メトリック・アラート・イベント・タイプのステートレス・アラートのクリア

「メトリック・アラート」イベント・タイプの場合、イベント(メトリック・アラート)はメトリックしきい値に基づいて発生します。これらのメトリック・アラートはステートフル・アラートと呼ばれます。モニター対象システムの状態に関連付けられていないメトリック・アラート・イベント(たとえば、「スナップショットが古すぎます」または再開可能セッションが一時停止されました)の場合、これらのアラートはステートレス・アラートと呼ばれます。ステートレス・アラートは自動的にクリアされないので、手動でクリアする必要があります。clear_stateless_alerts EM CLI動詞を使用して、ステートレス・アラートの一括パージを実行できます。

ノート:

多数のインシデントに対し、手動でインシデントを一括クリアできます。「複数のインシデント、イベントおよび問題への一括応答および管理」を参照してください。

clear_stateless_alertsは指定したターゲットに関連付けられたステートレス・アラートをクリアします。管理エージェントはステートレス・アラートを自動的にクリアしないので、クリアは手動で実行する必要があります。ステートレス・アラートに関連付けられたメトリックの内部名を見つけるには、EM CLI get_metrics_for_stateless_alerts動詞を使用します。

形式

emcli clear_stateless_alerts -older_than=number_in_days -target_type=target_type -target_name=target_name [-include_members][-metric_internal_name=target_type_metric:metric_name:metric_column] [-unacknowledged_only][-ignore_notifications] [-preview][ ] indicates that the parameter is optional

オプション

  • older_than

    アラートの経過時間を日数で指定します。(現在オープンしているステートレス・アラートを対象とするには、0を指定します。)

  • target_type

    内部ターゲット・タイプの識別子(host、oracle_database、emrepなど)。

  • target_name

    ターゲットの名前。

  • include_members

    コンポジット・ターゲットに適用され、メンバーに属しているアラートも調査されます。

  • metric_internal_name

    クリーンアップされるメトリック。get_metrics_for_stateless_alerts Verbを使用して、特定のターゲット・タイプでサポートされるメトリックの完全なリストを表示できます。

  • unacknowledged_only

    アラートが未確認の場合にのみ、それらのアラートをクリアします。

  • ignore_notifications

    このオプションは、クリアしたアラートに関する通知を送信しない場合に使用します。これにより、通知サブシステムの負荷が軽減される可能性があります。

  • ignore_notifications

    このオプションは、クリアしたアラートに関する通知を送信しない場合に使用します。これにより、通知サブシステムの負荷が軽減される可能性があります。

  • preview

    ターゲットでクリアされるアラートの数が表示されます。

次の例では、1週間より前の古いデータベース・アラート・ログから生成されるアラートをクリアします。この例では、アラートのクリア時に通知は送信されません。

emcli clear_stateless_alerts -older_than=7 -target_type=oracle_database -tar  get_name=database -metric_internal_name=oracle_database:alertLog:genericErrStack -ignore_notifications