修正処理: 問題の自動的な解決

修正処理により、メトリック・アラートに対して自動化されたレスポンスを指定できるため、管理者は時間を節約でき、ユーザーに対して顕著な影響が出る前に問題を処理できます。たとえば、Enterprise ManagerがSQL*Netリスナーなどのコンポーネントの停止を検出した場合に、自動的にバックアップを開始する修正処理を指定できます。したがって、修正処理は、メトリックによって警告またはクリティカルの重大度のアラートが発生したときに実行されるユーザー指定の任意のタスクです。修正タスクを実行することに加え、必要に応じてより多くの診断情報を収集するために修正処理を使用できます。デフォルトでは、修正処理はイベントが発生したターゲット上で実行されます。

修正処理は、それぞれ別のターゲットで実行される複数のタスクで構成することも可能です。管理者は、修正処理の成功または失敗に対する通知を受け取ることもできます。修正処理は、それぞれ別のターゲットで実行される複数のタスクで構成することも可能です。

ターゲットの修正処理を定義できるのは、そのターゲットに対する「ターゲット・メトリックの管理」以上の権限を付与されているすべてのEnterprise Manager管理者です。任意のメトリックについて、そのメトリックが警告またはクリティカルの重大度に到達した場合に異なる修正処理を定義できます。

修正処理は、特定のEnterprise Manager管理者の資格証明を使用して実行する必要があります。そのため、修正処理を作成または変更する場合は、常に変更した処理を実行するための資格証明を指定する必要があります。これらの資格証明は、修正処理をインシデントやイベント・ルールなどの要素に関連付けるときに指定します。