ・オブジェクトをロックしようとした際に検出されたデッドロックのためにデータベースでインシデントが生成されたことを示します。このタイプのインシデントは通常、Oracle例外メッセージORA-4020に関連しています。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

定義なし

.*

時間/行番号: %timeLine%でデッドロックが$alertLogName%で検出されました。

複数のしきい値

デフォルトでは、Enterprise Managerはクリティカルとしてこのタイプのインシデントを報告します。しきい値の変更の詳細は、「「インシデント」メトリックのしきい値の設定」を参照してください。

データ・ソース

データのソースは、$AGENT_BASE/plugins/oracle.sysman.db.agent.plugin_n.n.n.n/scripts/alertlogAdr.plです。

前述のディレクトリ・パスで、$AGENT_BASEはOracle Management Agentのホームを指し、n.n.n.nはプラグイン・リリース13.1.0.0などOracle Databaseプラグインのリリース・バージョンを指します。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

ノート:

問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的にはクリアされません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動でクリアする必要があります。

ファイル・アクセス・エラー

このメトリックは、その時点でファイルの読取りに失敗したためにデータベースでインシデントが生成されたことを示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

定義なし

.*

時間/行番号: %timeLine%でファイル・アクセス・エラーが%alertLogName%で検出されました。

複数のしきい値

デフォルトでは、Enterprise Managerはクリティカルとしてこのタイプのインシデントを報告します。しきい値の変更の詳細は、「「インシデント」メトリックのしきい値の設定」を参照してください。

データ・ソース

データのソースは、$AGENT_BASE/plugins/oracle.sysman.db.agent.plugin_n.n.n.n/scripts/alertlogAdr.plです。

前述のディレクトリ・パスで、$AGENT_BASEはOracle Management Agentのホームを指し、n.n.n.nはプラグイン・リリース13.1.0.0などOracle Databaseプラグインのリリース・バージョンを指します。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

ノート:

問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的にはクリアされません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動でクリアする必要があります。

一般的なインシデント

このメトリックは、データベース・エラーが発生したためデータベースがインシデントを生成したことを示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

定義なし

.*

時間/行番号: %timeLine%でインシデント(%adr_problemKey%)が%alertLogName%で検出されました。

複数のしきい値

デフォルトでは、Enterprise Managerはクリティカルとしてこのタイプのインシデントを報告します。しきい値の変更の詳細は、「「インシデント」メトリックのしきい値の設定」を参照してください。

データ・ソース

データのソースは、$AGENT_BASE/plugins/oracle.sysman.db.agent.plugin_n.n.n.n/scripts/alertlogAdr.plです。

前述のディレクトリ・パスで、$AGENT_BASEはOracle Management Agentのホームを指し、n.n.n.nはプラグイン・リリース13.1.0.0などOracle Databaseプラグインのリリース・バージョンを指します。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

ノート:

問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的にはクリアされません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動でクリアする必要があります。

一般的な内部エラー

このメトリックは、内部データベース・エラーのためにデータベースでインシデントが生成されたことを示します。このタイプのインシデントは通常、Oracle例外メッセージORA-600またはORA-0060*に関連しています。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

定義なし

.*

時間/行番号: %timeLine%で内部エラー(%adr_problemKey%)が%alertLogName%で検出されました。

複数のしきい値

デフォルトでは、Enterprise Managerはクリティカルとしてこのタイプのインシデントを報告します。しきい値の変更の詳細は、「「インシデント」メトリックのしきい値の設定」を参照してください。

データ・ソース

データのソースは、$AGENT_BASE/plugins/oracle.sysman.db.agent.plugin_n.n.n.n/scripts/alertlogAdr.plです。

前述のディレクトリ・パスで、$AGENT_BASEはOracle Management Agentのホームを指し、n.n.n.nはプラグイン・リリース13.1.0.0などOracle Databaseプラグインのリリース・バージョンを指します。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

ノート:

問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的にはクリアされません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動でクリアする必要があります。

影響

このメトリックは、インシデントの影響を報告します。「一般的な内部エラー」インシデントでは、影響はインシデントがデータベースにどの程度影響を及ぼすかを示します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

5分ごと

データ・ソース

データのソースは、$AGENT_BASE/plugins/oracle.sysman.db.agent.plugin_n.n.n.n/scripts/alertlogAdr.plです。

前述のディレクトリ・パスで、$AGENT_BASEはOracle Management Agentのホームを指し、n.n.n.nはプラグイン・リリース13.1.0.0などOracle Databaseプラグインのリリース・バージョンを指します。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

インシデントID

このメトリックは、インシデントを識別する番号を報告します。Enterprise Managerのサポート・ワークベンチでは、このIDを使用してインシデントを指定します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

5分ごと

データ・ソース

データのソースは、$AGENT_BASE/plugins/oracle.sysman.db.agent.plugin_n.n.n.n/scripts/alertlogAdr.plです。

前述のディレクトリ・パスで、$AGENT_BASEはOracle Management Agentのホームを指し、n.n.n.nはプラグイン・リリース13.1.0.0などOracle Databaseプラグインのリリース・バージョンを指します。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

DBの不整合状態

このメトリックは、無効な行IDなど、データベースの不整合状態のためにデータベースでインシデントが生成されたことを示します。このタイプのインシデントは通常、Oracle例外メッセージORA-1410に関連しています。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

定義なし

.*

時間/行番号: %timeLine%でDBの不整合状態が%alertLogName%で検出されました。

複数のしきい値

デフォルトでは、Enterprise Managerはクリティカルとしてこのタイプのインシデントを報告します。しきい値の変更の詳細は、「「インシデント」メトリックのしきい値の設定」を参照してください。

データ・ソース

データのソースは、$AGENT_BASE/plugins/oracle.sysman.db.agent.plugin_n.n.n.n/scripts/alertlogAdr.plです。

前述のディレクトリ・パスで、$AGENT_BASEはOracle Management Agentのホームを指し、n.n.n.nはプラグイン・リリース13.1.0.0などOracle Databaseプラグインのリリース・バージョンを指します。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

ノート:

問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的にはクリアされません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動でクリアする必要があります。

内部SQLエラー

このメトリックは、内部SQLエラーのためにデータベースでインシデントが生成されたことを示します。このタイプのインシデントは通常、Oracle例外メッセージORA-604に関連しています。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

定義なし

.*

時間/行番号: %timeLine%で内部SQLエラーが%alertLogName%で検出されました。

複数のしきい値

デフォルトでは、Enterprise Managerはクリティカルとしてこのタイプのインシデントを報告します。しきい値の変更の詳細は、「「インシデント」メトリックのしきい値の設定」を参照してください。

データ・ソース

データのソースは、$AGENT_BASE/plugins/oracle.sysman.db.agent.plugin_n.n.n.n/scripts/alertlogAdr.plです。

前述のディレクトリ・パスで、$AGENT_BASEはOracle Management Agentのホームを指し、n.n.n.nはプラグイン・リリース13.1.0.0などOracle Databaseプラグインのリリース・バージョンを指します。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

ノート:

問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的にはクリアされません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動でクリアする必要があります。

Oracleのデータ・ブロックの破損

このメトリックは、Oracleのデータ・ブロックの破損のためにデータベースでインシデントが生成されたことを示します。このタイプのインシデントは通常、Oracle例外メッセージORA-1578に関連しています。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

定義なし

.*

時間/行番号: %timeLine%でOracleのデータ・ブロック破損が%alertLogName%で検出されました。

複数のしきい値

デフォルトでは、Enterprise Managerはクリティカルとしてこのタイプのインシデントを報告します。しきい値の変更の詳細は、「「インシデント」メトリックのしきい値の設定」を参照してください。

データ・ソース

データのソースは、$AGENT_BASE/plugins/oracle.sysman.db.agent.plugin_n.n.n.n/scripts/alertlogAdr.plです。

前述のディレクトリ・パスで、$AGENT_BASEはOracle Management Agentのホームを指し、n.n.n.nはプラグイン・リリース13.1.0.0などOracle Databaseプラグインのリリース・バージョンを指します。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

ノート:

問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的にはクリアされません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動でクリアする必要があります。

メモリー不足

このメトリックは、メモリーの割当てに失敗したためにデータベースでインシデントが生成されたことを示します。このタイプのインシデントは通常、Oracle例外メッセージORA-4030またはORA-4031に関連しています。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

定義なし

.*

時間/行番号: %timeLine%でメモリー不足が%alertLogName%で検出されました。

複数のしきい値

デフォルトでは、Enterprise Managerはクリティカルとしてこのタイプのインシデントを報告します。しきい値の変更の詳細は、「「インシデント」メトリックのしきい値の設定」を参照してください。

データ・ソース

データのソースは、$AGENT_BASE/plugins/oracle.sysman.db.agent.plugin_n.n.n.n/scripts/alertlogAdr.plです。

前述のディレクトリ・パスで、$AGENT_BASEはOracle Management Agentのホームを指し、n.n.n.nはプラグイン・リリース13.1.0.0などOracle Databaseプラグインのリリース・バージョンを指します。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

ノート:

問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的にはクリアされません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動でクリアする必要があります。

REDOログの破損

このメトリックは、REDOログのエラーのためにデータベースでインシデントが生成されたことを示します。このタイプのインシデントは通常、Oracle例外メッセージORA-353、ORA-355またはORA-356に関連しています。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

定義なし

.*

時間/行番号: %timeLine%/でREDOログの破損が%alertLogName%で検出されました。

複数のしきい値

デフォルトでは、Enterprise Managerはクリティカルとしてこのタイプのインシデントを報告します。しきい値の変更の詳細は、「「インシデント」メトリックのしきい値の設定」を参照してください。

データ・ソース

データのソースは、$AGENT_BASE/plugins/oracle.sysman.db.agent.plugin_n.n.n.n/scripts/alertlogAdr.plです。

前述のディレクトリ・パスで、$AGENT_BASEはOracle Management Agentのホームを指し、n.n.n.nはプラグイン・リリース13.1.0.0などOracle Databaseプラグインのリリース・バージョンを指します。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

ノート:

問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的にはクリアされません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動でクリアする必要があります。

セッション終了

このメトリックは、予期しないセッション終了のためにデータベースでインシデントが生成されたことを示します。このタイプのインシデントは通常、Oracle例外メッセージORA-603に関連しています。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

定義なし

.*

時間/行番号: %timeLine%でセッション終了が%alertLogName%で検出されました。

複数のしきい値

デフォルトでは、Enterprise Managerはクリティカルとしてこのタイプのインシデントを報告します。しきい値の変更の詳細は、「「インシデント」メトリックのしきい値の設定」を参照してください。

データ・ソース

データのソースは、$AGENT_BASE/plugins/oracle.sysman.db.agent.plugin_n.n.n.n/scripts/alertlogAdr.plです。

前述のディレクトリ・パスで、$AGENT_BASEはOracle Management Agentのホームを指し、n.n.n.nはプラグイン・リリース13.1.0.0などOracle Databaseプラグインのリリース・バージョンを指します。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

ノート:

問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的にはクリアされません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動でクリアする必要があります。

インターコネクト

このカテゴリのメトリックは、ノード間通信でクラスタ・データベース・インスタンスにより使用されるネットワーク・インタフェースに関する情報を収集します。

インタフェース・タイプ

クラスタ・データベース・インスタンスは、ノード間通信にプライベート・インターコネクトを使用する必要があります。このメトリックは、クラスタ・インスタンスで使用されるネットワーク・インタフェースがプライベートかどうかをモニターします。ネットワーク・インタフェースがパブリックと認識された場合は、クリティカル・アラートが生成されます。ネットワーク・インタフェース・タイプが不明である場合は、警告アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

12時間ごと

不明

パブリック

インスタンスが、タイプ''%value%''のインタフェース''%if_name%''を使用しています。

複数のしきい値

このメトリックでは、インタフェース名オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかのインタフェース名オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

インタフェース名オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データは、次のビューから導出されます。

V$CLUSTER_INTERCONNECTS

V$CONFIGURED_INTERCONNECTS

ユーザーの処理

CRSホームでoifcfgを使用し、OCRでプライベート・インタフェースを正しく構成します。

インターコネクト・トラフィック

このカテゴリのメトリックは、クラスタ・データベース・インスタンスのノード間データ転送レートをモニターします。

転送速度(MB/秒)

このメトリックは、クラスタ・データベース・インスタンスのノード間通信トラフィックを収集します。これは、次の計算式を使用して概算されます。

(gc cr blocks received/sec + gc current blocks received/sec + gc cr blocks served/sec + gc current blocks served/sec) * db_block_size 
+
( messages sent directly/sec + messages send indirectly/sec + messages received/sec ) * 200 bytes

デフォルトでは、このメトリックのクリティカルおよび警告のしきい値は設定されていません。これらの値は、クラスタのインターコネクトの速度に応じて設定できます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

定義なし

定義なし

定義なし

複数のしきい値

このメトリックでは、インスタンス名オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかのインスタンス名オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

インスタンス名オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データは、次のビューから導出されます。

V$SYSSTAT

V$DLM_MISC

V$PARAMETER

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

無効なオブジェクト

このカテゴリのメトリックは、データベース内の無効オブジェクトの数を示します。

無効オブジェクト数

このメトリックは、データベースの無効なオブジェクトの合計数を表します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

24時間ごと

定義なし

定義なし

データベースの無効オブジェクト数は%value%です

データ・ソース

データは、SYS.OBJ$表およびSYS.USER$表から導出されます。

ユーザーの処理

インシデントに対して「無効なオブジェクトの再コンパイル」修正処理を設定して、自動的にデータベースの無効なオブジェクトを再コンパイルできます。一部のオブジェクトでは、再コンパイル前に特定の修正ステップを手動で実行する必要がある場合があります。

スキーマ別無効オブジェクト

このカテゴリのメトリックは、各スキーマ内の無効オブジェクトの数を示します。

スキーマ別無効オブジェクト数

このメトリックは、スキーマごとの無効なオブジェクトの合計数を表します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

24時間ごと

定義なし

定義なし

%owner%スキーマの無効オブジェクト数は%value%です

複数のしきい値

異なる警告およびクリティカルのしきい値を無効オブジェクト所有者(スキーマ)オブジェクトごとに設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの無効オブジェクト所有者オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

無効オブジェクト所有者オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データは、SYS.OBJ$表およびSYS.USER$表から導出されます。

ユーザーの処理

インシデントに対して「無効なオブジェクトの再コンパイル」修正処理を設定して、自動的にスキーマの無効なオブジェクトを再コンパイルできます。一部のオブジェクトでは、再コンパイル前に特定の修正ステップを手動で実行する必要がある場合があります。

バッファ・キューごとのメッセージ

このカテゴリのメトリックは、システム・キューを除くデータベース内の各バッファ・キューの最初(キューの一番上)のメッセージの有効期間と状態をモニターします。SYS、SYSTEM、DBSNMPおよびSYSMANのスキーマ内にあるキューは、システム・レベルのキューとして定義されます。

バッファ・キュー当たりの平均メッセージ有効時間(秒)

このメトリックは、データベースのシステム・キュー以外のすべてのキューについて、バッファ・キュー内の平均メッセージ有効時間(ミリ秒単位)を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

11gR202以降

30分ごと

定義なし

定義なし

%schema%.%queue_name%キュー内のメッセージの平均有効時間は%value%秒です。

キュー当たりのバッファ・キューの最初のメッセージの有効時間(秒)

このメトリックは、データベースのシステム・キュー以外のすべてのキューについて、バッファ・キュー内の最初のメッセージの有効時間を(秒単位で)示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

11gR202以降

30分ごと

定義なし

定義なし

%schema%.%queue_name%バッファ・キュー内の最初のメッセージの有効時間は%value%秒です。

複数のしきい値

このメトリックでは、スキーマ名オブジェクトとキュー名オブジェクトの一意の組合せごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、スキーマ名オブジェクトとキュー名オブジェクトのいずれかの一意の組合せに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

スキーマ名オブジェクトとキュー名オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックは、キューのすべてのサブスクライバ内の最初のメッセージの有効時間を検出して計算された後、すべての中で最も古いものが取得されます。

計算には次のビューおよび表が使用されます。

  1. <SCHEMA>.AQ$<QUEUE_TABLE>

  2. v$buffered_queues

ユーザーの処理

メッセージの保存および伝播にバッファ・キューを使用している場合、このメトリックをモニターして、キュー内の最初のメッセージの有効時間を取得します。

バッファ・キュー当たりの処理したメッセージ(%)

このメトリックは、メトリックの最後の収集間隔でバッファ・キューごとに処理した1分当たりのメッセージの割合を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

11gR202以降

30分ごと

定義なし

定義なし

キュー%schema%.%queue_name%で処理されたメッセージは%value%パーセントです。

複数のしきい値

このメトリックでは、スキーマ名オブジェクトとキュー名オブジェクトの一意の組合せごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、スキーマ名オブジェクトとキュー名オブジェクトのいずれかの一意の組合せに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

スキーマ名オブジェクトとキュー名オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

これは、バッファ・キューごとの最後の収集間隔で処理した1分当たりのメッセージの合計数および受信した1分当たりのメッセージの合計数の割合として計算されます。

ユーザーの処理

メッセージの保存または伝播にキューを使用している場合、このメトリックをモニターして、キューの最後の収集間隔で処理した1分当たりのメッセージの割合(またはスループット)を取得します。

バッファ・キュー当たり、1分当たりの処理済メッセージ(%)

このメトリックは、メトリックの最後の収集間隔でバッファ・キューごとに最後の間隔に処理された1分当たりのメッセージの割合を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

11gR202以降

30分ごと

定義なし

定義なし

キュー%schema%.%queue_name%で最後の間隔に処理されたメッセージ/分は%value%です

オーバーフローしたメッセージ

このメトリックは、バッファ・キューからディスクに収容されたオーバーフロー・メッセージの現在の数を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

11gR202以降

30分ごと

定義なし

定義なし

バッファ・キュー%schema%からディスクにオーバーフローしたメッセージの現在の数。%queue_name%は%value%です

バッファ・キュー当たり、1分当たりの処理済メッセージ合計

このメトリックは、メトリックの最後の収集間隔でバッファ・キューごとに処理した1分当たりのメッセージの合計数を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

11gR202以降

30分ごと

定義なし

定義なし

キュー%schema%.%queue_name%で最後の間隔に処理された合計メッセージ/分は%value%です

バッファ・キュー当たり、1分当たりの受信メッセージ合計

このメトリックは、メトリックの最後の収集間隔でバッファ・キューに受信またはエンキューした1分当たりのメッセージの合計数を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

11gR202以降

30分ごと

定義なし

定義なし

キュー%schema%.%queue_name%で最後の間隔に受信された合計メッセージ/分は%value%です

サブスクライバ当たりのバッファ・キュー当たりのメッセージ

このメトリックのカテゴリは、データベースのサブスクライバ当たりのバッファ・キューのメッセージをモニターします。

サブスクライバにおけるバッファ・キュー当たりのメッセージの平均有効時間(秒)

このメトリックは、キュー当たりのバッファ・キューの平均メッセージ有効時間(秒)を表示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

11gR202以降

30分ごと

定義なし

定義なし

%schema%.%queue_name%キュー内のサブスクライバ%subs_name% %subs_address%のメッセージの平均有効時間は%value%秒です。

サブスクライバ当たりのバッファ・キューの最初のメッセージの有効時間(秒)

このメトリックは、サブスクライバごとのキュー当たりのバッファ・キューの最初のメッセージの有効時間(秒)を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

11gR202以降

30分ごと

定義なし

定義なし

%schema%.%queue_name%キュー内のサブスクライバ%subs_name% %subs_address%のメッセージで、最初のメッセージの経過時間は%value%秒です。

サブスクライバにおけるバッファ・キュー当たりの処理済メッセージ(%)

このメトリックは、バッファ・キューについて、サブスクライバ当たりの処理したメッセージの割合を示します。処理したメッセージの割合は、受信またはエンキューしたメッセージの合計数に対する処理またはデキューしたメッセージの合計数の割合として計算されます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

11gR202以降

30分ごと

定義なし

定義なし

%schema%.%queue_name%キュー内のサブスクライバ%subs_name% %subs_address%のメッセージで、処理済のメッセージは%value%パーセントです。

バッファ・キュー当たり、サブスクライバ当たり、1分当たりの処理済メッセージ(%)

このメトリックは、メトリックの最後の収集間隔でバッファ・キュー・サブスクライバごとに処理した1分当たりのメッセージの合計数を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

11gR202以降

30分ごと

定義なし

定義なし

%schema%.%queue_name%キュー内でサブスクライバ%subs_name% %subs_address%のメッセージで、最後の間隔で1分間に処理されたメッセージは%value%です。

バッファ・キュー当たり、サブスクライバ当たり、1分当たりの処理済メッセージ合計

このメトリックは、メトリックの最後の収集間隔でバッファ・キュー・サブスクライバごとに処理した1分当たりのメッセージの合計数を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

11gR202以降

30分ごと

定義なし

定義なし

%schema%.%queue_nameキューでサブスクライバ%subs_name% %subs_address%に対して最後の間隔に処理された合計メッセージ/分は%value%です

バッファ・キュー当たり、サブスクライバ当たり、1分当たりの受信メッセージ合計

このメトリックは、メトリックの最後の収集間隔でキューに受信またはエンキューしたサブスクライバごとの1分当たりのメッセージの合計数を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

11gR202以降

30分ごと

定義なし

定義なし

%schema%.%queue_name%キューでサブスクライバ%subs_name% %subs_address%に対して最後の間隔に受信された合計メッセージ/分は%value%です

永続キューごとのメッセージ

このカテゴリのメトリックは、システム・キューを除くデータベース内の各永続キューの最初(キューの一番上)のメッセージの有効期間と状態をモニターします。SYS、SYSTEM、DBSNMPおよびSYSMANのスキーマ内にあるキューは、システム・レベルのキューとして定義されます。

キュー当たりの永続キューの最初のメッセージの有効時間

このメトリックは、データベースのシステム・キュー以外のすべてのキューについて、永続キュー内の最初のメッセージの有効時間を(秒単位で)示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

11gR202以降

30分ごと

定義なし

定義なし

%schema%.%queue_name%キュー内の最初のメッセージの有効時間は%value%秒です。

複数のしきい値

このメトリックでは、スキーマ名オブジェクトとキュー名オブジェクトの一意の組合せごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、スキーマ名オブジェクトとキュー名オブジェクトのいずれかの一意の組合せに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

スキーマ名オブジェクトとキュー名オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックは、キューのすべてのサブスクライバ内の最初のメッセージの有効時間を検出して計算された後、すべての中で最も古いものが取得されます。

計算には次のビューまたは表が使用されます。

  1. <SCHEMA>.AQ$_<QUEUE_TABLE>_S

  2. <SCHEMA>.AQ$_<QUEUE_TABLE>_I

  3. <SCHEMA>.AQ$<QUEUE_TABLE>

ユーザーの処理

メッセージの保存および伝播に永続キューを使用している場合、このメトリックをモニターして、キュー内の最初のメッセージの有効時間を取得します。

永続キュー当たりの平均メッセージ有効時間(秒)

このメトリックは、キュー当たりの永続キューの平均メッセージ有効時間(秒)を表示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

11gR202以降

30分ごと

定義なし

定義なし

%schema%.%queue_name%キュー内のメッセージの平均有効時間は%value%秒です。

永続キュー当たりの処理したメッセージ(%)

このメトリックは、永続キューについて、処理したメッセージの割合を示します。処理したメッセージの割合は、受信またはエンキューしたメッセージの合計数に対する処理またはデキューしたメッセージの合計数の割合として計算されます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

11gR202以降

30分ごと

定義なし

定義なし

キュー%schema%.%queue_name%で処理されたメッセージは%value%パーセントです。

永続キュー当たり、1分当たりの処理済メッセージ(%)

このメトリックは、メトリックの最後の収集間隔における永続キューごとに処理した1分当たりのメッセージの割合を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

11gR202以降

30分ごと

定義なし

定義なし

キュー%schema%.%queue_name%で、最後の間隔で1分間に処理されたメッセージは%value%です。

永続キュー当たり、1分当たりの処理済メッセージ合計

このメトリックは、メトリックの最後の収集間隔で永続キューごとに処理した1分当たりのメッセージの合計数を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

11gR202以降

30分ごと

定義なし

定義なし

キュー%schema%.%queue_name%で最後の間隔に処理された合計メッセージ/分は%value%です

永続キュー当たり、1分当たりの受信メッセージ合計

このメトリックは、メトリックの最後の収集間隔でキューに受信またはエンキューした1分当たりのメッセージの合計数を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

11gR202以降

30分ごと

定義なし

定義なし

キュー%schema%.%queue_name%で最後の間隔に受信された合計メッセージ/分は%value%です

サブスクライバ当たりの永続キュー当たりのメッセージ

このカテゴリのメトリックは、システム・キューを除くデータベース内のキュー・サブスクライバごとの各永続キューで、最初(キューの一番上)のメッセージの有効期間と状態をモニターします。SYS、SYSTEM、DBSNMPおよびSYSMANのスキーマ内にあるキューは、システム・レベルのキューとして定義されます。

