Always-On Monitoringの障害時リカバリ

障害時リカバリ(DR)によって、サイト全体にわたる障害が発生したときにAlways-On Monitoring機能を別の場所に移すことができます。

既存の手順で、DRのためにEnterprise Managerサイトをスタンバイ状態にできます。これらの手順には、DataGuardと、セカンダリ・サイトからファイル・システム・コンテンツにリンクする機能を使用して、プライマリ・リポジトリ・データベースの内容をスタンバイ・サイトでミラー化することも含まれています。

同様の実装をAlways-On Monitoringインスタンスにも使用できます。Always-On MonitoringのDR設定は、アクティブ/パッシブです。つまり、プライマリ・サイトが停止した場合、仮想IPがスタンバイ・ノードにフェイルオーバーし、スタンバイAlways-On Monitoringインスタンスは、起動された後、(ファイル・システム共有および仮想IPによって)プライマリ・ノードとまったく同じように実行されます。要約すると、Always-On Monitoringリポジトリはスタンバイ・サイトで使用可能である必要があり、Always-On Monitoringインスタンスのファイル・システムはレプリケートされる必要があります。次の図は、Always-On Monitoringの一般的なDRデプロイメントを示しています。

図17-2 Always-On Monitoringの障害時リカバリ・デプロイメント