複数のAlways-On Monitoringインスタンスの設定

複数のAlways-On Monitoring (AOM)インスタンスを設定して、停止時にAlways-On Monitoringが利用できるようにすることができます。

  1. 13.1のAlways-On Monitoringインスタンスがある場合は、アンインストールします。

    最後の稼働中AOMインスタンスを除いて(この例では、3つのAOMインスタンスAOM1、AOM2およびAOM3があり、AOM1およびAOM2に対して)、次を実行する必要があります。

    • $AOM_HOME/scripts/emsctl stopを実行してインスタンス(AOM1およびAOM2)を停止します。

    • $AOM_HOME下のファイルおよびサブディレクトリをすべて削除します。

    さらに、最後のAOMインスタンス(AOM3)で、次を実行します。

    • $AOM_HOME/scripts/emsctl stopを実行してインスタンス(AOM3)を停止します。

    • $AOM_HOME/scripts/emsca uninstallを実行して、AOMをアンインストールします。

    • $AOM_HOME下のファイルおよびサブディレクトリをすべて削除します。

    • 前のAOMインストールのトレースを削除するために、drop user ems cascadeを実行して、リポジトリ内のAOMリポジトリ・ユーザーを削除できます。

  2. 最新のAlways-On Monitoringリリースを入手します。ZIPファイルは、OMSの/sysman/emsディレクトリにあります。AOMをインストールする場所にems_13.5.x.x.x.zipファイルをコピーし、ファイルを解凍します。
    unzip ems.zip

    ノート:

    AOM 13.5を実行するには、管理エージェントとEnterprise Managerインストールの両方も13.5にアップグレードする必要があります。
  3. AOMをインストールします。

    最初のAOMインスタンスを設定するには、$AOM_HOME/scripts/emscaを実行する必要があります。

    後続のAOMインスタンスをインストールするには、$AOM_HOME/scripts/emsca add_emsを実行する必要があります。

  4. 最後に、AOMを起動する前にすべてのインスタンスで次のステップを実行する必要があります。

    • SLBホストの証明書およびウォレットを生成するために、$AOM_HOME/scripts/emsctl secureを実行します。

    • 停止時連絡先を構成します。詳細は、「Enterprise Managerでの停止時連絡先の構成」を参照してください。

    • AOMリポジトリ・スキーマをEnterprise Managerリポジトリ・スキーマと同期させるために、$AOM_HOME/scripts/emsctl syncを実行します。

    • Enterprise Managerホストでemctl config emkey -copy_to_reposを実行して、アップロードURLを設定します。

    • $AOM_HOME/scripts/emsctl startを実行して、AOMインスタンスを起動します。