サブスクライバにおける永続キュー当たりのメッセージの平均有効時間(秒)

このメトリックは、キュー当たりの永続キューの平均メッセージ有効時間(秒)を表示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

11gR202以降

30分ごと

定義なし

定義なし

%schema%.%queue_name%キュー内のサブスクライバ%subs_name% %subs_address%のメッセージの平均有効時間は%value%秒です。

サブスクライバ当たりの永続キューの最初のメッセージの有効時間

このメトリックは、データベースのシステム・キュー以外のすべてのキューについて、サブスクライバ当たりの永続キュー内の最初のメッセージの有効時間を(秒単位で)示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

11gR202以降

30分ごと

定義なし

定義なし

%schema%.%queue_name%キュー内のサブスクライバ%subs_name% %subs_address%のメッセージで、最初のメッセージの経過時間は%value%秒です。

サブスクライバにおける永続キュー当たりの処理済メッセージ(%)

このメトリックは、永続キューについて、サブスクライバ当たりの処理したメッセージの割合を示します。処理したメッセージの割合は、受信またはエンキューしたメッセージの合計数に対する処理またはデキューしたメッセージの合計数の割合として計算されます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

11gR202以降

30分ごと

定義なし

定義なし

%schema%.%queue_name%キュー内のサブスクライバ%subs_name% %subs_address%のメッセージで、処理済のメッセージは%value%パーセントです。

永続キュー当たり、サブスクライバ当たり、1分当たりの処理済メッセージ(%)

このメトリックは、メトリックの最後の収集間隔で永続キュー・サブスクライバごとに処理した1分当たりのメッセージの割合を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

11gR202以降

30分ごと

定義なし

定義なし

%schema%.%queue_name%キュー内でサブスクライバ%subs_name% %subs_address%のメッセージで、最後の間隔で1分間に処理されたメッセージは%value%です。

永続キュー当たり、サブスクライバ当たり、1分当たりの処理済メッセージ合計

このメトリックは、メトリックの最後の収集間隔で永続キュー・サブスクライバごとに処理した1分当たりのメッセージの割合を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

11gR202以降

30分ごと

定義なし

定義なし

%schema%.%queue_nameキューでサブスクライバ%subs_name% %subs_address%に対して最後の間隔に処理された合計メッセージ/分は%value%です

永続キュー当たり、サブスクライバ当たり、1分当たりの受信メッセージ合計

このメトリックは、メトリックの最後の収集間隔でキューに受信またはエンキューしたサブスクライバごとの1分当たりのメッセージの合計数を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

11gR202以降

30分ごと

定義なし

定義なし

%schema%.%queue_name%キューでサブスクライバ%subs_name% %subs_address%に対して最後の間隔に受信された合計メッセージ/分は%value%です

メモリー使用量

このカテゴリのメトリックは、データベース・インスタンスで使用される合計メモリーに関する情報を提供します。

合計メモリー使用量(MB)

このメトリックは、MB単位で使用されるメモリー量合計を表示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15分ごと

定義なし

定義なし

合計メモリー使用量は%value% MBです。

モニタリング・ユーザー・アカウント

このカテゴリのメトリックは、モニタリングの中断を防ぐために、モニタリング・ユーザー・アカウント(DBSNMPなど)の潜在的な問題に関する情報を提供します。

ユーザー接続の問題のモニタリング

このメトリックは、モニタリング・ユーザー・アカウントのパスワードの期限切れをモニターし、Oracle Enterprise Managerのターゲット構成でパスワードが更新されない場合にアラートを生成します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

30分ごと

ORA-

ORA-

ユーザー%USER_NAME%をモニタリングする接続はエラー%PASSWORD_INVALID%で失敗しました。

ユーザー期限のモニタリング

このメトリックは、モニタリング・ユーザー・アカウントの期限切れをモニターします。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

24時間ごと

72

定義なし

モニター中のユーザー%USER_NAME%は%ACCOUNT_EXPIRY_IN_HOURS%時間で期限が切れます。

データベース・モニタリング・ユーザー権限チェック

このメトリックは、モニタリング・ユーザー・アカウントにDBSNMPまたはSYSDBAユーザー・アカウントと同等のモニタリング権限があるかどうかをチェックします。これは、DBSNMP以外のユーザー・アカウントを使用している場合に便利です。

デフォルトでは、コレクションは無効です。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

48時間ごと

定義なし

FALSE

モニタリング・ユーザー%USER_NAME%には、%ROLE%ロールの下に十分なモニタリング権限がありません。DBSNMPユーザー以上のモニタリング権限が必要です。

OCMインスツルメンテーション

このカテゴリのメトリックは、データベースがOracle Configuration Manager (OCM)でインスツルメントされたかどうかを判断します。Oracle Configuration Managerは、構成情報を体系的に収集してOracleリポジトリにアップロードすることで、サポート内容をパーソナライズするために使用します。顧客の構成データが定期的にアップロードされている場合、カスタマ・サポート担当者はこのデータを分析して顧客によりよいサービスを提供できます。たとえば、顧客がサービス・リクエストを記録すると、構成データをそのサービス・リクエストに直接関連付けます。カスタマ・サポートでは、顧客に関連付けられているシステムのリストを表示し、適宜問題を解決します。

インスツルメンテーションが存在

このメトリックは、データベースがOracle Configuration Managerによってインスツルメントされているかどうかを特定します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

24時間ごと

データ・ソース

このメトリックは、ORACLE_OCMユーザーが所有するMGMT_DB_LL_METRICSパッケージ本体の有無をテストします。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

OCMによるインスツルメントが必要

このメトリックは、データベースでOracle Configuration Managerをインスツルメントする必要があることを特定します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

24時間ごと

1

定義なし

データベースにOCMインスツルメンテーションをインストールする必要があります。$ORACLE_HOME/ccr/admin/scripts/installCCRSQLスクリプトをcollectconfigパラメータとともに使用してください。

データ・ソース

このメトリックは、$ORACLE_HOME/ccr/bin/ディレクトリのemCCR実行可能ファイルの有無をテストします。emCCR実行可能ファイルが存在する場合、Enterprise Managerは、ORACLE_OCMユーザーが所有するMGMT_DB_LL_METRICSパッケージ本体が管理リポジトリに存在するかどうかを確認します。

emCCR実行可能ファイルが存在するがMGMT_DB_LL_METRICSパッケージ本体が見つからない場合、このメトリックは、データベースをインスツルメントする必要があることを示す1を戻します。

ユーザーの処理

データベースにOracle Configuration Manager(OCM)をインストールします。

OCM構成済

このメトリックは、Oracle Configuration Managerが構成される方法を特定します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

24時間ごと

データ・ソース

このメトリックは、$ORACLE_HOME/ccr/binディレクトリのemCCR実行可能ファイルの有無をテストします。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

操作エラー

このメトリック・カテゴリには、アーカイバ・エラー、メディア障害など、データベース・アラート・ログ・ファイルに記録される、データベースの動作に影響を及ぼす可能性があるエラーを示すメトリックが含まれます。これらのエラーは、ADRインシデントによってトリガーされることはありませんが、Oracleサポートとやり取りすることなく処理できる日常的な問題です。アラート・ログ・ファイルには、メッセージやエラーの発生順のログが含まれます。

各メトリックは、最後のサンプル時間以降に、モニター中のデータベースでデータベースの標準動作に影響を及ぼす可能性があるクリティカル・エラー状態が検出され、アラート・ログ・ファイルに対してエラー・メッセージが生成されたことを示します。Enterprise Managerのサポート・ワークベンチには、エラーに関する詳細が含まれる場合があります。

ノート:

「インシデント」メトリックおよび「操作エラー」メトリックの詳細は、My Oracle Supportにサイン・インし、次のOracle Supportノートを検索してください。

12cのデータベース・アラート・ログ・モニタリングの説明(ドキュメントID 1538482.1)

https://support.oracle.com/

「操作エラー数」のしきい値の設定

次のいずれかのメトリックのしきい値を編集するには、Enterprise Manager UIから、ターゲット名を右クリックし、「モニタリング」、「メトリックと収集設定」の順に選択します。次に、可能な設定の例をいくつか示します。

  • 警告のしきい値:定義されていません; クリティカルのしきい値:.*

    この場合、管理エージェントは、エラーが発生したときにEnterprise Managerにクリティカル・エラー・アラートを生成します。

  • 警告のしきい値:.*; クリティカルのしきい値:定義されていません

    この場合、管理エージェントは、エラーが発生したときにEnterprise Managerに警告アラートを生成します。

  • 警告のしきい値:定義されていません; クリティカルのしきい値:定義されていません

    この場合、管理エージェントは、エラーが発生したときにEnterprise Managerに警告アラートを生成しません。

アラート・ログ・エラーのトレース・ファイル

このメトリックは、ログに記録されたエラーに関連付けられたトレース・ファイル(ある場合)の名前を報告します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

5分ごと

データ・ソース

データのソースは、$AGENT_BASE/plugins/oracle.sysman.db.agent.plugin_n.n.n.n/scripts/alertlogAdr.plです。

前述のディレクトリ・パスで、$AGENT_BASEはOracle Management Agentのホームを指し、n.n.n.nはプラグイン・リリース13.1.0.0などOracle Databaseプラグインのリリース・バージョンを指します。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

アラート・ログ名

このメトリックは、アラート・ログ・ファイルの名前を報告します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

5分ごと

データ・ソース

データのソースは、$AGENT_BASE/plugins/oracle.sysman.db.agent.plugin_n.n.n.n/scripts/alertlogAdr.plです。

前述のディレクトリ・パスで、$AGENT_BASEはOracle Management Agentのホームを指し、n.n.n.nはプラグイン・リリース13.1.0.0などOracle Databaseプラグインのリリース・バージョンを指します。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

アーカイバ・エラー

このメトリックは、最後のサンプル時間以降に監視中のデータベースでアーカイバ・エラーが発生したことを示します。

データベースがARCHIVELOGモードで実行されている場合、アラート・ログ(log.xml)にtype='ERROR',group='Archiver Error'のエントリが記載されている場合、アラートが表示されます。log.xmlから次の情報が検出されます。
lertlogAdr.pl: Tue Oct 24 16:09:29 2017: DEBUG:

20 error types defined.
Error type pattern:
 incident,type=["']INCIDENT_ERROR["'],group=["']Generic Internal Error["']
 incident,type=["']INCIDENT_ERROR["'],group=["']Session Terminated["']
 incident,type=["']INCIDENT_ERROR["'],group=["']Internal SQL Error["']
 incident,type=["']INCIDENT_ERROR["'],group=["']Access Violation["']
 incident,type=["']INCIDENT_ERROR["'],group=["']Redo Log Corruption["']
 incident,type=["']INCIDENT_ERROR["'],group=["']File Access Error["']
 incident,type=["']INCIDENT_ERROR["'],group=["']Inconsistent DB State["']
 incident,type=["']INCIDENT_ERROR["'],group=["']Data Block Corruption["']
 incident,type=["']INCIDENT_ERROR["'],group=["']Deadlock["']
 incident,type=["']INCIDENT_ERROR["'],group=["']Out of Memory["']
 incident,type=["']INCIDENT_ERROR["'],group=["']Cluster Error["']
 incident,level=["'][12]["'],type=["']INCIDENT_ERROR["']
 dataFailure,type=["']ERROR["'],group=["']DRA["']
 operational,type=["']ERROR["'],group=["']Archiver Error["']
 operational,type=["']ERROR["'],group=["']Data Block Corruption["']
 operational,type=["']ERROR["'],group=["']Media Failure["']
 operational,level=["'][12]["'],type=["']ERROR["']
 operational,level=["']*["'],type=["']ERROR["']
 operational,level=["']*["'],type=["']WARNING["']
 operational,level=["']*["'],type=["']*["'] 
ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

定義なし

.*

時間/行番号: %timeLine%でアーカイバ・エラーが%alertLogName%で検出されました。

複数のしきい値

デフォルトでは、Enterprise Managerはクリティカルとしてこのタイプのエラーを報告します。しきい値の変更の詳細は、「「インシデント」メトリックのしきい値の設定」を参照してください。

データ・ソース

データのソースは、$AGENT_BASE/plugins/oracle.sysman.db.agent.plugin_n.n.n.n/scripts/alertlogAdr.plです。

前述のディレクトリ・パスで、$AGENT_BASEはOracle Management Agentのホームを指し、n.n.n.nはプラグイン・リリース13.1.0.0などOracle Databaseプラグインのリリース・バージョンを指します。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してエラーの詳細を調べます。ただし、ほとんどの場合は、アーカイブ先のデバイスでREDOログ・ファイルを格納する領域が不足していることが原因で、このメッセージが生成されます。初期化パラメータARCHIVE_LOG_DESTで指定されているデバイスが、アーカイブ用に適切に設定されているかどうか確認します。

ノート:

問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的にはクリアされません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動でクリアする必要があります。

データ・ブロックの破損

このメトリックは、最後のサンプル時間以降に、モニター中のデータベースでアラート・ファイルに対して破損ブロックのエラー(ORA-01157またはORA-27048)が生成されたことを示します。アラート・ファイルは、メッセージやエラーの発生順のログが含まれる特殊なトレース・ファイルです。データ・ブロック破損メッセージがアラート・ファイルに書き込まれると、アラート・イベントがトリガーされます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

定義なし

.*

時間/行番号: %timeLine%でデータ・ブロック破損が%alertLogName%で検出されました。

複数のしきい値

デフォルトでは、Enterprise Managerはクリティカルとしてこのタイプのエラーを報告します。しきい値の変更の詳細は、インシデント」メトリックのしきい値の設定を参照してください。

データ・ソース

データのソースは、$AGENT_BASE/plugins/oracle.sysman.db.agent.plugin_n.n.n.n/scripts/alertlogAdr.plです。

前述のディレクトリ・パスで、$AGENT_BASEはOracle Management Agentのホームを指し、n.n.n.nはプラグイン・リリース13.1.0.0などOracle Databaseプラグインのリリース・バージョンを指します。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してエラーの詳細を調べます。

ノート:

問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的にはクリアされません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動でクリアする必要があります。

一般的な操作エラー

このメトリックは、最後のサンプル時間以降に、モニター中のデータベースでアラート・ファイルに対してデータベースの標準動作に影響を及ぼす可能性があるなんらかのエラーが生成されたことを示します。アラート・ファイルは、メッセージやエラーの発生順のログが含まれる特殊なトレース・ファイルです。データ・ブロック破損メッセージがアラート・ファイルに書き込まれると、アラート・イベントがトリガーされます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

定義なし

.*

時間/行番号: %timeLine%で操作エラー(%errorCodes%)が%alertLogName%で検出されました。

複数のしきい値

デフォルトでは、Enterprise Managerはクリティカルとしてこのタイプのエラーを報告します。しきい値の変更の詳細は、『Oracle Grid Infrastructureメトリック・リファレンス・マニュアル』操作エラー・メトリックのしきい値の設定に関する項を参照してください。

データ・ソース

データのソースは、$AGENT_BASE/plugins/oracle.sysman.db.agent.plugin_n.n.n.n/scripts/alertlogAdr.plです。

前述のディレクトリ・パスで、$AGENT_BASEはOracle Management Agentのホームを指し、n.n.n.nはプラグイン・リリース13.1.0.0などOracle Databaseプラグインのリリース・バージョンを指します。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してエラーの詳細を調べます。

ノート:

問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的にはクリアされません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動でクリアする必要があります。

メディア障害

このメトリックは、最後のサンプル時間以降に、モニター中のデータベースでアラート・ファイルに対してメディア障害のエラー(ORA-01242またはORA-01243)が生成されたことを示します。アラート・ファイルは、メッセージやエラーの発生順のログが含まれる特殊なトレース・ファイルです。データ・ブロック破損メッセージがアラート・ファイルに書き込まれると、アラート・イベントがトリガーされます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

定義なし

.*

時間/行番号: %timeLine%でメディア障害が%alertLogName%で検出されました。

複数のしきい値

デフォルトでは、Enterprise Managerはクリティカルとしてこのタイプのエラーを報告します。しきい値の変更の詳細は、『Oracle Grid Infrastructureメトリック・リファレンス・マニュアル』操作エラー・メトリックのしきい値の設定に関する項を参照してください。

データ・ソース

データのソースは、$AGENT_BASE/plugins/oracle.sysman.db.agent.plugin_n.n.n.n/scripts/alertlogAdr.plです。

前述のディレクトリ・パスで、$AGENT_BASEはOracle Management Agentのホームを指し、n.n.n.nはプラグイン・リリース13.1.0.0などOracle Databaseプラグインのリリース・バージョンを指します。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してエラーの詳細を調べます。

ノート:

問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的にはクリアされません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動でクリアする必要があります。

ユーザー定義のエラー

このメトリックは、ユーザー定義のエラーを示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

定義なし

定義なし

時間/行番号: %timeLine%でエラー(%errorCodes%)が%alertLogName%で検出されました。

ユーザー定義テキスト

このメトリックは、ユーザー定義のテキストを示します。このメトリックを使用して、XMLアラート・ログにあるカスタム・テキストのアラートを生成できます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

定義なし

定義なし

時間/行番号: %timeLine%で一致テキスト(%errorCodes%)が%alertLogName%で検出されました。

複数のしきい値

しきい値を使用して、カスタム・テキスト(正規表現)を定義します。ここで入力したカスタム・テキストと一致するテキストを使用したXMLアラート・ログのエントリに対してアラートが生成されます。

ユーザー定義の警告

このメトリックは、ユーザー定義の警告を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

5分ごと

定義なし

定義なし

時間/行番号: %timeLine%で警告(%errorCodes%)が%alertLogName%で検出されました。

オペレーティング・システム監査レコード

このカテゴリのこのメトリックは、ターゲット・データベースのOS監査証跡ファイルを確認します。ユーザー構成場所またはデフォルトの場所のいずれかでaud、binおよび.xmlファイル拡張子を確認します。

監査ファイルのサイズ(MB)

このメトリックは、監査ファイルの累積サイズを表示します。様々な理由によって監査証跡をデータベースに書き込めない場合はファイル・システムに書き込まれ、時がたつにつれてファイルは増大します。監査ファイルの累積サイズが1GBを超える場合、警告アラートとしてマークされます。クリティカル・アラートを定義する場合は、クリティカルしきい値を構成する必要があります。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

6時間ごと

1024

定義なし

%FILE_SIZE% MBの監査証跡ファイルが収集されました(.aud: %AUD_FILE_SIZE% MB、.xml: %XML_FILE_SIZE% MB、.bin: %BIN_FILE_SIZE% MB)

データ・ソース

ターゲット・データベースのOS監査ファイル

ユーザーの処理

監査ファイルをデータベースにロードし戻して、監査証跡がOSファイル・システムに書き込まれた理由を明らかにします。

リカバリ領域

このメトリック・カテゴリには、高速リカバリ領域の使用状況を監視できる「リカバリ領域」のメトリックが含まれます。これらのメトリックは、それぞれの領域使用量を割合で表し、15分ごとまたはファイル作成時のどちらか早い方にデータベース・サーバーによって評価されるデータベース・レベルのメトリックです。このメトリック・データは、アラート・ログにも出力されます。クラスタ・データベースの場合、これらのメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルでモニターされます。

リカバリ領域空き領域(%)

このメトリックは、リカバリ領域空き領域をパーセントで示します。クリティカルのしきい値は3%未満、警告のしきい値は15%未満に設定されます。これらのしきい値はカスタマイズできません。アラートの最初の発生時にアラートが返され、使用可能な領域が15%を超えるまでアラートはクリアされません。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15分ごと、またはファイル作成時のいずれか早い方

15% (変更できません)

3% (変更できません)

Nバイトのdb_recovery_file_dest_size

のN%が使用され、残りNバイトが使用できます

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

リカバリ領域使用済領域(%)

このメトリックは、リカバリ領域使用済領域をパーセントで示します。クリティカルのしきい値は97%未満、警告のしきい値は85%未満に設定され、カスタマイズできます。変更はデータベースに直接適用されます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

11gR2、11gR202、12c、12cR102、12cR2

15分ごと、またはファイル作成時のいずれか早い方

なし

なし

18c以降

15分ごと、またはファイル作成時のいずれか早い方

85%

97%

RECOVERY AREAのリカバリ領域使用済領域(%)の値はXX.YYYです。

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

レスポンス

このカテゴリのメトリックは、クライアントに対するOracleサーバーの応答性を示します。

状態

このメトリックは、データベースの状態を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15秒ごと

MOUNTED

DOWN|UNKNOWN.*

データベース・ステータスは%value%です。

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

必要なアクションはサイト固有です。必要なアクションはサイト固有です。

ステータス

このメトリックでは、データベースに新規接続を確立できるかどうか調べます。ユーザーが最大数を超えているか、リスナーが停止している場合、このテストがトリガーされます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15秒ごと

定義なし

0

データベース・インスタンス%oraerr%への接続に失敗しました。

データ・ソース

Perlでは、データベースに接続できた場合は(接続の詳細をモニタリングしている管理エージェントを使用して)1を返し、接続できなかった場合は0を返します。

ユーザーの処理

リスナーのステータスを調べ、イベントがトリガーされたノード上でリスナーが稼働していることを確認します。リスナーが稼働している場合は、ユーザー数がセッション制限に達しているかどうかを調べます。

ノート:

プローブ・メトリックに対するユーザー資格証明の選択を検討する必要があります。優先ユーザーにRESTRICED SESSION権限がある場合、ユーザーは、たとえLICENSE_MAX_SESSIONS制限に達していても、データベースに接続できます。

SCN増加統計

このメトリック・カテゴリは、データベース環境内のシステム変更番号(SCN)に関する情報を示し、データベース内のSCNの増加の状態を報告します。

現行のSCN

このメトリックは、現行のSCNの状態の値を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

1時間ごと

定義なし

定義なし

現在のSCNは%current_scn%です

現行のSCNの互換性

このメトリックは、データベースの現行のSCNの互換性を表示します。

ノート:

これは内部顧客専用です。
ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

60分ごと

最大の割合

このメトリックは、16k/32kなどのSCNの増加を計算する割合を表示します。

ノート:

このメトリックは内部ユーザーによって使用されます。
ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

60分ごと

最大SCNの互換性

このメトリックは、データベースの最大SCNの互換性を表示します。

ノート:

これは内部顧客専用です。
ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

60分ごと

SCNヘルス

このメトリックは、データベースが現在のSCN消費率でSCN不足になる前のデータベースのSCNの状態(つまり、ヘッドルームまたは日数)を表示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

1時間ごと

62

10

SCNの状態は%scn_health%です

SCN合計増加率(/秒)

このメトリックは、過去24時間のSCNの合計増加率を示します。

SCNは直線的に増加する順序(つまり、各SCNは1つ前の値より大きいか同じものとなる)で発生します。Oracle Databaseで使用できるSCNの数には非常に大きな上限値があります。上限値があるため、Oracle DatabaseがSCNを使い果たさないようにすることが重要です。このため、SCN増加率をモニターすることが重要です。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

1時間ごと

定義なし

定義なし

合計SCN増加率/秒(過去24時間)は%scn_total_growth%です

SCNインスタンス統計

このメトリック・カテゴリは、固有のアクティビティのために増加したSCNの割合に関する情報を示します。

SCN固有の増加率(/秒)

このメトリックは、データベース・リンクではなくデータベース・トランザクションのみでデータベースのSCNが増加する割合を表示します。過去24時間の平均値が秒単位で算出されます。割合は、秒単位でSCNに表示されます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

1時間ごと

定義なし

定義なし

固有のSCN増加率/秒は%scn_intrinsic_growth_rate%です

SCN最大統計

このメトリック・カテゴリは、SCNの最大値に関する情報を示します。

1秒当たりの最大SCNジャンプ(過去24時間)

このメトリックは、過去24時間の1秒当たりの最大SCNジャンプを示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

1時間ごと

定義なし

定義なし

1秒当たりの最大SCNジャンプ(過去24時間)は%scn_max_jump%です

セグメント・アドバイザの推奨事項

このカテゴリのメトリックは、セグメント・アドバイザ推奨を提供します。Oracleでは、メンテナンス・ウィンドウ内で、自動セグメント・アドバイザ・ジョブを使用して定期的にセグメントの問題を検出します。セグメントに解放可能な未使用領域があるかどうかを判断します。推奨の数は、再生可能領域を含むセグメントの数です。推奨は、自動セグメント・アドバイザ・ジョブと、ユーザーが任意にスケジュールしたセグメント・アドバイザ・ジョブのすべての実行に基づいて取得されます。

推奨の数

Oracleでは、メンテナンス・ウィンドウ内で、自動セグメント・アドバイザ・ジョブを使用して定期的にセグメントの問題を検出します。セグメントに解放可能な未使用領域があるかどうかを判断します。推奨の数は、再生可能領域を含むセグメントの数です。推奨は、自動セグメント・アドバイザ・ジョブと、ユーザーが任意にスケジュールしたセグメント・アドバイザ・ジョブのすべての実行に基づいて取得されます。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

