兆候以外のイベントのインシデントの作成
インシデント・マネージャの根本原因分析(RCA)機能を利用するには、兆候以外のターゲットの停止イベントに対してインシデントを生成するルール・セットを作成します。兆候のターゲットの停止イベントが多数生成され、兆候以外のターゲットの停止イベントが少ししかない状況のモニタリングでは、兆候以外のイベントについてのみインシデントを生成し通知を送信するルール・セットを作成/変更できます。
-
イベント・ルール1: すべての関連イベントについてインシデントを生成しますが、それ以上のアクションは取りません(通知もチケット作成も行いません)。このイベントは原因とマークされます。
-
イベント・ルール2: 兆候以外のイベントについてのみインシデントを生成し、通知の送信およびチケットの作成も行います。このイベントは、原因でも兆候でもありません。
兆候以外のターゲットの停止イベントを処理するイベント・ルールを作成するには、「インシデント・ルール」 - 「すべてのエンタープライズ・ルール」ページ(「設定」→「インシデント」→「インシデント・ルール」)にナビゲートします。ここでは、新しいルール・セットを作成(「ルール・セットの作成」をクリック)することも、既存のルール・セットを編集(「編集」をクリック)することもできます。
すべての関連イベントについてインシデントを生成するルール・セットを作成するには、次のようにします。
- 「ルール・セットの作成」/「ルール・セットの編集」ページの「ルール」リージョンで、「作成」をクリックします。「作成するルールのタイプを選択」ダイアログが表示されます。
-
「受信イベントおよびイベントの更新」を選択します。
-
「続行」をクリックします。「新規ルールの作成: イベントの選択」ダイアログが表示されます。「ターゲット可用性」を選択します。
- 「詳細な選択オプション」リージョンで、「原因分析の更新」を選択します。3つの原因イベント・オプションが表示されます。
-
イベントは原因としてマークされます: このターゲットに依存する他のターゲットが停止している場合、このターゲットの停止は原因とみなされます。
-
イベントは兆候としてマークされます: このターゲットが依存するターゲットも停止している場合、このターゲットの停止は兆候とみなされます。
-
イベントが原因および兆候ではありません: ターゲットの停止は原因でも兆候でもありません。
ノート:
ノート: オプションを1つ選択することによって、関係のないターゲットの停止イベントをフィルタ処理し、相互依存性のあるターゲットに関するターゲットの可用性イベントに絞り込みます。
-
-
「イベントは原因としてマークされます」を選択し、「次」をクリックします。
-
新規ルールの作成: アクションの追加ページで、「追加」をクリックします。条件付きアクションの追加ページが表示されます。
-
「インシデントの作成」または「インシデントの更新」リージョンで、「インシデントの作成(関連付けられているインシデントがない場合)」を選択して「続行」クリックします。
-
ルール・セットの作成ウィザードの残りのページを完了して、「ルール・セットの作成」/「ルール・セットの編集」ページに戻ります。
次に、兆候以外のイベントについてのみインシデントを生成し、通知の送信も行うルールを作成する必要があります。
-
ステップ1から4を繰り返します。
-
「イベントが原因および兆候ではありません」を選択し、「次」をクリックします。
-
新規ルールの作成: アクションの追加ページで、「追加」をクリックします。条件付きアクションの追加ページが表示されます。
-
「インシデントの作成」または「インシデントの更新」リージョンで、「インシデントの作成(関連付けられているインシデントがない場合)」を選択します。
-
「通知の送信」リージョンで、必要な通知の詳細を入力して「続行」クリックします。「ルール・セットの編集」ページが表示され、新しく定義したアクションが表に表示されます。
-
ルール・セットの作成ウィザードの残りのページを完了して、「ルール・セットの作成」/「ルール・セットの編集」ページに戻ります。この時点で、2つのRCAイベント・ルールがルール・セットに追加されています。
-
「保存」をクリックしてルール・セットに対する変更を保存します。