ドリフトされたデータベースをOracleホームに統合

時間が経つにつれて、データベースに緊急パッチの適用が必要になることがあります。これにより、以前に同じOracleホームを共有していたデータベースが、これらの追加パッチを使用して独自のOracleホームに移動されます。これらのデータベースは、公開されているゴールド・イメージからドリフトされ、ドリフタと呼ばれます。詳細は、「緊急パッチ適用」を参照してください。

これらのデータベースにパッチを適用する必要がある場合、データベースごとに新しいOracleホームがデプロイされ、Oracleホームがスプロールされます。推奨される方法は、これらのデータベースを以前のように共有Oracleホームに戻すことです。

図18-5 データベース・ドリフトのユースケース

データベース・ドリフトのユースケース
更新して次の更新中に適切なOracleホームに戻すには、次のステップに従います:
  1. ホームの統合に必要なすべてのパッチを使用して、新しいイメージ・バージョンを作成および公開します。詳細は、「EMCLIを使用したゴールド・イメージの作成」を参照してください。
  2. ゴールド・イメージのバージョン・ステータスをCURRENTに更新します。詳細は、「バージョン・ステータスをCurrentに変更する」を参照してください。
  3. 新しいバージョンを使用するようにデータベースを更新します。詳細は、「フリート・メンテナンスを使用したデータベースの更新」および「更新操作」を参照してください。
  4. すべてのデータベースを以前と同じ新しいホームに統合します。詳細は、「Oracleホームの統合」を参照してください。