60分ごと

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

これらのセグメントを縮小または再編成して、未使用領域を解放することをお薦めします。

一時停止セッション

このカテゴリのメトリックは、修正可能なエラーが原因で一時停止している再開可能なセッション数を示します。

データ・オブジェクト制限による一時停止セッション

このメトリックは、データ・オブジェクト制限により一時停止したセッションを示します。

このメトリックは、すべてのバージョンについて収集されます。

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

割当て制限による一時停止セッション

このメトリックは、割当て制限により一時停止したセッションを示します。

このメトリックは、すべてのバージョンについて収集されます。

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

ロールバック・セグメント制限による一時停止セッション

このメトリックは、ロールバック・セグメント制限により一時停止したセッションを示します。

このメトリックは、すべてのバージョンについて収集されます。

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

表領域制限による一時停止セッション

このメトリックは、表領域制限により一時停止したセッションを示します。

このメトリックは、すべてのバージョンについて収集されます。

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

SGAプールの消費

このカテゴリのメトリックは、SGA内で消費されている様々なプールの割合を示します。

Javaプール空き領域(%)

このメトリックは、現在空きのマークが付いているJavaプールの割合を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15分ごと

定義なし

定義なし

Javaプールの%value%%が空いています。

データ・ソース

データは、計算式((Free/Total)*100) (各変数の意味は次のとおり)から導出されます。

  • Free: select sum(decode(name,'free memory',bytes)) from v$sgastat where pool = 'java pool'

  • Total: select sum(bytes) from v$sgastat where pool = 'java pool'

ユーザーの処理

このプール・サイズが小さすぎる場合、データベースJava Virtual Machine(JVM)に、将来のコールを処理するのに十分なメモリーがなく、データベースで予期しないリクエストの失敗の原因となる可能性があります。

ラージ・プールの空き領域(%)

このメトリックは、現在空きのマークが付いているラージ・プールの割合を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15分ごと

定義なし

定義なし

Javaプールの%value%%が空いています。

データ・ソース

データは、計算式((Free/Total)*100) (各変数の意味は次のとおり)から導出されます。

  • Free: select sum(decode(name,'free memory',bytes)) from v$sgastat where pool = 'large pool'

  • Total: select sum(bytes) from v$sgastat where pool = 'java pool'

ユーザーの処理

ラージ・プールを拡張するか、使用を少なくすることを検討します。これにより、共有プールの使用可能なメモリーが必要になった場合に、ラージ・メモリー領域がライブラリ・キャッシュおよびディクショナリ・キャッシュと競合する可能性が低下します。

共有プール空き領域(%)

このメトリックは、現在空きのマークが付いている共有プールの割合を示します。

このテストでは、現在空いている共有プールの割合を調べます。値がしきい値引数で指定したしきい値以下で、発生数が発生数パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15分ごと

定義なし

定義なし

Database Serverによって生成されます。

データ・ソース

データは、計算式((Free/Total)*100) (各変数の意味は次のとおり)から導出されます。

  • Free: select sum(decode(name,'free memory',bytes)) from v$sgastat where pool = 'shared pool'

  • Total: select sum(bytes) from v$sgastat where pool = 'shared pool'

ユーザーの処理

「共有プール」の「空きメモリー」の割合が50%を超える場合、共有プールに割り当てられたメモリーが多すぎます。この余分なメモリーは、マシン上のその他のアプリケーションでより有効に利用できます。この場合、「共有プール」のサイズを減らす必要があります。これは、shared_pool_size初期化パラメータを変更することで実行できます。

スナップショットが古すぎます

このカテゴリのメトリックは、ロールバック・セグメント制限または表領域制限のために古くなりすぎたスナップショットを示します。

ロールバック・セグメント制限のためスナップショットが古すぎます

このメトリックは、ロールバック・セグメント制限のために古くなりすぎたスナップショットを示します。

このメトリックは、すべてのバージョンについて収集されます。

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

表領域制限のためスナップショットが古すぎます

このメトリックは、表領域制限のために古くなりすぎたスナップショットを示します。

このメトリックは、すべてのバージョンについて収集されます。

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

バッファ・キュー別の領域使用量

このカテゴリのメトリックは、ストリーム・プール・サイズに対するバッファ・キューの領域使用率をモニターします。

キュー・サイズ(MB)

このメトリックは、すべてのメッセージおよびメタデータに割り当てられた合計バイト数(MB)であるバッファ・キューのサイズを表示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

11gR202以降

30分ごと

定義なし

定義なし

バッファ・キュー%schema%.%queue_name%のサイズは%value% MBです

複数のしきい値

このメトリックでは、スキーマ名オブジェクトとキュー名オブジェクトの一意の組合せごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、スキーマ名オブジェクトとキュー名オブジェクトのいずれかの一意の組合せに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

スキーマ名オブジェクトとキュー名オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データは、GV$INSTANCEビューのINSTANCE_NAME列から導出されます。

ユーザーの処理

メッセージの保存または伝播にキューを使用している場合、このメトリックをモニターして、バッファ・キューが使用できるインスタンスを取得します。

Streamsプール・サイズに対する、バッファ・キューの領域使用率(%)

このメトリックは、バッファ・キュー当たりのストリーム・プール・サイズに対するバッファ・キューの領域使用率を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

11gR202以降

30分ごと

定義なし

定義なし

バッファ・キュー%schema%.%queue_name%は、ストリーム・プール・サイズの%value%%を消費しました

複数のしきい値

このメトリックでは、スキーマ名オブジェクトとキュー名オブジェクトの一意の組合せごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、スキーマ名オブジェクトとキュー名オブジェクトのいずれかの一意の組合せに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

スキーマ名オブジェクトとキュー名オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データは、GV$BUFFERED_QUEUESビューおよびGV$SGA_DYNAMIC_COMPONENTSビューのQUEUE_SIZE列およびCURRENT_SIZE列から導出されます。

ユーザーの処理

メッセージの保存または伝播にバッファ・キューを使用している場合、このメトリックをモニターして、割り当てられたストリーム・プール・サイズに対するバッファ・キューの領域使用率を取得します。

SQLレスポンス時間

このカテゴリのメトリックは、SQLのレスポンス時間を概算します。「SQLレスポンス時間」メトリックは、ユーザー・ワークロードに関連しています。マルチテナント・データベースの場合は、PDBレベルでのみ有効にする必要があります。誤ったアラートを回避するには、CDBレベルで無効にする必要があります。

ベースラインSQLレスポンス時間

このメトリックには、ベースラインのレスポンス時間が含まれます。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

5分ごと

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

現行のSQLレスポンス時間

このメトリックには、最新の収集のレスポンス時間が含まれます。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

5分ごと

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

SQLレスポンス時間(%)

SQLレスポンス時間は、一連の代理SQL文の1実行当たりの平均経過時間をベースラインと比較して表したものです。パーセントで表されます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

SQLレスポンス時間はベースラインの%value%%です。

データ・ソース

データは、PL/SQLパッケージ・プロシージャmgmt_response.get_metric_cursから導出されます。

ユーザーの処理

「SQLレスポンス時間(SQL Response Time)」が100%未満の場合、SQL文の実行時間はベースラインと比較して短くなります。100%を超える「SQLレスポンス時間(SQL Response Time)」は、データベースのパフォーマンスがベースラインと比較してよくないことを示しています。

SQLレスポンス時間は単純な割合ではなく、ベースラインに対する割合です。たとえば、ベースラインに対して100%である場合、SQLレスポンス時間がベースラインと同じであることを意味します。ベースラインに対して200%である場合は、SQLレスポンス時間がベースラインの2倍であることを意味します。ベースラインに対して50%である場合は、SQLレスポンス時間がベースラインの1/2であることを意味します。警告のしきい値に対して200%である場合は、データベースがベースラインの1/2の速度であることを意味します。また、クリティカルのしきい値に対して500%である場合は、データベースがベースラインの1/5の速度であることを意味します。

代理文は、2つのV$SQLスナップショットの取得時に選択されます。計算はすべて、これら2つのスナップショット間のデルタに基づいています。まず、2つのスナップショットの時間間隔に実行されたすべての文についてのelapsed_time/executionの平均値が計算されます。次に、elapsed_time/execution > median elapsed_time/executionを持つすべての文が取得され、最も頻繁に実行された上位25の文が表示されます。

「SQLレスポンス時間(SQL Response Time)」モニタリングの前提条件

複数の表と1つのPL/SQLパッケージが、モニター対象のデータベース上にインストールされている必要があります。これは、データベース・ターゲットのページに移動し、データベースの「構成」ボタンを押すと実行できます。データベースがまだ構成されていない場合は、SQLレスポンス時間に未構成というメッセージが表示されます。

ベースラインの構成

ベースラインは、リクエストごとに自動的に構成されます。メトリックの値を取得するため、エージェントにより初めてストアド・プロシージャがコールされると、V$SQLのスナップショットが取得されます。2回目には、もう1つのスナップショットが取得されます。その後、代理文が選択され、表に格納されます。次回、エージェントがそのメトリック値をリクエストすると、相対的なSQL時間が計算されて返されます。

ベースライン構成のため、データベースが構成される時間と、メトリック値が表示される時間の間にずれが生じます。この期間中に、「SQLレスポンス時間(SQL Response Time)」に収集ステータスのメッセージが表示されます。

Enterprise Managerでは、比較される「SQLレスポンス時間(SQL Response Time)」に対して、自動的にベースラインが構成されます。ただし、「SQLレスポンス時間(SQL Response Time)」メトリックを本当の代理にするために、DBAは、データベース上の負荷が標準であるときに、ベースラインを再構成する必要があります。

ベースラインを再構成するには、データベースのホームページで、SQLレスポンス時間値の隣にある参照収集の編集というリンクをクリックします。「SQLレスポンス時間(SQL Response Time)」とベースラインの値の追跡に使用されるSQL文が表示されます。「参照収集のリセット」をクリックします。これにより、文とベースライン値のリストがクリアされます。数分以内に、ベースラインが自動的に再構成されます。

ベースラインの取得時に、データベースの負荷が軽かった場合、メトリックは、通常の負荷の場合に、データベースのパフォーマンスが低いことを示す可能性があります。この場合、DBAはベースラインをリセットする必要があります。DBAがベースラインを手動でリセットしなかった場合、メトリック値は典型的な値になりません。

Streamsによる適用が中断されました

このカテゴリのメトリックは、Streams適用プロセスをチェックします。

ノート:

これはサーバーで生成されたアラートです。

Streamsの適用プロセスの中断

このメトリックは、このデータベースで構成されたStreams適用プロセスがいつ中断されたかを検出します。このメトリックはクリティカル・エラーを示します。

データ・ソース

適用プロセスが中断された場合、DBA_APPLYビューのSTATUS列はABORTEDを示します。

ユーザーの処理

dba_applyの正確なエラー・メッセージを取得し、このエラーに対する適切な処理を行ってから、dbms_apply_adm.start_applyを使用して適用プロセスを再開します。

DBA_APPLY_ERRORビューを使用して、失敗したトランザクション内でエラーが発生した特定の変更レコード(MESSAGE_NUMBER)および完全なエラー・メッセージ(ERROR_MESSAGE)を確認します。トランザクションの詳細は、Enterprise Managerまたは「適用エラー」の詳細情報の表示に関するドキュメントに記載されているスクリプトを使用して検出できます。

DBA_APPLYエラー・メッセージがORA-26714の場合は、DISABLE_ON_ERROR適用パラメータを「N」に設定して、その後のユーザー・エラーによる中断を回避することを検討します。

Streamsの適用プロセスのエラー

このメトリックは、トランザクションの適用時に適用プロセスでエラーが発生したことを示します。

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

エラー・キューとdba_apply_errorの内容を調べ、エラーの原因を特定します。エラーを解決したら、dbms_apply_adm.execute_errorまたはdbms_apply_adm.execute_all_errorsを使用して再実行します。

Streamsにより座標統計が適用されます

このカテゴリのメトリックは、各適用プロセスのコーディネータ・プロセスによって処理されたトランザクションに関する統計を示します。「受信されたトランザクションの合計数」フィールドは、コーディネータ・プロセスによって受信されたトランザクションの合計数を表示します。「割り当てられたトランザクション数」フィールドは、サーバーに適用するためにコーディネータ・プロセスによって割り当てられたトランザクションの合計数を表示します。「適用されたトランザクションの合計数」フィールドは、適用プロセスによって正常に適用されたトランザクションの合計数を表示します。

適用プロセスが再起動されると、適用プロセスの値は0(ゼロ)にリセットされます。

割り当てられたトランザクションの合計数

このメトリックは、適用プロセスが最後に起動されてからの、サーバーに適用するためにコーディネータ・プロセスによって割り当てられたトランザクションの合計数に関する統計を表示します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

データは、適用プロセスに対するこのメトリックを示す、次の問合せのTOTAL_ASSIGNED列から導出されます。

SELECT APPLY_NAME, TOTAL_RECEIVED, TOTAL_ASSIGNED, TOTAL_APPLIED 
  FROM V$STREAMS_APPLY_COORDINATOR; 

ユーザーの処理

適用プロセスが有効である場合、このメトリックをモニターして、サーバーに適用するために適用プロセスがトランザクションを割り当てていることを確認します。

トランザクションの適用率(秒当たり)

このメトリックは、適用プロセスによってトランザクションが適用される(1秒当たりの)割合を報告します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

データは、ターゲット・データベース、gv%streams_apply_coordinator表から導出されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

トランザクションの割当て率(秒当たり)

このメトリックは、適用サーバーにトランザクションが割り当てられる(1秒当たりの)割合を報告します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

データは、ターゲット・データベース、gv%streams_apply_coordinator表から導出されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

トランザクションの受信率(秒当たり)

このメトリックは、適用コーディネータがトランザクションを受信する(1秒当たりの)割合を報告します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

データは、ターゲット・データベース、gv%streams_apply_coordinator表から導出されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

適用されたトランザクションの合計数

このメトリックは、適用プロセスが最後に起動されてからの、適用プロセスによって適用されたトランザクションの合計数に関する統計を表示します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

次の問合せのTOTAL_APPLIED列が、適用プロセスに対するこのメトリックを示します。

SELECT APPLY_NAME, TOTAL_RECEIVED, TOTAL_ASSIGNED, TOTAL_APPLIED 
  FROM V$STREAMS_APPLY_COORDINATOR; 

ユーザーの処理

適用プロセスが有効である場合、このメトリックをモニターして、適用プロセスがトランザクションを適用していることを確認します。

受信したトランザクションの合計数

このメトリックは、適用プロセスが最後に起動されてからの、コーディネータ・プロセスによって受信されたトランザクションの合計数に関する統計を表示します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

次の問合せのTOTAL_RECEIVED列が、適用プロセスに対するこのメトリックを示します。

SELECT APPLY_NAME, TOTAL_RECEIVED, TOTAL_ASSIGNED, TOTAL_APPLIED 
  FROM V$STREAMS_APPLY_COORDINATOR; 

ユーザーの処理

適用プロセスが有効である場合、このメトリックをモニターして、適用プロセスがトランザクションを受信していることを確認します。

Streamsによる適用のエラー

このカテゴリのメトリックは、Apply ErrorsおよびErrorトランザクションに関する情報を収集します。

エラー・メッセージ

このメトリックは、トランザクションによって発生したエラーのエラー・メッセージを報告します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

このメトリックのデータ・ソースは、ターゲット・データベース、dba_apply_error表です。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

エラー番号

このメトリックは、トランザクションによって発生したエラーのエラー・コードを報告します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

このメトリックのデータ・ソースは、ターゲット・データベース、dba_apply_error表です。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

ローカル・トランザクションID

このメトリックは、エラー・トランザクションのローカル・トランザクションIDを報告します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

このメトリックのデータ・ソースは、ターゲット・データベース、dba_apply_error表です。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

メッセージ数

このメトリックは、エラー・トランザクション内のイベントの合計数を報告します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

このメトリックのデータ・ソースは、ターゲット・データベース、dba_apply_error表です。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

ソース・トランザクションID

このメトリックは、エラー・トランザクションのソース・データベースにおける元のトランザクションIDを報告します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

このメトリックのデータ・ソースは、ターゲット・データベース、dba_apply_error表です。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

Streamsにより適用されるキュー - バッファ済

このカテゴリのメトリックは、バッファ・キュー内の各適用プロセスによってデキューされるメッセージの現在の合計数、および各適用プロセスによってデキューされるメモリーから永続キュー表にオーバーフローしたメッセージの合計数を示します。

適用キュー - オーバーフローしたメッセージ(%)

通常、このメトリックは、トランザクションがメモリー内に長く残っていることを示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

30分ごと

定義なし

定義なし

適用プロセス[%APPLY_NAME%]のキューでオーバーフローしたメッセージは%value%パーセントです。

複数のしきい値

このメトリックでは、適用名オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの適用名オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

適用名オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックのデータ・ソースは、ターゲット・データベース、gv$buffered_queues表、gv$buffered_subscribers表です。

ユーザーの処理

「Streamsプール・サイズ」または「適用並列性」、あるいはその両方を増やして、適用処理を高速化します。

Streamsにより適用されるキュー - 永続

このカテゴリのメトリックは、各適用プロセスについて、READY状態およびWAITING状態の永続キュー内のメッセージ数を示します。

Streamsによる適用 - WAITING状態のメッセージ(%)

このメトリックは、待機状態のメッセージの割合を表示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

30分ごと

定義なし

定義なし

適用プロセス[%APPLY_NAME%]のキューを待機しているメッセージは%value%パーセントです。

複数のしきい値

このメトリックでは、適用名オブジェクトとメッセージ配信モード・オブジェクトの一意の組合せごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、適用名オブジェクトとメッセージ配信モード・オブジェクトのいずれかの一意の組合せに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

適用名オブジェクトとメッセージ配信モード・オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックのデータ・ソースは、ターゲット・データベースおよび適用キューです。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

Streamsによりリーダー統計が適用されます

適用プロセスのリーダー・サーバーによって、メッセージはキューからデキューされます。リーダー・サーバーは、LCR間の依存性を計算してメッセージをトランザクションにアセンブルします。リーダー・サーバーは、アセンブルされたトランザクションをコーディネータに返し、コーディネータはそれらをアイドル状態の適用サーバーに割り当てます。

このカテゴリのメトリックは、適用プロセスが最後に起動されてからの、適用プロセスのリーダー・サーバーによってデキューされたメッセージの合計数を示します。

メッセージのオーバーフロー率(秒当たり)

適用プロセスのリーダー・サーバーによって、メッセージはキューからデキューされます。リーダー・サーバーは、LCR間の依存性を計算してメッセージをトランザクションにアセンブルします。リーダー・サーバーは、アセンブルされたトランザクションをコーディネータに返し、コーディネータはそれらをアイドル状態の適用サーバーに割り当てます。

このメトリックは、適用プロセスが最後に起動されてからの、適用プロセスのリーダー・サーバーによってメッセージがオーバーフローされる(1秒当たりの)割合を表示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

30分ごと

定義なし

定義なし

適用プロセス[%APPLY_NAME%]でオーバーフローしたメッセージの合計数は%value%です。

複数のしきい値

このメトリックでは、適用名オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの適用名オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

適用名オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックのデータ・ソースは、ターゲット・データベース、gv$streams_apply_readerビューです。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

デキューされたメッセージの合計数

適用プロセスのリーダー・サーバーによって、メッセージはキューからデキューされます。リーダー・サーバーは、LCR間の依存性を計算してメッセージをトランザクションにアセンブルします。リーダー・サーバーは、アセンブルされたトランザクションをコーディネータに返し、コーディネータはそれらをアイドル状態の適用サーバーに割り当てます。

このメトリックは、適用プロセスが最後に起動されてからの、適用プロセスのリーダー・サーバーによってデキューされたメッセージの合計数を表示します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

次の問合せのTOTAL_MESSAGES_DEQUEUED列が、適用プロセスに対するこのメトリックを示します。

SELECT APPLY_NAME, TOTAL_MESSAGES_DEQUEUED FROM V$STREAMS_APPLY_READER; 

ユーザーの処理

適用プロセスが有効である場合、このメトリックをモニターして、適用プロセスがメッセージをデキューしていることを確認します。

オーバーフローしたメッセージの合計数

適用プロセスのリーダー・サーバーによって、メッセージはキューからデキューされます。リーダー・サーバーは、LCR間の依存性を計算してメッセージをトランザクションにアセンブルします。リーダー・サーバーは、アセンブルされたトランザクションをコーディネータに返し、コーディネータはそれらをアイドル状態の適用サーバーに割り当てます。

このメトリックは、適用プロセスが最後に起動されてからの、適用プロセスのリーダー・サーバーによってオーバーフローされたメッセージの合計数を表示します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

このメトリックのデータ・ソースは、ターゲット・データベース、gv$streams_apply_readerビューです。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

Streamsによりメッセージの統計が取得されます

このカテゴリのメトリックは、取得プロセスが最後に起動してから取得されたメッセージ数および各取得プロセスによりエンキューされたメッセージ数を示します。

「取得された合計メッセージ数」フィールドには、詳細ルールの評価のためにLogMinerから取得プロセスに渡された、REDOエントリの合計数が表示されます。取得プロセスではREDOエントリがメッセージに変換され、取得プロセスの事前フィルタ処理でREDOエントリを廃棄できない場合には、メッセージの詳細ルールの評価が行われます。詳細なルール評価の後、取得プロセスのルール・セットを満たしている場合、メッセージはエンキューされます。取得プロセスのルール・セットを満たしていない場合、メッセージは廃棄されます。「エンキューされた合計メッセージ数」フィールドには、エンキューされたメッセージの合計数が表示されます。取得されたメッセージ数は、エンキューされたメッセージ数よりも多くなることがあります。

エンキューされたメッセージの合計数には、データ操作言語(DML)およびデータ定義言語(DDL)の変更をカプセル化した、エンキューされた論理変更レコード(LCR)が含まれます。また、エンキューされたメッセージの合計数には、トランザクション制御文を含むメッセージが含まれます。これらのメッセージには、COMMITやROLLBACKなどのディレクティブが含まれます。したがって、エンキューされたメッセージの合計数は、取得プロセスによりエンキューされた行変更数およびDDL変更数よりも多くなります。

メッセージ取得率(秒当たり)

このメトリックは、取得プロセスが最後に起動されてからの、各取得プロセスによって取得されたメッセージ数を表示します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

このメトリックのデータ・ソースは、ターゲット・データベース、gv$streams_captureビューです。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

メッセージ・エンキュー率(秒当たり)

このメトリックは、取得プロセスが最後に起動されてからの、各取得プロセスによってエンキューされたメッセージ数を表示します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

必要なアクションはサイト固有です。

取得された合計メッセージ数

このメトリックは、詳細なルール評価のために、LogMinerによって取得プロセスに渡されたREDOエントリ数に関する情報を表示します。取得プロセスの事前フィルタ処理で変更を廃棄できない場合、取得プロセスはREDOエントリをメッセージに変換し、そのメッセージに対して詳細なルール評価を実行します。

詳細なルール評価の後、取得プロセスのルール・セットを満たしている場合、メッセージはエンキューされます。取得プロセスのルール・セットを満たしていない場合、メッセージは廃棄されます。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

次の問合せのTOTAL_MESSAGES_CAPTURED列が、取得プロセスに対するこのメトリックを示します。

SELECT CAPTURE_NAME, TOTAL_MESSAGES_CAPTURED, TOTAL_MESSAGES_ENQUEUED   FROM V$STREAMS_CAPTURE;

ユーザーの処理

取得プロセスが有効である場合、このメトリックをモニターして、取得プロセスがREDOエントリをスキャンしていることを確認します。

エンキューされた合計メッセージ数

このメトリックは、取得プロセスによってエンキューされたメッセージ数に関する情報を示します。エンキューされたメッセージ数には、データ操作言語(DML)およびデータ定義言語(DDL)の変更をカプセル化した、論理変更レコード(LCR)が含まれます。また、エンキューされたメッセージ数には、トランザクション制御文を含むメッセージが含まれます。これらのメッセージには、COMMITやROLLBACKなどのディレクティブが含まれます。したがって、エンキューされたメッセージ数は、取得プロセスによりエンキューされた行変更数およびDDL変更数よりも多くなります。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

次の問合せのTOTAL_MESSAGES_ENQUEUED列が、取得プロセスに対するこのメトリックを示します。

SELECT CAPTURE_NAME, TOTAL_MESSAGES_CAPTURED, TOTAL_MESSAGES_ENQUEUED   FROM V$STREAMS_CAPTURE;

ユーザーの処理

取得プロセスが有効である場合、このメトリックをモニターして、取得プロセスがメッセージをエンキューしていることを確認します。取得プロセスによって取得される必要があるソース・データベースの変更があることがわかっていて、取得プロセスがそれらの変更を取得していない場合は、取得プロセスで使用されるルールに問題がある可能性があります。

Streamsによりキューの統計が取得されます

このカテゴリのメトリックは、各取得プロセスによってエンキューされたバッファ・キュー内の現在のメッセージの合計数と、メモリーからキュー・オーバーフロー表にオーバーフローした、各取得プロセスによってエンキューされたメッセージの合計数を示します。

取得プロセス以外のキュー・パブリッシャによってメッセージがバッファ・キューにエンキューされる場合、表示される値にはこれらの他のキュー・パブリッシャからのメッセージが含まれます。

