Linuxプロビジョニングの問題のトラブルシューティング
プロビジョニング・アプリケーションに関して構成するステージング・サーバー/ブート・サーバーがUIに表示されません。
管理エージェントがステージングまたはブート・サーバー・マシンにインストールされていないか、データをOMSにアップロードしていません。トラブルシューティング情報および既知の問題は、Oracle Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイドのトラブルシューティングを参照してください。ベア・メタル・マシンがブート・ファイルを見つけられないため、起動しません。
ターゲット・マシンのDHCP設定(/etc/dhcpd.conf
)およびTFTP設定を確認します。サービス(DHCPD、Xinetd、Portmap)が実行しているかどうかをチェックします。必要であれば必要な設定の変更を行い、必要なサービスが停止している場合は起動します。
ベア・メタル・ボックスがネットワーク上で起動していない、またはDHCPサーバーがベア・メタル・マシンのMACアドレスに関するDHCPDISCOVERメッセージを取得しません。
ベア・メタル・マシンがブートされるサブネットのIPアドレスを含むようにDHCP構成を編集します。オペレーティング・システムがベア・メタル・ボックスにプロビジョニングされた後で、「エージェント・インストール」が失敗する、またはオペレーティング・システムのプロビジョニング後にベア・メタル・ボックスにホスト名が割り当てられません
これは、dhcpd.conf
ファイルのget-lease-hostnames
エントリがtrueに設定されている場合に発生することがあります。dhcpd.conf
ファイルを編集してget-lease-hostnames
エントリをfalseに設定します。また、ホスト名の長さがオペレーティング・システムのホスト名の長さに準拠していることを確認します。
ベア・メタル・マシンが最初のブートの後でハングします(TFTPエラー/カーネル・エラー)。
これは、TFTPサービスが実行していない場合に発生することがあります。tftpサービスを有効にします。/etc/xinetd.d/tftp
ファイルでdisable
フラグをに変更します: disable=no
。DHCPの設定も確認します。
ベア・メタル・マシンがブートするときにカーネル・パニックが発生します。
ターゲット・マシンのDHCP設定およびTFTP設定を確認し、必要に応じて変更します。まれに、コピーされたintirdとvmlinuzが破損している場合があります。RPMリポジトリからこれらを再びコピーすると、問題が修正されます。初期カーネル・イメージをロードした後でベア・メタル・マシンがハングします。
これは、ネットワークが半二重の場合に発生することがあります。半二重ネットワークは直接サポートされませんが、kickstartファイルを変更すると問題を修正できます。キックスタート・ファイルでethtool -s eth0 duplex half
エントリをethtool -s eth0 duplex full
に変更します。
ベア・メタル・マシンがキックスタート・ファイルを見つけることができません(languageやkeyboardなどの値を手動で入力するためにRedhatの画面が表示されます)。
これは、STAGE_TOP_LEVEL_DIRECTORY
がマウント不可またはアクセス不可の場合に発生します。ステージのトップ・レベルがターゲット・マシンにネットワークでアクセスできるようにします。非常にまれですが、ステージング・サーバーのホスト名の解決に関する問題があるために発生することあります。ファイルが存在しているホスト名のかわりにステージング・サーバーまたはNASサーバーのIPアドレスを入力し、プロビジョニング操作を再試行します。
ベア・メタル・マシンで、サイレント・インストールを実行できません(ネットワークの詳細を手動で入力するためにRedhatの画面が表示されます)。
DNSがステージング・サーバー・ホスト名について構成されており、正しいDNS情報をターゲット・マシンに配信するようにDHCPが構成されていることを確認します。問題が解消しない場合は、ホスト名のかわりにステージング・サーバーまたはNASサーバーのIPアドレスを入力し、プロビジョニング操作を再試行します。プロビジョニングの後で、マシンがEnterprise Managerに登録されません。
これは、プロビジョニング操作の前にEnterprise ManagerエージェントがSTAGE_TOP_LEVEL_DIRECTORY
に配置されていない場合に発生します。Enterprise Managerエージェントをこのディレクトリに配置し、操作を再試行します。また、エージェントを保護するために指定されたOMS登録パスワードが正しくない場合にも発生します。ターゲット・マシンのエージェントoracleホームに移動し、正しいOMS登録パスワードを指定してemctl
secure agentコマンドを実行します。
OMSとプロビジョニングされたオペレーティング・システムのタイムゾーンをチェックします。プロビジョニングされたオペレーティング・システムのタイムゾーンがOMSのタイムゾーンと一致するように変更します。
64ビットOSのプロビジョニングで、エージェントがインストールされません。
OSのプロビジョニング中に、拡張OSプロパティ・ページでエージェントRPMのフルパスを指定します。インフラストラクチャ・ページで、1つまたはすべてのステージング・サーバー、ブート・サーバーおよびRPMリポジトリが構成されていないため、プロビジョニング操作を開始できません。
Linuxのプロビジョニングで使用するために少なくとも1つのステージング・サーバー、ブート・サーバーおよびRPMリポジトリを設定します。デプロイメント操作を発行すると、エラー「予期しないエラーが発生しました。詳細はログ・ファイルを確認してください。」がスローされます。ログには対応するメッセージ「内部名がBMPTypeのComponentTypeが見つかりませんでした」が含まれます。
ソフトウェア・ライブラリ・コンソールでソフトウェア・ライブラリを設定します。デプロイメント・プロシージャがディレクトリ権限エラーで失敗します。
このエラーは、ターゲット・サーバー・マシンに対するユーザーの権限が不十分なために発生します。STAGE_TOP_LEVEL_DIRECTORY
には、ステージング・サーバー・ユーザーの書込み権限が必要です。NASの場合、NASディレクトリはステージング・サーバーにマウントする必要があります。このエラーがブート・ディレクトリへの書込み中に発生した場合は、ブート・サーバー・ユーザーに書込み権限が必要です。
反転ユーザー名の検索に失敗しましたというエラーでベア・メタル・ボックスがブートできません。
DNSに、IPアドレスとホスト名のエントリがあることを確認します。リファレンス・マシンからプロパティをフェッチすると、エラー「指定された資格証明にはルート・アクセス権がありません。」がスローされます。
リファレンス・マシンに指定された資格証明にsudo
アクセス権が含まれることを確認します。
次のパッケージ/パッケージ・グループがRPMリポジトリにありません。パッケージ・リストを更新するか、デプロイメント・ページで正しいRPMリポジトリを選択してください。
このエラー・メッセージで示されたRPMパッケージがリポジトリに存在すること、およびスペリングが正しいことを確認します。存在しない場合は、パッケージをリポジトリにコピーするか、インストールを行わないでください。