遅延時間の概要

前述のように、インシデント・マネージャのRCAは、受信するターゲットの停止イベントが継続的に評価され、原因分析の状態が更新される反復プロセスです。受信するターゲットの停止イベントに応じて、一定の時間(分)、根本原因は根本原因のままである場合も根本原因ではなくなる場合もあります。元のターゲットの停止イベントが、後で兆候として分類されることがあります。ターゲットの停止イベントが報告、分析され、それについてのアクション(インシデントの作成など)が実行される時間を見越すために、ルール・セットの作成時にイベント評価の遅延時間を定義できます。

前述の例では、ルールに遅延時間を設定せずに、兆候以外のイベントについてインシデントが作成されましたが、最終的に兆候になった兆候以外のイベントに作成されたインシデントが存在する可能性があります。

ルールに遅延時間を追加するには:

  1. ルール・セットの作成ウィザードの「アクションの追加」ページで、「追加」または「編集」(既存のルールの変更)をクリックします。「条件付きアクションの追加」ページが表示されます。
  2. 「アクションの条件」リージョンで、「指定された条件に一致する場合のみアクションを実行」を選択します。条件のリストが表示されます。
  3. 「指定された期間の間オープン状態になっていたイベント」を選択します。
  4. 必要な遅延時間を指定します。
  5. 「続行」をクリックして、ウィザードの残りのステップを完了します。