取得キュー - メッセージの累積数

このメトリックは、取得プロセスによってエンキューされたバッファ・キュー内のメッセージの累積数に関する情報を表示します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

必要なアクションはサイト固有です。

取得キュー - オーバーフローしたメッセージの累積数

このメトリックは、取得プロセスによってエンキューされたバッファ・キュー内のオーバーフローしたメッセージの累積数に関する情報を表示します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

必要なアクションはサイト固有です。

取得キュー - メッセージ数

このメトリックは、取得プロセスによってエンキューされたバッファ・キュー内のメッセージ数に関する情報を表示します。この数には、メモリー内のメッセージとメモリーからオーバーフローしたメッセージの両方が含まれます。

取得プロセス以外のキュー・パブリッシャによってメッセージがバッファ・キューにエンキューされる場合、表示される値にはこれらの他のキュー・パブリッシャからのメッセージが含まれます。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

次の問合せのNUM_MSGS列が、取得プロセスに対するこのメトリックを示します。

SELECT CAPTURE_NAME, P.NUM_MSGS NUM_MSGS, Q.SPILL_MSGS SPILL_MSGS 
  FROM V$BUFFERED_PUBLISHERS P, V$BUFFERED_QUEUES Q, DBA_CAPTURE C 
  WHERE C.QUEUE_NAME = P.QUEUE_NAME 
    AND C.QUEUE_OWNER = P.QUEUE_SCHEMA 
    AND C.QUEUE_NAME = Q.QUEUE_NAME 
    AND C.QUEUE_OWNER = Q.QUEUE_SCHEMA 
    AND C.CAPTURE_NAME = P.SENDER_NAME 
    AND P.SENDER_ADDRESS IS NULL 
    AND P.SENDER_PROTOCOL = 1;

ユーザーの処理

取得プロセスが有効である場合、このメトリックをモニターして、取得プロセスがメッセージをエンキューしていることを確認します。

取得キュー - オーバーフローしたメッセージ数

このメトリックは、メモリーからキュー・オーバーフロー表にオーバーフローした、取得プロセスによってエンキューされたメッセージ数に関する情報を表示します。バッファ・キュー内のメッセージは、一定期間デキューされることなくバッファ・キューにステージングされていた場合、またはメモリー内にすべてのメッセージを保持するための十分な領域がない場合は、メモリーからキュー・オーバーフロー表にオーバーフローします。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

次の問合せのSPILL_MSGS列が、取得プロセスに対するこのメトリックを示します。

SELECT CAPTURE_NAME, P.NUM_MSGS NUM_MSGS, Q.SPILL_MSGS SPILL_MSGS 
  FROM V$BUFFERED_PUBLISHERS P, V$BUFFERED_QUEUES Q, DBA_CAPTURE C 
  WHERE C.QUEUE_NAME = P.QUEUE_NAME 
    AND C.QUEUE_OWNER = P.QUEUE_SCHEMA 
    AND C.QUEUE_NAME = Q.QUEUE_NAME 
    AND C.QUEUE_OWNER = Q.QUEUE_SCHEMA 
    AND C.CAPTURE_NAME = P.SENDER_NAME 
    AND P.SENDER_ADDRESS IS NULL 
    AND P.SENDER_PROTOCOL = 1; 

ユーザーの処理

最高のパフォーマンスのためには、オーバーフローするメッセージの数をできるかぎり少なく保つ必要があります。次の場合に、オーバーフローしたメッセージ数は高くなることがあります。

  • 取得プロセスによって取得されたメッセージを伝播する伝播、または取得プロセスによって取得されたメッセージを適用する適用プロセスに問題がある可能性がある場合。問題があると、メッセージが消費されないために、キュー内のメッセージ数が増加します。このような場合は、該当する伝播および適用プロセスが有効であるかを確認し、これらの伝播および適用プロセスの問題を修正します。

  • 取得されたメッセージを保持するには、Streamsプールが小さすぎる可能性がある場合。このような場合は、Streamsプールのサイズを増やします。また、自動共有メモリー管理を構成して、Streamsプールのサイズを自動的に管理することもできます。自動共有メモリー管理を使用するには、SGA_TARGET初期化パラメータを設定します。

Streamsによる取得 - オーバーフローしたメッセージの累積(%)

オーバーフローしたメッセージの累積割合は、メッセージがメモリー内に長く残っていることを示します。また、伝播プロセスまたは適用プロセスでのエンキューされたメッセージの処理に時間がかかっていることを示す場合もあります。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

このメトリックのデータ・ソースは、ターゲット・データベース、gv$buffered_queues表です。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

Streamsによる取得 - オーバーフローしたメッセージ(%)

キューのオーバーフローは、メッセージがメモリー内に長く残っていることを示します。また、伝播プロセスまたは適用プロセスでのエンキューされたメッセージの処理に時間がかかっていることを示す場合もあります。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

30分ごと

定義なし

定義なし

取得プロセス%CAPTURE_NAME%のキューでオーバーフローしたメッセージは、%value%パーセントです。

複数のしきい値

このメトリックでは、取得名オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの取得名オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。取得名オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックのデータ・ソースは、ターゲット・データベース、gv$buffered_queues表です。

ユーザーの処理

「Streamsプール・サイズ」を増やして、キュー・オーバーフローを回避します。

ストリーム待機時間とスループット

このカテゴリのメトリックは、データベースの取得、伝播および適用の各コンポーネントについて、待機時間とスループットに関する情報を収集します。待機時間とスループットは、ストリーム・パスの全体のパフォーマンスについての重要な指標です。

待機時間

このメトリックは、待機時間を報告します。待機時間が長い場合、コンポーネントの速度が遅くなっていることを示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

30分ごと

定義なし

定義なし

Streams %streams_process_type%のプロセス%streams_process_name%の待機時間は%value%秒です。

複数のしきい値

このメトリックでは、Streamsプロセス名オブジェクトとStreamsプロセスのタイプ・オブジェクトの一意の組合せごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、Streamsプロセス名オブジェクトとStreamsプロセスのタイプ・オブジェクトのいずれかの一意の組合せに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

Streamsプロセス名オブジェクトとStreamsプロセスのタイプ・オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックのデータ・ソースは、ターゲット・データベース、gv$streams_captureビュー、gv$propagation_senderビューおよびgv$streams_apply_serverビューです。

ユーザーの処理

Streams構成でパフォーマンスが最も低いコンポーネントを特定して修正します。

スループット(/秒)

このメトリックは、データベース内の取得、伝播および適用の各コンポーネントのスループットに関する情報を収集します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

30分ごと

定義なし

定義なし

Streams %streams_process_type%のプロセス%streams_process_name%のスループットは%value%メッセージ/秒です。

複数のしきい値

このメトリックでは、Streamsプロセス名オブジェクトとStreamsプロセスのタイプ・オブジェクトの一意の組合せごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、Streamsプロセス名オブジェクトとStreamsプロセスのタイプ・オブジェクトのいずれかの一意の組合せに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

Streamsプロセス名オブジェクトとStreamsプロセスのタイプ・オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

必要なアクションはサイト固有です。

合計メッセージ

このメトリックは、データベース内の取得、伝播および適用の各コンポーネントのメッセージの合計数に関する情報を収集します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

必要なアクションはサイト固有です。

Streamsプール使用量

このカテゴリのメトリックは、Streamsプールのメモリー使用量をチェックします。

Streamsプールが一杯です

このアラートは、Streamsプールのメモリー使用量がSTREAMS_POOL_USED_PCTメトリックで指定した割合を超えると生成されます。このアラートは、データベースで自動メモリー管理または自動共有メモリー管理を使用していない場合にのみ発生します。

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

現在実行中のワークロードが標準的な場合は、Streamsプールのサイズを大きくすることを検討します。

Streamsプロセス数

このカテゴリのメトリックは、ローカル・データベースでのストリーム取得プロセス、伝播および適用プロセスの合計数を示します。また、エラーが発生した取得プロセス、伝播および適用プロセスの数も表示します。

エラーのある適用プロセスの数

このメトリックは、ローカル・データベースでのエラーが発生した適用プロセスの数を表示します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

5分ごと

データ・ソース

このメトリックの情報は、DBA_APPLYデータ・ディクショナリ・ビューにあります。

ユーザーの処理

適用プロセスでエラーが発生した場合は、エラーの原因となる状況を修正します。

エラーのある取得プロセスの数

このメトリックは、ローカル・データベースでのエラーが発生した取得プロセスの数を表示します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

5分ごと

データ・ソース

このメトリックの情報は、DBA_CAPTUREデータ・ディクショナリ・ビューにあります。

ユーザーの処理

取得プロセスでエラーが発生した場合は、エラーの原因となる状況を修正します。

適用プロセスの数

このメトリックは、ローカル・データベースでの適用プロセスの数を表示します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

5分ごと

データ・ソース

このメトリックの情報は、DBA_APPLYデータ・ディクショナリ・ビューにあります。

ユーザーの処理

このメトリックを使用して、ローカル・データベースでの適用プロセスの合計数を決定します。

取得プロセスの数

このメトリックは、ローカル・データベースでの取得プロセスの数を表示します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

5分ごと

データ・ソース

このメトリックの情報は、DBA_CAPTUREデータ・ディクショナリ・ビューにあります。

ユーザーの処理

このメトリックを使用して、ローカル・データベースでの取得プロセスの合計数を決定します。

伝播ジョブの数

このメトリックは、ローカル・データベースでの伝播の数を表示します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

5分ごと

データ・ソース

このメトリックの情報は、DBA_PROPAGATIONデータ・ディクショナリ・ビューにあります。

ユーザーの処理

このメトリックを使用して、ローカル・データベースでの伝播の合計数を決定します。

エラーのある伝播の数

このメトリックは、ローカル・データベースでのエラーが発生した伝播の数を表示します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

5分ごと

データ・ソース

このメトリックの情報は、DBA_PROPAGATIONデータ・ディクショナリ・ビューにあります。

ユーザーの処理

伝播でエラーが発生した場合は、エラーの原因となる状況を修正します。

伝播エラーの合計数

このメトリックは、伝播エラーの合計数を示します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

5分ごと

データ・ソース

このメトリックのデータ・ソースは、ターゲット・データベース、DBA_Propagationビューです。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

Streamsプロセスのステータス

このカテゴリのメトリックは、データベースの取得、伝播および適用の各プロセスについて、現在のステータスとエラー数を収集します。

Streamsプロセス・エラー

このメトリックは、データベース内の取得、伝播および適用の各コンポーネントのエラー数を収集します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

30分ごと

0

定義なし

Streamsコンポーネント%streams_process_name%に%value%件のエラーがあります。

複数のしきい値

このメトリックでは、Streamsプロセス名オブジェクトとStreamsプロセスのタイプ・オブジェクトの一意の組合せごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、Streamsプロセス名オブジェクトとStreamsプロセスのタイプ・オブジェクトのいずれかの一意の組合せに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

Streamsプロセス名オブジェクトとStreamsプロセスのタイプ・オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

必要なアクションはサイト固有です。

Streamsプロセスのステータス

このメトリックは、データベース内の取得、伝播および適用の各コンポーネントの現行のステータスおよびエラー数を収集します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

30分ごと

DISABLED

ABORTED

Streamsプロセス%streams_process_name%のステータスは%streams_process_status%です。

複数のしきい値

このメトリックでは、Streamsプロセス名オブジェクトとStreamsプロセスのタイプ・オブジェクトの一意の組合せごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、Streamsプロセス名オブジェクトとStreamsプロセスのタイプ・オブジェクトのいずれかの一意の組合せに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

Streamsプロセス名オブジェクトとStreamsプロセスのタイプ・オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックのデータ・ソースは、ターゲット・データベース、DBA_CAPTUREビュー、dba_propagationビュー、dba_applyビューです。

ユーザーの処理

ステータス変更理由を分析し、無効なコンポーネントまたは中断されたコンポーネントを有効にします。

Streamsの伝播 - メッセージの状態の統計

このカテゴリのメトリックは、各伝播プロセスの「準備完了」および「待機中」状態のメッセージ数を収集します。

READYメッセージ数

このメトリックは、各伝播プロセスの「準備完了」状態のメッセージ数を収集します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

このメトリックのデータ・ソースは、ターゲット・データベース、ソース・キューおよび宛先キューです。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

待機中のメッセージ数

このメトリックは、各伝播プロセスの「待機中」状態のメッセージ数を収集します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

このメトリックのデータ・ソースは、ターゲット・データベース、ソース・キューおよび宛先キューです。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

Streamsの伝播 - WAITING状態のメッセージ(%)

このメトリックは、各伝播プロセスの「待機中」状態のメッセージの割合を収集します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

30分ごと

定義なし

定義なし

%PROPAGATION_NAME%キューを待機しているメッセージは%value%パーセントです。

複数のしきい値

このメトリックでは、伝播名オブジェクトとメッセージ配信モード・オブジェクトの一意の組合せごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、伝播名オブジェクトとメッセージ配信モード・オブジェクトのいずれかの一意の組合せに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

伝播名オブジェクトとメッセージ配信モード・オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックのデータ・ソースは、ターゲット・データベース、ソース・キューおよび宛先キューです。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

Streamsの伝播 - キューの伝播

このカテゴリのメトリックは、各伝播プロセスによって伝播されたメッセージ数およびKB数に関する伝播の統計を収集します。

メッセージ伝播率(秒当たり)

このメトリックは、各伝播プロセスによって伝播されたメッセージの割合に関する伝播の統計を収集します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

このメトリックのデータ・ソースは、ターゲット・データベース - DBA_PROPAGATIONです。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

Kバイトの伝播率(/秒)

このメトリックは、各伝播プロセスによって伝播されたKBの割合に関する伝播の統計を収集します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

このメトリックのデータ・ソースは、ターゲット・データベース - DBA_PROPAGATIONです。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

伝播されたKBの合計数

このメトリックは、各伝播プロセスによって伝播されたKBの合計数に関する伝播の統計を収集します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

このメトリックのデータ・ソースは、ターゲット・データベース - DBA_PROPAGATIONです。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

伝播されたメッセージの合計数

このメトリックは、各伝播プロセスによって伝播されたメッセージの合計数に関する伝播の統計を収集します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

30分ごと

データ・ソース

このメトリックのデータ・ソースは、ターゲット・データベース - DBA_PROPAGATIONです。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

Streamsによる伝播が中断されました

このカテゴリのメトリックは、Streams伝播プロセスをチェックします。

ノート:

これはサーバーで生成されたアラートです。

Streams伝播プロセスの中断

このメトリックは、このデータベースで構成されたStreams伝播プロセスがいつ中断されたかを検出します。このアラートはクリティカル・エラーを示します。

データ・ソース

該当なし

ユーザーの処理

dba_queue_schedulesの正確なエラー・メッセージを取得し、このエラーに対する適切な処理を行ってから、dbms_propagation_adm.start_propagationを使用して伝播プロセスを再開します。

コール当たりのシステム・レスポンス時間

このカテゴリのメトリックは、システム・レスポンス時間を示します。

1コール当たりのレスポンス時間(ミリ秒)

このメトリックは、データベース内で各コール(ユーザー・コールと再帰コールの両方)にかかる平均時間を示します。この値の変化は、ワークロードが変化したか、リソース制約または競合のいずれかが原因で、データベースのワークロード処理能力が変化したことを示しています。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

定義なし

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

システム時間モデル

この項では、システム時間モデル・カテゴリのメトリックに関する情報を提供します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度
すべてのバージョン 15分ごと
メトリック名 説明
DBバックグラウンドCPU/秒 データベース・バックグラウンド・プロセスでCPUに費やされた時間。
DB CPU時間/秒 データベース・プロセスによるCPU使用(秒当たり)。
DB時間/秒 データベース・コールに費やされたフォアグラウンド・プロセスの合計時間。これにはCPU時間、I/O時間、アイドル以外の待機時間が含まれます。
失敗した解析(SQL)時間/秒 最終的に解析エラーを戻して失敗したSQL解析の実行に要した時間。
ハード解析(カーソルへのバインドの不一致)の時間/秒 SQLキャッシュ内の既存カーソルとのバインド・タイプまたはバインド・サイズの不一致のため発生したSQLハード解析の実行に要した時間。
ハード解析(SQLキャッシュでのカーソルの共有不可)の時間/秒 SQLキャッシュ内の既存カーソルの共有ができないために発生したSQLハード解析の実行に要した時間。
ハード解析時間/秒 SQL文のハード解析に要した時間。
インバウンドPL/SQLのRPC時間/秒 インバウンドPL/SQLリモート・プロシージャ・コールの実行に要した時間。これには、SQLおよびJavaの再帰的な実行に要した時間が含まれます。
Javaの実行時間/秒 Java VMの実行に要した時間。SQL文の再帰的実行や解析に要した時間またはPL/SQLの再帰的実行に要した時間は含まれません。
次の順序番号をロードするのにかかる時間/秒 データ・ディクショナリから次の順序番号を取得するために要した時間。順序がキャッシュされる場合は、キャッシュが不足したときの補充に要した時間。順序番号がキャッシュ内にある場合、時間がかからない。キャッシュされない順序の場合は、nextvalコールごとに少し時間がかかります。
PL/SQLのコンパイル時間/秒 PL/SQLコンパイラの実行に要した時間。
PL/SQLの実行時間/秒 PL/SQLインタプリタの実行に要した時間。SQL文の再帰的実行または解析に費やされた時間やJAVA VMの再帰的実行に費やされた時間は含まれません。
解析時間/秒 SQL文の解析に要した時間。ソフトとハードの両方の解析時間を含みます。
RMANのバックアップ/リストア時間/秒 RMANのバックアップおよびリストア操作に要したCPU時間。
再バインド時間/秒 バインド変数への新しい値の提供に要した時間。
SQLの実行時間/秒 SQL実行に要した時間。select文の場合は、問合せ結果のフェッチを実行するために要した時間も含まれます。
セッションの接続/切断時間/秒 セッションの接続および切断コールの実行に要した時間。
解析が失敗した(ORA-04031)SQL解析の経過時間/秒 最終的にエラーORA-04031を戻して失敗したSQL解析の実行に要した時間。

表領域の割当て

このカテゴリのメトリックでは、使用済領域の量および各表領域に割り当てられた領域の量を調べます。使用済領域と割当て済領域の量を比較すると、表領域での未使用領域の量が特定できます。このメトリックの目的は、アラートの生成ではありません。むしろ、レポートの作成を目的としています。DBAは、未使用の割当て済空き領域の履歴ビューを使用し、無駄な領域をなくして表領域のサイズを正しく設定できます。

表領域の割当て済領域(MB)

表領域の割当て済領域は、そのデータ・ファイルの現行サイズの合計です。この割当て済領域には、データの保存に使用される部分と空き領域の部分があります。セグメントが表領域に追加された場合または既存のセグメントが増えた場合は、割当て済空き領域が使用されます。割当て済空き領域は、表領域内のセグメントにのみ使用できます。一定期間、表領域内のセグメントがこの空き領域を使用していないと、割当て済空き領域は未使用となります。

このメトリックは、各表領域に割り当てられた領域を計算します。アラートの生成には使用しません。むしろ、使用されている割当済領域(MB)メトリックと併用し、各表領域の使用済領域および未使用領域の容量の履歴表示を作成するために使用します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

24時間ごと

データ・ソース

DBA_TABLESPACES、DBA_UNDO_EXTENTS、DBA_DATA_FILES、DBA_FREE_SPACEおよびDBA_TEMP_FILESデータ・ディクショナリ・ビューを問い合せて、表領域の割当て済領域(MB)を計算します。

ユーザーの処理

サイト固有です。

表領域の使用済領域(MB)

表領域の割当て済領域は、そのデータ・ファイルの現行サイズの合計です。この割当て済領域には、データの保存に使用される部分と空き領域の部分があります。セグメントが表領域に追加された場合または既存のセグメントが増えた場合は、割当て済空き領域が使用されます。割当て済空き領域は、表領域内のセグメントにのみ使用できます。一定期間、表領域内のセグメントがこの空き領域を使用していないと、割当て済空き領域は浪費となります。

このメトリックは、各表領域で使用する領域を計算します。アラートの生成には使用しません。むしろ、「表領域の割当て済領域(MB)」メトリックと併用し、各表領域の使用済領域および未使用領域の容量の履歴表示を作成するために使用します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

24時間ごと

データ・ソース

表領域の使用済領域(MB)は、表領域の割当て済領域(MB) - 表領域の割当て済空き領域(MB)です。

  • 表領域の割当て済領域(MB)は、表領域のデータ・ファイルをループしてデータ・ファイルのサイズを合計することによって算出されます。

  • 表領域の割当て済空き領域(MB)は、表領域のデータ・ファイルをループして各データ・ファイルの空き領域のサイズを合計することによって算出されます。

ユーザーの処理

サイト固有です。

表領域フル

このカテゴリのメトリックでは、各表領域によって使用されている領域の量を調べます。使用済領域と使用可能な空き領域の量を比較すると、表領域がフルかどうかが判別できます。使用可能な空き領域には、データ・ファイルの最大サイズと使用可能なディスク領域が計上されます。つまり、データ・ファイルが拡張でき、拡張に使用できるディスク領域が十分にある場合、表領域にはフルのフラグが付けられません。

表領域の空き領域(MB)

表領域内のセグメントが増えるに従い、使用可能な空き領域は減ります。使用可能な空き領域がなくなると、つまり、データ・ファイルが最大サイズに達した場合やディスク領域がない場合は、新しいセグメントの作成や既存のセグメントの拡張は失敗します。

このメトリックでは、各表領域の使用可能な空き領域の合計を調べます。このメトリックは、「使用可能な領域使用率(%)」メトリックが意味のない比較的大きな表領域を対象としています。使用可能な空き領域がしきい値引数で指定したサイズを下回ると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ノート:

このメトリックは、ローカル管理永続表領域のみのデータを収集します。「表領域の空き領域」(MB) (一時)メトリックは、一時表領域のデータを収集します。「表領域の空き領域」(MB) (UNDO)メトリックは、UNDO表領域のデータを収集します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

30分ごと

定義なし

定義なし

表領域[%name%]の空き領域は[%value% Mバイト]のみです

複数のしきい値

このメトリックでは、表領域名オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

独自に定義されたしきい値を持たないすべての表領域に使用されるデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値も設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの表領域名オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「表領域名」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには:

  1. 任意のターゲットのホームページ・メニューで、「モニタリング」「メトリックと収集設定」の順に選択します。「メトリックと収集設定」ページが表示されます。

  2. 「表領域フル」メトリックの鉛筆アイコンをクリックし、「詳細設定の編集」にアクセスします。

データ・ソース

このメトリックのデータは、MaximumSize - Total Used Spaceの計算式(各変数の意味は次のとおり)で導出されます。

  • TotalUsedSpace: 表領域の合計使用済領域(MB)。

  • MaximumSize: 表領域の最大サイズ(MB)。最大サイズは、表領域のデータ・ファイルのループと、データ・ファイルが自動拡張された場合に表領域で使用可能になるディスク上のその他の空き領域によって決まります。

ユーザーの処理

次のいずれかを実行します。

  • 既存データ・ファイルの1つに対する自動拡張の有効化、既存データ・ファイルの1つの手動によるサイズ変更、または新規データ・ファイルの追加により、表領域のサイズを増やします。

  • 表領域に空き領域のフラグメンテーションの問題がある場合、表領域全体の再編成を検討します。

  • 別の表領域にセグメントを再配置して、この表領域内の空き領域を増やします。

  • その表領域でセグメント・アドバイザを実行します。

表領域使用率(%)

表領域内のセグメントが増えるに従い、使用可能な空き領域は減ります。使用可能な空き領域がなくなると、つまり、データ・ファイルが最大サイズに達した場合やディスク領域がない場合は、新しいセグメントの作成や既存のセグメントの拡張は失敗します。

ノート:

このメトリックは、ローカル管理永続表領域のみのデータを収集します。「表領域使用率(%) (一時)」メトリックは、一時表領域のデータを収集します。「表領域使用率(%) (UNDO)」メトリックは、UNDO表領域のデータを収集します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

30分ごと

85

97

管理エージェントはアラート・メッセージを生成します。脚注31

脚注31

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

複数のしきい値

このメトリックでは、表領域名オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。独自に定義されたしきい値を持たないすべての表領域に使用されるデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値も設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの表領域名オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「表領域名」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには:

  1. 任意のターゲットのホームページ・メニューで、「モニタリング」「メトリックと収集設定」の順に選択します。「メトリックと収集設定」ページが表示されます。

  2. 必要なメトリックの鉛筆アイコンをクリックし、「詳細設定の編集」ページにアクセスします。

データ・ソース

このメトリックのデータは、(TotalUsedSpace / MaximumSize) * 100の計算式(各変数の意味は次のとおり)で導出されます。

  • TotalUsedSpace: 表領域の合計使用済領域(MB)。

  • MaximumSize: 表領域の最大サイズ(MB)。最大サイズは、表領域のデータ・ファイルのループによって決まります。

ユーザーの処理

次のいずれかを実行します。

  • 既存データ・ファイルの1つに対する自動拡張の有効化、既存データ・ファイルの1つの手動によるサイズ変更、または新規データ・ファイルの追加により、表領域のサイズを増やします。

