構成ブラウザ
単一の管理対象エンティティの構成データを表示するには、構成ブラウザを使用します。構成データの内容は次のとおりです。
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構成アイテムとプロパティ
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すべてのシステム・メンバーとその構成データ、およびシステム構成データ
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システムおよびターゲットの関係(即時、メンバー所属先、使用、使用者など)
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構成拡張収集データ
ブラウザ・ウィンドウは左右のペインで構成されています。左ペインはツリー階層です。右ペインには、表に情報が表示されたタブがあります。ツリー内を移動すると、選択されているもののコンテンツが右ペインに表示されます。選択内容に応じて、プロパティと値、関係、システムとそのメンバーの階層構造、ファイル・コンテンツなどのデータが、解析された形式とRAWテキスト形式の両方で含まれるタブが表示されます。
ブラウザで構成を表示しながら、複数あるアクションのいずれかを実行できます。これらのアクションは、タブの上にある「アクション」メニューから実行できます。左ペインのツリー階層にも使用可能なコンテキスト・メニューがあります。
この項の内容は次のとおりです。
保存済の構成の処理
保存された構成は、今後の参照用に保存されたデータを収集したときのスナップショットです。保存されたデータを表示することも、比較の基準として使用することもできます。
標準の構成もコンポジット構成も保存できます。構成を保存すると、選択されたターゲットとすべてのメンバー・ターゲットのすべての構成アイテムと関係データが保存されます。
構成を保存するには、様々な方法があることに注意してください。
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すべてのターゲットの表が表示されているときにターゲットを右クリックし、「構成」を選択して「保存」を選択します。
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直近に収集されたターゲットの構成が構成ブラウザに表示されているときに、「アクション」ドロップダウン・メニューから「最新を保存」を選択します。
保存(特に、システムまたはグループを含む場合)には数分かかることがあります。このため、パフォーマンス上の理由から、保存アクションでは、非同期に行われるジョブが発行されます。ジョブのステータスをチェックするには、次のようにします。
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「エンタープライズ」メニューから「ジョブ」、「アクティビティ」の順に選択します。
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「拡張検索」をクリックして、次の基準を指定します。
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「ジョブ・タイプ」をECM保存(または「最新を保存」)に設定します。
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「ターゲット・タイプ」を「ターゲットなし」に設定します。
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「実行」をクリックします。
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保存の詳細について検索結果をドリルダウンします。
保存済の構成を比較するには:
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「エンタープライズ」メニューから「構成」を選択し、「保存済」を選択します。
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保存済構成の表で、参照する構成を選択し、「表示」をクリックします。
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次のデータのカテゴリが表示されるようツリー階層を移動します。
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管理対象エンティティ、構成アイテム、これらのプロパティおよび関係
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システム構造
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構成拡張収集
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保存済構成を構成ブラウザに表示することもできます。ターゲット・ツリー・ノードを右クリックし、「構成」を選択して「保存済」を選択します。
保存済の構成を比較するには:
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「エンタープライズ」メニューから「構成」を選択し、「保存済」を選択します。
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保存済構成の表で、比較する構成を選択し、「比較」をクリックします。
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選択した構成は、比較のワークフローで最初の構成になります。比較の設定プロセスを続行します。
構成をエクスポートするには:
- 「エンタープライズ」メニューから「構成」を選択し、「保存済」を選択します。
- 「エクスポート」をクリックし、エクスポート・ダイアログの指示に従い、結果をZIPファイルに保存します。単一のターゲットの場合、エクスポート・ダイアログにより、ターゲットの構成アイテムおよび直接の関連の詳細が特定され、データがzipファイルにパッケージ化されます。
または、構成がすでに存在する場合は、次の手順に従います。
- 「エンタープライズ」メニューから「構成」を選択し、「保存済」を選択します。
- 構成を選択して、「表示」をクリックします。
- 「構成レポート」を選択して、「エクスポート」をクリックします。
以前にエクスポートした構成をインポートするには:
インベントリと使用状況の詳細の処理
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エンタープライズ・ベースのホスト、データベース・インストレーションおよびFusion Middlewareインストレーションなどのデプロイ、または特定のターゲットのインベントリ・サマリーを表示します。
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異なるディメンションのコンテキストでインベントリ・サマリーを表示します。たとえばホストのインベントリ・サマリーの場合は、プラットフォーム、ベンダーまたはOSのバージョンごとに表示できます。
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インベントリ詳細の複数レベルをドリルダウンします。
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タイムラインに沿ってグラフ化されているインベントリ数の傾向を参照します。グラフ・バーはビューの選択に一致するよう色分けされています。
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ロールアップ・オプションのインベントリ・データを色分けした割合別にブレークダウンするには、円グラフに切り替えます。
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ホスト(OSパッチ)とデータベース(適用されているパッチ)の場合、パッチ・インジケータをクリックしてパッチの詳細にリンクします。
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選択内容を繰り返し修正し、新しい選択内容に基づいてグラフと詳細をリフレッシュします。
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デプロイメントと詳細の表をCSVファイルにエクスポートします。
インベントリと使用状況の詳細を表示するには:
マスター(デプロイ)表または詳細表はエクスポートできます。いずれの場合も、「エクスポート」ボタンをクリックするとダイアログが開き、ファイルの場所に移動し、表をCSVファイルとして保存できます。
ノート:
共有Oracleホーム・デプロイメントでは、インベントリの場所は/scratch/myCentralInventory
です。Oracleホーム内のこのインベントリの場所は、attachHomeスクリプトを実行するために他のすべてのホストによって使用されます。
Oracleホーム内のoraInst.locファイルは、このインベントリの場所を指しています。このインベントリの場所がすべての宛先ホストでローカルに使用できることを確認します。そうしないと、必要に応じてこの場所が作成されます。同じOracleホームを使用するすべてのホストは同じインベントリの場所も使用するため、一貫性があります。