  • 表領域に空き領域のフラグメンテーションの問題がある場合、表領域全体の再編成を検討します。

  • 別の表領域にセグメントを再配置して、この表領域内の空き領域を増やします。

  • その表領域でセグメント・アドバイザを実行します。

表領域フル(一時)

このカテゴリのメトリックでは、各ローカル管理一時表領域によって使用されている領域の量を調べます。使用済領域と使用可能な空き領域の量を比較すると、表領域がフルかどうかが判別できます。使用可能な空き領域には、データ・ファイルの最大サイズと使用可能なディスク領域が計上されます。つまり、データ・ファイルが拡張でき、拡張に使用できるディスク領域が十分にある場合、表領域にはフルのフラグが付けられません。

ノート:

これらのメトリックは、ローカル管理一時表領域のデータを収集します。

ノート:

一時表領域は、通常安定した方法で増えるのではなく、急激に使用量が増える可能性があります。このため、表領域の空き領域(MB) (一時)および表領域使用率(%) (一時)のしきい値が定義されません。これらのメトリックのしきい値を設定して不要なアラートを回避する場合に注意してください。

表領域の空き領域(MB) (一時)

表領域内のセグメントが増えるに従い、使用可能な空き領域は減ります。使用可能な空き領域がない、つまり、データ・ファイルが最大サイズに達した場合やディスク領域がない場合は、新しいセグメントの作成や既存のセグメントの拡張は失敗します。

このメトリックでは、各一時表領域の使用可能な空き領域の合計を調べます。このメトリックは、「使用可能な領域使用率(%)」メトリックが意味のない比較的大きな一時表領域を対象としています。使用可能な空き領域がしきい値引数で指定したサイズを下回ると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

30分ごと

定義なし

定義なし

表領域[%name%]には[%value%MB]の空きがあります

複数のしきい値

このメトリックでは、ローカル管理一時表領域名オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

独自に定義されたしきい値を持たないすべてのローカル管理一時表領域に使用されるデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値も設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの表領域名オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「表領域名」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには:

  1. 任意のターゲットのホームページ・メニューで、「モニタリング」「メトリックと収集設定」の順に選択します。「メトリックと収集設定」ページが表示されます。

  2. 必要なメトリックの鉛筆アイコンをクリックし、「詳細設定の編集」ページにアクセスします。

データ・ソース

このメトリックのデータは、DBA_TABLESPACE_USAGE_METRICSデータ・ディクショナリ・ビューから取得されます。

空き領域(MB): TABLESPACE_SIZE (表領域の合計サイズ) - USED_SPACE (表領域によって使用される合計領域)

ユーザーの処理

次のいずれかを実行します。

  • 既存データ・ファイルの1つに対する自動拡張の有効化、既存データ・ファイルの1つの手動によるサイズ変更、または新規データ・ファイルの追加により、表領域のサイズを増やします。

  • 表領域に空き領域のフラグメンテーションの問題がある場合、表領域全体の再編成を検討します。

  • 追加の一時表領域を作成します。

表領域使用率(%) (一時)

表領域内のセグメントが増えるに従い、使用可能な空き領域は減ります。使用可能な空き領域がない、つまり、データ・ファイルが最大サイズに達した場合やディスク領域がない場合は、新しいセグメントの作成や既存のセグメントの拡張は失敗します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

30分ごと

定義なし

定義なし

[%name%]は[%value% percent]フルです

複数のしきい値

このメトリックでは、ローカル管理一時表領域名オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。独自に定義されたしきい値を持たないすべてのローカル管理一時表領域に使用されるデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値も設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの表領域名オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「表領域名」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには:

  1. 任意のターゲットのホームページ・メニューで、「モニタリング」「メトリックと収集設定」の順に選択します。「メトリックと収集設定」ページが表示されます。

  2. 必要なメトリックの鉛筆アイコンをクリックし、「詳細設定の編集」ページにアクセスします。

データ・ソース

このメトリックのデータは、DBA_TABLESPACE_USAGE_METRICSデータ・ディクショナリ・ビューから取得されます。

使用率: 可能な最大表領域サイズのファンクションとして使用される領域の割合USED_PERCENT

ユーザーの処理

次のいずれかを実行します。

  • 既存データ・ファイルの1つに対する自動拡張の有効化、既存データ・ファイルの1つの手動によるサイズ変更、または新規データ・ファイルの追加により、表領域のサイズを増やします。

  • 表領域に空き領域のフラグメンテーションの問題がある場合、表領域全体の再編成を検討します。

  • 追加の一時表領域を作成します。

表領域フル(UNDO)

このカテゴリのメトリックでは、各UNDO表領域によって使用されている領域の量を調べます。使用済領域と使用可能な空き領域の量を比較すると、表領域がフルかどうかが判別できます。使用可能な空き領域には、データ・ファイルの最大サイズと使用可能なディスク領域が計上されます。つまり、データ・ファイルが拡張でき、拡張に使用できるディスク領域が十分にある場合、表領域にはフルのフラグが付けられません。

ノート:

UNDO表領域は、通常安定した方法で増えるのではなく、急激に使用量が増える可能性があります。このため、表領域の空き領域(MB) (UNDO)および表領域使用率(%) (UNDO)のしきい値が定義されません。これらのメトリックのしきい値を設定して不要なアラートを回避する場合に注意してください。

表領域の空き領域(MB) (UNDO)

表領域内のセグメントが増えるに従い、使用可能な空き領域は減ります。使用可能な空き領域がない、つまり、データ・ファイルが最大サイズに達した場合やディスク領域がない場合は、新しいセグメントの作成や既存のセグメントの拡張は失敗します。

このメトリックでは、各UNDO表領域の使用可能な空き領域の合計を調べます。このメトリックは、「使用可能な領域使用率(%)」メトリックが意味のない比較的大きなUNDO表領域を対象としています。使用可能な空き領域がしきい値引数で指定したサイズを下回ると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

30分ごと

定義なし

定義なし

表領域[%name%]には[%value%MB]の空きがあります

複数のしきい値

このメトリックでは、UNDO表領域名オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

独自に定義されたしきい値を持たないすべてのUNDO表領域に使用されるデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値も設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの表領域名オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「表領域名」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには:

  1. 任意のターゲットのホームページ・メニューで、「モニタリング」「メトリックと収集設定」の順に選択します。「メトリックと収集設定」ページが表示されます。

  2. 必要なメトリックの鉛筆アイコンをクリックし、「詳細設定の編集」ページにアクセスします。

データ・ソース

このメトリックのデータは、DBA_TABLESPACE_USAGE_METRICSデータ・ディクショナリ・ビューから取得されます。

空き領域(MB): TABLESPACE_SIZE (表領域の合計サイズ) - USED_SPACE (表領域によって使用される合計領域)

ユーザーの処理

次のいずれかを実行します。

  • 既存データ・ファイルの1つに対する自動拡張の有効化、既存データ・ファイルの1つの手動によるサイズ変更、または新規データ・ファイルの追加により、表領域のサイズを増やします。

  • 表領域に空き領域のフラグメンテーションの問題がある場合、表領域全体の再編成を検討します。

  • UNDOアドバイザ(自動UNDO管理)を使用して、サイズ指定のアドバイスを取得してUNDO表領域を管理します。

表領域使用率(%) (UNDO)

表領域内のセグメントが増えるに従い、使用可能な空き領域は減ります。使用可能な空き領域がなくなると、つまり、データ・ファイルが最大サイズに達した場合やディスク領域がない場合は、新しいセグメントの作成や既存のセグメントの拡張は失敗します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

30分ごと

定義なし

定義なし

表領域[%name%]は[%value%パーセント]フル

複数のしきい値

このメトリックでは、UNDO表領域名オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。独自に定義されたしきい値を持たないすべてのUNDO表領域に使用されるデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値も設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの表領域名オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「表領域名」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには:

  1. 任意のターゲットのホームページ・メニューで、「モニタリング」「メトリックと収集設定」の順に選択します。「メトリックと収集設定」ページが表示されます。

  2. 必要なメトリックの鉛筆アイコンをクリックし、「詳細設定の編集」ページにアクセスします。

データ・ソース

このメトリックのデータは、DBA_TABLESPACE_USAGE_METRICSデータ・ディクショナリ・ビューから取得されます。

使用率: 可能な最大表領域サイズのファンクションとして使用される領域の割合USED_PERCENT

ユーザーの処理

次のいずれかを実行します。

  • 既存データ・ファイルの1つに対する自動拡張の有効化、既存データ・ファイルの1つの手動によるサイズ変更、または新規データ・ファイルの追加により、表領域のサイズを増やします。

  • 表領域に空き領域のフラグメンテーションの問題がある場合、表領域全体の再編成を検討します。

  • UNDOアドバイザ(自動UNDO管理)を使用して、サイズ指定のアドバイスを取得してUNDO表領域を管理します。

一時ファイルのステータス

このカテゴリのメトリックは、一時ファイルの名前およびステータスを提供します。

ステータス

このメトリックは、一時ファイルのステータスを示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

30分ごと

OFFLINE

定義なし

一時ファイル%NAME%は%STATUS%です。

ユーザーの処理

Enterprise Managerコンソールの「データファイル」ページから「オンラインに設定」処理を選択して、オフラインの一時ファイルをオンラインに設定できます。

「データファイル」ページにアクセスするには、データベース・ターゲットのホームページから、「管理」「記憶域」「データファイル」の順に選択します。

スループット

このカテゴリのメトリックは、リソース使用率(またはスループット)を示します。

平均アクティブ・セッション

このメトリックは、ある時点での平均アクティブ・セッションを表します。実行中または待機中のセッションの数です。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

定義なし

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

同期単一ブロック読取りの平均待機時間(ミリ秒)

同期単一ブロック読取りの平均待機時間(ミリ秒単位)。同期単一ブロック読取りは、ストレージ・サブシステムのパフォーマンスを適度に正確に評価する方法です。長い待機時間は通常、高いI/Oリクエスト負荷が原因です。非常に高いCPU負荷も待機時間が長くなる原因となります。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

定義なし

定義なし

定義なし

定義なし

データ・ソース

データのソースは、v$sysmetricビューです。

ユーザーの処理

最初に、ディスク障害、ネットワーク障害、HBA障害などのコンポーネント障害で、ストレージ・サブシステムが動作していないことを確認します。問題が見つからない場合は、ストレージ・サブシステムのアップグレードを検討します。

BGチェックポイント/秒

このメトリックは、1秒当たりのBGチェックポイントを示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注32

脚注32

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

必要なアクションはサイト固有です。

ブランチ・ノード分割/秒

追加の値の挿入のために、索引ブランチ・ブロックが分割された1秒当たりの回数。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注33

脚注33

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、次の計算式から導出されます。

ブランチ・ノード分割/時間

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

ブランチ・ノード分割/トランザクション

追加の値の挿入のために、索引ブランチ・ブロックが分割された1トランザクション当たりの回数。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注34

脚注34

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、次の計算式から導出されます。

ブランチ・ノード分割/トランザクション

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

読取り一貫性ブロック作成/秒

このメトリックは、読取り一貫性(CR)ブロック作成のためにクローニングされた1秒当たりの現行ブロックの数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

5分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注35

脚注35

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、次の計算式から導出されます。

作成済CRブロック/時間

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

読取り一貫性ブロック作成/トランザクション

このメトリックは、読取り一貫性(CR)ブロック作成のためにクローニングされた1トランザクション当たりの現行ブロックの数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注36

脚注36

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、次の計算式から導出されます。

作成済CRブロック/トランザクション

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

読取り一貫性変更/秒

このメトリックは、ブロックで読取り一貫性を実行するために、ユーザー・プロセスでロールバック・エントリを適用した1秒当たりの回数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注37

脚注37

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、次の計算式から導出されます。

変更一貫性/時間

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

読取り一貫性変更/トランザクション

このメトリックは、ブロックで読取り一貫性を実行するために、ユーザー・プロセスでロールバック・エントリを適用した1トランザクション当たりの回数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注38

脚注38

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、次の計算式から導出されます。

変更一貫性/トランザクション

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

読取り一貫性取得/秒

このメトリックは、読取り一貫性が1ブロックに対してリクエストされた1秒当たりの回数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注39

脚注39

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、次の計算式から導出されます。

整合性取得/時間

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

読取り一貫性取得/トランザクション

このメトリックは、読取り一貫性が1ブロックに対してリクエストされた1トランザクション当たりの回数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注40

脚注40

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、次の計算式から導出されます。

整合性取得/トランザクション

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

読取り一貫性UNDOレコード適用/秒

このメトリックは、読取り一貫性に1秒当たりに適用されたUNDOレコードの数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注41

脚注41

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、次の計算式から導出されます。

読取り一貫性に対して変換済の現行ブロック/時間

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

読取り一貫性UNDOレコード適用/トランザクション

このメトリックは、1トランザクション当たりに適用された読取り一貫性UNDOレコード数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注42

脚注42

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

累積ログオン/秒

このメトリックは、サンプル期間中の1秒当たりのログオン数を示します。

このテストでは、サンプル期間中の1秒当たりに発生したログオン数を示します。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

定義なし

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注43

脚注43

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、次の計算式から導出されます。

DeltaLogons / Seconds

  • DeltaLogons: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='logons cumulative'の差

  • Seconds: サンプル期間の秒数

ユーザーの処理

高いログオン率は、アプリケーションのデータベースへのアクセスが効率的でないことを示している可能性があります。データベース・ログオンは、負荷のかかる操作です。アプリケーションでSQLアクセスごとにログオンを実行していると、そのアプリケーションのパフォーマンスが低下するだけでなく、データベース上のその他のアプリケーションのパフォーマンスにも影響を及ぼします。高いログオン率がある場合は、ログオンを実行しているアプリケーションの特定を試み、そのセッションの接続をプール、再利用または共有できるようにアプリケーションを再設計できるかどうか確認します。

累積ログオン/トランザクション

このメトリックは、サンプル期間中の1トランザクション当たりのログオン数を示します。

この統計値は、最後のサンプル期間中にコミットまたはロール・バックされた書込みまたは更新トランザクションがなかった場合は、0になります。データベースに対する大量のアクティビティが読取り専用の場合、対応する同じ名前の1秒当たりのメトリックは、現行パフォーマンスのより効果的なインジケータになります。

このテストでは、1トランザクション当たりに発生したログオン数を調べます。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注44

脚注44

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、次の計算式から導出されます。

DeltaLogons/Transactions

  • DeltaLogons: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='logons cumulative'の差

  • Transactions: サンプル期間のトランザクション数

ユーザーの処理

高いログオン率は、アプリケーションのデータベースへのアクセスが効率的でないことを示している可能性があります。データベース・ログオンは、負荷のかかる操作です。アプリケーションでSQLアクセスごとにログオンを実行していると、そのアプリケーションのパフォーマンスが低下するだけでなく、データベース上のその他のアプリケーションのパフォーマンスにも影響を及ぼします。高いログオン率がある場合は、ログオンを実行しているアプリケーションの特定を試み、そのセッションの接続をプール、再利用または共有できるようにアプリケーションを再設計できるかどうか確認します。

データベース・ブロック変更/秒

このメトリックは、SGA内のすべてのブロックに対して実行された更新または削除操作の一部である変更の、1秒当たりの合計数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注45

脚注45

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、次の計算式から導出されます。

データベース・ブロックの変更/時間

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

データベース・ブロック変更/トランザクション

このメトリックは、SGA内のすべてのブロックに対して実行された更新または削除操作の一部である変更の、1トランザクション当たりの合計数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注46

脚注46

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、次の計算式から導出されます。

データベース・ブロックの変更/トランザクション

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

データベース・ブロック取得/秒

このメトリックは、現行ブロックがリクエストされた1秒当たりの回数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注47

脚注47

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、次の計算式から導出されます。

データベース・ブロックの取得/時間

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

データベース・ブロック取得/トランザクション

このメトリックは、現行ブロックがリクエストされた1トランザクション当たりの回数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注48

脚注48

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、次の計算式から導出されます。

データベース・ブロックの取得/トランザクション

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

データベース時間(センチ秒)

このメトリックは、データベース時間を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

定義なし

データ・ソース

該当なし。

ユーザーの処理

必要なアクションはサイト固有です。

DBWRチェックポイント/秒

このメトリックは、このサンプル期間中に、キャッシュをスキャンし、チェックポイント用にマークの付いたすべてのブロックを書き込むために、DBWnがリクエストされた1秒当たりの回数を示します。

データベース・ライター・プロセス(DBWn)では、バッファの内容をデータファイルに書き込みます。DBWnプロセスには、データベース・バッファ・キャッシュ内の変更された(使用済)バッファをディスクに書き込む役割があります。

データベース・バッファ・キャッシュ内のバッファには、変更されると使用済のマークが付けられます。DBWnプロセスの主な役割は、使用済のバッファをディスクに書き込み、バッファ・キャッシュをきれいに保つことです。ユーザー・プロセスがバッファを使用するに従い、空きバッファの数は減ります。空きバッファの数が低下しすぎると、ディスクから読み取ってキャッシュに入れる必要のあるユーザー・プロセスが空きバッファを見つけられません。DBWnは、ユーザー・プロセスが常に空きバッファを見つけられるように、バッファ・キャッシュを管理します。

Oracleサーバー・プロセスでは、バッファのしきい値のスキャン後に、きれいな再利用可能なバッファを見つけることができない場合、DBWnに書込みを指示します。空きバッファ作成のリクエストを受信すると、DBWnでは使用頻度が最も低い(LRU)バッファをディスクに書き込みます。使用頻度の最も低い使用済バッファをディスクに書き込むことにより、DBWnでは、最近使用されたバッファをメモリーに常駐させておく一方、空きバッファを見つけるパフォーマンスを向上させます。たとえば、頻繁にアクセスされる小さな表や索引の一部であるブロックがキャッシュに残されるため、ディスクから再度読み取る必要がありません。LRUアルゴリズムでは、アクセス頻度の高いブロックをバッファ・キャッシュに保持するため、バッファがディスクに書き込まれるときに、すぐに役立つと思われるデータが含まれる可能性はほとんどありません。

また、DBWnではバッファを定期的に書き込み、クラッシュからのリカバリまたはインスタンス・リカバリを開始する必要のあるREDOログ・ファイル内の位置である、チェックポイントを進めます。

このテストでは、DBWRがチェックポイントを進めるよう要求された回数を調べます。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注49

脚注49

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

DeltaCheckpoints/Seconds

  • DeltaCheckpoints: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='DBWR checkpoints'の差

  • Seconds: サンプル期間の秒数

ユーザーの処理

チェックポイントからDBWRに対して、変更済のバッファをすべてディスクに書き込むように指示がでます。この書込み操作は、変更済のバッファがDBWRプロセスによって空きのマークが付けられていない点で、空き作成リクエストと異なります。使用済バッファも、この時点でディスクに書き込まれ、解放される可能性があります。

書込みサイズは、db_block_checkpoint_batchパラメータにより指定します。書込みと、その後のチェックポイント完了までの待機に問題がある場合、チェックポイント完了イベントが、「待機時間」でソートした上位待機ページ、またはこの「イベント」ページの「待機中セッション」に表示されます。

データベースでチェックポイントの完了を頻繁に待機する場合は、select name, value, is default from v$parameter where name = db_block_checkpoint_batchでinit.oraパラメータdb_block_checkpoint_batchをチェックして、チェックポイントの間隔を長くすることが必要な場合があります。この値は、パラレル書込みを利用できるよう十分に大きく設定する必要があります。DBWRは、(db_files * db_file_simultaneous_writes)/2で計算された書込みバッチを使用します。write_batchは、次の2つの要素でも制限されます。

  • I/O数に対するポート固有の制限(コンパイル時間定数)。

  • SGA内のバッファ数の1/4

db_block_checkpoint_batchは、常にdb_block_write_batch以下です。チェックポイント・プロセスの有効化を検討することもできます。

エンキュー・デッドロック/秒

このメトリックは、2つのバッファの交換時に、プロセスによって潜在的なデッドロックが検出され、再起動可能な内部エラーが発生した1秒当たりの回数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注50

脚注50

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、次の計算式から導出されます。

エンキュー・デッドロック/時間

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

エンキュー・デッドロック/トランザクション

このメトリックは、2つのバッファの交換時に、プロセスによって潜在的なデッドロックが検出され、再起動可能な内部エラーが発生した1トランザクション当たりの回数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注51

脚注51

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、次の計算式から導出されます。

エンキュー・デッドロック/トランザクション

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

エンキュー・リクエスト/秒

このメトリックは、1秒当たりに取得された表ロックまたは行ロックの合計数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注52

脚注52

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、次の計算式から導出されます。

エンキュー・リクエスト/時間

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

エンキュー・リクエスト/トランザクション

このメトリックは、1トランザクション当たりに取得された表ロックまたは行ロックの合計数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注53

脚注53

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、次の計算式から導出されます。

エンキュー・リクエスト/トランザクション

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

エンキュー・タイムアウト/秒

このメトリックは、取得および変換の完了前にタイムアウトになった表ロックおよび行ロックの1秒当たりの合計数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注54

脚注54

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、次の計算式から導出されます。

エンキュー・タイムアウト/時間

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

エンキュー・タイムアウト/トランザクション

このメトリックは、取得および変換の完了前にタイムアウトになった表ロックおよび行ロックの1トランザクション当たりの合計数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注55

脚注55

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、次の計算式から導出されます。

エンキュー・タイムアウト/トランザクション

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

エンキュー待機/秒

このメトリックは、エンキューの変換または取得中に、エンキュー取得の遅延のために発生した待機の1秒当たりの合計数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注56

脚注56

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、次の計算式から導出されます。

エンキュー待機/時間

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

エンキュー待機/トランザクション

このメトリックは、エンキューの変換または取得中に、取得の遅延のために発生した待機の1トランザクション当たりの合計数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注57

脚注57

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、次の計算式から導出されます。

エンキュー待機/トランザクション

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

実行/秒

このメトリックは、サンプリング間隔中のSQLコマンド実行率を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注58

脚注58

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、次の計算式から導出されます。

DeltaExecutions / Seconds

  • DeltaExecutions: 「select value from v$sysstat where name='execute count'」の、サンプル期間終了時と開始時の差分

  • Seconds: サンプル期間の秒数

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

解析なしの実行(%)

このメトリックは、対応する解析を必要としない文の実行の割合を示します。完全なシステムでは、すべての文を一度解析すると、解析済の文は解析しなおすことなく何度も実行されます。この割合は、文の全体的な実行率と比較して、アプリケーションで文の解析がどのくらいの頻度で行われているかを判定する指標となります。値が高いほど、よい状態です。

このテストでは、解析が不要な実行の割合を調べます。値がしきい値引数で指定したしきい値以下で、発生数が発生数パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注59

脚注59

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、次の計算式から導出されます。

((DeltaExecuteCount - (DeltaParseCountTotal)) / DeltaExecuteCount) * 100

  • DeltaParseCountTotal: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='parse count (total)'の差

  • DeltaExecuteCount: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='execute count'の差

ユーザーの処理

解析に対する実行の割合が70%未満の場合は、アプリケーションで必要以上に文を解析している可能性があることを示しています。文の再解析は、たとえソフト解析であっても、以前にコンパイルした文をキャッシュ内で探す処理時間が必要なだけでなく、アプリケーションからデータベースまでのネットワーク・ラウンド・トリップが必要です。ネットワーク・ラウンド・トリップと不要な処理を減らすことにより、アプリケーションのパフォーマンスがよくなります。

「解析」でソートした「上位セッション」ページを使用して、データベース内で解析アクティビティの大部分の原因となっているセッションを特定します。これらのセッションから、アプリケーションを修正して、カーソルをより効率的に使用できるかどうかの確認を開始します。

全索引スキャン/秒

このメトリックは、1秒当たりの高速全索引スキャン数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

5分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注60

脚注60

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、次の計算式から導出されます。

高速全索引スキャン(フル)/時間

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

全索引スキャン/トランザクション

このメトリックは、1トランザクション当たりの高速全索引スキャン数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注61

脚注61

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、次の計算式から導出されます。

高速全索引スキャン(フル)/トランザクション

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

ハード解析/秒

このメトリックは、サンプル期間中の1秒当たりのハード解析数を示します。SQL文を共有プールにロードする必要がある場合、ハード解析が発生します。この場合、Oracleサーバーでは共有プールにメモリーを割り当て、文を解析する必要があります。

特定のSQLカーソルが解析されるたびに、この数は1つずつ増えます。SQLカーソルの解析の原因となるいくつかの操作があります。SQL文の解析では、カーソルの実行計画の生成時にオプティマイザにより評価される基本ステップに文を分解します。

このテストでは、まだキャッシュに存在しなかった文の解析数を調べます。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注62

脚注62

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、次の計算式から導出されます。

DeltaParses / Seconds

  • DeltaParses: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='parse count (hard)'の差

  • Seconds: サンプル期間の秒数

ユーザーの処理

過度に時間のかかる解析があると思われる場合は、SQL文を評価して、共有SQLプール・メモリーの使用を最適化し、文の不要な再解析を回避するために、変更可能な文を確認します。この種の問題は、一般にスペース、大/小文字、あるいは両方が違う類似のSQL文が書かれていることが原因で発生します。可能であれば、文で明示的に指定された定数ではなくバインド変数を使用することを検討してもかまいません。

「ハード解析」でソートした「上位セッション」ページには、最も多くのハード解析が発生しているセッションが表示されます。ハード解析は、サーバーで問合せを解析し、ライブラリ・キャッシュに問合せの完全一致が見つからない場合に発生します。ハード解析は、SQL文を効率的に共有することにより回避できます。問合せでリテラルのかわりにバインド変数を使用することは、共有を増やすための1つの方法です。

最も多いハード解析が発生しているセッションが表示されることで、このページではSQLのリライトの最有力候補であるアプリケーションまたはプログラムを特定できます。

また、共有SQLプール・メモリーの使用を最適化するために変更可能なSQL文を調べ、文の不要な再解析を回避します。この種の問題は、一般にスペース、大/小文字、あるいは両方が違う類似のSQL文が書かれていることが原因で発生します。可能であれば、文で明示的に指定された定数ではなくバインド変数を使用することを検討してもかまいません。

SHARED_POOL_SIZE初期化パラメータは、共有プールの合計サイズを制御します。SHARED_POOL_SIZEを増やして、新規リクエストに場所を空けるために共有プールからSQLリクエストをフラッシュする頻度を減らすことを検討します。

共有SQL領域に使用可能な追加メモリーを利用するには、セッションごとに許可されるカーソル数を増やすことも必要になる可能性があります。この制限は、初期化パラメータOPEN_CURSORSの値を増やすことで増加できます。

ハード解析/トランザクション

このメトリックは、サンプル期間中の1秒当たりのハード解析数を示します。SQL文を共有プールにロードする必要がある場合、ハード解析が発生します。この場合、Oracleサーバーでは共有プールにメモリーを割り当て、文を解析する必要があります。

特定のSQLカーソルが解析されるたびに、この数は1つずつ増えます。SQLカーソルの解析の原因となるいくつかの操作があります。SQL文の解析では、カーソルの実行計画の生成時にオプティマイザにより評価される基本ステップに文を分解します。この統計値は、最後のサンプル期間中にコミットまたはロール・バックされた書込みまたは更新トランザクションがなかった場合は、0になります。データベースに対する大量のアクティビティが読取り専用の場合、対応する同じ名前の1秒当たりのメトリックは、現行パフォーマンスのより効果的なインジケータになります。

このテストでは、このサンプル期間中の1秒当たりのハード解析数をチェックします。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

>

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注63

脚注63

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、次の計算式から導出されます。

DeltaParses/Transactions

  • DeltaParses: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='parse count (hard)'の差

  • Transactions: サンプル期間のトランザクション数

ユーザーの処理

過度に時間のかかる解析があると思われる場合は、SQL文を評価して、共有SQLプール・メモリーの使用を最適化し、文の不要な再解析を回避するために、変更可能な文を確認します。この種の問題は、一般にスペース、大/小文字、あるいは両方が違う類似のSQL文が書かれていることが原因で発生します。可能であれば、文で明示的に指定された定数ではなくバインド変数を使用することを検討してもかまいません。

「ハード解析」でソートした「上位セッション」ページには、最も多くのハード解析が発生しているセッションが表示されます。ハード解析は、サーバーで問合せを解析し、ライブラリ・キャッシュに問合せの完全一致が見つからない場合に発生します。ハード解析は、SQL文を効率的に共有することにより回避できます。問合せでリテラルのかわりにバインド変数を使用することは、共有を増やすための1つの方法です。

最も多いハード解析が発生しているセッションが表示されることで、このページではSQLのリライトの最有力候補であるアプリケーションまたはプログラムを特定できます。

また、共有SQLプール・メモリーの使用を最適化するために変更可能なSQL文を調べ、文の不要な再解析を回避します。この種の問題は、一般にスペース、大/小文字、あるいは両方が違う類似のSQL文が書かれていることが原因で発生します。可能であれば、文で明示的に指定された定数ではなくバインド変数を使用することを検討してもかまいません。

SHARED_POOL_SIZE初期化パラメータは、共有プールの合計サイズを制御します。SHARED_POOL_SIZEを増やして、新規リクエストに場所を空けるために共有プールからSQLリクエストをフラッシュする頻度を減らすことを検討します。

共有SQL領域に使用可能な追加メモリーを利用するには、セッションごとに許可されるカーソル数を増やすことも必要になる可能性があります。この制限は、初期化パラメータOPEN_CURSORSの値を増やすことで増加できます。

I/O MB(1秒当たり)

読取りと書込みの両方の、1秒当たりのデータベースの合計I/Oスループット(MB単位)。値が非常に大きいと、データベースが大容量のI/Oデータを生成していることを示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

定義なし

データ・ソース

データのソースは、v$sysmetricビューです。

ユーザーの処理

高いI/Oスループット値は、それ自体問題ではありません。ただし、長いI/O待機時間(同期単一ブロック読取りの待機時間など)がパフォーマンス問題の原因となっている場合は、合計I/Oスループットの軽減が役立つことがあります。I/Oスループットのソースは、コンポーネントまたはリソース・コンシューマ・グループによるブレークダウンを表示して調べることができます。

I/Oリクエスト(1秒当たり)

このメトリックは、データベースのI/O読取りおよび書込みリクエストの合計率を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

定義なし

データ・ソース

データのソースは、v$sysmetricビューです。

ユーザーの処理

高いI/Oリクエスト率は、それ自体問題ではありません。ただし、長いI/O待機時間(同期単一ブロック読取りの待機時間など)がパフォーマンス問題の原因となっている場合は、合計I/Oリクエスト率の軽減が役立つことがあります。I/Oリクエストのソースは、コンポーネントまたはリソース・コンシューマ・グループによるブレークダウンを表示して調べることができます。

リーフ・ノード分割/秒

追加の値の挿入のために、索引リーフ・ノードが分割された1秒当たりの回数。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注64

脚注64

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

リーフ・ノード分割/時間

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

リーフ・ノード分割/トランザクション

このメトリックは、追加の値の挿入のために、索引リーフ・ノードが分割された1トランザクション当たりの回数を報告します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注65

脚注65

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

リーフ・ノード分割/トランザクション

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

ネットワーク・バイト/秒

このメトリックは、SQL*Netレイヤーを介してデータベースで送受信されるバイトの合計数を示します。

このテストでは、ネットワークの1秒当たりの読取り/書込みを調べます。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注66

脚注66

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

(DeltaBytesFromClient+DeltaBytesFromDblink+DeltaBytesToClient+DeltaBytesToDblink) / Seconds

  • DeltaBytesFromClient: サンプル期間の終了時と開始時のselect s.value from v$sysstat s, visitation n where n.name='bytes received via SQL*Net from client' and n.statistic#=s.statistic#の差

  • DeltaBytesFromClient: 「select s.value from v$sysstat s, v$statname n where n.name='bytes received via SQL*Net from dblink' and n.statistic#=s.statistic#」の、サンプル期間終了時と開始時の差分

  • DeltaBytesFromClient: 「select s.value from v$sysstat s, v$statname n where n.name='bytes sent via SQL*Net to client' and n.statistic#=s.statistic#」の、サンプル期間終了時と開始時の差分

  • DeltaBytesFromClient: 「select s.value from v$sysstat s, v$statname n where n.name='bytes sent via SQL*Net to dblink' and n.statistic#=s.statistic#」の、サンプル期間終了時と開始時の差分

  • Seconds: サンプル期間の秒数

ユーザーの処理

このメトリックは、データベースで送受信されるネットワーク通信量を示します。この数値は、特定のデータベース関連のネットワーク通信量を把握するために、これまでのレベルを比較するときにのみ役立ちます。

トランザクション数/秒

このメトリックは、このサンプル期間中に実行されたコミットおよびロールバックの合計数を示します。

このテストでは、サンプル期間中に実行されたコミットおよびロールバックの数を調べます。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注67

脚注67

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

DeltaCommits + DeltaRollbacks

  • DeltaCommits: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='user commits'の差

  • DeltaRollbacks: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='user rollbacks'の差

ユーザーの処理

この統計値は、データベース内でどれだけの作業が実行されているかを示します。トランザクション率の急上昇は、必ずしも悪い状態とはかぎりません。レスポンス時間が正常に近いままならば、システムによりその追加の負荷が処理可能なことを意味しています。実際には、トランザクション率の低下やレスポンス時間の増加は、問題の指標と考えられます。アプリケーションに応じて、トランザクションの負荷は1日の異なる時間帯で大きく変化します。

オープン・カーソル/秒

このメトリックは、1秒当たりのオープン・カーソルの合計数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注68

脚注68

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

累積オープン・カーソル/時間

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

オープン・カーソル/トランザクション

このメトリックは、1トランザクション当たりのオープン・カーソルの合計数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注69

脚注69

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

累積オープン・カーソル/トランザクション

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

解析失敗数/秒

このメトリックは、1秒当たりの解析の合計失敗数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注70

脚注70

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

解析数(失敗)/時間

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

解析失敗数/トランザクション

このメトリックは、1トランザクション当たりの解析の合計失敗数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注71

脚注71

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

解析数(失敗)/トランザクション

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

物理読取り/秒

このメトリックは、このサンプル期間中の1秒当たりのディスクからのデータ・ブロック読取り数を示します。ユーザーがSQL問合せを実行すると、Oracleでは、まずデータベース・バッファ・キャッシュ(メモリー)からデータの取得を試み、まだメモリーにない場合は、ディスクを検索します。ディスクからのデータ・ブロックの読取りは、メモリーからのデータ・ブロックの読取りよりはるかに非効率的です。Oracleでは、メモリー使用率を常に最大にすることを目標としています。

このテストでは、ディスクから読み取られる1秒当たりのデータ・ブロック数を調べます。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注72

脚注72

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

DeltaPhysicalReads/Seconds

  • DeltaPhysicalReads: サンプル期間の終了時と開始時のselect s.value from v$sysstat s, v$statname n where n.name='physical reads' and n.statistic#=s.statistic#の差

  • Seconds: サンプル期間の秒数

ユーザーの処理

ブロック読取りは避けられないため、不要なI/Oを最小限に抑えることを目標にする必要があります。これは、優れたアプリケーション設計と、効率的な実行計画により最良の結果が得られます。実行計画の変更が、パフォーマンスに大きな変化をもたらす可能性があります。システム・レベルでの微調整では、通常パフォーマンスはあまり改善しません。

物理読取りの原因となっているセッションを特定するために、セッションごとにI/Oを表示するには、「物理読取り」でソートした「上位セッション」ページに移動する必要があります。この方法により、問題のセッションを特定し、それらの現行のSQL文までドリルダウンして、そこからチューニングできます。

物理読取りの最大の部分の原因となっているSQLを特定するために、「物理読取り」でソートした「上位SQL」ページに移動します。このページでは、I/Oアクティビティの原因となっているSQL文をすぐに特定できます。このページから、そのSQL文の全文を表示できます。

問題のSQLを特定する2つの方法の違いは、「上位セッション」ページには、その時点で最も多くの物理読取りを実行しているセッションが表示される点です。「上位SQL」ページには、SQLキャッシュ内に残っている文で、存続期間中に最も多くのI/Oを実行したSQL文が表示されます。「上位SQL」ページには、現在実行されていないSQL文が表示される可能性があります。

SQL文が適切にチューニングおよび最適化されている場合は、次の提案を検討してください。より大きなバッファ・キャッシュが役立つことがあります。これは、DB_BLOCK_BUFFERSの値を実際に増やしてテストします。DB_BLOCK_LRU_EXTENDED_STATISTICSは、他のパフォーマンスの問題を発生させることがあるため使用しません。システムで追加のページングまたはスワッピングを発生させる可能性がある場合は、SGAサイズを増やさないでください。

あまり目立たないが、I/Oレートに影響を及ぼす可能性のある問題は、データが物理的にクラスタ化される際の適切さです。たとえば、索引スキャンにより、列が2つの値の間にある表から、頻繁に行をフェッチすると想定します。各索引ブロックに100行ある場合は、次のような2つの極端な状態になります。1. 表の各行が別の物理ブロック内にあります(各索引ブロックに対して100ブロックを読み取る必要があります)。2. 表の行がすべて少数の隣接ブロック内にあります(各索引ブロックに対して読み取る必要のあるブロックの数はわずかです)。

データの事前ソートまたは再編成により、深刻な状況でもこの問題を改善できます。

物理読取り/トランザクション

このメトリックは、サンプル期間中の1トランザクション当たりのディスク読取り数を示します。ユーザーがSQL問合せを実行すると、Oracleでは、まずデータベース・バッファ・キャッシュ(メモリー)からデータの取得を試み、まだメモリーにない場合は、ディスクに移動します。ディスクからのデータ・ブロックの読取りは、メモリーからのデータ・ブロックの読取りよりはるかに負荷がかかります。Oracleでは、メモリー使用率を常に最大にすることを目標としています。

この統計値は、最後のサンプル期間中にコミットまたはロール・バックされた書込みまたは更新トランザクションがなかった場合は、0になります。データベースに対する大量のアクティビティが読取り専用の場合、対応する同じ名前の1秒当たりのメトリックは、現行パフォーマンスのより効果的なインジケータになります。

このテストでは、ディスクから読み取られる1トランザクション当たりのデータ・ブロック数を調べます。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注73

脚注73

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

DeltaReads/Transactions

  • DeltaReads: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='physical reads'の差

  • Transactions: サンプル期間のトランザクション数

ユーザーの処理

ブロック読取りは避けられないため、不要なI/Oを最小限に抑えることを目標にする必要があります。これは、優れたアプリケーション設計と、効率的な実行計画により最良の結果が得られます。実行計画の変更が、パフォーマンスに大きな変化をもたらす可能性があります。システム・レベルでの微調整では、通常パフォーマンスはあまり改善しません。

物理読取りの最大の部分の原因となっているSQLを特定するために、「物理読取り」でソートした「上位SQL」ページに移動します。このページでは、I/Oアクティビティの原因となっているSQL文をすぐに確認できます。このページから、そのSQL文の全文を表示できます。

物理読取りの原因となっているセッションを特定するために、セッションごとにI/Oを表示するには、「物理読取り」でソートした「上位セッション」ページに移動します。この方法により、問題のセッションを特定し、それらの現行のSQL文までドリルダウンして、チューニングできます。

SQL文が適切にチューニングおよび最適化されている場合は、次の提案が役立つことがあります。より大きなバッファ・キャッシュが役立つことがあります。これは、DB_BLOCK_BUFFERSの値を実際に増やし、DB_BLOCK_LRU_EXTENDED_STATISTICSを使用せずにテストします。システムで追加のページングまたはスワッピングを発生させる可能性がある場合は、SGAサイズを増やさないでください。

あまり目立たないが、I/Oレートに影響を及ぼす可能性のある問題は、データが物理的にクラスタ化される際の適切さです。たとえば、索引スキャンにより、列が2つの値の間にある表から、頻繁に行をフェッチすると想定します。各索引ブロックに100行ある場合、次の両極端の状態になります。1.表の各行が異なる物理ブロックにあります(索引ブロックごとに、100ブロックの読取りが必要)。2.表の行が、すべて少数の隣接ブロックにあります(索引ブロックごとに、一部のブロックの読取りが必要)。

データの事前ソートまたは再編成により、深刻な状況でもこの問題に取り組むのに役立ちます。

直接物理読取り/秒

このメトリックは、1秒当たりの直接物理読取り数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注74

脚注74

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

直接物理読取り/時間

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

直接物理読取り/トランザクション

このメトリックは、1トランザクション当たりの直接物理読取り数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注75

脚注75

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

直接物理読取り/トランザクション

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

LOB直接物理読取り/秒

このメトリックは、1秒当たりの直接ラージ・オブジェクト(LOB)物理読取り数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注76

脚注76

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

直接物理読取り(LOB)/時間

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

LOB直接物理読取り/トランザクション

このメトリックは、1トランザクション当たりの直接ラージ・オブジェクト(LOB)物理読取り数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注77

脚注77

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式を使用して導出されます。

直接物理読取り(LOB)/トランザクション

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

物理書込み/秒

このメトリックは、サンプル期間中の1秒当たりのディスク書込み数を示します。この統計値は、DBWRによりキャッシュ内のSGAバッファからディスクに書き込まれたデータベース・ブロックの率と、直接書込みを実行するプロセスによりPGAから書き込まれたデータベース・ブロックの率を示します。

このテストでは、ディスクに書き込まれた1秒当たりのデータ・ブロック数を調べます。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注78

脚注78

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

DeltaWrites/Seconds

  • DeltaWrites: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='physical writes'の差

  • Seconds: サンプル期間の秒数

ユーザーの処理

この統計値は、DBWR書込みと直接書込みをセッションごとに示すため、書込みアクティビティが実際にどこで発生しているかを確認するには、物理書込みを直接表示する必要があります。直接物理書込み値が書込みの大部分を占める場合、一時表領域におそらく多くのソートまたは書込みがあります。

書込みの大部分が直接ではない場合、それらはDBWR書込みプロセスにより実行されています。これは、ログ・ライターまたはREDOの待機が、イベント待機中のセッションのページか、「待機時間」でソートした上位待機ページに表示されている場合のみ、問題になります。

物理書込み/トランザクション

このメトリックは、サンプル期間中の1トランザクション当たりのディスク書込み数を示します。

この統計値は、最後のサンプル期間中にコミットまたはロール・バックされた書込みまたは更新トランザクションがなかった場合は、0になります。データベースに対する大量のアクティビティが読取り専用の場合、対応する同じ名前の1秒当たりのメトリックは、現行パフォーマンスのより効果的なインジケータになります。

このテストでは、ディスクに書き込まれる1トランザクション当たりのデータ・ブロック数を調べます。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注79

脚注79

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式を使用して導出されます。

DeltaWrites/Transactions

  • DeltaWrites: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='physical writes'の差

  • Transactions: サンプル期間のトランザクション数

ユーザーの処理

この統計値は、DBWR書込みと直接書込みをセッションごとに示すため、書込みアクティビティが実際にどこで発生しているかを確認するには、物理書込みを直接表示する必要があります。直接物理書込み値が書込みの大部分を占める場合、一時表領域におそらく多くのソートまたは書込みが発生しています。

書込みの大部分が直接ではない場合、それらはDBWR書込みプロセスにより実行されています。これは通常、ログ・ライターまたはREDOの待機が、イベント待機中のセッションのページか、「待機時間」でソートした上位待機ページに表示されている場合のみ、問題になります。

直接物理書込み/秒

このメトリックは、1秒当たりの直接物理書込み数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注80

脚注80

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

直接物理書込み/時間

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」からADDMを実行します。

直接物理書込み/トランザクション

このメトリックは、1トランザクション当たりの直接物理書込み数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注81

脚注81

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

直接物理書込み/トランザクション

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

LOB直接物理書込み/秒

このメトリックは、1秒当たりの直接ラージ・オブジェクト(LOB)物理書込み数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注82

脚注82

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

直接物理書込み(LOB)/時間

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

LOB直接物理書込み/トランザクション

このメトリックは、1トランザクション当たりの直接ラージ・オブジェクト(LOB)物理書込み数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注83

脚注83

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

直接物理書込み(LOB)/トランザクション

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

再帰コール/秒

このメトリックは、サンプル期間中の1秒当たりの再帰コール数を示します。

ユーザーが発行したSQL文を実行するために、Oracleサーバーで追加文の発行が必要になる場合があります。そのような文は、再帰コールまたは再帰的SQL文と呼ばれます。たとえば、行を保持する十分な領域がない表に行を挿入した場合、Oracleサーバーでは、ディクショナリ管理表領域が使用されていれば、再帰コールを作成して、動的に領域を割り当てます。次の場合には、再帰コールも生成されます。

  • データ・ディクショナリ情報がデータ・ディクショナリ・キャッシュになく、ディスクから取得する必要がある場合

  • データベース・トリガーの起動中

  • DDL文の実行中

  • ストアド・プロシージャ、ファンクション、パッケージおよび無名PL/SQLブロック内でのSQL文の実行中

  • 参照整合性制約の実行中

このテストでは、1秒当たりの再帰SQLコールの数を調べます。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注84

脚注84

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

DeltaRecursiveCalls/Seconds

  • DeltaRecursiveCalls: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='recursive calls'の差

  • Seconds: サンプル期間の秒数

ユーザーの処理

アプリケーションの実行中に、Oracleサーバーで過度の再帰コールが作成されていると思われる場合、これらの再帰コールの原因となっているアクティビティを特定します。再帰コールの原因が動的な拡張であると判断した場合は、より大きなエクステントを割り当てて拡張の頻度を減らします。

再帰コール/トランザクション

このメトリックは、サンプル期間中の1秒当たりの再帰コール数を示します。

ユーザーが発行したSQL文を実行するために、Oracleサーバーで追加文の発行が必要になる場合があります。そのような文は、再帰コールまたは再帰的SQL文と呼ばれます。たとえば、行を保持する十分な領域がない表に行を挿入した場合、Oracleサーバーでは、ディクショナリ管理表領域が使用されていれば、再帰コールを作成して、動的に領域を割り当てます。次の場合には、再帰コールも生成されます。

  • データ・ディクショナリ情報がデータ・ディクショナリ・キャッシュになく、ディスクから取得する必要がある場合

  • データベース・トリガーの起動中

  • DDL文の実行中

  • ストアド・プロシージャ、ファンクション、パッケージおよび無名PL/SQLブロック内でのSQL文の実行中

  • 参照整合性制約の実行中

この統計値は、最後のサンプル期間中にコミットまたはロール・バックされた書込みまたは更新トランザクションがなかった場合は、0になります。データベースに対する大量のアクティビティが読取り専用の場合、対応する同じ名前の1秒当たりのメトリックは、現行パフォーマンスのより効果的なインジケータになります。

このテストでは、内部表に対する変更という結果になるコールの数を調べます。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注85

脚注85

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

DeltaRecursiveCalls/Transactions

  • DeltaRecursiveCalls: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='recursive calls'の差

  • Transactions: サンプル期間のトランザクション数

ユーザーの処理

アプリケーションの実行中に、Oracleサーバーで過度の再帰コールが作成されていると思われる場合、これらの再帰コールの原因となっているアクティビティを特定します。再帰コールの原因が動的な拡張であると判断した場合は、より大きなエクステントを割り当てて拡張の頻度を減らします。

REDO生成/秒

このメトリックは、サンプル期間中に生成された1秒当たりのREDOの量をバイトで示します。

REDOログ・バッファは、データベースに加えられた変更についての情報を保持するSGA内の循環バッファです。この情報はREDOエントリに格納されています。REDOエントリには、INSERT、UPDATE、DELETE、CREATE、ALTERまたはDROP操作によりデータベースに加えられた変更の再構築または再実行に必要な情報が含まれています。REDOエントリは、必要に応じて、データベース・リカバリに使用できます。

このテストでは、1秒当たりに生成されたバイト単位のREDOの量を調べます。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注86

脚注86

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

DeltaRedoSize/Seconds

  • DeltaRedoSize: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='redo size'の差

  • Seconds: サンプル期間の秒数

ユーザーの処理

LOG_BUFFER初期化パラメータにより、REDOエントリをREDOログ・ファイルにバッファリングするときに使用されるメモリー量が決まります。

待機が問題ならば、LOG_BUFFER初期化パラメータを増やして、REDOログ・バッファのサイズを拡張することを検討します。REDOログ・エントリには、データベース・ブロック・バッファに加えられた変更の記録が含まれています。ログ・ライター・プロセス(LGWR)では、REDOログ・エントリをログ・バッファからREDOログに書き込みます。REDOログ・バッファは、REDOログへのアクセスが多いときでも、ログ・バッファに新規エントリ用の領域があるように、サイズを設定する必要があります。

REDO生成/トランザクション

このメトリックは、サンプル期間中に生成された1トランザクション当たりのREDOの量をバイトで示します。

REDOログ・バッファは、データベースに加えられた変更についての情報を保持するSGA内の循環バッファです。この情報はREDOエントリに格納されています。REDOエントリには、INSERT、UPDATE、DELETE、CREATE、ALTERまたはDROP操作によりデータベースに加えられた変更の再構築または再実行に必要な情報が含まれています。REDOエントリは、必要に応じて、データベース・リカバリに使用されます。

この統計値は、最後のサンプル期間中にコミットまたはロール・バックされた書込みまたは更新トランザクションがなかった場合は、0になります。データベースに対する大量のアクティビティが読取り専用の場合、対応する同じ名前の1秒当たりのメトリックは、現行パフォーマンスのより効果的なインジケータになります。

このテストでは、1トランザクション当たりに生成されたバイト単位のREDOの量を調べます。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注87

脚注87

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

DeltaRedoSize/DeltaTransactions

  • DeltaRedoSize: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='redo size'の差

  • Transactions: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name = 'user commits'の差

ユーザーの処理

LOG_BUFFER初期化パラメータにより、REDOエントリをREDOログ・ファイルにバッファリングするときに使用されるメモリー量が決まります。

待機が問題ならば、LOG_BUFFER初期化パラメータを増やして、REDOログ・バッファのサイズを拡張することを検討します。REDOログ・エントリには、データベース・ブロック・バッファに加えられた変更の記録が含まれています。ログ・ライター・プロセス(LGWR)では、REDOログ・エントリをログ・バッファからREDOログに書き込みます。REDOログ・バッファは、REDOログへのアクセスが多いときでも、ログ・バッファに新規エントリ用の領域があるように、サイズを設定する必要があります。

REDO書込み/秒

このメトリックは、このサンプル期間中の1秒当たりのREDO書込み操作数を示します。

REDOログ・バッファは、データベースに加えられた変更についての情報を保持するSGA内の循環バッファです。この情報はREDOエントリに格納されています。REDOエントリには、INSERT、UPDATE、DELETE、CREATE、ALTERまたはDROP操作によりデータベースに加えられた変更の再構築または再実行に必要な情報が含まれています。REDOエントリは、必要に応じて、データベース・リカバリに使用できます。

ログ・ライター・プロセス(LGWR)では、REDOログ・バッファ管理(ディスク上のREDOログ・ファイルへのREDOログ・バッファの書込み)を行います。

このテストでは、LGWRによるREDOログ・ファイルへの1秒当たりの書込み数を調べます。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注88

脚注88

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

DeltaRedoWrites/Seconds

  • DeltaRedoWrites: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='redo writes'の差

  • Seconds: サンプル期間の秒数

ユーザーの処理

LOG_BUFFER初期化パラメータにより、REDOエントリをREDOログ・ファイルにバッファリングするときに使用されるメモリー量が決まります。

待機が問題ならば、LOG_BUFFER初期化パラメータを増やして、REDOログ・バッファのサイズを拡張することを検討します。REDOログ・エントリには、データベース・ブロック・バッファに加えられた変更の記録が含まれています。ログ・ライター・プロセス(LGWR)では、REDOログ・エントリをログ・バッファからREDOログに書き込みます。REDOログ・バッファは、REDOログへのアクセスが多いときでも、ログ・バッファに新規エントリ用の領域があるように、サイズを設定する必要があります。

REDO書込み/トランザクション

このメトリックは、このサンプル期間中の1秒当たりのREDO書込み操作の回数を表します。

REDOログ・バッファは、データベースに加えられた変更についての情報を保持するSGA内の循環バッファです。この情報はREDOエントリに格納されています。REDOエントリには、INSERT、UPDATE、DELETE、CREATE、ALTERまたはDROP操作によりデータベースに加えられた変更の再構築または再実行に必要な情報が含まれています。REDOエントリは、必要に応じて、データベース・リカバリに使用されます。

ログ・ライター・プロセス(LGWR)では、REDOログ・バッファ管理(ディスク上のREDOログ・ファイルへのREDOログ・バッファの書込み)を行います。

このテストでは、LGWRによるREDOログ・ファイルへの1トランザクション当たりの書込み数を調べます。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注89

脚注89

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

DeltaRedoWrites/(DeltaCommits+DeltaRollbacks)

  • DeltaRedoWrites: サンプル期間の終了時と開始時のselect s.value from v$sysstat s, v$statname n where n.name='redo writes' and n.statistic#=s.statistic#の差

  • DeltaCommits: サンプル期間の終了時と開始時のselect s.value from v$sysstat s, v$statname n where n.name='user commits' and n.statistic#=s.statistic#の差

  • DeltaRollbacks: サンプル期間の終了時と開始時のselect s.value from v$sysstat s, v$statname n where n.name='user commits' and n.statistic#=s.statistic#の差

ユーザーの処理

LOG_BUFFER初期化パラメータにより、REDOエントリをREDOログ・ファイルにバッファリングするときに使用されるメモリー量が決まります。

待機が問題ならば、LOG_BUFFER初期化パラメータを増やして、REDOログ・バッファのサイズを拡張することを検討します。REDOログ・エントリには、データベース・ブロック・バッファに加えられた変更の記録が含まれています。ログ・ライター・プロセス(LGWR)では、REDOログ・エントリをログ・バッファからREDOログに書き込みます。REDOログ・バッファは、REDOログへのアクセスが多いときでも、ログ・バッファに新規エントリ用の領域があるように、サイズを設定する必要があります。

処理された行/ソート

このメトリックは、このサンプル期間中の1ソート当たりの平均行数を示します。

このテストでは、サンプル期間中の1ソート当たりの平均行数を調べます。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注90

脚注90

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

(DeltaSortRows/(DeltaDiskSorts + DeltaMemorySorts)) * 100

  • DeltaSortRows: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='sorts (rows)'の差

  • DeltaMemorySorts: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='sorts (memory)'の差

  • DeltaDiskSorts: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='sorts (disk)'の差

ユーザーの処理

この統計値は、1ソート当たりに処理されている平均行数を示します。そのサイズは、データベースのソート・サイズに関する情報を提供します。これは、SORT_AREA_SIZEを適切に指定するのに役立ちます。1ソート当たりの行数が多い場合、最も多くのソートを実行しているセッションとSQL文を調べ、これらのSQL文をチューニングして、ソート・サンプル・セットのサイズを縮小できないか確認する必要があります。

最も多くのソートを実行しているセッションを特定することで、さらにそれらのセッションで実行されているSQLを特定できます。データベースのソート領域のサイズが正しく設定されていて、アプリケーションのSQLが不要あるいは過剰なソートを実行している可能性があります。最も多くのソートを実行しているセッションは、「ディスク・ソート」でソートした「上位セッション」ページに表示されます。

「現行のSQL」ページで最も多くのディスク・ソートを実行しているセッションをさらにドリルダウンすると、ディスク・ソートの原因であるSQL文が表示されます。

ソート数でソートした場合の上位SQLのページには、キャッシュ内のSQL文をソート操作数でソートされた順序で高速に表示するメカニズムがあります。これは、現在のセッションのソートを表示する別の方法です。SQL文を介してソート・アクティビィティを表示し、その文のすべての実行の累積統計を含めることができます。

ディスク上で過剰なソートが実行されており、問合せが正しい場合は、SORT_AREA_SIZE初期化パラメータの値を増やして、ソート領域のサイズを拡張することを検討します。ソート領域を広げると、Oracleサーバーではメモリーでソートを維持でき、現行のソート領域サイズを使用して同等の量の作業を実行するために必要なI/O操作の数が削減されます。

長い表スキャン/秒

このメトリックは、サンプル期間中の1秒当たりの長い表スキャン数を示します。表がキャッシュされていない場合や、その最大値が5ブロックを超えている場合、表は長いとみなされます。

このテストでは、1秒当たりの長い表スキャンを調べます。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注91

脚注91

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

DeltaScans/Seconds

  • DeltaScans: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='table scans (long tables)'の差

  • Seconds: サンプル期間の秒数

ユーザーの処理

表スキャンとは、問合せに応じるために、表全体がレコードごとにスキャンされることです。バッファ・キャッシュへの読取りや保存が簡単にできる小さな表の場合には便利です。しかし、大きな表の場合は、多数の物理読取りが必要になり、その他の必要なバッファがキャッシュから消去される可能性があります。物理読取り数と論理読取り数が多いSQL文は、表スキャンの候補です。これらのSQL文は、「物理読取り」でソートした「上位SQL」ページか、「物理読取り」でソートした「上位セッション」ページで、セッションの現行SQLまでドリルダウンすることにより特定できます。

長い表スキャン/トランザクション

このメトリックは、サンプル期間中の1トランザクション当たりの長い表スキャン数を示します。表がキャッシュされていない場合や、その最大値が5ブロックを超えている場合、表は長いとみなされます。

この統計値は、最後のサンプル期間中にコミットまたはロール・バックされた書込みまたは更新トランザクションがなかった場合は、0になります。データベースに対する大量のアクティビティが読取り専用の場合、対応する同じ名前の1秒当たりのメトリックは、現行パフォーマンスのより効果的なインジケータになります。

このテストでは、1トランザクション当たりの長い表スキャンの数を調べます。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注92

脚注92

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

DeltaScans/Transactions

  • DeltaScans: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='table scans (long tables)'の差

  • Transactions: サンプル期間のトランザクション数

ユーザーの処理

表スキャンとは、問合せに応じるために、表全体がレコードごとにスキャンされることです。バッファ・キャッシュへの読取りや保存が簡単にできる小さな表の場合には便利です。しかし、大きな表の場合は、多数の物理読取りが必要になり、その他の必要なバッファがキャッシュから消去される可能性があります。物理読取り数と論理読取り数が多いSQL文は、表スキャンの候補です。これらのSQL文は、「物理読取り」でソートした「上位SQL」ページか、「物理読取り」でソートした「上位セッション」ページで、セッションの現行SQLまでドリルダウンすることにより特定できます。

セッション論理読取り/秒

このメトリックは、サンプル期間中の1秒当たりの論理読取り数を示します。論理読取りとは、SGAからのデータ・ブロックの読取りリクエストです。論理読取りは、リクエストされたブロックがバッファ・キャッシュにない場合、結果的に物理読取りになることがあります。

このテストでは、1秒当たりの論理(DBブロック取得+一貫性読取り)読取りを調べます。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注93

脚注93

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

LogicalReads/Seconds

  • LogicalReads: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='session logical reads'の差

  • Seconds: サンプル期間の秒数

ユーザーの処理

過剰な論理読取りは、たとえ結果的に物理読取りにならなくても、パフォーマンス・チューニングが必要と考えられる領域を示している可能性があります。通常、この統計の大きな値は、全表スキャンが実行されていることを示します。最も多くの論理読取り(バッファ読取り)を実行しているSQLを特定するには、「バッファ読取り」でソートした「上位SQL」ページを使用します。これにより、論理読取りの大部分の原因となっているSQLがすぐに特定されます。ドリルダウンにより、これらのSQLをさらに詳しく調べることができます。これらのSQL文をチューニングすると、バッファ・キャッシュ・アクセスが減ります。

セッション論理読取り/トランザクション

このメトリックは、サンプル期間中の1トランザクション当たりの論理読取り数を示します。

この統計値は、最後のサンプル期間中にコミットまたはロール・バックされた書込みまたは更新トランザクションがなかった場合は、0になります。データベースに対する大量のアクティビティが読取り専用の場合、対応する同じ名前の1秒当たりのメトリックは、現行パフォーマンスのより効果的なインジケータになります。

このテストでは、1トランザクション当たりの論理(DBブロック取得+一貫性読取り)読取りを調べます。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注94

脚注94

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

DeltaReads/Transactions

  • DeltaReads: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='session logical reads'の差

  • Transactions: サンプル期間のトランザクション数

ユーザーの処理

過剰な論理読取りは、たとえ結果的に物理読取りにならなくても、パフォーマンス・チューニングが必要と考えられる領域を示している可能性があります。通常、この統計の大きな値は、全表スキャンが実行されていることを示します。最も多くの論理読取り(バッファ読取り)を実行しているSQLを特定するには、「バッファ読取り」でソートした「上位SQL」ページを使用します。これにより、論理読取りの大部分の原因となっているSQLがすぐに特定されます。

ソフト解析(%)

Oracleサーバーにより共有プールにSQL文がないか調べられ、再使用可能なバージョンの文が見つかった場合に、ソフト解析が記録されます。

このメトリックは、カーソルがすでにカーソル・キャッシュにある解析要求を、合計解析数と比較した割合を示します。この割合は、アプリケーションが、キャッシュにない文のハード解析と比べて、すでにキャッシュにある文を解析する頻度についての指標となります。

このテストでは、解析リクエスト全体に対するソフト解析リクエストの割合を調べます。値がしきい値引数で指定したしきい値以下で、発生数が発生数パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注95

脚注95

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

((DeltaParseCountTotal - DeltaParseCountHard) / DeltaParseCountTotal) * 100

  • DeltaParseCountTotal: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='parse count (total)'の差

  • DeltaParseCountHard: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='parse count (hard)'の差

ユーザーの処理

ソフト解析のリソース消費はハード解析より少ないため、この項目の値は大きいほどよいということになります。しかし、ソフト解析が多いのは、アプリケーションでSQLが効率的に使用されていないことを示しています。文の再解析は、たとえソフト解析であっても、以前にコンパイルした文をキャッシュ内で探す処理時間が必要なだけでなく、アプリケーションからデータベースまでのネットワーク・ラウンド・トリップが必要です。ネットワーク・ラウンド・トリップと不要な処理を減らすことにより、アプリケーションのパフォーマンスが向上します。

このメトリック値が80%を下回った場合、「ハード解析」でソートした「上位セッション」ページを調べる必要があります。このページには、現在最も多くのハード解析を実行しているセッションのリストが表示されます。これらのセッションとそこで実行されているSQL文から、どのアプリケーションおよび対応するSQL文が非効率的に使用されているかがわかります。

メトリックが現在高い値を示している場合、負荷の大きなハード解析は発生していませんが、アプリケーションは、ソフト解析の量を減らすことにより、さらにチューニングできます。「解析」でソートした「上位SQL」ページに移動し、最も多く解析が実行されているSQL文を特定します。これにより、不必要に再解析が実行されているSQLをすぐに特定できます。まずこれらの文に、カーソルが一度オープンされると、何回も実行やフェッチが行われるような、アプリケーション・ロジックの変更が可能か調べます。

ディスクへのソート/秒

このメトリックは、このサンプル期間中の1秒当たりのディスクに対するソート数を示します。最良のパフォーマンスの場合、ディスクに対するソートは実行するには負荷が大きいため、ほとんどのソートがメモリー内で行われます。ソート領域が小さすぎると、ソート操作中に、余分なソートの実行が必要になります。その結果、CPUおよびI/Oリソースの消費が増えます。

このテストでは、ディスクに対して実行される1秒当たりのソート数を調べます。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注96

脚注96

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

DeltaDiskSorts/Seconds

  • DeltaDiskSorts: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='sorts (disk)'の差

  • Seconds: サンプル期間の秒数

ユーザーの処理

最も多くのソートを実行しているセッションを特定することで、さらにそれらのセッションで実行されているSQLを特定できます。データベースのソート領域のサイズが正しく設定されていて、アプリケーションのSQLが不要または過剰なソートを実行している可能性があります。最も多くのソートを実行しているセッションは、「ディスク・ソート」でソートした「上位セッション」ページに表示されます。

「現行のSQL」ページで最も多くのディスク・ソートを実行しているセッションをさらにドリルダウンすると、ディスク・ソートの原因であるSQL文が表示されます。

「ソート」でソートした「上位SQL」ページは、キャッシュ内のSQL文を、それらのソート操作数によるソート順で素早く表示する仕組みになっています。これは、現行セッションのソートの表示にかわる方法で、SQL文によるソート・アクティビティを表示でき、その文の全実行に関する累積統計が含まれます。

ディスク上で過剰なソートが実行されており、問合せが正しい場合は、SORT_AREA_SIZE初期化パラメータの値を増やして、ソート領域のサイズを拡張することを検討します。ソート領域を広げると、Oracleサーバーではメモリーでソートを維持でき、現行のソート領域サイズを使用して同等の量の作業を実行するために必要なI/O操作の数が削減されます。

ディスクへのソート/トランザクション

このメトリックは、このサンプル期間中の1トランザクション当たりのディスクに対するソート数を示します。最良のパフォーマンスの場合、ディスクに対するソートは実行するには負荷が大きいため、ほとんどのソートがメモリー内で行われます。ソート領域が小さすぎると、ソート操作中に、余分なソートの実行が必要になります。その結果、CPUおよびI/Oリソースの消費が増えます。

この統計値は、最後のサンプル期間中にコミットまたはロール・バックされた書込みまたは更新トランザクションがなかった場合は、0になります。データベースに対する大量のアクティビティが読取り専用の場合、対応する同じ名前の1秒当たりのメトリックは、現行パフォーマンスのより効果的なインジケータになります。

このテストでは、ディスクに対して実行される1トランザクション当たりのソート数を調べます。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注97

脚注97

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

DeltaDiskSorts/Transactions

  • DeltaDiskSorts: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='sorts (disk)'の差

  • Transactions: サンプル期間のトランザクション数

ユーザーの処理

最も多くのソートを実行しているセッションを特定することで、さらにそれらのセッションで実行されているSQLを特定できます。データベースのソート領域のサイズが正しく設定されていて、アプリケーションのSQLが不要または過剰なソートを実行している可能性があります。最も多くのソートを実行しているセッションは、「ディスク・ソート」でソートした「上位セッション」ページに表示されます。

「現行のSQL」ページで最も多くのディスク・ソートを実行しているセッションをさらにドリルダウンすると、ディスク・ソートの原因であるSQL文が表示されます。

「ソート」でソートした「上位SQL」ページは、キャッシュ内のSQL文を、それらのソート操作数によるソート順で素早く表示する仕組みになっています。これは、現行セッションのソートの表示にかわる方法で、SQL文によるソート・アクティビティを表示でき、その文の全実行に関する累積統計が含まれます。

ディスク上で過剰なソートが実行されており、問合せが正しい場合は、SORT_AREA_SIZE初期化パラメータの値を増やして、ソート領域のサイズを拡張することを検討します。ソート領域を広げると、Oracleサーバーではメモリーでソートを維持でき、現行のソート領域サイズを使用して同等の量の作業を実行するために必要なI/O操作の数が削減されます。

合計索引スキャン/秒

このメトリックは、1秒当たりの索引スキャンの合計数を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注98

脚注98

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

索引スキャンkdiixs1/時間

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

合計索引スキャン/トランザクション

このメトリックは、1トランザクション当たりの索引スキャンの合計数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注99

脚注99

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

索引スキャンkdiixs1/トランザクション

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

合計解析/秒

このメトリックは、ハードおよびソフト解析の1秒当たりの合計数を示します。SQL文を共有プールにロードする必要がある場合、ハード解析が発生します。この場合、Oracleサーバーでは共有プールにメモリーを割り当て、文を解析する必要があります。Oracleサーバーにより共有プールにSQL文がないか調べられ、再使用可能なバージョンの文が見つかった場合に、ソフト解析が記録されます。

特定のSQLカーソルが解析されるたびに、この数は1つずつ増えます。SQLカーソルの解析の原因となるいくつかの操作があります。SQL文の解析では、カーソルの実行計画の生成時にオプティマイザにより評価される基本ステップに文を分解します。

このテストでは、1秒当たりの解析コール数を調べます。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注100

脚注100

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

DeltaParses/Seconds

  • DeltaParses: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='parse count (total)'の差

  • Seconds: サンプル期間の秒数

ユーザーの処理

過度に時間のかかる解析があると思われる場合は、SQL文を評価して、共有SQLプール・メモリーの使用を最適化し、文の不要な再解析を回避するために、変更可能な文を確認します。この種の問題は、一般にスペース、大/小文字、あるいは両方が違う類似のSQL文が書かれていることが原因で発生します。可能であれば、文で明示的に指定された定数ではなくバインド変数を使用することを検討してもかまいません。

「ハード解析」でソートした「上位セッション」ページには、最も多くのハード解析が発生しているセッションが表示されます。ハード解析は、サーバーで問合せを解析し、ライブラリ・キャッシュに問合せの完全一致が見つからない場合に発生します。ハード解析は、SQL文を効率的に共有することにより回避できます。問合せでリテラルのかわりにバインド変数を使用することは、共有を増やすための1つの方法です。

最も多いハード解析が発生しているセッションが表示されることで、このページではSQLのリライトの最有力候補であるアプリケーションまたはプログラムを特定できます。

また、共有SQLプール・メモリーの使用を最適化するために変更可能なSQL文を調べ、文の不要な再解析を回避します。この種の問題は、一般にスペース、大/小文字、あるいは両方が違う類似のSQL文が書かれていることが原因で発生します。可能であれば、文で明示的に指定された定数ではなくバインド変数を使用することを検討してもかまいません。

SHARED_POOL_SIZE初期化パラメータは、共有プールの合計サイズを制御します。SHARED_POOL_SIZEを増やして、新規リクエストに場所を空けるために共有プールからSQLリクエストをフラッシュする頻度を減らすことを検討します。

共有SQL領域に使用可能な追加メモリーを利用するには、セッションごとに許可されるカーソル数を増やすことも必要になる可能性があります。この制限は、初期化パラメータOPEN_CURSORSの値を増やすことで増加できます。

合計解析/トランザクション

このメトリックは、ハードおよびソフト解析の1トランザクション当たりの合計数を示します。SQL文を共有プールにロードする必要がある場合、ハード解析が発生します。この場合、Oracleサーバーでは共有プールにメモリーを割り当て、文を解析する必要があります。Oracleサーバーにより共有プールにSQL文がないか調べられ、再使用可能なバージョンの文が見つかった場合に、ソフト解析が記録されます。

特定のSQLカーソルが解析されるたびに、この数は1つずつ増えます。SQLカーソルの解析の原因となるいくつかの操作があります。SQL文の解析では、カーソルの実行計画の生成時にオプティマイザにより評価される基本ステップに文を分解します。

このテストでは、1トランザクション当たりの解析コール数を調べます。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注101

脚注101

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

DeltaParses/Transactions

  • DeltaParses: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='parse count (total)'の差

  • Transactions: サンプル期間のトランザクション数

ユーザーの処理

過度に時間のかかる解析があると思われる場合は、SQL文を評価して、共有SQLプール・メモリーの使用を最適化し、文の不要な再解析を回避するために、変更可能な文を確認します。この種の問題は、一般にスペース、大/小文字、あるいは両方が違う類似のSQL文が書かれていることが原因で発生します。可能であれば、文で明示的に指定された定数ではなくバインド変数を使用することを検討してもかまいません。

「ハード解析」でソートした「上位セッション」ページには、最も多くのハード解析が発生しているセッションが表示されます。ハード解析は、サーバーで問合せを解析し、ライブラリ・キャッシュに問合せの完全一致が見つからない場合に発生します。ハード解析は、SQL文を効率的に共有することにより回避できます。問合せでリテラルのかわりにバインド変数を使用することは、共有を増やすための1つの方法です。

最も多いハード解析が発生しているセッションが表示されることで、このページではSQLのリライトの最有力候補であるアプリケーションまたはプログラムを特定できます。

また、共有SQLプール・メモリーの使用を最適化するために変更可能なSQL文を調べ、文の不要な再解析を回避します。この種の問題は、一般にスペース、大/小文字、あるいは両方が違う類似のSQL文が書かれていることが原因で発生します。可能であれば、文で明示的に指定された定数ではなくバインド変数を使用することを検討してもかまいません。

SHARED_POOL_SIZE初期化パラメータは、共有プールの合計サイズを制御します。SHARED_POOL_SIZEを増やして、新規リクエストに場所を空けるために共有プールからSQLリクエストをフラッシュする頻度を減らすことを検討します。

共有SQL領域に使用可能な追加メモリーを利用するには、セッションごとに許可されるカーソル数を増やすことも必要になる可能性があります。この制限は、初期化パラメータOPEN_CURSORSの値を増やすことで増加できます。

合計表スキャン/秒

このメトリックは、サンプル期間中の1秒当たりの長い表スキャンおよび短い表スキャンの数を示します。表がキャッシュされていない場合や、その最大値が5ブロックを超えている場合、表は長いとみなされます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

定義なし

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

(DeltaLongScans + DeltaShortScans)/Seconds

  • DeltaLongScans: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='table scans (long tables)'の差

  • DeltaShortScans: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='table scans (short tables)'の差

  • Seconds: サンプル期間の秒数

ユーザーの処理

表スキャンとは、問合せに応じるために、表全体がレコードごとにスキャンされることです。バッファ・キャッシュへの読取りや保存が簡単にできる小さな表の場合には便利です。しかし、大きな表では、多数の物理読取りが必要になり、その他の必要なバッファがキャッシュから消去される可能性があります。物理読取り数と論理読取り数が多いSQL文は、表スキャンの候補です。これらは、2つの異なる方法により特定できます。「物理読取り」でソートした「上位セッション」ページには、現行I/Oアクティビティの原因となっているセッションが表示されます。「物理読取り」でソートした「上位SQL」ページには、キャッシュ内のSQL文のリストが実行したI/Oの量別に表示されます。これらのSQL文にはI/O数が高いものがありますが、現行のI/O負荷の原因となるわけではありません。

合計表スキャン/トランザクション

このメトリックは、サンプル期間中の1トランザクション当たりの長い表スキャンおよび短い表スキャンの数を示します。表がキャッシュされていない場合や、その最大値が5ブロックを超えている場合、表は長いとみなされます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

定義なし

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

(DeltaLongScans + DeltaShortScans)/Transactions

  • DeltaLongScans: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='table scans (long tables)'の差

  • DeltaShortScans: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='table scans (short tables)'の差

  • Transactions: サンプル期間のトランザクション数

ユーザーの処理

表スキャンとは、問合せに応じるために、表全体がレコードごとにスキャンされることです。バッファ・キャッシュへの読取りや保存が簡単にできる小さな表の場合には便利です。しかし、大きな表では、多数の物理読取りが必要になり、その他の必要なバッファがキャッシュから消去される可能性があります。物理読取り数と論理読取り数が多いSQL文は、表スキャンの候補です。これらは、2つの異なる方法により特定できます。「物理読取り」でソートした「上位セッション」ページには、現行I/Oアクティビティの原因となっているセッションが表示されます。「物理読取り」でソートした「上位SQL」ページには、キャッシュ内のSQL文のリストが実行したI/Oの量別に表示されます。これらのSQL文にはI/O数が高いものがありますが、現行のI/O負荷の原因となるわけではありません。

ユーザー・コール(%)

このメトリックは、再帰コールに対するユーザー・コールの割合を示します。

ユーザーが発行したSQL文を実行するために、Oracleサーバーで追加文の発行が必要になる場合があります。そのような文は、再帰コールまたは再帰的SQL文と呼ばれます。たとえば、行を保持する十分な領域がない表に行を挿入した場合、Oracleサーバーでは、ディクショナリ管理表領域が使用されていれば、再帰コールを作成して、動的に領域を割り当てます。次の場合には、再帰コールも生成されます。

データ・ディクショナリ情報がデータ・ディクショナリ・キャッシュになく、ディスクから取得する必要がある場合。

  • データベース・トリガーの起動中

  • DDL文の実行中

  • ストアド・プロシージャ、ファンクション、パッケージおよび無名PL/SQLブロック内でのSQL文の実行中

  • 参照整合性制約の実行中

このメトリックは、再帰コールに対するユーザー・コールの割合を示します。値がしきい値引数で指定したしきい値以下で、発生数が発生数パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注102

脚注102

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

(DeltaUserCalls/(DeltaRecursiveCalls + DeltaUserCalls)) * 100

  • DeltaRecursiveCalls: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='recursive calls'の差

  • DeltaUserCalls: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='user calls'の差

ユーザーの処理

このメトリックの値が低い場合、Oracleサーバーで多数の再帰コールが作成されていることを意味します。アプリケーションの実行中に、Oracleサーバーで過度の再帰コールが作成されていると思われる場合、これらの再帰コールの原因となっているアクティビティを特定します。再帰コールの原因が動的な拡張であると判断した場合は、より大きなエクステントを割り当てて拡張の頻度を減らします。

ユーザー・コール/秒

このメトリックは、サンプル期間中の1秒当たりのログイン、解析、または実行コール数を示します。

このテストでは、ログイン、解析、または実行コール数を調べます。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注103

脚注103

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

DeltaUserCalls/Seconds

  • DeltaUserCalls: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='user calls'の差

  • Seconds: サンプル期間の秒数

ユーザーの処理

この統計値は、データベース内でどれだけのアクティビティが進行中かを反映しています。合計ユーザー・コール率の急増は、基本的なコールのどれが実際に増加しているのかを確認するために調べる必要があります。解析、実行およびログインのコールは、それぞれ異なるタイプのユーザー・アクションまたはアプリケーション・アクションを意味し、個々に対処することが必要です。ユーザー・コールは、全体的なレベルのモニターです。

ユーザー・コール/トランザクション

このメトリックは、サンプル期間中の1トランザクション当たりのログイン、解析、または実行コール数を示します。

この統計値は、最後のサンプル期間中にコミットまたはロール・バックされた書込みまたは更新トランザクションがなかった場合は、0になります。データベースに対する大量のアクティビティが読取り専用の場合、対応する同じ名前の1秒当たりのメトリックは、現行パフォーマンスのより効果的なインジケータになります。

このテストでは、1秒当たりのログイン、解析または実行コール数をチェックします。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注104

脚注104

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

DeltaUserCalls/Transactions

  • DeltaUserCalls: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='user calls'の差

  • Transactions: サンプル期間のトランザクション数

ユーザーの処理

この統計値は、データベース内でどれだけのアクティビティが進行中かを反映しています。合計ユーザー・コール率の急増は、基本的なコールのどれが実際に増加しているのかを確認するために調べる必要があります。解析、実行およびログインのコールは、それぞれ異なるタイプのユーザー・アクションまたはアプリケーション・アクションを意味し、個々に対処することが必要です。ユーザー・コールは、全体的なレベルのモニターです。

ユーザー・コミット/秒

このメトリックは、サンプル期間中の1秒当たりに実行されたユーザー・コミット数を示します。ユーザーがトランザクションをコミットする場合、データベース・ブロックに加えた変更を反映するREDO生成をディスクに書き込む必要がある。多くの場合、コミットはユーザー・トランザクション割合とほぼ同一。

このテストでは、1秒当たりのユーザー・コミット数を調べます。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注105

脚注105

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

DeltaCommits/Seconds

  • DeltaCommits: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name = 'user commits'の差

  • Seconds: サンプル期間の秒数

ユーザーの処理

この統計値は、データベース内でどれだけの作業が実行されているかを示します。トランザクション率の急上昇は、必ずしも悪い状態とはかぎりません。レスポンス時間が正常に近いままならば、システムによりその追加の負荷が処理可能なことを意味しています。実際には、トランザクション率の低下やレスポンス時間の増加は、問題の指標と考えられます。アプリケーションに応じて、トランザクションの負荷は1日の異なる時間帯で大きく変化します。

ユーザー・コミット/トランザクション

このメトリックは、サンプル期間中の1トランザクション当たりに実行されたユーザー・コミット数を示します。ユーザーがトランザクションをコミットする場合、データベース・ブロックに加えた変更を反映するREDO生成をディスクに書き込む必要がある。多くの場合、コミットはユーザー・トランザクション割合とほぼ同一。

この統計値は、最後のサンプル期間中にコミットまたはロール・バックされた書込みまたは更新トランザクションがなかった場合は、0になります。データベースに対する大量のアクティビティが読取り専用の場合、対応する同じ名前の1秒当たりのメトリックは、現行パフォーマンスのより効果的なインジケータになります。

このテストでは、1トランザクション当たりのユーザー・コミット数を調べます。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注106

脚注106

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

DeltaCommits/Transactions

  • DeltaCommits: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name = 'user commits'の差

  • Transactions: サンプル期間のトランザクション数

ユーザーの処理

この統計値は、データベース内でどれだけの作業が実行されているかを示します。トランザクション率の急上昇は、必ずしも悪い状態とはかぎりません。レスポンス時間が正常に近いままならば、システムによりその追加の負荷が処理可能なことを意味しています。実際には、トランザクション率の低下やレスポンス時間の増加は、問題の指標と考えられます。アプリケーションに応じて、トランザクションの負荷は1日の異なる時間帯で大きく変化します。

ユーザー・ロールバックUNDOレコード適用/秒

このメトリックは、ユーザー・リクエストのロールバック変更に適用された1秒当たりのUNDOレコード数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注107

脚注107

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

(変更のロールバック-適用されたUNDOレコード)/時間

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

ユーザー・ロールバックUNDOレコード適用/トランザクション

このメトリックは、ユーザー・リクエストのロールバック変更に適用された1トランザクション当たりのUNDOレコード数を示します。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注108

脚注108

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

(変更のロールバック-適用されたUNDOレコード)/トランザクション

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

ユーザー・ロールバック/秒

このメトリックは、サンプル期間中に、ユーザーが手動でROLLBACK文を発行、またはユーザーのトランザクション中に発生したエラーの1秒当たりの回数を示します。

このテストでは、1秒当たりのロールバック数を調べます。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注109

脚注109

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

DeltaRollbacks/Seconds

  • DeltaRollbacks: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='user rollbacks'の差

  • Seconds: サンプル期間の秒数

ユーザーの処理

この値は、ユーザーがROLLBACK文を発行する、またはトランザクション中にエラーが発生する頻度を示します。ロールバックが、なんらかの欠陥のあるアプリケーション・ロジックの一部か、データベース・アクセスにより発生しているエラーが原因かを確認するために、さらに調査を行う必要があります。

ユーザー・ロールバック/トランザクション

このメトリックは、サンプル期間中に、ユーザーが手動でROLLBACK文を発行、またはユーザーのトランザクション中に発生したエラーの1トランザクション当たりの回数を示します。

この統計値は、最後のサンプル期間中にコミットまたはロール・バックされた書込みまたは更新トランザクションがなかった場合は、0になります。データベースに対する大量のアクティビティが読取り専用の場合、対応する同じ名前の1秒当たりのメトリックは、現行パフォーマンスのより効果的なインジケータになります。

このテストでは、1トランザクション当たりのロールバック数を調べます。値がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注110

脚注110

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

DeltaRollbacks/Transactions

  • DeltaRollbacks: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='user rollbacks'の差

  • Transactions: サンプル期間のトランザクション数

ユーザーの処理

この値は、ユーザーがROLLBACK文を発行する、またはトランザクション中にエラーが発生する頻度を示します。ロールバックが、なんらかの欠陥のあるアプリケーション・ロジックの一部か、データベース・アクセスにより発生しているエラーが原因かを確認するために、さらに調査を行う必要があります。

上位待機イベント

この項では、上位待機イベント・カテゴリのメトリックに関する情報を提供します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度
すべてのバージョン 15分ごと
メトリック名 説明
平均フォアグラウンド待機時間(ミリ秒) ミリ秒単位で表した平均フォアグラウンド待機時間。
平均待機時間(ミリ秒) ミリ秒単位で表した平均待機時間。
合計フォアグラウンド待機時間(秒) 秒単位の合計フォアグラウンド待機時間。
フォアグラウンド待機の合計回数 フォアグラウンド待機の合計回数。
待機の合計回数 待機の合計回数。
合計待機時間(秒) 秒単位の合計待機時間。
待機クラス名 待機クラスの名前。

スキーマ別オブジェクトの合計

このカテゴリのメトリックには、スキーマ内のデータベース・オブジェクトの数を示すメトリックが含まれます。

オブジェクトの合計数

このメトリックは、スキーマ内のデータベース・オブジェクトの合計数を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

24時間ごと

定義なし

定義なし

%value%のオブジェクトが%owner%スキーマに存在します

スキーマ別合計表

このカテゴリのメトリックには、スキーマ内の表の数を示すメトリックが含まれます。

表の合計数

このメトリックは、スキーマ内の表の合計数を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

24時間ごと

定義なし

定義なし

%value%の表が%owner%スキーマに存在します

使用禁止索引

このメトリック・カテゴリは、データベースの使用禁止索引の数を表します。

使用禁止索引数

このメトリックは、データベースの使用禁止索引の合計数を表します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

24時間ごと

定義なし

定義なし

データベースの使用禁止索引数は%value%です

データ・ソース

データは、dba_indexes、dba_ind_partitionsおよびdba_ind_subpartitionsビューから導出されます。

ユーザーの処理

インシデントに対して「使用禁止索引の再作成」修正処理を設定して、自動的にデータベースの使用禁止索引を再作成できます。これにより、ユーザーは、様々な再作成オプションおよび索引を再作成するスキーマを指定できます。また、インシデントにより、ユーザーはEnterprise Managerコンソールから使用禁止索引を再作成することもできます。

スキーマ別使用禁止索引

このメトリック・カテゴリは、各スキーマの使用禁止索引の数を表します。

スキーマ別使用禁止索引数

このメトリックは、スキーマごとの使用禁止索引の合計数を表します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

24時間ごと

定義なし

定義なし

%Unusable_Index_owner%スキーマの使用禁止索引数は%value%です

複数のしきい値

異なる警告およびクリティカルのしきい値を使用禁止索引所有者(スキーマ)オブジェクトごとに設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの使用禁止索引所有者オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

使用禁止索引所有者オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データは、dba_indexes、dba_ind_partitionsおよびdba_ind_subpartitionsビューから導出されます。

ユーザーの処理

インシデントに対して「使用禁止索引の再作成」修正処理を設定して、自動的に各仕様禁止索引所有者(スキーマ)の使用禁止索引を再作成できます。これにより、ユーザーは、操作に使用する様々な再作成オプションを指定できます。また、インシデントにより、ユーザーはEnterprise Managerコンソールから使用禁止索引を再作成することもできます。

ユーザー監査

このカテゴリのメトリックには、監査対象ユーザー(SYSなど)によるデータベースへのログオンを示すために使用されるメトリックが含まれます。

監査ユーザー

このメトリックでは、指定したデータベース・ユーザー接続をモニターします。たとえば、ユーザー名フィルタ引数で指定したあるデータベース・ユーザー接続が検出されると、アラートが表示されます。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15分ごと

SYS

-

ユーザー%value%が%machine%からログオンしました。

複数のしきい値

このメトリックでは、Username_Machineオブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかのUsername_Machineオブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

Username_Machineオブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

各メトリック索引のデータ・ソースは、次のコマンドです。

SELECT uname, mname, TO_CHAR(count(uname)) , concat(concat(uname,'_'), mname) username_machine FROM
            (SELECT TRIM(TRANSLATE(username,CHR(0),' ')) uname, TRIM(TRANSLATE(machine,CHR(0),' ')) mname
            FROM v$session where type != 'BACKGROUND' and lower(program) not like 'rman%' and username is not null )
            GROUP by uname, mname

ユーザーの処理

ユーザー・アクションは、検出されるユーザー接続によって異なる場合があります。

監査ユーザー - ホスト

このメトリックは、監査対象ユーザーのログインの送信元であるホスト・システムを示します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

15分ごと

データ・ソース

各メトリック索引のデータ・ソースは、次のコマンドです。

SELECT uname, mname, TO_CHAR(count(uname)) , concat(concat(uname,'_'), mname) username_machine FROM
       (SELECT TRIM(TRANSLATE(username,CHR(0),' ')) uname, TRIM(TRANSLATE(machine,CHR(0),' ')) mname
       FROM v$session where type != 'BACKGROUND' and lower(program) not like 'rman%' and username is not null )
       GROUP by uname, mname

ユーザーの処理

このクライアント・マシンからデータベースへのアクセスを詳しく調べます。

監査対象ユーザー・セッション数

このメトリックは、指定マシンからの監査対象ユーザーが行ったログオン数を示します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

15分ごと

データ・ソース

各メトリック索引のデータ・ソースは、次のコマンドです。

SELECT uname, mname, TO_CHAR(count(uname)) , concat(concat(uname,'_'), mname) username_machine from
         (SELECT TRIM(TRANSLATE(username,CHR(0),' ')) uname, TRIM(TRANSLATE(machine,CHR(0),' ')) mname
          FROM v$session where type != 'BACKGROUND' and lower(program) not like 'rman%' and username is not null )
          GROUP by uname, mname

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

ユーザー・ブロック

このカテゴリのメトリックには、特定のセッションが、他の複数セッションをどの範囲までどの程度連続してブロックしているかを示すメトリックが含まれます。

ブロックしているセッション数

このメトリックは、データベース・ユーザーが、1人以上の他のユーザーによる表の更新などのアクションの実行を阻止していることを示します。連続したブロッキングの発生数が指定した値に達すると、アラートが生成されます。

ノート:

  • 「ユーザー・ブロック」テストを使用する前に、管理対象のデータベース上で、catblock.sqlスクリプトを実行する必要があります。このスクリプトにより、「ユーザー・ブロック」テストに必要ないくつかの追加の表、ビューおよびパブリック・シノニムが作成されます。

  • しきい値を実数として受け入れる大部分のメトリックとは異なり、このメトリックは整数のみをしきい値として受け入れます。

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

15分ごと

定義なし

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注111

脚注111

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

複数のしきい値

このメトリックでは、ブロックしているセッションのIDオブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかのブロックしているセッションのIDオブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

ブロックしているセッションのIDオブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データは、次の計算式から導出されます。

SELECT SUM(num_blocked) 
  FROM (SELECT id1, id2, MAX(DECODE(block, 1, sid, 0)) blocking_sid,
    SUM(DECODE(request, 0, 0, 1)) num_blocked 
    FROM v$lock 
      WHERE block = 1 OR request>0 
      GROUP BY id1, id2) 
  GROUP BY blocking SID 

ユーザーの処理

他のユーザーをブロックしているユーザーにトランザクションをロールバックさせるか、ブロックしているトランザクションがコミットされるまで待つかのいずれかです。

ユーザー・ブロック・チェーン

このカテゴリのメトリックは、チェーンごとの累積DB時間、各チェーンでブロックされたセッション数などのロック・チェーン情報を収集します。

ブロックしているセッション数

このメトリックは、チェーン内のブロックされたセッションの合計数を示します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

15分ごと

データ・ソース

データは、v$lockビューおよびv$sessionビューから導出されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

ブロックしているセッションのDB時間

このメトリックは、チェーン内の現在累積されている合計DB時間を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

セッション(%blocker_session_info%)によってブロックされた%count%セッションで合計%value%秒のDB時間が消費されています。

データ・ソース

データは、v$lockビューおよびv$sessionビューから導出されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

ユーザー・ロック

このカテゴリのメトリックは、ユーザー・ロックに関する情報を示します。

Enterprise Managerでは、トランザクション・ロック(TM、TX、UL)の最大ブロック・セッション数または最大ブロックDB時間(秒)がしきい値に達すると、アラートが発行されます。

ブロックされる最大のDB時間(秒)

このメトリックは、指定したロック・チェーンで消費された最大時間を表すもので、任意のロック・チェーンですべての人が消費した合計時間を示すものではありません。

ターゲット・バージョン キー 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

lockType: "TM"

10分ごと

定義なし

定義なし

%lockType%ロックの待機に%value%秒のDB時間がかかっています。

すべてのバージョン

lockType: "TX"

10分ごと

定義なし

定義なし

%lockType%ロックの待機に%value%秒のDB時間がかかっています。

すべてのバージョン

lockType: "UL"

10分ごと

定義なし

定義なし

%lockType%ロックの待機に%value%秒のDB時間がかかっています。

複数のしきい値

このメトリックでは、ユーザー・ロック・タイプ・オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかのユーザー・ロック・タイプ・オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

ユーザー・ロック・タイプ・オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、gv$sessionデータベース・ビューから取得されます。

ユーザーの処理

ユーザーは、「最大ブロックDB時間(秒)」に対して警告アラートまたはクリティカル・アラートのしきい値を設定できます。特定のロック・チェーンで消費された最大時間がしきい値に達すると、Enterprise Managerからアラートが発行されます。

最大ブロック・セッション数

このメトリックは、ロック・チェーンの最大長を表すもので、ロック・チェーン内のユーザーのスタックの合計数を示すものではありません。

ターゲット・バージョン キー 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

lockType: "TM"

10分ごと

定義なし

定義なし

%value%セッションが%lockType%ロックによってブロックされています。

すべてのバージョン

lockType: "TX"

10分ごと

定義なし

定義なし

%value%セッションが%lockType%ロックによってブロックされています。

すべてのバージョン

lockType: "UL"

10分ごと

定義なし

定義なし

%value%セッションが%lockType%ロックによってブロックされています。

複数のしきい値

このメトリックでは、ユーザー・ロック・タイプ・オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかのユーザー・ロック・タイプ・オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

ユーザー・ロック・タイプ・オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックのデータは、gv$sessionデータベース・ビューから取得されます。

ユーザーの処理

ユーザーは、最大ブロック・セッション数に対して警告アラートまたはクリティカル・アラートのしきい値を設定できます。任意のロック・チェーンの最大長がしきい値に達すると、Enterprise Managerからアラートが発行されます。

ユーザー定義のSQL

このカテゴリのメトリックでは、独自のSQL文を実行できます。これらのSQL文によって返されたデータは、しきい値と比較され、定義済メトリックでのアラートと同様の重大度アラートが生成されます。

ユーザー定義数値メトリック

値のデータ型がNUMBERの場合、このメトリックに値が入ります。値がSTRING型の場合、この値は""です。

データ・ソース

データ・ソースは、単一のスカラー値(数値または文字列)を返すSELECT文または関数のいずれかのSQL文です。

ユーザー定義文字列メトリック

値のデータ型がSTRINGの場合、値が入ります。値がNUMBER型の場合、この値は""です。

データ・ソース

データ・ソースは、単一のスカラー値(数値または文字列)を返すSELECT文または関数のいずれかのSQL文です。

待機時間のボトルネック

このメトリック・カテゴリには、ユーザー・セッションで待機に費やされた時間の割合を見積もるメトリックが含まれます。この概算には、システム全体の合計値が必要で、バックグラウンド・プロセスに属するセッションの影響は無視されます。

CPUを使用するアクティブ・セッション数

このメトリックは、CPUを使用しているアクティブ・セッションを示します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

15分ごと

待機中アクティブ・セッション数: I/O

このメトリックは、I/Oを待つアクティブ・セッションを示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注112

脚注112

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

待機中アクティブ・セッション数: その他

このメトリックは、アイドル状態でもユーザーI/Oでもないすべての待機を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注113

脚注113

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

平均インスタンスCPU (%)

このメトリックは、平均CPU使用率を示します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

15分ごと

ホストCPU使用率(%)

このメトリックは、ホスト間で使用中のCPUの割合を示します。

ターゲット・バージョン 収集頻度

すべてのバージョン

15分ごと

待機時間(%)

このメトリックは、インスタンス全体で、このサンプル期間中にリソースまたはオブジェクトの待機時間の割合を示します。

このテストでは、インスタンス全体で、このサンプル期間中にリソースまたはオブジェクトの待機時間の割合を調べます。待機時間(%)がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が発生数パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。

表1-8 メトリック・サマリー表

ターゲット・バージョン サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注114

脚注114

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

データ・ソース

データは、次の計算式を使用して導出されます。

DeltaTotalWait / (DeltaTotalWait + DeltaCpuTime)

  • DeltaTotalWait: サンプル期間の終了時と開始時のsum of time waited for all wait events in v$system_eventの差

  • DeltaCpuTime: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='CPU used by this sessionの差

ユーザーの処理

待機時間の大部分の原因となっている待機イベントをさらに調べます。個々の待機イベントによって、データベース内の固有の問題が特定される可能性があります。個々の待機イベントに固有のドリルダウンにより、必要に応じて目的に合った診断が作成されます。

待機クラス順の待機

このメトリック・カテゴリには、待機クラス順の待機のメトリックが含まれます。

平均待機中ユーザー数

このメトリックは、データベースに対するコールを行い、I/Oやロック・リクエストなどのイベントが完了するまで待機している平均ユーザー数を示します。イベントで待機中のユーザー数が増加した場合、実行しているユーザーの増加、ワークロードの増加、または待機時間が長くなる(最大I/O容量に達したときや、I/O回数が増えたとき)のいずれかを示します。

表1-9 メトリック・サマリー表

ターゲット・バージョン キー 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

クラス: "Administrative"

10分ごと

定義なし

定義なし

定義なし

すべてのバージョン

クラス: "Application"

10分ごと

定義なし

定義なし

定義なし

すべてのバージョン

クラス: "Cluster"

10分ごと

定義なし

定義なし

定義なし

すべてのバージョン

クラス: "Commit"

10分ごと

定義なし

定義なし

定義なし

すべてのバージョン

クラス: "Concurrency"

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注115

すべてのバージョン

クラス: "Configuration"

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注115

すべてのバージョン

クラス: "Network"

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注115

すべてのバージョン

クラス: "Other"

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注115

すべてのバージョン

クラス: "Scheduler"

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注115

すべてのバージョン

クラス: "System I/O"

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注115

すべてのバージョン

クラス: "User I/O"

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注115

脚注115

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

複数のしきい値

このメトリックでは、待機クラス・オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの待機クラス・オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

待機クラス・オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。

待機に要したデータベース時間(%)

このメトリックは、データベース・コールがイベントの待機に要した時間の割合を示します。このメトリックには正しい値というものはありませんが、システムの動作における変化(待機に要したデータベース時間が50%から75%に増加など)を検出するために使用できます。(正しい値がないとは、任意のデータベースに適用できる単一の値がないという意味です。この値は、システムや、システムで実行されるアプリケーションに特有のものです。)

表1-10 メトリック・サマリー表

ターゲット・バージョン キー サーバー評価頻度 収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 アラート・テキスト

すべてのバージョン

クラス: "Administrative"

毎分

10分ごと

30

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注116

すべてのバージョン

クラス: "Application"

毎分

10分ごと

30

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注116

すべてのバージョン

クラス: "Cluster"

毎分

10分ごと

50

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注116

すべてのバージョン

クラス: "Commit"

毎分

10分ごと

50

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注116

すべてのバージョン

クラス: "Concurrency"

毎分

10分ごと

30

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注116

すべてのバージョン

クラス: "Configuration"

毎分

10分ごと

30

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注116

すべてのバージョン

クラス: "Network"

毎分

10分ごと

30

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注116

すべてのバージョン

クラス: "Other"

毎分

10分ごと

30

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注116

すべてのバージョン

クラス: "Scheduler"

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注116

すべてのバージョン

クラス: "System I/O"

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注116

すべてのバージョン

クラス: "User I/O"

毎分

10分ごと

定義なし

定義なし

管理エージェントはアラート・テキストを生成します。脚注116

脚注116

Oracle Databaseプラグイン・リリース12.1.0.6以前のリリースの場合、Database Serverがこのアラート・テキストを生成します。

複数のしきい値

このメトリックでは、待機クラス・オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が、いずれかの待機クラス・オブジェクトに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

待機クラス・オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

ユーザーの処理

最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。ADDMでは、待機イベントで費やされる時間の増加の原因がハイライト表示されます。